【アンケあり】雪ノ下陽乃は、おじさまのハーレム要員に志願する (Pixiv Fanbox)
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おちんちんの前では魔王も女の子
雪ノ下陽乃。
雪ノ下雪乃の姉にして雪ノ下家の長女。
幼いころから多方面で才能を発揮。両親の期待に応えて文武両道の優等生として名を馳せてきた。人当たりも良く常にニコニコ明るく振る舞い、男女問わず高い人気を誇る。
陽乃を知る人間は彼女のことを完璧だと称賛する。県議会議員で建設会社社長でもある父親の後を継ぐため、幼いころから人より優れた人間になるよう育てられてきた彼女にとって、他人からそのように評価されることは己の人生が間違ってなかったと感じられる貴重な声だ。
もし母親が望むような人間に育っていなければ、同年代の女の子が楽しむ遊びの多くも我慢して、敷かれたレールを歩み続けてきた私の二十年間は何だったのとなる。
一方で表向きの顔に隠された真実の姿を見破る者も少数だがいた。
陽乃の真の顔は徹底的なリアリスト。甘っちょろく、中途半端で、なあなあな結末なんか認めない。他人に対しても、自分に対しても。にこやかに笑う仮面の下で常に周囲を観察する。知られてはいけない。自分が値踏みされてると知って良い気持ちになる人間のほうが少ないのだから。
だけど人と人との付き合いなんて、多かれ少なかれ値踏みから入るものよね。自分と価値観が合うか、仲良くなれそうか観察するのだって変わらないのに。思ってても言わないが。
その雪ノ下陽乃は、いま、裸で男に組み敷かれていた。俗に言う正常位で性器を結合する。一カ月前に彼女の処女膜を破ったモノと同じペニスが濡れたおまんこを出入りした。
「陽乃ちゃんの顔……綺麗だな……男なんて選り取り見取りなのに、おじさんとのセックスにハマるなんて悪い子だ」
「おじさんじゃない! こんなに逞しい男の人、おじさんなんかじゃない! あはあああああ♡ おじさま♡ おじさま♡ おじさま♡ 素敵なおじさまのおっきいおちんちんが、はるののおまんこゴシゴシしてる♡ あはぁあああああっ! ああん♡ そんなのぉ♡ おぢんちんすごすぎますぅ♡ 私、壊れちゃううぅ♡ ひぃいいい♡ おじさまのちんちん♡ おちんちん、すきぃいい♡ おっきしゅぎりゅううう♡」
普段の陽乃を知る者が見たら卒倒してしまうだろう台詞を、彼女は何の恥じらいもなく口にする。外では見せられない姿。聞かせられない声。だけどいいんだ。いまは。おじさまと二人っきりの寝室で、おまんこズコズコしてもらって気持ちよくなってるんだから。おじさまにしてもらってる間は自分を解放しても許される。
どれだけ陽乃がみっともなく恥知らずな姿を晒しても、おじさまは失望したりしない。それどころか彼女が、おじさまのおちんちんで乱れて恥ずかしいことを言ったり、甘えん坊になって「もっとおちんちん欲しいです」と言ったりすると喜んでくれる。
周囲の子供より早く大人になること、早熟であることを求められ、幼少期に両親からの愛を十分に受けられなかった陽乃にとって、子供っぽく振る舞うほうが喜んでくれる大人の存在は新鮮だった。
「んぃいいっ♡ おじさま、おじさまぁあっ♡ 陽乃のおまんこ、いっぱい突いていーよっ♡ きもちいー? おちんちん、きもちいいっ? 陽乃のおまんこで、おじさまのおちんちんきもちいいですか? 陽乃は、おじさまのおちんちんで、おまんこきもちいいよ♡」
「陽乃ちゃんは大人っぽい子だと思ったのに、おちんちん入れられると急に幼くなっちゃうんだな。こっちが素なのかな?」
「大人っぽくなんて……そうしないと評価してもらえないから、|母親《あのひと》が望む娘じゃないと失望されるから普段は頑張って演じてるだけ。何枚も仮面を着けて。だけど、おじさまのおちんちんが私の仮面、全部叩き割っちゃった!」
正常位で突き上げられながら陽乃がブリッジする。背中を弓なりに反らせ、腰を浮かせた不安定な姿勢でおまんこを締め付けた。腰を高く上げると挿入の角度が変わる。斜めに入ってきたおじさまチンポは、絶妙な角度で陽乃のGスポットをグリグリしてくれるのだ。
「あっ♡ すごっ♡ いぃ……これ、すっごくいぃっ! おじさまのおちんちん良すぎて、仮面なんか被ってられない。おちんちん以外のこと考えるなんて失礼! 女の本性を曝け出させて素直にしちゃう罪作りなおちんちん♡♡ せっかく私が二十年も掛けて作り上げてきた仮面を壊しちゃう酷い人♡」
「私から言わせれば、たった二十年じゃないか。いまは人生の全てに思えるかもしれないけど、それはまだ陽乃ちゃんの視野が狭いからだよ。お母さんに与えられた世界だけじゃなく、いろんなことを見て視野が広がっていけば、人生は始まったばかりだと思えるようになるさ」
「ひぐっ……あふっ、あっ、お、お、おちんちんが、ぐりぐりって……ぁ、はひいっ! おじさまの言うとおりです。だって私、おじさまに教えてもらうまで、おちんちんがこんなに気持ちいいことさえ知らなかった! 私に人生をおしえてくれたのは、おじさまのおちんちんですぅ~~~~♡♡♡」
「陽乃ちゃんかわいいから告白してくる男子は多かったんじゃない? 彼氏作ろうとは思わなかったの」
「告白はいっぱいされたけど……あっ、そこそこ、もっと擦って……向こうもダメ元で冷やかし半分に来てるなって男の子が多かったから」
雪ノ下陽乃に釣り合う男なんてそうそういない。同年代の男の子はどこか気圧されたように、自分より上の者を仰ぎ見るように陽乃に接する。
おじさまは最初から陽乃を対等な相手として見ていた。男と女。おちんちんを入れる側と入れられる側。気持ちいいセックスができそうな相手。
「最近の若い子はだらしないなー。おじさんが陽乃ちゃんの同級生なら、絶対自分の女にして毎日愛し合うぞという気概で告白するのに」
おじさまが陽乃の上体を引き起こし、彼女を自分の膝に座らせる。対面座位で繋がった陽乃を上下に揺さぶりながら、目をとろんとさせてセックスの快楽に酔いしれている彼女にキスする。
子宮口を亀頭でコリコリ、ぷにぷにしながらキスすると、面白いように陽乃の体が跳ね回る。
「おくっ♡ ぐりぐりってっ♡ んっ♡ ちゅぅうっ♡ おいひぃ、もっとちゅーしてぇっ♡」
「抱っこしながらキスハメされるのが好きな陽乃ちゃんはかわいいねぇ。おじさんが大学生だったときに陽乃ちゃんは生まれたんだよ。ヘタしたら親子でもおかしくない年齢差のおじさん相手に、そんなに夢中になっちゃっていいの」
「あ゛あ゛っ♡ らめ゛っ♡ しきゅう、しょこらめっ♡ トントンだめっ♡ いっ♡ ひぃっ♡ んっ♡ ひうっ♡ ちゅぅうっ、ちゅっちゅっ♡ んっ、んふぅぅっ……♡ へうっ、ん、はふうぅっ……♡ はむっ♡」
上のポジションを取った陽乃が自分から積極的に舌を絡める。意地悪なことを言う口は塞いでやれっとばかり、おじさまに何も言わせないよう舌を吸い、口内を舐め回して溜まっていた唾液を啜った。
「やんっ♡ とまらなっ♡ こちゅこちゅ、らめ、ですっ♡ きもち、よしゅぎてっ♡ んっ♡ んむぁ――っ♡」
「エッチなベロキスも上手くなったね。最初は軽いキスでも怖がってたのに。……ふふっ、強がって経験あるフリしながら、ぶるぶる震えてる陽乃ちゃんもかわいかったな。それがたった一カ月で『今晩はおじさまのおちんちんが欲しいです』と自分から連絡してくるようになるなんてね」
「エッチな子になってごめんなさい」
「何を謝ることがあるもんか」
おじさまは陽乃の尻を鷲づかみにする。快感で腰振りのテンポが維持できなくなった彼女に代わって、固定した女体に下から腰を回し入れる。おまんこ内部の広範囲を攪拌する動きに陽乃の膣壁が反応した。肉襞をチンポに絡めながら、ぎゅぅんぎゅぅんと絞り上げるように膣全体が動く。
「んむっ♡ ん゛っふぅぅぅううぅっ♡ んひっ♡ んじゅるるっ♡ ちゅぴっ♡ んぶっ♡ んぢゅるっ♡ ふあぁっ♡♡ あっ♡ やっ♡ あ゛~~~~っ♡ あ゛あっ♡ あ゛ぅゔっ」
「自分がセックスの気持ちよさを教えてあげた女の子が、どんどんエッチなことが好きになってくのを見るのは嬉しいもんだよ。ちゃんとセックスは幸せで楽しいことだって伝えられたんだなと確信できる」
「はいっ♡ 教えてください。陽乃に気持ちよくて幸せなセックス、もっともっと教えてください。おじさまのおちんちんに教えて欲しいです」
「陽乃ちゃんは男を喜ばせる台詞の天才だね。優秀な頭脳フル活用でおじさんを奮い立たせるんだから。でもね、陽乃ちゃん。男を興奮させてばかりだと今夜は一睡もできないよ」
おじさまは膣内攪拌運動をやめ、再び膣奥を突き上げるピストン運動に切り替えた。様々な体位を可能にするため日ごろから鍛えているおじさまの腰が、陽乃の体を膝の上で跳ね上げる。頂点まで行った女体は重力に従って落下する。落ちてきた速度と陽乃自身の体重も合わさってチンポが最奥まで届いた。
「んひぃいいぃいぃぃっ! ふ、ふかいぃいぃぃっ! おじさまぁッ! おまんこのなかっ、しゅごいぃぃいッ! はひぃー♡ おほぉー♡ おほおおおっ♡ おおおっ♡ おおおっ♡ おおおっ♡ おじさまのおちんちん♡ はるののきもちいいところっ♡ おしつぶしてる♡ おじさま、おじさまぁ! そこッ、それ、凄いぃ!」
体の動きから一拍遅れて目の前で跳ね回る陽乃の乳房。女性らしく実った誘惑の果実におじさまは口をつける。頂上でフル勃起状態だった乳首を舌で弾く。
「ああんっ♡ おじさまぁ♡ 気持ち良い♡ 吸って♡ おっぱい吸って♡ すごいっ、すごいぃッ♡ おひぃッ! おじさまぁッ! 硬くて大きいおちんちんも、滑らかな腰使いも、おっぱい気持ちよくされる舌の動かし方も全部すごい! おじさまぁッ! 男の人のすごさを教えてくれてありがとうございます♡ 父の後を継ぐのが私の人生だと思ってました。だけど、こんなの教えられたら無理っ♡♡ あっ♡ あっ♡ 私が同年代の男の子に勝てたのは、セックスが絡まない世界だったから♡ 大人の世界――セックスが絡む世界になったら、簡単に男の人に負けちゃう♡ おじさまぁすごいっ! すごいですぅッ! おほッ! んふぅッ! こんなすごいエッチで気持ちよくされちゃったら、幸せで男の人の言うこと何でも聞きたくなっちゃう♡♡」
「とても悦んでくれてるようで嬉しいよ。陽乃ちゃんのおまんこ忙しく動いてる。自分がイキたいから同じタイミングで|射精《だ》してもらいたがってるんだな。|膣内射精《なかだし》で良かったんだよね」
「はっ、いぃ……ピル飲んでるから、いつおじさまに抱かれてナマでしてもらってもいいように、飲み続けてるから、遠慮なく私の子宮に精液ください」
「ゴムありセックスじゃ満足できなくなってナカ出しでしかイケなくなった陽乃ちゃんは、最後にチンポって叫びながらイッてみようか。陽乃ちゃんみたいな大人っぽくて綺麗な女の子が、おちんちんってかわいらしく呼ぶのもエッチだけど、最後は自分を解き放って下品に叫ぼう。心も丸裸にしながらイクのは気持ちいいよ。それに僕のモノは、おちんちんなんて呼べるかな?」
おじさまは陽乃をベッドに下ろす。対面座位では限られる腰の動きを完全解放する準備。最後は射精体位とも呼ばれる正常位でガンガン突きまくる。陽乃の掴み心地がいいくびれを両手で握った。
「んほおぉぉぉおおンッ! おじさまぁッ、おおおっ! ちんぽちんぽ、ちんぽ、すごいぃッ! おっほほおおおぉッ! おっ♡ おっおっおっ♡ おじさまのチンポが私のおまんこ抉ってます。なかぁ…ッ! き、気持ちぃっ! チンポッ♡ おじさまチンポでダメにされるぅ~~~~♡♡♡」
「ダメになるんじゃない。陽乃ちゃんはまた一つ新しいことを覚えて賢くなるんだ。陽乃ちゃんと同い年の女の子だって、みんな経験して覚えることなんだよ。女の子は、男の人のチンポで下品に乱れてるときが、一番かわいくて幸せなんだって」
「してください! 陽乃のこと、おじさまのチンポで下品に喘ぐ、かわいい女の子に!」
「いまでも陽乃ちゃんは十分かわいいよ。だけど秘めたポテンシャルがまだまだある。いっぱいエッチなことしよう。女の子はチンポの好さを知ってイカせてもらった回数だけかわいくなれるんだ」
おじさまは狙いを陽乃の子宮一点に絞って突き上げる。キツツキが木を突くように、小刻みに亀頭でポルチオを刺激した。
「やっ♡ あぁ、あぁ、そっ、それズルい! 子宮こちゅこちゅされたら十秒以内でイケるように私の体に教えたの、おじさまなのに」
「そうだね。陽乃ちゃんにセックスのこと教えたのは全部おじさんだ」
「は、はい……おじさまに、教えてもらいました……セックスのこと全部……いっぱい教えてもらいました♡ あっ、ああっ! おじさまのおちんぽが……私の中を……めちゃくちゃに……」
「……ふふっ♡ もっと、してあげるっ♡ もっと、もっと気持ちよくなっちゃおう♡ クリトリスはどうかな。皮を剥いてビンビンに勃起したクリトリスを露出させて、陽乃ちゃんの愛液たっぷり取った指でコシュコシュ、コシュコシュ」
「あぁっ、ああっ、あっ、ああっ!?」
「おまんこ締め付けが強くなった。五秒以内でイキそうだね。カウントダウンしよう。五、四、三……」
「いっぱい犯して! いっぱい犯して、おじさま♡ 好きぃぃぃ♡ 好きっ♡ 好き、好きなのぉっ! おじさまになら何されてもいいくらい好きぃぃぃいぃぃぃいいいぃいぃぃい」
最後におじさまへの愛を大絶叫しながら陽乃はイキ果てた。ピーンと伸ばした足を空中に放り投げ、射精のリズムに合わせて指をぐっぱ、ぐっぱ開閉する。媚肉は砂漠で水にありついた遭難者のように慌ただしく精液を飲む。
「おじさまっ……♡ あっ♡ あっ♡ はッ♡ ああッ♡ おじさまぁっ♡ すきっ♡ すきぃ♡」
「おじさんも陽乃ちゃんのこと好きだよ」
ザーメンに子宮が焼かれる感触で身悶えする陽乃に、おじさまがささやいた。
おじさまの好きと陽乃の好きには大きな隔たりがある。陽乃は自分の人生を丸ごと捧げて愛し抜いてもいいと思える好きだが、おじさまの好きは数いるセフレの中でも穴の具合がいい女としての好きだ。
分かってる、そんなこと。私のおまんこはおじさま専用だけど、おじさまのおちんちんは私だけのモノにはならない。それでもいい。常に他人と競って優秀であることを求められた母の教育方針とは違う、おじさまに愛されるその他大勢の女の一人として生きる人生が心地よい。
陽乃はおじさまを囲むハーレム要員になる準備ができていた。何ならハーレム作りを手伝ってあげてもいい。
雪乃ちゃんを誘ってみようかな。比企谷くんと付き合い始めたらしいけど二人とも奥手そうだから、まだそっちの経験はしてないよね。姉妹丼かぁ。
陽乃の頭の中ではすでに姉妹で、おじさまのおちんちんに下品なこと言わされる姿がありありと浮かんでいる。おじさまのおちんちんに堕ちる雪乃ちゃん、すっごくかわいいんだろうなぁ。不慣れな童貞と処女の初セックスなんてダメよね。比企谷くん、おちんちん小さそうだし。根拠はないけど。
年上で経験豊富な大きいおちんちんの男の人に気持ちよくしてもらいながら、女の子から女にしてもらう幸せを陽乃は妹にもプレゼントしたかった。
地方議員の議席や会社のことなんか、おちんちんに比べたら大したことないんだよ、世界には私たちの知らないことがまだたくさんあるんだから、一個ずつ知って視野を広げてからでも家の仕事をどうするかはいいんじゃないかな。その手始めにおちんちんから勉強してみない?
そうやって妹に語りかけてあげたい。
一カ月前
「んっ! じゅぶじゅぶじゅぶ、じゅぶぶぶ、はむはむ」
「いいよ静ちゃん。そのまま口を窄めて、吸い付きながら頭を前後に動かして扱いて。静ちゃんのバキュームフェラ上手いよ」
「じゅぶぶ、じゅぶぶっ! ちゅぽっ、ぐぶ、じゅぼ、ぐぽぐぽぽっ」
「静ちゃんのような美人さんにフェラチオしてもらえて嬉しいな」
「んぐ! んあ、じゅぼ、じゅぶぶ、じゅるるるる……はぁ、はぁ……私も、おじさまのチンポ舐められて嬉しい♡ んっ、ふぅ……んっ、んぶっ、ちゅるっ、んっ、んぅ――ッ! おじさまのチンポ本当に大きい♡」
雪ノ下陽乃は目の前で繰り広げられる情事に固唾を飲んだ。他人のセックスを至近距離で見せつけられるだけでも処女の陽乃には刺激が強すぎる。そのうえ二人のうち女のほうが知り合い。ラブホテルまでついて来ておきながら、未だ状況に理解が追いつかないでいた。
陽乃の眼前で黒髪ロングの美女――平塚静は仁王立ちする男の前に跪き、屹立するおちんちんを美味しそうに舐めしゃぶる。初めて見る勃起した男の人のモノは想像以上に大きく、男の人ってみんなこんな凶器を隠し持ってるのと目を白黒させさたが、二人の会話を聞くに男の人のイチモツが特別大きいようだ。
「おじさま挿れてください。もう準備はできてるから。静のおまんこ、おじさまのチンポ舐めながら濡れてるから」
陽乃にとって静は、彼女の人生で会った数少ない目標にできる大人だった。名前にぶら下がる社会的なステータスだけで言えば、一介の高校教師に過ぎない静より大層な肩書を持った大人たちと子供のころから付き合ってきたが、彼らを尊敬できたことはほとんどない。
陽乃の目に静は自分のスタイルがあるように映った。信念を持って生きてる人。面と向かって言えば彼女は「大人なんて信念を曲げて生きる場面ばかりさ」と皮肉っぽく笑うのだろうが。
そんな彼女が近ごろ変わった。カッチリしたパンツスーツを着こなし、タバコとコーヒーのにおいを漂わせながら歩いていた平塚静が、最近では大人ガーリーに目覚めて小花柄のスカートなんて履いてみせる。
ある女の趣味が百八十度変わったとき、周りの女は真っ先に新しい男ができたなと疑う。陽乃にしても例外ではなく、静は男の影響で趣味が染められたのだと感じた。
果たして疑惑は正しかった。
回りくどい駆け引きは省いて最近男ができたのかと訊く陽乃に静は、珍しく煮え切らない態度で「世間で言う恋人とは違うんだがな。いわゆる大人の付き合いというか、割り切った関係と言うか、それでも私は全然構わないと言うかな」と結論の周りをぐるぐる回る。
はっきりしない態度に陽乃が切り込んだ。「なにそれ。要はセフレってこと? そんな関係を容認するタイプだっけ静ちゃん」
「まさか自分がと私も思うよ。だけどおじさまと一緒にいると疑問を幸福感が上回るんだ」
やれやれと嘆息してみせる静の態度に陽乃は怪訝な顔つきになる。少々辛辣な物言いになるが数年ぶりの恋に浮かれてる女に現実を突きつけねばなるまい。
「静ちゃん二十七歳だよね」
「歳のことは言うな」
「言わせてよ。三十手前で数年ぶりにできた男がセフレでいいわけ。世の中には体のパートナーを確保しながら本命の恋人を持つ人もいるけど、静ちゃん異性との付き合いでそんな器用な真似できるタイプじゃないよね。独り寝が寂しいアラサー女の孤独につけ込まれて美味しく食べられちゃっただけじゃないの?」
一応その可能性は静も考慮していたようで、彼女は「やはりそうなのかな……」と力なく呟く。
これで少しは冷静になってくれればいいんだけど。やれやれと心中で呟いた陽乃だったが、静はなおも諦めきれないといった様子で抵抗する。
「……いいんだ、おじさまとの、その……」静には珍しく言いよどむ。「彼との体の相性が良すぎて、抱かれると何もかもがよくなってしまうんだ」
抱かれるって抱っこ的な意味じゃないわよね。大人の男と女が抱く抱かれると言ったらセックスのことよね。などと陽乃は自問自答で確認する。静だってアラサーであるから、男の人とセックスするのは普通であるし、むしろそうした関係がなさすぎて焦ってたのだ。
まともな異性との交際経験ほとんどない女が経験豊富なヤリチンに捕まり、性の快楽を刻まれて離れられなくされてしまったというレディコミもビックリの展開が起きたようだ。
「さっきからおじさまと呼んでるけど相手は何歳なの」
「私より十五歳上だ」
「おじさんじゃない!」
二十七の静より十五上ということは四十二歳か。二十歳の陽乃からすれば倍以上離れたおじさん。血縁的な意味でのパパでもおかしくない。そんなおじさんが静をセフレ扱いしてるのかと驚き呆れてしまう。
「こんなことは言いたくないけど」前置きのクッションを挟む。「絶対その男まともじゃないって。四十も過ぎて一回り以上若い女の子をセフレにして囲うなんて。泣きを見る前に別れたほうがいいと思うな」
常識的に考えれば陽乃の言葉は正しい。若い肉体をいいように弄ばれてるだけではないか。静には実りある恋をしてもらいたい。しかし人の心とはままならないもので、たとえ正しいと分かってる助言でも、受け入れられるかは別なのだ。
ぐらつく心に蓋をして静は精一杯の反撃を試みる。
「男に抱かれたことがない女には分からないんだ。私の気持ちは」
陽乃の言葉から説得力を奪ってるポイント――異性との交際や肉体経験がない――を的確に突くことで、静はこの追求から逃れようとする。
「なあ、今度よかったら、私とおじさまがしてるところを見学しないか。そうすれば陽乃にも分かってもらえると思うんだ」
「見学? 静ちゃんとおじさんが、セックスしてるところを……なにその異常な状況。静ちゃん的には人に見せて言いわけ」
「ちょうど誰かに見てもらいながらするのもいいかもと話し合ってたところでな。渡りに船じゃないが陽乃なら口は堅いだろ」
そんな変態プレイを許す間柄まで進んでるのか。静と男の|濫《みだ》りがわしい関係に陽乃は頬を熱くする。
「どうだ」静は良い返事を期待して答えを促してくる。
一瞬で二人の攻守が入れ替わる。急な提案に陽乃は動揺しながら思考を巡らせた。
結局この誘いを受けてしまうことになる。
比企谷八幡や雪ノ下雪乃から見れば完全無欠の怖いお姉さん、魔王キャラでも、現実の彼女は肉欲があればセックスへの興味もありありな二十歳の女の子でしかない。
滅多にできないインモラルな体験を積む機会で誘惑には勝てなかった。
そしてスケジュールを合わせて初対面。静がおじさまと呼ぶ男性は意外にもこざっぱりとした人物で、もっと脂ギトギト如何にも性欲魔人ですという人間が来ることも覚悟していた陽乃は肩透かしを食う。
見た目は悪くないわね。おじさんはおじさんだけど。自分の父親でも不思議じゃない男性と思うと年齢のことは如何ともし難い。それでも彼と静が腕を組んで歩く姿は想像してたよりは違和感がなく、事前にセフレだと知らされてなければ成人同士だし、本人たちがいいなら年齢差も関係ないかと納得していただろう。
だけどセフレなのだ。年齢が離れた恋人のように歩いていても二人の関係は本物じゃない。
ホテルに着くと二人は連れ立ってシャワーを浴びに行った。シャワールームから静の甘えた声が漏れてくるのを聞きながら、調度品が黒一色で統一された部屋を陽乃は見回す。
「おじさまったら、始まる前からガチガチにして。今日はギャラリーがいるから興奮してるんですか」
「興奮度合いでいったら静ちゃんだって。さっそくぬるつかせて。この濡れ方はシャワーだけじゃないだろ」
「んぁ、はふ……ぅちゅ♡ ふうぅ……ぅ、んんぅ、れろ、ちゅぷっ……んっ♡ キスしながら指入れられたら」
「静ちゃんも僕のを洗って。ボディソープ付けたら手で直接擦るんだ」
「ぅあ……♡ あっ♡ あぁ……や、やっぱりこのおちんぽすごっぃ♡」
ガラス張りのシャワールームは視線をそちらにやれば中が透けて見えてしまう。だが陽乃は静が女になってる姿を見るのが気恥ずかしくて、努めて目が向かないようにしていた。音声だけで二人の睦言を聞くほうが想像が掻き立てられて余計に卑猥だった。
二人がシャワールームから出てくる。陽乃はおじさまに寄りかかり支えてもらっていた。
「お友達に見られて興奮してるようだ。いつもより感度がいいよ」
おじさまは触りっこだけでイッてしまった静を陽乃に見せつける。お酒に酔った人のように目があらぬ方向に飛び、ぽ~っと焦点の定まらない視線をさまよわせる。
「さあ静ちゃん、いつもどおりフェラチオしてくれないか。お友達が見てる前で普段から静ちゃんが、男の人のチンポをどうやって咥えてるか実演してあげよう」
そう言って始まった静とおじさまの仁王立ちフェラ。静は卑猥な水音を響かせながら、おじさまのチンポを唾液でコーティングしていく。ぬらぬらと濡れ光るチンポが静の口から出入りするのを、陽乃は息を殺して見守っていた。
あんなに大きなおちんちんを口いっぱいに! 深く飲み込んで息苦しくないのかしら。段差や裏側の筋を情熱的に舐めてる。おちんちんのキノコを美味しそうに……。
いつしか陽乃は静が情熱的におちんちんを舐めしゃぶる姿に自分を重ねていた。
「静ちゃんの好きな格好で挿れてあげるからベッドに行きなさい」
おじさまが命令すると静は急いでベッドに上がり、自分の両膝を抱えて仰向けでおまんこを開く。サーモンピンクの秘部が男を誘うように開閉した。
「来て、おじさま。今日も静をいっぱい抱いてください」
女の誘いを受けて男が近づく。悠然と。勃起した肉の塊を見せつけるように。ぶるんぶるんと揺れる肉突起と男の顔を陽乃の視線は往復する。四十過ぎた男の平均的な勃起力を陽乃は知らない。妹の雪乃や彼女の友人たちの前では何でも知ってる大人を演じるが、こと男女の交わりに関して陽乃は、インターネットと友人の体験談で想像を膨らませただけの処女の耳年増。それでも彼女は静を犯そうとしている男が、人並み外れた絶倫だと直感的に察した。
なぜ分かるかではない。分かってしまうのだ。男に犯される側の性として、より優秀な雄を見分ける本能が陽乃にも備わっている。その本能が全力で警報を鳴らす。この男のとのセックスは気持ちいい、と。一度してしまったら男のおちんちんに負けるしかない、嫌なら逃げろと。
魔に魅入られでもしたように陽乃は動けない。避妊具なしで男性器が静の膣内に侵入するのを見つめる。
「静ちゃんはピルを飲んでるからね」陽乃の疑問をおじさまが先回りする。「生でたくさんチンポ感じながら気持ちよくなれるんだよね」
「うん、そうだ。私はおじさまに生チン挿れてもらいたくて毎日ピルを飲んでるんだ。だから生チン挿れてナカ出しされてもいいんだ」
「よく言えました」
おじさまは静の両脚を肩に担ぎ、エビ固めのようにして上から挿入する。
「あっ、あっ、あっ♡ おっほぉぉ……」
あんなに大きかったおちんちんが見る間に静の膣内へ消えていく。巨大な肉塊が飲み込まれる反動で膣洞から愛液が押し出される。じゅぷぷぷぷっと漏れ出した愛液がシーツを汚す。
「あっ、あああ……♡ おじさまのおちんぽ、私の中に入ってる……♡」
静が喉を引き攣らせて言う。すでに何度も受け入れてる彼女を持ってして、おじさまのチンポは大きな存在感があるようだ。
おじさまは根本まで挿入し終わると二、三度小刻みに腰を揺する。膣襞に挨拶を済ませ、静のナカが自分の形にフィットするのを待っているのかもしれない。
「はぁぅ、あ、あんっ……、おじさま、大きい……♡」
「まだまだ大きくなるからね。静ちゃんのほうが知ってるだろ」
これでも最大ではないのか。静が恭しく頷く姿を陽乃は驚愕の面持ちで見る。
「おじさま動いて。おじさまも私で気持ちよくなって欲しい」
「静ちゃん」ほうっとおじさまは感心したように息を吐く。「すっかりおじさんの可愛い女の子になったんだね。おじさんのことが好きな女の子のことは、おじさんも頑張って気持ちよくしてあげるからね」
そう言っておじさまがピストン運動を本格化させた。
「や……ああっ! お……きい……ああんっ……! おじさまのおちんぽ……気持ち、いい……! もっと……もっとして…………!」
押し潰されるようなピストンにも静は快感の声をあげる。すでに陽乃の存在など頭になく、快感を貪ることだけに集中していた。
「あっあっ! いい、気持ちいい! もっと! もっとしてぇ! もっと激しくして、静はおじさまの物だと教えて! あ、あ、ああっ♡ 気持ちいいですっ♡ おじさまも、気持ち良いですか?」
「静ちゃんのナカは最高だよ。おじさんも腰が止められない」
「止まらなくていいから。私がイッても突き続けて。静のアラサー賞味期限ギリギリおまんこ何度でもイカせて♡」
耳を疑う卑猥な台詞が静の口をつい出てる。自分を卑下した物言いにうっとり表情を緩めた。
「あんっ♡ あ、イッちゃう♡ おじさんにイかされちゃうっ♡ あんっ♡ ああ~~~っ♡」
「やっぱりお友達に見られていつもより感度が上がってるね。簡単にイッてしまう」
「認めます。私は元教え子にセックス……おじさまのチンポをおまんこに挿れられるところ……見られながらとても興奮しています。いつもより気持ちいい。おまんこ敏感になってる♡」
「静ちゃんの好きな奥を突いてイカせてあげる」
おじさまは静の両脚を肩に担ぎ直す。入り口から子宮頸部までの道が一本で見渡せる角度に調節したかと思うと、静の安産型ヒップに腰を押し付けて子宮口に亀頭をグリグリする。三回グリグリしたら五回ピストン、また三回グリグリして五回ピストンと一定のリズムで奥ばかり責める。
「あっ♡ あっ♡ いやっ♡ あんっ♡ おじ様♡ これぇ♡ 気持ちいい♡ 気持ちいいぃぃぃ♡♡♡ それだめぇっ♡ おかしくなっちゃいそぉ~~あっ、んっ、あんっ♡♡」
「奥イキにハマった静ちゃんのために練習してきた動きだよ。気に入ってくれたかな」
「いい、気持ちいい、嬉しいけど……他の女で練習してきたことは、いま言わないで」
「ごめん、ごめん。デリカシーがなかったね。総武高校の生徒だと言ってたから、ひょっとしたら静ちゃんも知ってるかもしれないね」
今春の異動で離任するまで静は総武高校の教師だった。陽乃も雪乃が在籍してる関係で学園行事など何回か足を運んだことがある。主だった在校生なら覚えていた。
「こんな凶悪なチンポを高校生に挿れるなんて酷い人。あぁっ♡ そこっ、そこっ。そこを硬いので擦られると……だめぇぇ♡ あぁっ、んくぅぅぅぅっ♡ こ、この感じっ、弱いのぉ♡」
「軽蔑するかい?」
「同情します。その生徒に。十代の初エッチでおじさまのを味わってしまったら、他の男の人じゃなかなか満足させてもらえないでしょうね。それでいて寝ても覚めてもチンポのことを考えてしまうくらい、エッチの気持ちよさ頭に刷り込まれるんだから」
「痴漢に遭ってるところを助けてあげたら感謝されてね。可愛かったから気分治しにお茶でもと誘ったんだ。結果的に痴漢より悪いおじさんに捕まってしまったね」
「本当に酷い人。せめて彼女が卒業して地元を離れるまでは責任を取ってあげて」
「もちろん。おじさんのチンポが気持ち良すぎて離れられないから、進学も就職も地元に残ると言うくらい可愛がってあげるつもりさ。静ちゃん、そろそろ一度イッておこうか。イキ癖ついてるところ突いてあげる」
「だ、だめっ、そこばかり……あっ♡ やぁっ、ひぃん♡ そこ、そんな、奥ばっかり突かないでっ、あぁあぁぁ♡ あぁぁっ♡」
おじさまの動きが一点を目掛けて往復する小刻みなものに変わった。静の弱点を重点的に責めてるようで、彼女は良すぎる快楽にバタバタと手足を暴れさせる。おじさまは静の体を簡単に抑えつけて磔にすると、動けない彼女にトドメを刺しにかかる。
「いやぁん♡ だめっ♡ そこ突いたら私――――ああっ♡♡ やぁぁっ♡ おじさま、そこばっかりしないでっ♡ だめっ、ダメなのぉぉ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あぁっ♡ おじさまっ♡ そこばっかり突かないでっ、それ、すぐイっちゃうからぁぁっ♡」
「そろそろ静ちゃんの可愛いイキ顔が見たくなったんだよ。お友達にも見せてあげよう。久しぶりに会うんだろう? 格好よかった静ちゃんもいいけど、いまの可愛い静ちゃんも最高だって見せつけるぞ。だから盛大にイキなさい」
「おじさまダメッ♡ イく♡ イっちゃうからあっ♡ くっ♡ やっ♡ やっ♡ だめっ♡ やめてっ♡ そこだめっ♡ そこトントントントンばかりっ♡ ずるいっ♡ んおっ♡ ほおぉっ♡ んおっ♡ や、ぁあああああっ♡♡」
静は全身を痙攣させてイッてしまう。身をよじって暴れようとするが、女の抵抗など男に易易と阻まれ快感を逃がすことさえ許してもらえない。おじさまは静の体を二つ折りにし、彼女の額と自分の額をくっつけ至近距離で互いの息遣いを感じながら射精した。
「うあっ♡ あっ♡ あっ♡ だめっ♡ イってる♡ イっちゃってるう♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ ひっ♡ イく♡ イく♡ あっ♡ あっ♡ イくぅ♡ おじさまっ♡ おじさまぁっ♡ イキっぱなしになってる♡ ビクンビクン止まらない」
親の因果が子に報う
目の前で起きた出来事が陽乃は信じられなかった。あの平塚静が容易く翻弄され少女のような甲高い声で鳴いた。男の手練手管と大きなチンポに無力な姿を晒し、おまんこを気持ちよくしてくれた相手に愛と感謝を捧げながら達したのだ。
服の趣味が変わっても、年上の男とのセックスを元教え子に見せようとしても、その人の核になる部分では静の静らしさが残っていると陽乃は期待していた。しかし男に抱かれイッてしまった体を気怠くベッドに投げ出す姿からは、静が身も心も男に変えられてしまったことが分かる。
二十七年の人生で彼女が築いてきた信念や生き方のスタイル、大人の女としてのプライドや気構えは、自分より強くて雌を捕食することに長けた大人の男に抱かれることで失われてしまった。
ろくな恋愛経験をしてこなかった彼女は知らなかったのだ。おじさまに抱かれることで初めて知ってしまった。おちんちんで気持ちよくしてもらうことでしか得られない、天上の幸せがあることに。
「さて、と」おじさまは静の膣内からチンポを抜いた。膣孔と亀頭の間で粘性の糸がぶら下がる。ナカ出しされた精液が開きっぱなしの穴から漏れてきた。
「陽乃ちゃんもシャワーを浴びてこようか」
あらかじめ決まってた流れかのように言われる。陽乃は荒い息を吐いて放心状態の静から目を離す。
おじさまの目は、じっとこちらを見ていた。
「私は見学だけのはずじゃ……」
プレイに混ざるなんて話はしてないはずだ。二人がしてるところを見るだけと言ってたのに。
「ホテルまで来て服を脱がずに帰るの」
それに、とおじさまは続ける。「陽乃ちゃんも気になってるよね。あの格好よかった静ちゃんが、おじさんのチンポを元気にするためなら恥ずかしいこと言ったり、口に咥えたり、女の子のように甘えた声で鳴いたりしてもいいと思えるくらい気持ちいいセックスがどんなものか」
おじさまの顔と静の愛液で濡れる彼のチンポを交互に見やる。先端からこぼれた射精の残滓がシーツにぽたぽたとシミを作る。
男の人は一度射精したら元気なくなるんじゃないの。静ちゃんのナカで出したばかりなのにガッチガチじゃない。最初からそのつもりだったんだ。静ちゃんを使って誘き出したら私ともエッチするつもりだったんだ。
「エッチなことに興味ない子は、他人のセックスを見学するためにホテルまで来ないよね」
冗談じゃないと断って帰ってしまえばいい。そんなことをするために来たのではないのだ。私はあなたたちの変態プレイに付き合わされただけよ、もういいでしょとドアから出てしまえば終わる。それなのに陽乃は部屋に漂う淫臭で頭がのぼせる。自分に向けられたチンポから目が離せない。この男を振り切って逃げられない不思議な魅力に魅入られた。
「陽乃ちゃんって雪ノ下さんのところのお嬢さんだよね」
不意に投げかけられた言葉で陽乃は目を丸くする。
陽乃は男に身元を明かしてない。破廉恥な集まりに参加したことで万が一にも家へ迷惑がかかることを避けた。家を守る意識は彼女の中に深く根ざしている。
それなのにどうして。
「静ちゃんが漏らしたわけじゃないから恨まないであげて」おじさまが陽乃の疑惑を先回りして潰す。「おじさんね、前に陽乃ちゃんのお父さんとパーティーで顔を合わせたことがあるんだ。そのときは陽乃ちゃんもいたはずだけど覚えてないか。直接話したわけじゃないから無理もない。だけど僕は覚えていた。静ちゃんから今日の立会人として写真を見せてもらってすぐに分かった」
人の顔と名前は一度で覚えるように教育されてきた。そうした細かいことが積もり積もって支持に繋がるという母の教えだった。記憶の襞をまさぐって男の名前を思い出そうとするが出て来ない。本当に遠くから見ただけなのだろう。
「お母様の教育は疲れないかい? 彼女は優秀だ。議員の妻には最適な女性だろう。しかし自分にとっての最善が他人にとっても最善と思い込む節がある。後継者教育は苦労も多いんじゃないか」
「ずいぶん母のことに詳しいんですね」陽乃は言葉に棘が混ざるのを止められない。
おじさまは、彼から見れば娘っこでしかない陽乃の剣を含んだ物言いなど気にせず、意味深に口角を持ち上げた。
「陽乃ちゃんのお母さんのことはよく知ってるよ。若いころいろいろあった間柄なのでね」
いろいろが色事を含む艶っぽい話だと匂わせる口ぶりだった。
母が、この男と。
考えたくもない想像が頭の中でポップアップする。
あの母が男に抱かれて静のように鳴かされてる姿だ。
陽乃は母の弱い姿を見たことがない。常に彼女は強く、気高く、凛々しく生きる人だった。潔く生きることを娘たちにも強いた。そんな彼女でも、おちんちんの前では女になってしまうのだろうか。
『あんっ、はあっ……だめぇ、あぁ……おちんちんに負けちゃう♡』
『うぁ、あっ、や、やめっ……こんな声、出させないで、んひっ♡♡ ま、負けな、い……負けたくない、負けたくないぃぃぃ♡♡ 負けたくないのに、この人のおちんちん凄すぎて、はひいいぃ♡ あなたごめんなさい。あなた以外のおちんちんでイッてしまいます』
『あぁっ、あんっ、あはぁっ……すごい、こんなに気持ちいいの初めて、あっ、あんっ♡ あなた許してッ♡ こんな凄いおちんちん、女なら誰でも負けてしまうわ♡♡ あなたに抱かれてるときより幸せなの♡♡』
「勘違いしてるといけないから言っておくよ。私とお母さんが私的に二人で会ってたのは昔のことだ。まだ陽乃ちゃんが生まれるより前だね。結婚してから彼女がご主人を裏切ったことはないはずだ」
おじさまの言葉が陽乃の妄想を打ち消す。それでも結婚前には彼のおちんちんで鳴かされた夜もあっただろう。彼の下であの人はどんな態度だったのだろう。
「すっごく興味津々な顔でおじさんのチンポを見てくるね。その顔、お母さんにそっくりだよ。彼女もおじさんのチンポの臭いを嗅ぎながら、いまの陽乃ちゃんのように目を蕩けさせていたんだ。さすが親子。よく似た発情顔をしてる。懐かしいね」
「発情顔だなんて」侮辱だと感じる心と図星を突かれて後ろめたい心とがぶつかる。
「しっかり彼女にも教えてあげたはずだったんだ。一生離れられないくらい気持ちいいことを。それなのに時期が来たら自力で婚約者だったお父さんのところへ戻った。強い女性だよ。尊敬できる人だ。だから男と女としては終わったあとでも後腐れなく顔を合わせられる」
おじさまがベッドを降りて陽乃のほうへ歩いてくる。屹立したままのチンポがバネ人形のようにビヨンビヨン跳ねていた。
「……ぁ、やぁ……来ないで」
陽乃は後ずさりするが数歩で壁にぶつかる。逃げようにも入り口はおじさまの背後にあった。
「無理矢理はしない。それは僕のポリシーに反する。だけど聞いて欲しい。女の人はどんなに強く見えても、おちんちんを挿れられたら別の顔が覗く。強く気高い陽乃ちゃんのお母さんでも例外ではない。彼女は、とっても可愛い女の子だったよ」その意味が陽乃の頭に染み込むまで待ってから、おじさまは続きを話す。「娘には厳しい母親の姿しか見せたことないだろう。その仮面が剥がれ落ちて、か弱い女子になってしまうくらい、僕と彼女の相性は抜群だったんだ。陽乃ちゃんは彼女の娘だから、ひょっとしたらおじさんとの相性を受け継いでるかもしれないね。……どうする? 陽乃ちゃんの中に眠る、自分でも知らない顔を引きずり出してみたくないか」
シャワーは浴びさせて欲しい。猛る彼のチンポを前に陽乃はお願いした。静が鳴かされてる姿で濡らしてしまったアソコを見られたくなかった。
「いいよ。ゆっくり浴びておいで。その間に僕は静ちゃんと続きをしながら待ってるよ」
すんなり彼は陽乃のお願いを聞いてくれた。未だ回復しない静をうつ伏せにして、彼女の安産型ヒップへ押し付けるように後ろから挿入する。ネットで寝バックと呼ばれていた体位だと陽乃は予習の成果を発揮した。
「静ちゃんは動かなくていいよ。全部おじさんが気持ちよくしてあげる」
「あああああ♡ おじさまぁ♡ おじさまのおちんちん、気持ちいいぃぃ♡」
盛りがついた獣のように喘ぐ静の声をBGMに急いでシャワーを浴びた。男の人に抱かれるため身を清めてるのだと思うとドキドキした。
大丈夫よね、洗い残しなんかないはず、どこまで見られるか分からないから全身綺麗にしないと。
静がシャワールームから出ると二人は体位を変えていた。静は横寝で片足をおじさまの肩に担がれ、大股開きでチンポを出し入れされている。
おじさまは左手で静の足首を掴んで逃げられないようにしながら、右手は彼女のクリトリスを優しく転がす。膣奥を突かれながら敏感な肉芽も刺激され、静は快感に酔いしれる。演技ではない本気で感じてる女の嬌声が部屋中に響いた。
「上がってきたね。待ってて。もうイクところだから」
生かさず殺さず静のおまんこを楽しんでいたおじさまは、陽乃の姿を見るや美人女教師の腟内を本気でえぐり始めた。
「あっ♡ だめっ♡ おじさまっ♡ そんなっ♡ 激しくっ♡ したらっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ おじさまっ♡ イクっ♡ はげしっ♡ それっ♡ おちんぽっ♡ ごりごりごりごりっ♡ あっ♡ あーっ♡ あああああーーーーーーっ♡♡♡」
ものの数十秒でおじさまは静をイカせてしまう。すっかり弱点を把握されてしまった彼女は、イカすもイカさないもおじさまの気分次第。完全に体のコントロール権を奪われていた。
「次は陽乃ちゃんの番だ。こっちへおいで」
促されるままベッドに足を投げ出して座り、背中を彼に預けた。二人の間を隔てる邪魔っけな物は一枚もない。正真正銘の裸で男に後ろから抱きしめられる。
彼の手が胸の横を撫でる。乳房ではなく胸と腋の際を何度も指で刺激する。そんな場所を触って楽しいものなのかと訝っていると、彼の唇が髪を掻き分けて首筋の生え際に触れた。ぬるっとした肉の気配がする。舐められたと感じたときには声が漏れていた。
「あはぁん♡」
彼は襟足をなぞりながらキスを繰り返す。チュッチュッというリップ音の合間に舌で舐められた。髪の生え際に沿って歩んでいた唇が耳に到達する。耳朶に息を吹きかけられ、くすぐったさに身をよじった。
初めはくすぐったいばかりだった耳への愛撫。しかし輪郭を舌でなぞられてるうちに、くすぐったさが快感に変わってくる。
笑いを堪えていたはずの吐息は気づくと湿っていて、熱っぽく、艶めいていた。
まだ胸の際と首筋、耳にしか触れられてないのに、本格的なセックスは始まってないのに早くも陽乃の体は男を受け入れる準備を始める。おっぱいやおまんこを弄られてエッチな気分になってしまうなら分かる。自分で触っても気持ちいい場所だから。だけど首や耳でスイッチが入ってしまうなんて。
陽乃の体が他人に触れられる刺激に慣れてきたころを見計らって、おじさまの手が乳房に伸びてくる。女体の反応を完全に見透かされていた。乳房をぐにぐにと揉まれる。たわわに実った果実が彼の手の中で忙しなく形を変えた。
「お母さんはスレンダー体型の大和撫子美人だったけど、陽乃ちゃんはいまどきの女の子らしい発育の良さだね。ここはお父さんのほうの家系に似たのかな」
雪ノ下家で巨乳と言えるのは陽乃だけだ。母はおじさまの言うとおりスレンダー体型の和風美人で、自分の強みを理解してる彼女は和服を戦略的に着る。妹の雪乃も母親に似た体型をしていた。
三人の中で陽乃だけが乳房の成長著しかった。十代のころは母親と違うエッチな体型に成長する自分の肉体を不安視した時期もあった。
「あああっ……」
首筋を舐められながら乳房を揉みしだかれると、おまんこが疼いていけない気分に頭の先まで浸り始める。触れられる前から陽乃の秘部は潤んでいた。いま自分のされてることが何なのか、何をするための準備運動なのか女体は本能で理解する。いずれ入ってくる男性器のために隅々まで潤滑剤を塗布した。
腰をもぞつかせていると乳房をまさぐっていた手が乳首に触れる。指の腹で押さえつけながらくりくり刺激されると、処女らしく淡い桜色をした突起が凝り立つ。
「ぁあああ、はあうぅ……触り方が上手、そんな風にされたら……あっ、あんっ……ああっ……♡」
快感に喘ぐ陽乃は右手を動かし辺りを探る。丁度よく掴まれるものはないかと探して。シーツでは固く握りしめても手応えがなく不足だ。もっとしっかりしたものがいい。
背後に回した手がおじさまの体を這いずる。太ももは掴むには太すぎて力が入らない。もう少し手頃なサイズのものはと探し回っていた手が、生温かい棒状のモノに触れた。ゴツゴツしていて、粘っこい汁に汚れて、焼けた鉄のように熱く硬い。
「陽乃ちゃんからしてくれる気になったのかな」
「これって……」
そうか、これがおちんちん、男が女を犯すためにぶら下げてる快楽の凶器。あの平塚静や、かつては陽乃の母も鳴かされ、翻弄した女を手懐けてしまう武器。
意を決した陽乃は、そのままゆるゆるとチンポを扱く。顔を伏せ、後ろは振り返らず、勘と手触りだけでチンポを操る。
「ふぅ、んっ、堪らないな」
技巧など欠片もない陽乃の手コキに百戦錬磨であるはずのおじさがま呻く。
感じてくれてる。私の手で、闇雲にシコシコしてるだけでも、おちんちん触られたら気持ちいいんだ。一方的にされるだけの展開から反撃の糸口を掴んだことが嬉しくて、陽乃は後ろ手で手コキを加速させる。
「気持ちいいよ陽乃ちゃん。凄く情熱的でイヤらしい手の使い方だ」
彼の言葉が世辞でないことは量を増した我慢汁の吹き出し方で分かった。男の人が気持ちよくなると射精以外に出てくる汁。女がおまんこを濡らすように男も興奮の先走りで亀頭が濡れていた。
「お母さんと僕は相性がよかったと言ったろう。僕がお母さんを一方的に気持ちよくしただけじゃない。お母さんの体も僕にピッタリだったんだ。陽乃ちゃんは素晴らしい才能を受け継いだようだね」
そうか相性がいいのは、あの人譲りなのか。この男に女の悦びを散々教え込まれた女の肚から生まれた私は、生前から遺伝子レベルで彼に適合するようデザインされていたのか。
じゃあ仕方ないか。
陽乃はハート型のヒップを彼のチンポに擦り寄せる。ガチガチに勃起した肉棒を谷間に誘導して挟んだ。腰をくねらせておちんぽ媚びダンスを踊る。
「はぁ、ン! はっ、はっ、はぁ♡」
我慢汁まみれのチンポを尻で擦ると挿入まで数センチの距離が煩わしい。このまま腰をズラしておまんこの入り口にチンポをあてがいたくなった。
「んっ! ふっ♡ くっ♡ ふぅっ♡」
本当は気づいていた。ひと目見た瞬間から自分の肉体が彼に堕ちたがってることを。もし彼に本気で求められたら拒めないと。だけど言えないじゃないか。十五も歳の離れたおじさんとセフレなんてダメだと静に説教した自分が、同じ相手とセックスしたいなんて。
それなのに静だけじゃなく、母親もこの人と寝たことがあるとは。
「もう挿れて。お願い」陽乃は言葉にしておねだりする。「おちんちんください」
あの|女《ひと》のせいだ。あの女が、おじさんのおちんちんで数え切れないくらい気持ちよくされてしまったから……体が彼に媚びて馴染むように作り変えられたから、私にも遺伝したのだ。このおちんちんに逆らえない弱さが。
いつもいつも自分は間違えない、自分の真似をしてればいいという顔をしていたわね。だったら今回も真似してあげる。あなたを気持ちよくしたのと同じおちんちんで、私は女にしてもらうわ。お望みどおりでしょ。|娘《わたし》が自分と同じ道を歩むのが。
陽乃は静の真似をして自分で両膝を抱える。仰向けでおまんこを開いて挿入を待った。
おじさまは用意してきたコンドームの箱を取り出す。枕元にも備え付けのゴムはあるが、お気に入りの具合がいいブランドでもあるのか、それとも……あれくらい大きいと備え付けのゴムでは窮屈なのか。
「最初から私のことも自分の女にするつもりで準備してたのね」
「実際できるかどうかは分からなかったけど」おじさまは慣れた手付きで避妊具を自分のチンポに着ける。「可愛い女の子とできる可能性が少しでもあるなら準備しておくのが男の嗜みだよ」
準備完了した彼がにじり寄ってくる。陽乃は固唾を飲んで見守った。
濡れた粘膜に感じたことのない異物が触れた。窮屈な処女口を押し広げて突起物が侵入してくる。他人の一部を拒んで押し返そうと入り口が締まる。だが女の抵抗も快感に変えてチンポは進み続けた。
「やあ……恥ずかしい……恥ずかしいけど……あっ、そこイイっ」
「ここかな」
「そっ、そこぉ♡」
「あとで突いてあげるね。いまは陽乃ちゃんを大人の女性にするほうが先だ」
おじさまのチンポが陽乃の膜に触れた。ここを通り抜けてしまったら後戻りはできない。
母親からは結婚まで清い身であること、貞節を疑われるようなことは厳に慎むよう言われてきた。まさか、かつて自分を支配したモノと同じ男性器で、娘も女にされるとは予想だにしてまい。
破瓜の不安はあれど、親不孝の快感がそれを上回った。
陽乃は高校時代に授業をサボるなど多少の反抗は示した。敷かれたレールの上を言われたまま歩くことに反発する年頃だったのだ。しかし、レールからの決定的な逸脱は起こさなかった。陽乃の反抗は文武両道才色兼備で優秀な生徒なのに、堅苦しい優等生ではなく十代の少女らしい遊び心もあると評価される範疇に収まった。むしろ人間味として評価され好感度を上げた。
決定的な反抗は心がストッパーを掛けた。
幼い頃より受けた教育の影響でもあるし、妹の存在がそうさせた部分もあった。
もし自分が後継者に相応しくないと判断されたら、母親の後継者教育は雪乃をターゲットに変えるだろう。幼少期から雪ノ下の跡取りであることを求められ、母親のエピゴーネンになることを強いられてきた陽乃は、跡取りのプレッシャーがない雪乃を羨ましく思っていた。
だから妹には愛蔵相半ばする感情があった。
どうして雪乃ちゃんは自由にできるのに私の真似ばかりするの?
どうして雪乃ちゃんは自分で選べるのに何も選ぼうとしないの?
どうして雪乃ちゃんは家の仕事を手伝いたいなんて言うの?
昔は良かった。自我が目覚めたてで幼い頃は、自分が母の模造品になることを求められてるなんて知らなかったから、後をついてくる妹が可愛くて仕方なかった。だけど気づいてしまうと何もかもが気持ち悪く感じた。
雪乃が自由を取り上げられないよう母親の期待に応える生き方をしてきたのに、当の雪乃は自分が人質である自覚なく母親のコピーでしかない姉のコピーになろうとしていた。
挙句の果てに家の仕事を手伝いたい? それじゃあ私は何のために母親と雪乃の間で板挟みになって耐えてきたのかな。ただの空回り? 釣り合うわけないじゃない。いまさらそんなこと急に言われたって。私の二十年に見合う価値を示してよ。なあなあで取り繕った偽物なんかじゃなく。
「きて。一気に貫いて」陽乃が招くと彼は腰を進めてきた。
「――――痛ッ! でも、耐えられなくはない」
「初めてなのに僕のモノとセットで作られたようにピッタリだ。これならすぐに良くなるよ」
その言葉どおり、ゆっくりした前後運動を繰り返してるうち、陽乃の膣洞はおじさまのチンポに馴染んで痛みを発さなくなってきた。代わりに媚粘膜を擦られる快感が生まれる。
「――いッ♡ いたっ、い、っ♡ たいッ♡ けどこれっ、いっ……♡♡」
陽乃の様子を見ながら、おじさまは律動の速さを調節する。奥に押し付けたまま小刻みにしていた動きは、徐々にロングストロークで入り口から奥まで擦るものに変わった。初めはぎこちなかった肉襞たちも大胆にチンポに絡みつき、甘え始める。
「おじさまっ……♡ あっ♡ これっ♡ すごいっ……♡ きもちっ♡ ふっ、んっ♡ や、やだこれぇっ♡ おじさま、おじさまぁっ♡」
陽乃は親愛の情を込めて彼を呼ぶ。言葉で口に蓋してないと嬌声が止まらなくなりそうだった。
最奥を愛されると、何とも言えない甘やかな幸福感に襲われる。頭が痺れて、おちんちん気持ちいい以上に複雑なことは考えられなくなってくる。圧倒的な多幸感に屈服したくなる。危険だ。女の人生観を内側から破壊し、作り変えてしまう危ない性感だ。
「ぁあッ♡ あッ♡ お、おぐッ♡ おぐっッ♡♡ っ、んぃいぃいぃんッ♡♡」
「初めてなのにもう奥で感じ始めたのかい? 本当に陽乃ちゃんの体は僕と相性がいいんだな」
「あぅッ♡ あ、あ♡ んぁッ♡ はぅッ♡ も、もっとっ♡ 強く、してッッ♡♡ 奥ずんずんッ♡ きてっ♡ 幸せすぎて、頭が、ぽーッとしてくる♡ おまんことおちんちんのことしか考えられないっ♡」
「それでいいんだよ」おじさまはズンッと陽乃の子宮頸部を突き上げた。「それ以上に大事なことなんか、この世にはないんだ。陽乃ちゃんは、おじさんのチンポのことだけ考えなさい」
「ふ、深ぃッ♡ これ、は……ッ♡ かふッ♡ なる! なります、おじさまのおちんちんのことだけ考えて生きる、おじさまのセフレに。だから私も仲間に加えてください!」
全身の細胞がおじさまに屈して幸せにしてもらえと喧しく叫んでる。この人に負けるためにお前は生まれてきたのだ、雪ノ下陽乃はおじさまのチン堕ちハーレム要員にしてもらうために、二十年かけて乳も尻も育ててきたのだ。いまこそ存分に使ってもらえ。
「陽乃ちゃんのナカ、凄いな……僕をもっと、深く誘おうとして、うねうね動いてる……初めてなのに、もう男の人を誘惑すること覚えたんだね」
「おぅッ♡ おッ♡ おふッ♡ あ、あぁッ♡ そ、そんな、わ、わたしは……んぉっほ♡ おほぉぉお♡」
「こんなにエッチな動きして、何を言っても言い訳にしかならないよ。おじさんのチンポが欲しくて放さないじゃないか」
「ごめんなさいっ♡ さっきまで処女だったのに、もう男の人に射精ねだる淫乱おまんこでごめんなさいっ♡ おじさまのおちんちんが強すぎるからいけないの♡ 生まれる前から気持ちよくしてもらうことが運命づけられてた、親子二代で女にしてもらったおちんちんが好すぎるっ♡ おうっ、おうっ♡ ぐ、ぐふぅッ♡ ご、ごめんなさいっ♡ ごめんなさいぃ……♡ あ、あッ♡ あはッ♡ 下から腰ヘコヘコ動かすの止められない。下品な動き止まらない」
ダメだ、完全に負けちゃった、いくらなんでも挿れた瞬間に即堕ちするとは思ってなかった。もう少し頑張れるかと思ってた。行き止まりにコツンと当たった衝撃で敗北を認めてしまった。
おじさまのピストン運動は処女の陽乃を気遣ってるようで、静との行為ほど激しくはない。まったりと膣内の感触を楽しみつつ、開いたばかりの女体に男の好さを刷り込んでいく。
「ひッ♡ ひッ♡ く、ぅッ♡ おぉおおぉおおッ♡ おっ♡ お、おぉッ♡」
もはや雪ノ下家ご自慢の長女だった面影などない。大きなおちんちんに翻弄され、みっともない咆哮を振りまく雌だけがいた。
「一番奥より少し手前。ここの天井を突いてあげると、すっごく可愛い顔になるね」
身も世もなく鳴かされる顔が可愛いなどあるだろうか。思ってても反論させてもらえない。疲れ知らずのピストンで弱点を押されると思考が散り散りになる。人間の言葉を話す暇あるなら嬌声をあげろとチンポが命令してくる。
「ここはお母さんも好きな場所だったよ。やはり親子で気持ちいい場所も遺伝するのかな」
「あの|女《ひと》より私のことを愛して。絶対おじさまにも、私のほうがいいって言わせてみせるから。私のほうがおっぱいもお尻も大きくて抱き心地いいでしょ♡」
「そうだね。陽乃ちゃんの言うとおりだ」おじさまは目の前で揺れる女子大生おっぱいに手を伸ばした。雪ノ下家で唯一の巨乳。男に揉まれるために生まれてきた献上品を遠慮なく楽しむ。「お母さんより陽乃ちゃんのほうがエッチな体してるよ」
「そう! 私のほうが、おじさまを楽しませられるんだから。おじさまぁ♡ んひっ♡ おっぱい気持ちいい……おじさまの手で揉まれると、自分で触るよりずっと気持ちいい……」
「それは陽乃ちゃんの体が、おじさんのものになりたがってるんだよ」
「はい。私は、おじさまのものです♡ んああっ。おじさまのものです♡ 何度でも言わせてもらいます。雪ノ下陽乃は、おじさまのものです♡ おっぱい気持ちいい! 私の体♡ おじさまの、おちんちん好きになってるっ♡ 熱くて、おっきくて……んはぁっ♡ 女を幸せにするおちんちん大好きっ♡」
言いながら陽乃は自分の台詞に興奮し、絶頂への階段を駆け上がっていく。おじさまも射精したいようで動きが小刻みで素早いものに変わった。
「出るよ陽乃ちゃん。初めてなのに僕のチンポから、こんなに早くザーメン絞り出すなんて優秀なおまんこだ」
「だして! ください、おじさまのザーメン、陽乃にゴム越し射精! 奥にくださいッ、おじさまッ! コンドームしてるから、子宮にピタッと押し付けて奥で出してッ♡ 精液ッ、おまんこにッ♡」
陽乃が歯を食いしばって衝撃に備える。
おじさまがトドメとばかり最奥を突き上げると、ほぼ同時に二人は終わりの時を迎えた。
ナカで射精しながら肉塊が暴れてる。子宮の近くでびゅるるるっと精液の飛び出す感触があった。避妊具に阻まれてザーメンは子宮に届かない。そのことを陽乃はもったいないと感じた。
ピルか。ゴム着けなくても避妊できるのよね。静ちゃんも使ってたし。
生で膣内射精してもらえた静のことを陽乃は羨ましく思う。そのうち私も。生エッチしてもらうために準備しなくてはと決意した。
あとがき
最初のパートを書いたとき、6000文字ほどで「折り返し」という言葉を使いました。全体1万2000字くらいで終わるかなと思ってたんですね。終わってみたら2万4000文字かかりました。倍。
おじさんが途中から「ははのん? むかし抱いたぜ」と構想になかったことを急に言い出したのが分かれ目でしたね。
後々ははのん編を書くかどうか全くの未定だけど、雪ノ下家の女は遺伝子レベルでおじさまのチンポに弱い竿姉妹ってエロくないですか?
最初おじさまパートと陽乃パートを交互に入れていく案も考えたんですが、このシリーズおじさまは顔も名前もない肉バイブ役に徹してもらって、謎の吸引力で近づいてきた女の子が自分からDOSUKEBEして堕とされていくほうが纏まるなと思ったのでなしにしました。