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前の投稿で少し触れた捜査官もの。絵に描いたようなクソザコまんこ堕ち。

ここから

 一夜の経験がひとりの人間の運命をガラリと変えてしまう。その夜を通り過ぎたなら二度と元には戻れない。

 そんな瞬間が人生にはあるのだと四方堂雪《よもどうそそぐ》が気づいたのは、手遅れになってからだった。

「うふーっ♡ んっ♡ ふぅぅっ♡ はぁっ♡ ふぐっ♡ うーっ♡ ふぅーっ♡」

 雪はベッドの上で股関節の可動域が許す限り足を開く。その間に男が体を入れて正常位で彼女を犯している。

 あられもない声を上げまいと歯を食いしばり、口元を手で覆う雪を楽しそうに見下ろしながら、男は角度やリズムを変えて彼女の中に隅々まで触れる。

 数時間前まで男を知らない処女だった体は、既に二桁近い絶頂を経て、苦もなく男の滾《たぎ》りを飲み込むようになっていた。

 仰向けに寝ても横に流れない張りのあるバストが大きく揺れる。まだ十七歳という若さのみならず、民間警察のエージェントとして、いつ出動を命じられても即応できるように鍛え続けてきた訓練の賜物だ。

 もっとも、犯罪撲滅のために鍛え続けてきた肉体を、いまは憎き犯罪者に好き勝手されてるのだから皮肉なものだ。


「うーっ♡ ふぅぅんっ♡ んっふぅぅ♡ ふーっ♡」

(私の弱いところばっかりっ♡ ずるい♡ こんなの無理♡ 声我慢するの無理♡ イッちゃう♡ またイカされてしまうっ♡)

 もともと年齢不相応に発達した体を持て余し、無自覚に男を誘っていると謂れなき誹謗を受けてきた身である。

 インターネットを覗けば

『民警の美少女JK婦警さんがドチャシコ過ぎる』

『手錠を奪って両手にハメたらまんこには俺のちんぽハメて男を教えてやりてえ』

『ばっか。あのスケベボディで男を知らないわけないだろ。民警幹部の脂ぎったおっさんどもに輪姦《まわ》されてるんだろうな』

 などと好き勝手に論評する声が目に入った。

 そうした声は雪に嫌悪感を抱かせた

 それは下卑た妄想で自分を汚す男たちだけではなく、犯罪を取り締まるべき立場にありながら彼らの欲望を刺激してしまう、己の恥知らずに実った肉体にも向けられた。

 それでも、いまほど自分の男好きする体を恨めしく思ったことはない。


「ひぃぃんっ♡ まっ♡ まっへっ♡ あっ♡ あっ♡ んああっ♡」

「すっかり体は馴染んでトロトロじゃないですか。どうしても悦んでいただけないようならクスリの準備もありましたが必要なかったですね」

 勝ち誇って雪を見下ろす男は布巻。本名なのか偽名なのかも定かではない。街を牛耳る巨悪の一角として警察も民警もマークしていたが、その経歴は未だに謎が多い。

 布巻の商品は主にクスリと性奴隷《おんな》。この街で流通するクスリは全て布巻の組織を通ることになっている。

 過去に横紙破りを画策した組織は苛烈な手段で追い込まれた。一見しただけでは平和主義のインテリタイプ。だが巨大な犯罪組織を率いるだけの暴力性が内に秘められている。

 そしてクスリは性奴隷《しょうひん》の調達にも使われる。

 近ごろ街では若い女性の失踪事件が急増していた。被害者の中には雪と同年代の少女も多く含まれる。

 女性たちの失踪には新種のセックスドラッグと人身売買組織が関わっていた。布巻はクスリ漬けにした彼女たちを、性処理玩具として権力者に売っていた。

 そうして布巻は街の上層部とも共犯関係を築いた。布巻が逮捕されれば自分たちの悪事も明るみに出ることから、彼らは様々な形で便宜を図る。その中には警察幹部による情報漏洩も含まれていた。

「負けないっ♡ 私は犯罪者なんかにぃ♡ ぜったいっ♡ ぜったいっにまへないっ♡」

 静かな情熱をたたえた吊り気味の眼に炎が灯る。汗で顔に張り付いたミディアムヘアの向こうから男を睨んだ。

 そんな反応さえも楽しんで布巻は腰を振る。


「強がっても感じるでしょう。ご自身の体が孕みたがっているのを。あなたは民警で捕物に参加しているより、男の慰みものになってるほうがお似合いですよ」

 数多く女を抱いてきた布巻には、少女の虚勢などお見通しだった。

 結合を許した性器だけではない。抽送の合間に撫でられる尻や太ももの表面的な触れ合いですら、背筋がぞくぞくして全身が泡立つほど感じる。

「れ、玲夏《れいか》を攫われてなければ、誰があなたなんかに……あっ♡ 体を、ゆるすもんです、かぁぁあ♡ あっ♡ いやっ♡ そこも……くるっ♡ 」

 彼は雪の膝裏に手を添えて持ち上げる。まんぐり返しにして角度を変えクリトリスの裏――Gスポットがある部分をカリで刺激した。

(子宮が降りてきちゃってる♡ そこ刺激されながら射精《だ》されたら妊娠《デキ》ちゃう♡ 分かるっ♡ 体が赤ちゃん作る準備してるのが本能で分かってしまうっ♡)

 見宝玲夏《けんぽうれいか》は雪とコンビを組む相棒だ。年齢は同じ十七歳。ショートヘアーの活発な少女で中学時代は陸上部に所属していた。

 その彼女が攫われた。連れ去ったのは布巻の部下だった。

 あとはお定まりのコースだ。玲夏の命が惜しくば誰にも知らせず指定された場所に来ること。約束が守られなければ玲夏はクスリ漬けにして売ってしまうと脅された。

「自分の状態を言葉で説明してみせなさい。私の性器はおちんぽ、ご自身のはおまんこで統一してくださいね」

「あーっ♡ あぁーっ♡ イクッ♡ イキュッ♡」

「喘いでばかりいないでリポートしてください。パートナーがどうなってもいいんですか」

 言いながら布巻は雪の大きく張り出したヒップを平手で打つ。中身が詰まった肉を叩くパチンッという音が鳴った。

 恥辱の辱めにも是非はない。雪は覚悟を決める。


「あなたのおちんぽが、私のおまんこにそうにゅうされて……なかでかたいのがあばれて、まらイキュッ♡ 犯罪者おちんぽで私のおまんこ、イクッ♡」

「しょせんは正義に燃える美少女婦警さんも女でしたね。ちんぽには勝てませんか」

 男の声に嘲笑の色がありありと浮かんだ。

「まへてないっ♡ まへてないけど……だめっ♡ きんしっ♡ おまんこのよわいところっ♡ おくをずんずんするのも♡ Gスポットごりごりするのもきんし♡」

「そんなに嫌がらないで受け入れてくださいよ。これからずっと仲良くやっていくんですから」

「いやじゃない♡ いやじゃないのっ♡ だからいやっ♡ いやじゃなくなってくのがいやっ♡ いやなのにっ♡ はんざいしゃおちんぽきもちよくなっちゃ、ダメなのにっ♡」

「嘘つきは泥棒の始まりとも言いますよ。婦警さんが嘘をついちゃいけませんね。正直におなりなさい」

「やだっ♡ どうして! どうしてわたしのからだ、おちんぽできもちよくなっちゃうのっ♡ おんなだから? おんなだからおちんぽにかてないのっ?♡」

 布巻は今晩のセックスでクスリを使ってないと言った。そのことが雪の絶望を深くする。

 彼が街に流したセックスドラッグで多くの女性が廃人と化した。脳が破壊された彼女たちは自分の名前や家族の顔すら思い出せない。

 自分の身に起こったら恐ろしいと感じる反面、それだけ強力なクスリを盛られたのなら、外道とのセックスで快感を覚えても仕方ないと自分に諦めがつく。

 だが現状は違う。布巻の言うことを真とするなら、雪は何の仕込みもなく自らの淫らさによって堕ちようとしてるのだ。


「そうですよ。女の子は自分を気持ちよくしてくれる運命のおちんぽと出会うために生まれてくるんです。それが婦警と犯罪者だとしてもね」

(みとめたくないっ♡ そんなのみとめたら、わたしはなんのために……)

 布巻は抱えていた脚を下ろし、まんぐり返しを解除した。彼も限界が近づいていた。最後は全力ピストンで男の力強さを植え付けながらイカせる!

「ひやぁぁ♡ やめなさい! おまんこのおくっ♡ しきゅうにふほうしんにゅうしないでっ♡ いうこときかないとたいほしゅるんだからっ♡」

「それは勇ましいですね」

 布巻は上体を倒して雪に覆い被さる。チュッと桜色の乳首に口づけて甘噛みする。キュッと彼女のおまんこが反応してキツく締まる。

 反抗的だった雪の目元はトロンと溶けて、ほんのり全身が桜色に色づく。若い果実の僅かに酸味がかった体臭が濃くなる。

「あーっ♡ ちくびだめっ♡ またぁっ♡ またイッちゃう♡ ちくびいじわるするのはんそくっ♡」

(ああぁああんっ♡ む、むりぃぃぃぃっ♡ むり、イクッ♡ イカされるっ♡ おちんぽギューって奥に押し付けながら小刻みに子宮口ノックされて、男と女の違いを理解《わか》らせられるっ♡)

 天国あるいは地獄への階段を着実に進む雪。先程までの絶頂も凄かったが今度はさらに凄いのがくる。分かる。分かってしまう。経験がなくても女の本能はそう告げている。理屈ではない。もう戻れない。次の絶頂を経験したら自分は違う生き物に作り変えられる。

 一度おちんぽでの本気イキを体験したら、知らなかったころに戻れない。戻れるはずがない。こんな凄い体験を忘れて生きていくなんて無理だ。


「むりっ♡ こんなの、がまんできないっ♡ イッちゃうっ♡ まけたくないのに……おちんぽなんかにくっしたくないのにぃ……んひぃぃぃっ♡」

 勝てるなどと勘違いしていたのが思い上がりだったのか。初めから結末は決まってたとでも言うのか。認めたくはない。だが体は雪の想いを裏切ってあっさり達する。

「ひぃぃぃっ♡ はひぃっ♡ イッたぁ♡ イッちゃった♡ りゃめなのに……あいのないセックス、きもちよくなっちゃらめなのに……おまんこビクビクって♡ びんかんになってたとこ、あんなにこすられたら……」

「ふぅ♡ 三度目なのにこってり濃いのが出てしまいました。これはアフターピル飲まなければ妊娠確定ですね。もちろん飲ませませんけど」

 布巻は雪の膣内からペニスを引き抜く。射精直後でも七分勃ち程度の硬度は維持していた。

 いますぐにでも再開できそうな威風堂々とした佇まいに雪は目を丸くする。

(凄い。男の人のほうがいっぱい動いて疲れてるはずなのに、まだおっきいままなんだ……)

「これから婦警さんを私の性欲処理係に任命します。励んでくれてる間はパートナーの身の安全は保証しますよ」

 相棒の命が惜しければ拒否権などない、と布巻は雪の退路を断つ。

 相棒のために仕方ないのだ、と、彼女は用意された言い訳に縋った。

「これからもその体で楽しませてくださいね。まずは射精したばかりのちんぽを口で綺麗にしてもらいましょうか」

「はい♡」

 二匹の獣は再び絡み合う。

 夜はまだ終わらない。

ここまで

これくらいのスケッチを思い浮かぶままに書いていって、前後を繋げて一本に編むということを最近はやっています。これはこのまま使うか分かりません。

今回ので4300文字ほど。20×20の原稿用紙形式では12枚ジャスト。


これを1ブロックとして24ブロック用意すれば10万文字なので、ちょっとした長編の分量です。

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