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※今回、かなりの長文になっています。ただ今後の方針についても書いているので、できれば最後まで目を通して頂けると嬉しいです。


毎度のことながら更新が遅くなり申し訳ありません!

ただ今回はスランプで・・・とか気が乗らなくて・・・みたいなことではなくタイトルのことで色々やってました。


そう、AIです。

正直最近まではAIイラストに対して嫌悪感というか排除するような雰囲気を感じていたんですが(特に絵師やそのファンの方から)、最近はpixivやtwitterで流れてくるAIイラストの閲覧数も多く、いいねが結構ついているのをよく見るようになりました。さらにAIイラストを使った作品も販売されていて、しかもかなり購入されている現実を目の当たりにして、これは触れておかないとますます置いていかれるなと思い、ここ2~3週間AIを導入する為に色々と奮闘していました。


最初はNovelAIを使うつもりだったんですが、ControlNetというキャラクターのポーズを制御できる機能を使えるのはstable diffusionだけ(?)らしく、さらに色々な便利機能を使うことが出来るということでこれを導入することにしました。ただゲーミングPCのようなハイスペックのPCが必要とのことで、10年前のポンコツPCを使っている私には導入することが出来ませんでした・・・残念。



・・・ということでゲーミングPCを買いました(笑)

google colabを使えば扱えるという情報もあったのですが、制限(使用時間とかnsfwが作れない?とか)があるらしく・・・じゃあ買うかとなりました(笑)

自分でもかなり思い切ったなと言う感じです。

ただここからが大変で、新しいPCを置くスペースを確保するために掃除していたら水分補給用の水を倒してしまい周辺を水浸しにするところから始まり、購入したPCをディスプレイに繋いでも何故か画面が映らなかったり、なんとか操作できる状態になったのでstable diffusionを導入しようとしたら当然のようにエラーが出るし、涙目になりながらエラーの原因を調べてようやく導入出来たと思ったら、フォルダの移動ミスでフォルダの階層がぐちゃぐちゃになって最初からやり直しになるし・・・いやぁ色々あったなぁ・・・(遠い目)

(一応補足しておくとPCに強くなくても2~3日もあれば出来ると思います(笑)


正直まだまだあるんですが、もう既に長文になってしまったので一旦終わりにして

私の2~3週間の成果をお見せしたいと思います。


風花さん風です。これに辿り着くまではそこまでの画像だった(といっても十分凄いんですが)んですが、これが生成されたとき思わず声が出ました。ただ噂通り手は苦手みたいです。


ストレートにえちえちにしました。ただ机と窓のパースが合っていないので違和感がありますね。そしてやっぱり手が上手く描画されません。


・・・イイ!

でももう少したれ目の方がいいかな。あとやっぱり手が変ですね。


これは結構いい感じかなと思ったんですが、よく見ると砂浜に埋まってますね。手は上の画像よりは良くなったかな。


良い感じ。でも手・・・


そしてこれ。実は前の画像はモデルの絵柄のままという感じだったんですが、これはloraという仕組みを使って自分のイラストの絵柄を覚えさせて出力したものです。どことなく私の絵柄や塗りに近いですね。というよりモデルの絵柄と合わさってグレードアップされているように感じます。ただ覚えさせたイラストが効果線や書き文字が描いてあるものなのでそれらしきものが出てきてますね。

モデルを作るのはハイエンドPCじゃないと出来ないという認識だったので、最初は自分用のモデルをつくるつもりはなかったんですが、loraはある程度のスペックであれば作ることができ、さらに必要な基イラストも20~30枚程度でいいので、まさに革命的な技術だと思います。・・・というか特定の絵柄を簡単に真似できてしまうので普通に恐ろしい・・・これはお試しということもあって適当にloraを作った影響か、結合部が融合してしまってますねwあと私も手を描くのが苦手なので言わずもがなと言う感じです。ただ、しっかり作ればAIだけで事足りるようになるかもしれません・・・これ私が描く必要ある・・・??


莉緒ちゃん風。下の画像は上の画像の条件をそのままにして自分の絵柄loraを適応させたものです。これにより背景とかポーズが少し変わっていますが、塗りが変わったことが分かります。あと何故か年齢が上がった気がしますw


上は風花さん用のプロンプトを莉緒ちゃんに適応したら爆乳になってしまった画像ですw・・・ということで下は控えめに。あと前の画像もそうだったんですが、目のハイライトが消えがちです。

温泉。ここで注目したのは背景です。岩とかお湯とかちゃんと私の絵柄に合わせてアニメ塗りっぽい感じになっています。私は描いたことがない(というか描けない)どころか自分が求めていた理想の背景に近いものが出来上がってきたので・・・もう脱帽ものです。私自身は背景描けなくて苦しんでいるというのに・・・・!

ちなみにこれ以外にも出力してみましたが温泉に浸かってはくれませんでしたwプロンプトを工夫すればできるのかな?


他にもいろいろ試してみましたが、長くなりすぎるので一旦ここまでとして・・・

総評。AIやばい。

また、AIの利用方法として当初想定していたことの一つが出力画像をベースにして自分風に描き直すというもので、下のイラストはそれをやってみたものなんですが・・・

こんな感じになりました。背景はおかしなところをレタッチしつつキャラに合わせました。ただ、これを描いているとき、これ描き直す必要ある??という思いが凄く強くて描くのがかなり苦痛でした・・・本当は出力画像のままの状態も載せて比較してもらいたかったんですが、例のフォルダ移動ミスでデータがなくなってしまいまして・・・もう踏んだり蹴ったりです。もし比較してもらったとしても、正直AIの方が良かったと言う人が多いと思います。もう基になる画像を私が描いて覚えさせてしまえば私が描く必要が既に無いかもしれませんね・・・


というわけで以上が2~3週間の成果でした。

やっぱり話題になってるだけあって、イラストレーターの存在価値を揺るがすほどの強い衝撃を改めて受けました。

ただ、AIを触っている中で苦手としているところも何となく分かってきました。

・複数人描くのが難しい。(特に絡みがあるもの)

・大胆な構図を描くのが難しい。(control netがあっても難しい・・・)

・微妙な表情の機微を表現するのが難しい。

・手が上手く描けない。

・自分の絵柄の目を描くのが難しい?(これはloraでなんとかなるかも)  ...等


そしてここからが本題で、今後の方針をいくつか考えています。

1. AIには頼らず、今までのやり方で頑張る。

2. AIに画像を出力させて、それをもとにイラストを描く。(AIを補助として使う)

3. より自分の絵柄を持ったAI画像を出力させる為、loraで学習させるためのイラストを描いて支援サイトに公開する。


個人的にはもう1.は限界があるかなと思ってます。ここ数年間はコンスタントにイラストを描いていますが、あまり成長しているようには思えません。であれば、2.のように出力画像を基にしてイラストを描いた方が自分にとっても勉強になりクオリティも上がると考えてます。ただ、それをやってみた結果、結構苦痛だったのでどうしたものかという感じです。

3.はloraを触っている内に思いついたものです。今のイラスト界隈ではAIに自分のイラストを学習させるのを禁止している方が大半だと思います。私も一応イラスト描きなので、その気持ちが凄く分かりますし禁止したいという思いが強いです。ただ、もうここまで来てしまった以上、学習させる人はさせるだろうし、その文言にあまり強制力がない気もします(そもそも今までも無断でイラストが別サイトに転載されていたようですしね・・・!)。

というわけで3.で進めるとき、私のイラストをloraで学習させても良いことにすれば支援者の方は私の絵柄である程度自分の思い通りのイラストを作ることが出来ますし、stable diffusionを導入出来ない方でもlora用のイラストや私が出力したAIイラストを閲覧することができるので面白いと思っているのですが、如何でしょうか?


ただしその場合、そのloraを使って出力した画像を自作発言したり、不特定多数の人が閲覧できる状態(SNSに上げる等)にしたり、販売する行為は禁止させて下さい。つまり自分だけでAIイラストを楽しむ為に私のイラストを利用することは問題なしとします。また、作ったloraを公開したり販売することも禁止します。あくまで個人用での使用をOKとします。もう少し言い方を変えると、私が不利益を被るような行為はやめてねということです。


また、上で挙げたAIの弱点を克服するようなloraが作れるのではないかという個人的な興味もあります。たとえば後ろからおっぱいを揉まれている女の子の画像を出力したいとします。つまり二人以上で絡みがあるイラストです。試してはないですが、おそらくこれを出力することはかなり難しいのではないかと思います。そこで、その状況のイラストを一定数描き、loraを作ることでこの問題をある程度解消できるのではないかと思っています。正直loraがどこまでできるものなのか分かりませんが・・・後々の為にやってみる価値はあるのではないかと。ただ一番の問題は私が同じようなシチュエーションのイラストを20~30枚描かなければならないということなんですが・・・果たして出来るのか・・・?(笑)


ということで個人的には3.でやっていきたいと思っているのですが、如何でしょうか?(ちなみに2.も少しは取り入れてレベルアップしたいという気持ちもあります)

中にはAIに抵抗があって、AIを使ってない人だから今まで支援していたのに・・・!という方もいらっしゃると思います。なので一度支援者の方や支援を考えている方にお伺いを立てようとこのブログを書いた次第です。


今回の件でご意見があれば、コメント頂けると嬉しいです。


長文にお付き合い頂きありがとうございました。

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Comments

ミスターペケ(もぬ)

コミッションでは多少厳しくなる(特にSkebはAI匂わせただけで通報されかねない所はある)とは思うのでSkeb以外にもコミッションの窓口を開けた上で支援サイトに公開するという意味では3.は有りだと思います。

Anonymous

私も昨年からNovelAIを触り始めました。 イラストの質的にstable diffusionにも触ろうとしたのですが、著作権がどこになるのかの違いで、敢えて触らないようにしています。 NovelAI:イラスト製作者に著作権あり stable diffusion:イラスト製作者に著作権なし(だったはず…) stable diffusionの作品はpixiv等に掲載するだけなら問題なさそうですが…、販売系に手を出す際には一度お調べした方がよろしいかと思われます! ※間違っていたらゴメンなさい><

お酢

名一さんご自身が描かれるイラストが大好きなので少し悲しいところはありますが、名一さんが伸び伸びと創作活動ができる方針であれば支援者としてはそれが一番だな、と思いました。名一さんの塗りが大好きです!

Vガンガル

AI見てて思うことは上記にもある通り絡みが今一つ出来が良くないことと乳首があんま出来が良くないってところですね 絡まないソロであっても苦手としている手を使うことになるオナニーもいまいちなのでその辺が好きなものにとってはちょっと物足りないと感じています なのでその辺を改善できるかというのにはちょっと興味がありますので、とりあえずやりたいようにやってもらったのを見て今まで通り都度感想を述べていきますのでそれでどうするか判断してもらえたらなと思います

exse

正直な意見を言えばAI絵だと個性を出すのが難しいと 感じるので見る側としては1番最後の絵が1番しっくり来ました ご自身のお考えが1番だと思うのでまずはなさりたいようにしてみるのが良いのではと思います

HVMan

AI as assistant is the way to go. AI is a tool, and just like any other when used too much or improperly it results in a less then great end product. Also might just be a personal preference, but I don't really like how AI art comes out. Besides, I like your work. I want to keep supporting you because I like your style, and there is nothing like the human touch, especially in the details and variations! I look forward to what more you have in store! ----- アシスタントとしてのAIは、これからの時代です。 AIは道具であり、他のものと同じように、使いすぎたり、不適切に使用したりすると、あまり良くない最終製品になってしまうのです。 また、個人的な好みかもしれませんが、私はAIのアートが出来上がるのがあまり好きではありません。 それに、私はあなたの作品が好きです。あなたのスタイルが好きだから、応援し続けたいし、特にディテールやバリエーションにおいて、人間のタッチに勝るものはないのです。 これからも楽しみにしています。

naichi

At first, I was trying to use AI as an assistant, but after learning various functions, I was thinking in the direction of entrusting everything to AI. However, the idea may not have been very good. I would like to think a little more about the future. Also, thank you for liking my work! Thank you for your comment! 最初はAIを補助のように使おうとしていましたが、色々な機能を知ることで全てAIに任せるような方向で考えてました。 ただ、その考えはあまり良くなかったのかもしれません。 今後についてはもう少し考えてみたいと思います。 あと、私の作品を好きと言ってくれてありがとうございます! コメントありがとうございました!