闇夜に溶ける選択 (Pixiv Fanbox)
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お久しぶりです〇saです!
この時期特有の忙しさも相まって大分忙しく更新が出来ませんでしたがようやくできました…!
今回は久しぶりのおまんこ男と言う事でSSの方も少し書いてみたので…楽しんでいただければと思います…!
大陸を横断するように侵攻する帝国軍、その毒牙に掛かり1カ月も持たず我がビカント王国軍は帝国の軍門に下り、そして、王国軍軍団長である俺、デュモン・オーガストは捕らえられ、一国の命運を決める選択を迫られた。
「―1000年続く王国、その王の寝室となればどれ程の物かと少しは期待していたが…存外謙虚な物だ…名君とは聞いていたがさぞかし、民に慕われていたのであろうなぁ?」
異国の嗅ぎ慣れぬ怪しい香と薄闇の向こうから件の男、帝国の王「ダグザ」が我が物顔で現れた。
「貴様の様な男に我が王の何が分かるッ!」
「そう吠えるな、獅子と呼ばれたが男が…ックハハハ!存外かわいらしい表情をする―」
思わず顔が引きつってしまうのは、俺が鎖で繋がれた上に裸に剥かれているのもある、しかし、それ以上に―
「―ここも生娘の様ではないか!」
俺の「女性器」に指を這わせダグザは笑う、感じた事の無い悪寒が駆け巡り全身を強張らせる。外法の魔術によって俺は文字通り「女」にされてしまったのだ、このダグザの子を孕む丈夫な「腹」として。
「…っ!こんな事をしてまで俺の様な男を抱きたいかッ!大した趣味の悪さだ!」
「なんとでも言えばいい、貴様はその趣味の悪い男に抱かれるのだから!」
そう言うや否やダグザは服を脱ぎ捨てると、凶器と言って差支えの無いほどに勃起した男根が熱気をまとって現れる。
「ははっ、よぉく見ておくのだな!お前の初めてになる男の一物をな!!」
どれだけの『女』を抱いたのか赤黒く反り立つ子供の腕はあろうかと言う竿、根の様に這う血管、これ以上に無いくらいに張った亀頭、そこから溢れ出る先走りと臭気、男根に見合う巨大な陰嚢、孕ませるためにこれ程までに特化した男根があって良いのか?そう思わざる思えない程の圧に、俺は思わずたじろいでしまう。
その表情をこの男は見逃さなかった。
「今更怖気づいたか?いい顔だ…さぁ、思う存分鳴くがいい!」
「ガァッアアあッ!?」
体が引き裂かれたかと思う程の熱と痛みが思考を塗りつぶし、呼吸もままならい俺は凌辱される屈辱を甘んじて受け、ただ悶えるしかなかった。
「いいぞ!その顔!屈強な男が我が為す統べなく身悶える様!最高にそそられる!あぁ!出すぞ出すぞ!その腹に我が世継ぎを孕むが良いッ!!」
ダグザは自分自身にも外法の魔術を施していたのか、信じられない程の量の精液を俺の中で解き放ってきた。奴の射精が終わる頃には俺の腹はまるで臨月を迎えた妊婦の様になっていた。
「くっふっ…ツっ!」
塊のような精液が俺の中を満たし汚されていくのが分かる、文字通りこの男に俺は孕まされたのだ。
「くっくく、久方ぶりに満足のいく床入りであったぞ…次の世継ぎが今から楽しみだ—」
「世迷言を!腹を切って死んでやるッ!!」
寝室を後にしようとするダグザに俺は思わず食い下がる。
しかし、奴は一笑し告げる。
「それも良かろう、好きにすればよい」
「ただ俺とて人の子…この国に世継ぎが居るとでもなれば、温情を図ってやるのもやぶさかでは無いであろうに…なぁ?」
それは俺にとって明確で的確な脅しであった。そして、その言葉が真実だと言う事も、侵略を受けた国々の顛末を聞き及んでいる俺には理解できたのだ。帝国の侵略を受けて尚残った国は選んだのだ、国を守るその選択を。
闇に消えていく奴の背を何時までも睨み続けるしかなかった―。