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 全男子諸君に問いかけたい。


「エッチしよっか」


 この台詞を顔も体も雰囲気もエロい異性の先輩に言われて我慢できる男が居るだろうか。


 シチュエーションは部活で出かけた沖縄合宿、体調を崩した後輩と看病のために残ってくれた先輩である。年齢は女のほうが二個上。男のほうは今春大学に入学したばかりで正真正銘、どこに出しても恥ずかしいピカピカのチェリーボーイ。


 異性に求めることを聞かれ「言い難いが体」と一瞬も言いよどむことなく断言する、ヤリたい盛り雄盛りの男子が誰も居ない部屋で二人きり、女のほうから誘われたのである。


 これが目下、伊豆大学機械工学科一年・北原伊織の置かれてる状況だ。


 伊織を誘っているのは青海女子大三年の浜岡梓。僅か二歳差とは思えない大人で妖艶な雰囲気に、推定九十センチはある巨乳。この人が童貞を貰ってくれるなら狂喜乱舞して一生の思い出にする男も多かろう。


 二人はダイビングサークル『Peek a Boo(ピーカブー)』で知り合った。何かと言えば酒を飲んでは騒ぎ、隙あらば服を脱ぐ男連中に混じって梓も下着姿で酒盛りに参加する。そのたびに伊織は彼女のスタイルの良さを意識した。何度も見てるんだから慣れるだろうと言う向きもあろうが、異性の体に興味津々な童貞に慣れなどない!


 いまもベッドに座り、脚をまったく隠せてないホットパンツから伸びる太ももに目を奪われている。その状態で梓の質問が頭の中で反響した。


 エッチしよっか。


 ヤリたいに決まってる。ヤレるものなら。しかし梓が自分で言ったように、一度ヤッてしまったことでこれまでのあっけらかんとした関係が崩れ、お互いを異性として意識するようになりギクシャクするのでは困る。そういう空気は周りにも伝わるだろう。


 梓さんは美人だから本音ではヤリたいと思ってる先輩も居るんだろうな。だけどサークルの和を乱したくないから我慢してるんだろう。そこで一年の俺が手を出して、もし梓さんが気まずくなってサークルを抜けたりしたら……。


 体育会系ノリのさっぱりした先輩が多い『PaB(Peek a Booの略称)』だが、女絡みではどうか一度も試したことがない。もし梓が抜けるなら伊織だけ残るのも居心地が悪い。いずれ自分も辞めねばならないだろう。


 せっかくダイビングや水中の魅力が分かってきたところなのに。


 そのリスクを梓も理解している。それでも彼女は誘ってくる。


「本気でしたいって言うならいいけど?」


 ベッドに浅く腰掛け、首を傾げて決定権を伊織に委ねる梓の姿は、押し倒され待ちに見えた。ここで男を見せれば童貞卒業できる。だがヤッてしまった後のことを考えると腰が引けた。


「……や…………めとき…………ます……」伊織は血の涙を流す無念さで梓の誘いを断った。


「あはは。そりゃ残念」いつもの調子でなんてことないように梓は言う。


 自分は千載一遇の好機を逃してしまったのだ、せっかく梓のほうから誘ってくれたのにと伊織は悲嘆に暮れた。


 その後、伊織はPaBの先輩・時田に彼女が居ると梓から聞き、あの非常識な先輩に彼女が居てなぜ俺にはできないんだと自棄酒を呷った。そこには多分に八つ当たりも含まれている。


 俺は梓さんで童貞卒業のチャンスをふいにしたのに、時田先輩は帰ったら彼女とヤリまくりかよ!


 伊織の自棄酒に梓も付き合って二人はべろんべろんに酔っ払う。普段はPaBの中でも酒豪に数えられる伊織だが、今日は体調を崩して弱っていたせいだろう。いつもより酒の回りが早かった。


 宿にあったウォッカの瓶を二人で空にし、冷蔵庫のビールも空けると正体を失い始めた。


 そんなときに梓は再び聞いてきた。


「本当にヤッとかなくていいの? 私は伊織とならエッチしてもいいよ」


 一度目の問いかけは理性と自制心の勝利だった。一時の快楽とサークルでの人間関係を秤にかけて後者が勝った。しかし今回は酒で理性という名のブレーキが壊れている。


 とある研究によれば酒で酔っても道徳観が壊れるということはないらしい。アルコールが性格や人格を変えてしまうのではなく、その人が元から持っていた道徳観が脳の理性を司る部分の麻痺によって表出するのだそう。


 つまり酔ったときの行動は、その人が日ごろから思ってるけど我慢してることである可能性が高い。


 いまの伊織が我慢してることと言えば? めちゃくちゃエロい体した先輩と猿のようにヤリまくりたいが、後のことが怖いから断ろうである。


 これが酒の力でタガが外れるとどうなるか。


「やりましょう梓さん! 俺のビッグマグナムで先輩の余裕ヅラ引っ剥がして女の子にしてやりますよ」


「うわ~伊織にヤラれちゃうんだ私。だけど伊織って童貞でしょ? 私のこと|理解《わか》らせるなんて言う前に、自分がソーロー発揮しないでよ」


 こちらも酒が回ってる梓は伊織の挑戦を正面から受け止めた。


 かくして二人はセックスの準備を始める。手元がおぼつかない中で服を脱ぐ。


 伊織は梓の黒ランジェリー姿に興奮した。何度も見たことある姿だが同じサークルの先輩としてでなく、これからヤッちゃう女として見ると普段の五割増しでエロく感じた。


「まっ♡ 伊織ったら元気。風邪もう大丈夫かな」


「どこを見て言ってるんですか」


 一刻も早くヤリたくて伊織は身に着けていたものを全部脱ぎ捨てた。彼の体の中心で初体験に期待する雄の象徴が屹立する。触れられる前から年上美女の熱い視線に反応してピクピク跳ねる。


「そんなの伊織のちんぽに決まってるでしょ。しょっちゅう脱ぐからもう見慣れちゃったけど、これから自分のナカに入ってくるちんぽだと思って見ると新鮮ね。結構おっきい♡」


「そんなの俺もですよ。酒盛りのときに脱いでる梓さんより、いまの梓さんのほうが何倍もエロいです。この人で童貞卒業できるんだと思うと幸せすぎて、熱が上がって倒れそうです」


「そういうお世辞も言えるんだ。だけど伊織、そういうことは千紗ちゃんに言ってあげないとダメだよ」


 千紗とは伊織の従姉妹で大学に通う間は同居させてもらっている古手川家の次女だ。


「どうして千紗が出てくるんですか?」


 そんな話の流れではなかったはずだが。


 あぁ~と呆れたように梓はため息をつく。「この話は追々自分で気づかなきゃね。私が答えをあげたらつまらないでしょ」


 はぐらかされたような気分で生返事する伊織の前で、梓が自分のブラに手をかける。ホックを外すと戒めから解かれた大きな乳房が、たゆんと揺れた。


 梓さんのおっぱい! ヤバいくらい興奮する。女の人の生おっぱいを見るのも初めてなのに、相手が梓さんクラスの美人なんて始まる前から射精しちまう。我慢しろ俺。祖母ちゃんの顔を思い出してしのげ。


 悶え苦しむ伊織を余所に梓はショーツに手をかける。するするっと太ももから布を抜き取る。前屈みになって足首を抜くときには、先に自由になっていた乳房が、どたぷんと吊り下がった。


「脱いじゃった。伊織に全部見せちゃうね」


「見てもいいんですか」


「見なきゃエッチできないでしょ」


 当たり前じゃないと梓は笑う。その当たり前のことさえ忘れてしまうほど伊織は彼女の裸体に圧倒された。


 水着姿も下着も何度も見てきたが、たった布一枚ないだけで女の裸は、こんなにも艶めかしさを増すのか。おっぱいのサイズに合わせて少し大きめの乳首と乳輪が生々しい。自分が現実の女を抱こうとしてると思い出させてくれた。腰のくびれを目で追うと梓の秘部が視界に入る。さすがにそこは飲み会で脱いでも一度だって拝ませてくれなかった。叢の下に姫割れが息づいている。その奥にちんぽを挿れるための穴があると思うと心臓の鼓動が早まった。


 気ばかりがはやって何から手を付けていいか分からない童貞の前に梓が歩み寄る。


 女性にしては高い身長百六十五センチ、伊織の百七十センチとさして変わらない彼女が、前から抱きついて唇を重ねてくる。


 セックスが初めてならキスの経験もないピッカピカのチェリーボーイである。童貞としては鏡面仕上げに磨かれたスペシャルな存在。そんな男が唐突なキスでできることと言ったら直立不動で受け入れ、リードしてくれる女の邪魔をしないことだけだ。


「緊張してる? 全身ガチガチだよ」


 ぷっくりとした唇を何度も押しつけられる。AVで見たディープキスとは違う、体の表面と表面を合わせるだけのキスだが、それでも頭がビリビリ痺れるくらい気持ちいい。


 梓さん、唇だけじゃなくて胸も押しつけてきてる。柔らかい。おっぱいが押しつけられるたびポヨンポヨンって……。


 女の唇と肉鞠の感触を楽しみながら伊織はされるがままにした。


「全身の中でも特にここがガチガチ」


「あ、梓さん!」


 梓の手がファーストキスで暴発寸前まで勃起した伊織の肉棒に触れる。痛いくらいに膨れ上がり、先端から我慢汁を垂らす肉棒を梓の手が優しく撫でた。


「伊織のちんぽ、すごく苦しそう。これじゃあ挿れてもすぐイッちゃうね」


 そうなのだろうか。経験ない伊織には分からないが、梓がそう言うならそうなのだろう。早くても|童貞卒業《はじめて》だから仕方ないのだが、男の見栄で少しは我慢したい。


 そんなことを考えていると梓が足元にしゃがみ込んだ。そして伊織の太ももに手を添える。


「少しでも長く私の|腟内《なか》に居られるよう先に一回抜いてあげる」


 言葉の意味を理解するより先に梓の舌先が伊織のモノに触れていた。先端の割れ目を舌先で舐められる。


続きはリンク先。

エロい先輩に「エッチしよっか」と誘われて断らなかった北原伊織が童貞卒業する話(浜岡梓/ぐらんぶる)

原作:ぐらんぶる キャラ:浜岡梓 https://twitter.com/sakazukiwohosu/status/1238057315401641984 シチュ: 『ぐらんぶる』5巻より、サークルの先輩に「エッチしよっか」とスポーツライクに誘われた主人公が泣く泣く断るシーンのifストーリー。 時田先輩に彼女が居ると発覚して自棄酒を呷った伊織が、酔った状態で「本...


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