堕ちた空の女王 終盤(イカロス/そらのおとしもの) (Pixiv Fanbox)
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堕ちた空の女王 プロローグ~中盤(イカロス/そらのおとしもの)
原作:そらのおとしもの キャラ:イカロス シチュ:智樹の家で勉強会をすることになったメンバー。その準備のため買い出し班と掃除班で分かれることに。掃除を担当するイカロスと風音日和は智樹の部屋でエロ本を見つける。ほぼ掃除は終わっていたこともあり二人は本を開く。 イカロスは淡々と日和はドギマギしながら読...
「誰からヤルんだ」
「それじゃひとつ、ここは俺からお相手してもらおうかね」
抜け目なく一番手を奪ったのはベンだった。イカロスの脚を開かせるとその間に身体を入れ込む。膝の裏を掴み、ぐっと押し上げると腰が浮き上がり、割れ目から泡立った精液が溢れ落ちた。
「こいつが欲しいか? 欲しいよな? ほら、ちゃんとお願いしろ」
なんと答えたらよいのかイカロスはジャレッドに視線で問いかける。
「抱かれてる間はこいつらを俺だと思え。俺にするのと同じように奉仕するんだ」
マスターの言葉にイカロスが頷く。
「ください……私におちんぽ……ください……」
「どこに何を入れてほしいんだ? はっきり言わなきゃ分からないぞ」
「私のいやらしいおまんこに入れてください……ぐちゃぐちゃになるまで掻き回してたくさん中に出してください」
「分かった。望みどおりしてやるよ」
ベンはズボンを下ろし、勃起しきったペニスを取り出した。既に先走り汁が滲んでいるそれをあてがい一気に突き入れる。
「んひっ、ふあっ、あはっ、あぐっ、んぐぅううっ♡♡♡」
パンパンと音を立てて腰を打ち付けられるたび、結合部から愛液が飛び散りテーブルを濡らしていく。
「おおっ! おほっ! すげぇ締め付けてくるぜ! おらっ! もっと締めろ! 俺のチンポの形を覚えるんだよっ! この淫乱めっ!」
「んひっ♡ あひっ♡」
言葉のうえで責めているのはベンだが、実際には彼のほうが追い詰められていた。挿れただけで全身から滝のような汗を流し、眉間に皺を寄せ、小鼻を膨らませて快感に耐えていた。せっかく挿入できた極上まんこを堪能するまではイケない、三擦り半でドピュッでは男の沽券に関わると我慢しているのは明白だった。
「くそぉ! なんてまんこだよ」
ベンが背筋を震わせながら叫んだ。そこまでかとサイラスも息を呑む。童貞の小僧でもあるまい、それなりに女を抱いてきた大の男が、手もなくイカされようとしている。あの雌穴はそれほどまでに凄まじいのか。
「イクっ、イクっ、イクっ!」
ベンが歯を食い縛りながら絶頂を訴える。腰の動きが速くなったかと思うと小刻みに痙攣し始めた。どうやら射精が始まったらしい。
「あー出る出る出るぅー!」
叫びながらベンはカクカク腰を振って膣内射精を果たした。ゆっくりとペニスを抜き取ると白濁液が流れ出てきた。
「ふぅ……」
射精を終えて一息つくと、次の男が待ちきれないとばかりに名乗りを上げる。
「退け! 次は俺がヤらせてもらうぜ」
サイラスが道を開けるとパンチョは萎えたペニスを往生際悪く挿れたままにしているベンを突き飛ばした。床に転がったベンが立ち上がるよりも早くパンチョのイチモツがイカロスを刺し貫く。太っちょパンチョのちんぽは長さこそ普通だが腹回り同様に肉付きがよく、周長は平均サイズを上回っていた。
パンチョは慣らし運転もなく最初からトップスピードで抽送を始めた。肥満男の動きに合わせてイカロスの身体が前後に揺れる。パンチョが激しく動くたびに彼女の口から喘ぎ声が漏れ、口の端からは涎が垂れた。腰の律動に合わせて乳房が大きく弾む。パンチョの顎の肉もブルブル揺れていた。全身の贅肉を震わせ、野盗団に入らなければ彼の容貌では一生縁がなかったであろう美少女の肉筒を好き勝手に使うパンチョは、ニヤニヤと脂下がった笑みを浮かべる。己が世界の中心とでも思っているかのような優越感に浸っている顔だ。
やがてパンチョの顔が紅潮し始めた。息が荒くなる。抽送の合間に動きを止め、休み休み腰を動かす。そうしなければ簡単にイッてしまいそうなのだ。
「おい、早くしろよ」
遅延行為も甚だしいパンチョにギャラリーから野次が飛ぶ。
「うるせぇ、黙ってろ」
「そんなんじゃ夜が明けちまうだろうが」
「分かってる」
「だったらさっさと動け」
「黙れって言ってんだろ!」
「ああ、そうかい」
「くそっ、こんなはずじゃ」
言い返すなりパンチョは激しく動き始めた。
「んっ、んんっ、ふっ、ふんっ、んっ、んんーっ!」
パンチョの一突きごとにイカロスの口から甘い吐息が漏れる。彼女は突かれるほど感度が増していっているようだった。背中を反らし、下腹部を前に突き出して、自分からパンチョの脂肪に埋まった恥骨へ自分のクリトリスを押しつける。そして膣壁をうねらせ、絡みつかせ、絞り上げるように締めつけた。その刺激を受けてパンチョはますます昂っていく。
「くっそ、この女、マジで名器だ」
パンチョは自分のイチモツに自信があったのだろう。一週間前に男を知ったばかりの小娘に負けるはずないと考えていたに違いない。それがどうだ、今は彼のほうが搾り取られている。熟練の女よりも巧みに男を責め立ててくるではないか。サイラスには同じ男としてパンチョの気持ちが手に取るように分かった。天使の見た目をした性欲の悪魔に負けて搾り取られる。限界ギリギリまで我慢するが最後は負けて一滴残らず膣内に射精してしまう。それは悔しくて堪らない一方で、どうしようもなく興奮してしまう。
「あひいっ、ああ、いいいっ、ああ、あああん」
それにしても本当にいい声で啼く女だ。目を閉じて声だけ聞いてても射精しそうになるのだからたまらない。サイラスはズボンの中で先走りに混じり、精液も何滴か漏らしてしまっていた。
「ほら、イカロス教えただろ。感じてるときは恥ずかしがらず下品に喘ぐんだ。どこがどう気持ちいいか言葉にして男を挑発するんだ」
静かに二人のセックスを見物していたジャレッドが横から声を掛けた。この一週間で彼好みの語彙も教育済みらしい。
「はひいっ! はぁ…んあぁああっ…う、ああっ、こ、ここ…っ、いいっ…ひぎいいっ!」
「ここじゃわかんねーぞ! そいつらを俺だと思えって言っただろ。いつも俺としてるときそんな上品だったか」
「ヒグゥッ! あっ、あっ……ああぁ……あぐっ、あ、ああ……も、もっとぉ……ふあぁっ……はあああぁっ! あ、あっ、あーっ♡ すき、すきですぅ! ペニス、すごい、きもちいいぃ……っ!」
「そうだ。もっと言え!」
「あおっ……ほっ……あ゛っ、お゛っ、あ゛っ! おちんぽ気持ちいいですっ……もっと私のおまんこほじって……おちんぽでほじほじしてくだしゃいぃいいぃいぃいぃいい」
一度口にしたら箍が外れたのか、イカロスは続けて淫語を話す。
「ひぃ、ひいぃっ……んひぃっ……わ、わたしは……あ、ああ……オチンポ……き、気持ちよしゅぎてぇっ……もう、らめぇ……っ! もう、らめです!」
穴の具合だけでも年上の男たちを手玉に取る美少女が、さらに耳元で淫語サービス。しかも飛びっきりの美声ときたらパンチョの我慢も理性ももたなかった。
「うおおおおぉおおっ!」
雄叫びを上げて、パンチョはイカロスの子宮目掛けて大量の精液を流し込んだ。
「あっ、あっ、あ、あああ、出てる、熱いのいっぱい出てます! ん、んんんんーっ!」
パンチョの射精を受け、イカロスも身体を弓なりに反らせる。脚をピンと伸ばし、爪先を真っ直ぐに伸ばして緊張させる。同時に絶頂を迎えたらしい。パンチョの射精量は凄まじく、結合部から溢れ返った白濁液がテーブルに水溜りを作っていた。
まるで豚の交尾だなとサイラスは思った。
「お前たち身体に変化はないか」
ジャレッドが聞くとベンもパンチョも首を捻る。なぜそんなことをと質問の意図から掴めていない様子だった。
「どうやらイカロスを抱いても強化されるのは俺だけのようだな」
「正式にマスターの契約を結んだ人間だけが直接的な恩恵を受けられるようですね」
「肝心なことは分かったし、今日はここまでにするか」
「――えっ?」
サイラスは驚きの中に恨みがましい気持ちが混ざった声を出した。三人指名しておいて自分だけイカロスを抱けないのか。それはあんまりじゃないか。
「不満そうだな。そんなに俺の女を抱きたいのか?」
ジャレッドの問いにサイラスは黙って頷いた。
するとジャレッドはニヤリと笑って言った。
「冗談だよ、冗談。お前いつも真面目だからちょっとからかいたくなってな」
「……ひどいですよ、まったく」
「早く機嫌直してちんぽ出しな」
サイラスはズボンを下ろし、陰茎を露出させた。そこは男たちに抱かれるイカロスの姿で先走りの汁だらけになっていた。むわっとまだ何もしてないうちから青臭い臭いが漂ってくる。それを恥ずかしいと思う余裕もなくサイラスはイカロスに近づいた。
「後ろを向いてくれないか。四つん這いでしたい」
ジャレッドに後背位で貫かれてる姿を見たときから自分もバックでしたいと思っていた。
「はい」
イカロスは素直に従って、言われた通りの体勢になった。三者三様のペニスでかき回された膣口は緩み、膣奥まで精液を注がれた様子が丸見えだ。イカロスが魔物ではなく他の世界から来た人間なのだとしたら、これだけ膣内射精されて妊娠しないはずがない。連日連夜ジャレッドに抱かれた段階で避妊など手遅れだったろうが。
「挿れますよ」
「お願いします」
形ばかりの許可を取ってサイラスはすぐに挿入する。亀頭が肉襞を掻き分けていくと、それだけでイキそうになった。処女喪失から一週間しか経っていないというのに、すっかり男を受け入れることに慣れてしまったようだ。柔らかくなった肉壺の感触を楽しむようにゆっくりと腰を前後させ、徐々に抽送の速度を上げていく。肉槍の先端が最奥に達するたび、イカロスの口から甘い吐息が漏れた。彼女の身体が感じれば感じるほど膣壁は収縮し、男根を締め付ける力が強くなる。快楽を求めるだけの獣になって腰を振る。
バックから力強く腰をイカロスの尻に叩きつけた。肉同士がぶつかる乾いた音が響くたびに彼女の口から喘ぎ声が上がる。
「あっ♡ ふっ、ぐぅ、あぁっ、ぅう、んっ! はぁっ、あっ」
その声がまた男の劣情を煽る。彼女の膣奥を突き上げるたびに愛液が溢れ出す。そのおかげで抽送運動は非常にスムーズだった。トプトプと吐き出された粘液を亀頭に絡めて滑らかに出し入れする。抽送速度を上げ、より強く膣壁に擦れさせた。カリ首がGスポットを引っ掻くと彼女は背中を仰け反らせた。
「はっ、ひっ、ひんっ♡ あ ゙っ、あ ゙っ、あ ゙っ♡」
「気持ちいい? それとも痛い?」
「い ゙っ、いいっ♡ あ ゙っ♡ あ ゙っ♡ あ ゙っ♡ ああ ゙っ♡ お ゙っ、お ゙っ、お ゙っ♡♡♡」
痛みはないようだが快感に支配され満足な返事もできない。
「そうか気持ちいいか。じゃあもっと気持ちよくしてあげよう」
そう言うとサイラスは抽送の動きを速めた。パンパンと肌を打つ音が大きくなる。激しい動きのせいでテーブルが軋み始めた。イカロスがテーブルごと引っ繰り返らないよう数人の男たちが端を押さえた。周りが慌てても二人はお構いなしだ。脇目を振る余裕あるなら腰を振る。サイラスはイカロスの乳房を鷲掴みにして乳首を抓った。
「あんっ、はぁっ、き、気持ちいい、ですっ、おまんこっ、おまんこっ」
「イカロスのナカも気持ちいいですよ」
膣奥まで挿れると子宮口が亀頭を咥えこみ射精を促すようにちゅうちゅう吸い付いているのが分かる。子宮口は亀頭の先端部分を包み込んで離さない。子宮口だけではない。まるで膣全体が一つの生き物になったかのように蠢き絡みついてくるのだ。特に入口付近は無数のヒダヒダで覆われていて、それが竿や裏筋を擦り上げてくるのだから堪らない。油断したらすぐにでも出てしまいそうだ。
(いくら名器だからといって、年端も行かぬ少女相手に簡単に搾られるわけにいきませんね)
きっとイカロスの腟内を経験した男たちは、みな自分と同じように思ったのだろう。なんとか歯を食いしばって耐えてきたに違いない。彼らに倣ってサイラスも射精欲を抑え込む。
流れを変えなくてはいけない。反撃を狙って今度は浅い部分にあるザラついた箇所を狙って突き入れた。ここもまたいいポイントらしく、突くたびにイカロスは腰を跳ね上げて悦んだ。
「あっ、そこっ♡ や、あぁっ、そこっ、そこっ」
そこっ、そこっとばかりイカロスは繰り返す。たとえ言葉にできなくとも反応を見ていれば分かった。彼女の特に好い部分を捉えてしまったらしい。
「ここ?」
見つけた彼女の弱点に亀頭を押し当てながら聞く。少女は桃色の髪を激しく振り乱してうなずいた。そして自ら尻を押しつけてねだってくる。
「んっ! んっ! いいっ! もっと、もっと強くっ!」
少女から引き出した初めてのおねだり。それに応えなければ男ではない。イカロスの狭い蜜壷の中を何度も往復して擦りあげる。そのたびに結合部から白濁液が流れ出した。既に何発も中出しされてしまっているので無理もないだろう。サイラスは膣内でカリ首を肉襞に引っ掛ける。ナカのビラビラにこびり付いた精液をかき出すように腰を使った。
「んはあぁ、いいっ! いいです、イキます! あっ! あっ! あぁぁ!」
絶頂が近いのか、少女の全身が痙攣し始める。膣内の動きも不規則になり、まるで別の生き物のようだ。それでも構わずピストンを続けると、やがて絶頂を迎えたのか一際大きく身体を反らせて硬直させる。
「あっ、あんっ、あっ、あっ、んん〜〜っ、ひうっ、あうんっ」
同時に膣内が強く締まり精液を吸い取ろうとしてきた。あまりの締め付けの強さに思わず射精してしまいそうになるもののぐっと堪える。まだ終わらせるには惜しいと思ったからだ。
「はぁ……ん……ぁ……ふあぁ……」
絶頂を迎えた余韻に浸っているのか、それとも体力を使い果たしてしまったのか、ぐったりとテーブルに突っ伏すイカロスに声をかける。
「大丈夫ですか?」
「……はい……大丈夫れすぅ……」
呂律すら回っていない。完全に蕩けきった表情からは普段の無表情さなど微塵も感じられない。休みなく連続で四人の男から膣内射精されるなど娼婦のほうがマシなくらい淫らだ。
「まだ私はイッてないからもう少し付き合ってもらいますよ」
イカロスの脚をテーブルから下ろして今度は立ちバックで挿れた。
「ふぁああっ」
サイラスはイカロスの片脚を持ち上げ、犬が小便するようなスタイルで責め立てた。彼女の体重を支えるのは地面に下ろされた片脚と股ぐらで繋がったちんぽだけ。ぱっくり開いた淫裂に男性器が抜き出しするところを見ようと見物人どもが一方に集まった。
「ああ、深い、奥まで、奥に、当たって、もう、無理、壊れてしまいます」
「壊れませんよ、この程度で」
「そ、そんな、これ以上、されたら、私、わたし、あ、ああ、ああーっ」
イカロスの身体が小刻みに震え、膣壁がきつく締まる。達してしまったようだ。再び腟内がギュッと締まる。今度はサイラスも堪えられなかった。
「くっ、射精しますよ」
「は、はい、出して、中に、たくさん、注いでください」
イカロスは膣口を引き締めて精液の放出を促した。彼女の要望どおり、サイラスは膣奥めがけて精液を放った。
「あっ、熱い、精液、いっぱい、来て、イク、また、イきます、んんんんんっ!」
膣内射精を受けてイカロスは再度オーガズムに達した。全身をビクビク震わせている彼女から陰茎を抜くと栓を失った秘所から精液が溢れ出す。それは太腿を伝って膝下まで垂れていった。
疲労と名器に搾り取られた快感でサイラスの膝からも力が抜ける。カクッと脚に力が入らなくなって床に尻餅をついた。その衝撃で股間に残っていた精液が少し噴き出た。最後の一絞りがピュッと放物線を描いて地面に落ちる。
(ふぅ、さすがに疲れましたね)
息を整えているとジャレッドが近づいてきて声をかけた。
「お疲れさん。いい余興だったぜ」
どうやら彼も満足したようだ。彼の後ろにいる男たちも興奮に血走らせた目で頷く。男たちのほうを振り向いてジャレッドが言った。
「おーし、こっからは無礼講だ! イカロスとやりたい野郎どもは全員出てこい。好きなだけちんぽ気持ちよくしてもらえ」
一瞬いいんですか! と驚く空気が子分たちの間に流れたものの、ジャレッドが本気だと知ると一斉にズボンを脱ぎ捨てイカロスに詰め寄った。
「俺たちゃお前のせいでムラムラしっぱなしなんだ。やっと俺たちにもお鉢が回ってきたぜ」
「そうそう、お前のせいなんだから責任取ってくれよ」
「安心しろって、ちゃんと気持ちよくしてやるから」
口々に言いながら男たちは勃起させて先走り汁を垂らし始めた。彼らの欲望は既にはち切れんばかりに膨らんでいた。
「おいおい、お前らどんだけ溜まってんだよ」
「お前こそ、ちんぽバキバキじゃねえか」
ゲラゲラ笑う男衆。彼らは順番など決めず、準備ができた者からイカロスの美しい肉体に群がった。床に引きずり下ろされた少女は前後から挿入される。前門の虎、肛門の狼というやつだ。
「あっあっあっ! あんっ! は、激しいぃ! もっと……もっと突いて、くださいぃっ! あぁんっ! あっあっあっあっ! もっと、もっと……もっとぉ!」
二穴を同時に責められて彼女は悦んでいるように見えた。快楽に乱れるイカロスを見て男たちのボルテージも上がる。早くイカせてやろうとか、もっと激しくしてやろうなどと競い合うように腰を振った。
「お手々が留守だよイカロスちゃん。おまんことケツ穴同時に責められて夢中になるのも分かるけど、お口と手も使ってちんぽ気持ちよくしようね」
男たちに突き上げられるイカロスの左右に別な男たちが近づく。彼らは手に一本ずつ肉棒を握らせた。両手に茎の状態でイカロスは左右それぞれ手コキする。合間にフェラチオもしなければならず休む暇がない。
さらに横から手を伸ばしてきた他の男に乳首を弄られたり乳房を揉まれたりする。イカロスは乳首を摘まれるたびに感じてしまい手を止めてしまう。
「ほら頑張れよイカロスちゃーん。もっと気合い入れてしゃぶってくれないとイケねえよー」
「う ゙っ、むぐっ! ぐぶっ! おごっ! げぼっ! あぶぅっ! んじゅっ! んぐんぐぅっ! んふーっ! んむっ! んふっ! んんぅ〜〜〜っ! んはぁぁ……♡ はぁ♡ はぁ♡」
「イカロスまんこ本当にすげー。大人しい顔してナカは下品に絡みついてきやがる。そんなに俺のちんぽ気に入ったか。おれもイカロスのまんこ大好きになったぞ」
「ケツハメもだ。こんなの知ったら他の女なんか抱けなくなっちまう」
「んんーっ! んぶーーっ! んじゅるるっ! ぐふっ! ぐふぅーーっ! んぶっ! んぼっ! ずずっ! んはっ! ぢゅりゅっ!」
男たちが口々に自分の肉体を称賛する声を聞きながら、イカロスは左右のおちんぽ相手に頭を振った。頬肉を擦りつけて射精を促す。
口の中で爆発寸前のおちんぽたちはすぐに射精を迎えた。口中に粘っこい精液を吐き出される。生臭い臭いが広がり脳髄を刺激する。イカロスはそれを飲み干していく。
前の穴に挿入していた男の動きが変わった。フィニッシュするための動きだ。後ろのちんぽも連動してゴールに向けたスパートをかける。阿吽の呼吸で男たちは前後の肉筒をかき回す。子宮口に亀頭が当たると腰が抜けそうなほど気持ちいい。頭が真っ白になって何も考えられなくなる。
「ああ、イク、イクぞぉ」
「俺もだ、出すぞ!」
前後で男が二人同時に射精した。膣壁と直腸を火傷してしまいそうな熱を感じた。ナカ出し精液に子宮を叩かれ頭の中がスパークして意識が飛ぶほどの快感を覚える。
「ふああぁ♡ 奥っ! 子宮突かれてっ、おまんこ蕩けるぅ! あひっ、ひゃあんっ♡ あっあっあっ♡」
絶頂の余韻に浸る間は与えてもらえない。すぐに別な男たちが再び二穴に挿入する。イッたばかりで敏感になっている膣壁を擦られイカロスは悶える。
「おぉ〜、すっげえな。イキっぱなしかよ」
「ちょっと休ませてやれよ。イッてる最中に動かすの可哀想だろ」
「そう言うお前だってケツ穴バコバコ突きまくってる癖に」
男たちは雑談しながらも腰の動きは片時も止めない。
「あっあっあっあっあっあっああっ! お尻も、おまんこも、いい、いいです、もっと、奥まで、突いて、くださいぃぃぃっ!」
「言われなくてもそうしてやるぜ!」
男は宣言通り、一気に奥まで貫いた。内臓ごと押し上げられるような衝撃でイカロスは口から空気の塊を吐き出した。前から後ろから、両方の穴が擦り上げられ掻き回される。もう手に力が入らないのか、ちんぽを握り続けることもできない。それでも容赦のない抽送運動は続く。
「いぎぃぃぃっ! ぐひっ、あっ、んひっ、あっ、あっ、ああぁぁ、ひっ、んひぁぁぁああっ!」
***
あの日からイカロスは野盗団全員の慰み者になった。基本はジャレッドの情婦だが、彼は手柄があった子分に報奨としてイカロスを抱く権利を与えた。望めば金銭での支払いも可能だが男たちは誰も彼もがイカロスを求めた。それほど彼女の性器は具合がよかったのだ。
サイラスが危惧したイカロスの裏切りはなかった。彼女はジャレッドに付き従うことに喜びを見出しているようだ。マスターの命令とあらば戦闘では容赦しない。袂を分かったコリアー男爵が差し向けた騎士団を眉ひとつ動かさず殲滅してみせた。
人の死をなんとも思ってない冷徹さの一方で、マスターに抱かれると感泣に頬を濡らす。普段は相変わらず口数少ないのに、男に抱かれるときだけは激しく身悶え、仕込まれた淫語を口にする。そのギャップもまた男たちを燃え上がらせた。
熟れた日々のなか、最近イカロスは男に抱かれていると優しそうな少年の幻覚がチラつくようになった。彼は柔らかい声でイカロスの名前を呼んでくれる。その顔に、声に、イカロスは覚えがある。何か大事なことを忘れている。自分の一番重要な記憶。思い出さなければいけないこと。
少年のことを考えるとイカロスは胸の動力炉に変調を感じた。
そんな彼女の思索を邪魔するようにジャレッドが腰を振る。
「おい、何考えてんだ? 俺以外の男のことか?」
図星だった。しかし答える余裕はない。彼に与えられる快楽に翻弄されてそれどころではなかった。
「ちが、違うっ、ひうっ、ぁあっ」
なんとかそれだけ絞り出す。
彼女はそれ以上何も言わなかった。ただ喘ぎ声だけが響く。ジャレッドも深くは追求してこない。
イカロスは身体を抱き起こされ繋がったまま体位を変える。対面座位の体勢を取らされた。自重によってさらに深く貫かれ、たまらず仰け反った。そんな彼女にお構いなく男は下から突き上げるように腰を揺すった。女の弱点を知り尽くした動きだった。
(あぁ……あっ、イク……ぅ、イクぅぅ……!)
快楽中枢を直接殴られるような衝撃に襲われて彼女は絶頂を迎えた。背中を反らせガクガク痙攣させる。
そんな最中でも少年の顔がちらつく。彼のことを考えようとすると途端に胸が苦しくなった。この感覚を知っているような気がする。だけど思い出せない。どうしても思い出せない。大切なことだったはずなのに。
「くっ……出るぞ……膣内で受け止めろ!」
宣言した直後にジャレッドがイカロスのナカに吐精した。孕ませる気満々の粘っこいドロドロ精子にイカロスは思考まで真っ白く塗り潰される。
イカロスの切実な想いは快楽に押し流されていった。
あとがき
『そらのおとしもの』久しぶりに見たらイカロスの格好がエッチ過ぎて。常時おっぱいが転び出そうだし、スカートの長さなんか隠す気ないし、あの声で耳元で囁いてくれるしで押し倒さない智樹は鋼の自制心を持ったスケベだと思いました。
だいぶアニメでは端折られてるけど漫画だと後半に厳しい展開の連続だし、メインキャラでもバンバン死んじゃうんですけどね。