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こんばんは、夜明食堂です☕️

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

まだまだ5月も半ばですが、夏のような暑さがやってまいりましたね。

そろそろ冷蔵庫にアイスを備蓄しておく季節かも知れません。

夜食はアイスだと、パルムが好きです。あの外側のビターなチョコのお味と、内面のソフトなバニラアイスのコラボレーションがたまりません。みなさまも、冷蔵庫の中に1パルム、ぜひご検討ください。


閑話休題、タイトルの件について。


ここ1、2年ほどカラーイラストの練習に力を入れていた夜食ですが。

ふと原点に立ち返り、漫画を描いてみようかと筆を取ったところ、カラーイラストとモノクロ調のコミックイラストでは、使う表現やブラシが全然違うことに改めて気がつきました。


特に気になったのがツヤベタと、質感を表すために描く斜線のこと。

今回のカバー画像で使用したイラストは、髪の毛にツヤツヤとした細いベタ塗りの表現を多用しています。この、いわゆる「ツヤベタ」は、漫画でよく見る表現ですが、カラーイラストではあまり意識して使うことはないなと思います。似たような筆のタッチは時々使いますが、ここまでハッキリと髪のツヤを描画するのは、漫画ならではですね。

また、なんと言葉にすればよいか悩みますが。質感を表現するために、服や帽子にササッと入れている斜線。これも、カラーイラストではあまり使いません。細かい線を主線の段階で入れてしまうと、「面」で塗ることの多い色塗り作業の邪魔になってしまうことが多いため、ここまでたくさんの「線」を使って質感をしっかり描くことはあまりありません。仕上げの段階で軽くアクセントとして入れることはありますが、これも「線」が主体となる漫画だからこそ、自然と使ってしまう表現だなと感じました。たくさんの斜線を重ねて描く「カケアミ」もそうですね。漫画だと当たり前な「線」での表現方法の一つですが、カラーイラストで使うことは滅多にないなと改めて気づきました。


イラストと漫画、「面」と「線」の使い方。

この2つの分野は似ているようで、まったく違う技術を要求されていると、学びながら実感としてわかるようになってきました。

ただ、カラーイラストで学んだ「面」への意識と、面に対する「光」の表現。この知識は、今後描く漫画にもたくさん活かせるのではないかなあと思っています。


今までは、漫画はできるだけ白黒の2色でハッキリと描き、物の固有色を示すために時々グレーを使う…といったシンプルな作画方法をとってきたのですが。

身の回りで人気な漫画作品などを観察してみると、もっと豊かにグレーの階調を使い、上手に光を表現しているものが多いなと気がつきました。

この「グレー」の使い方。今までは少し多用することに抵抗があったのですが。画面がより豊かになる表現は、なんであろうと使ったもん勝ちだなあと、近年では作画に対する自分の考え方に変化が出てきましたので。

次に描く作品では、この「グレー」の使い方を意識し。よりリッチで見栄えする漫画を描けたらいいなと、新しい目標ができました。

もちろん、多用するばかりが良いとは言えないので、使うバランスも大切ですが。そこは実践の中で加減を学んでいくしかないかなと感じております。みなさんの期待に応えられる、そして目の肥えた夜食自身の期待にも応えられる、そんな漫画を描けるようになっていきたいです。


元々は、自分の画力の低さがコンプレックスで始めたイラストの勉強。

今は学びのおかげで少しずつ、自分と作品に自信が持てるようになってきたので。

この調子で、背筋をまっすぐにして歩けるように。自分にできる表現を磨いていきたいなと思います。

こうしてつけた自信が、筆の技術が。巡り巡って、みなさまが安心して豊かに作品を楽しめる環境につながっていったらいいなと思います。

「この人の作品が好きなんだよ」と周りの方にご紹介いただいても、誰にも恥をかかせない自分でありたい。そんなことを考える、夜明食堂でございました。


本日も胡乱なひとり語りにお付き合いくださり、誠にありがとうございました。

明日冷蔵庫に入れるアイスの種類などに思いを馳せつつ、今日はゆっくり休みたいと思います。みなさまがお好きなアイスの種類も、ぜひ教えてください。

それでは、おやすみなさいませ🍨

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