徹夜で仮眠室になだれ込んだチヒロとイチャイチャしてからふわふわした眠気とともにキスしまくったり匂いを嗅ぎ合ったり好感度最大のままクールに着衣パイズリで丹念に絞ってもらってからベロチュー縦パイズリで追撃してもらう (Pixiv Fanbox)
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「ここも10日ぶりか……先生が使ってるにしては片付いてるね」
シャーレの仮眠室。
六畳ほどの部屋に事務用の椅子とダブルサイズのベッドがひとつ、小さなラックに毛布の替えが置いてあり、文字通り仮眠するためだけの簡素な景色。
艷やかな紺色のショートヘアでカーディガンを羽織り、上から白と濃紺のパーカーを着て佇むミレニアムの女生徒────各務チヒロは、部屋の入り口から隣に立つ男性の目に視線を移す。
「あ……ここ1週間ぐらいはほとんど机で突っ伏して寝落ちしちゃってて……はは」
「…………はぁ」
チヒロがコンサルティングを担当する会社のサーバーメンテナンスを見学するため、今日は一日中行動を共にしていた男性────チヒロの『先生』が困り眉で返す。
「まあ、先生も色々と大変なのはわかってるし今更そういうところはつつかないようにするけど…自分の体のメンテナンスは大事だよ」
気遣いの言葉を投げかけつつ、相変わらず不摂生、不規則な生活を続けている現状にため息を落とすチヒロ。
リラックスの体勢をとるべく、装備をベッドの横に静かに並べていく。
「心配してくれてありがとうね。でも今日はチヒロがここを使うよね。私はちゃんとPCの横のソファで寝────」
「待った。ソファで寝るのも椅子で寝るのも大して変わらないよ」
厚手のパーカーを脱ぎながら、先生に近づき視線で刺すチヒロ。パーカーが椅子にかけられる際、カーディガンとの隙間に滞留していたチヒロの香りが薄く広がり先生の鼻孔を突いた。
「って言っても、ベッドはひとつだけだし……」
まさかまさか、一緒に寝ようとは言い出すまい。
「私はいいよ。ダブルサイズだしスペースもある」
言い出しちゃった。
「いやいや!まずいって!せめて床で!」
「寝る場所には気を遣ってね、ってやりとりをした側からそんなの論外だよ……ふぁ……」
小さく口をあけ、クールな顔立ちからギャップを感じさせる可愛らしいあくびを見せる。おそらく眠気によるせいか、いつもよりやりとりが投げやりというか……効率を求める姿勢も相まって最適解をズバッと出してくる状態だ。
「ん……もう3時だね。睡眠時間もほとんどないなあ……まあ仮眠だからいいけど……」
置いてある時計の方に目をやり、視線を外している内にこちらもチヒロの体に視覚をスライドさせる。
水色のカーディガンに襟を大きく開いたブラウス。首から紐でさげられている定期入れのような手帳サイズのものにはミレニアムの校章が刻まれており、カーディガンの胸ポケットを通してピンで留められている。
その黒い紐が曲線を描いて滝のようにぶら下がっている状態を作っている、大きなふたつの丘。青いネクタイと水色のカーディガン、ふたつの厚手の布をも押し上げ強烈な存在感を放っている。
「先生は奥の方に寝転がっていいから。とりあえず入り口に立ってないで……ドア閉めて」
しっかりとブラで固定されているはずなのだが、今日のメンテナンス中にはふわふわとたゆみ、揺れ、重力に反し、意志を持つかのように自由に動いていた。
耐え難い睡魔が襲ってきた今、あの豊かで壮観な双丘に顔を埋めて眠りに落ちればどれほど幸せだろうか……正常な思考力も無くなってきた。
日頃の疲れなんてたちまち吹き飛んでしまうだろう。しかし、そんな体勢になってしまったら自分の脳とは引き換えに下腹部はたちまち屹立し
「視線。あからさますぎだよ」
ここで初めて自分の視線がガッツリとチヒロの胸に釘付けになっていたことを指摘され、猫背だった姿勢が直立し頭を上げる。
「はいっ!?すみません!ごめんね!?寝てた!?」
なんて情けないごまかし方だろうか。今まさに「胸見てたよね」と言われてから返す言葉として最悪に近い。
「ごめん!いや~その!チヒロの~その!綺麗な髪とか!厚着しててもスタイルがいいな~とか……特にその……バストとか……好きで……夢中に……あは……は……ごめん、セクハラ極まれりって感じだよね……」
「………はぁ………」
本日二度目の深いため息。しかし、一度目と違ってチヒロの頬がわずかに、ほんのわずかに紅潮したのを捉える余裕はもちろん無かった。
「とにかく!一緒に寝るのはまずいって!なんかこう……ほら!『あやまち』が起きちゃうかもしれないし────」
「『あやまち』が起きなかったらいいの?」
「私もチヒロと一緒に寝たいけどね!?絶対いい匂いとかしてすっごくリラックスできる!でも我慢できなくなっちゃうの!情けない大人でごめんね!?」
「じゃあ未然にその『あやまち』が発生しないようにすれば大丈夫だよね」
「いや、それができれば苦労もな────」
まくし立てながら、今度はチヒロの視線が己から外れていたことに気づく。
投げかけられた先は────自身の眠気なぞ意にも介さず怒張した己の股間であった。
「…………ほ、ほら……こういうことがさ………」
なんとか体裁を保って説明に利用し、理解してもらおうとする。
勃起した竿を指しながら『君のおっぱいでムラムラがとまらなくて我慢できそうもないよ』……尊厳もなにもあったものではなかった。
二人きりの密室でよかったなあ、と心から思う。
「こっちの動作に反して、エラーが起きちゃうよきっと。セキュリティは万全にしておかないと!なんてね。それじゃあおやす────」
今日学び得た単語が利用されて脳から直接出力される。もう眠気や羞恥でオーバーヒートした脳は、普段と違う言語野から発言してしまっているようだ。
「そのセキュリティをチェックするのは、私の得意分野だよ」
いつもの表情といつもの態度のまま。
慣れ親しんだPCをクリーンアップするかのように問いかけてくるチヒロ────の手が、先生の腕をしっかりと掴んでいた。
「チヒ────」
振り向きながら名を呼ぶ直前、視界には艷やかな紺色の毛並みが広がった。
次に感じた『心地のいい温かさ』に意識を向けた瞬間、自分がチヒロに抱きしめられていることに気づいた。
「ここを『メンテナンス』して、セキュリティホールは埋めておけば問題ないよね」
「え、ちょ────」
諭さないと。伝えないと。
そんな最後の理性を、チヒロの身にまとう衣服から伝わる体温が優しく解していく。
「……私、あまり言葉を並べ立てるのはそんなに得意じゃないんだ。技術屋気質、っていうのかな。だから────」
吸い込まれるような青く鮮やかな瞳孔に意識ごと奪われる瞬間────
「こういう時は、任せてくれていいから」
チヒロのひんやりとした白い指が後頭部に回され、唇に柔らかな感触を当てられる。
「一応……恋人、なんだし」
大人としてでなく、男としての理性を焼き切る強烈な一言。
気づけばチヒロの名前を叫び、強く抱きしめ返していた。
***
「んっ……ちゅ………ん……ふ…………ぅ………」
仮眠をとるのが目的である密室で激しく抱きしめ合い、チヒロの唇を何度も味わう。
本来であれば、『そういうムード』になった時は年の離れた少女を優しくリードしたかった。しかし、連日の疲労に溜まった睡魔、トドメにチヒロからの態度で示された好意にストッパーも何もなく、海外ドラマのベッドシーンのように立ったまま激しく頭を交互に入れ替えディープキスを繰り返す。
余裕のない大人で恥ずかしい限りだが、そんな姿もチヒロは包み込んでくれる。
「んっ……ふ……ちゅ……ちゅっ……ちゅぅ………っふ……っはぁ……」
味覚が甘ったるいコーヒーで埋め尽くされていく。唾液を交換する度に興奮度が加速していき、チヒロの舌をこちらの歯で甘噛みしたり、逆にこちらが舌を差し出すと甲斐甲斐しく吸い返してくれる。
人体のサイズ感でいえばかなり小さいと言える口内での粘膜接触がなぜこんなにも快楽を伴うのだろうか。『愛する人と行う』という行為による幸福感の後押しも大きい。
フレームが大きめのメガネにこちらの鼻筋が当たらないように気を遣いつつ、半目でチヒロの前髪から覗く整った睫毛に注力したり、じんわりと浮かぶ額の汗にも目をやる。
「っ……ふ……チヒロっ……!」
キスを中断し、強く抱きしめチヒロの髪に顔を埋める。こちらのみぞおちあたりに押し当てられた胸が大きくたわみ、それぞれわずかな硬さを感じる位置が違う。中でブラの位置が乱れてしまったのだろうか。
「んっ…………ふぅ………」
こちらの強い抱擁を同程度の圧力で返し、こちらの胸の中で息を整える姿が見える。それを尻目にチヒロの右耳を隠す髪を鼻でかき分け、首筋の生え際あたりで大きく深呼吸する。
「ん……すこし、くすぐったい……」
ミントの香りがするクール系のシャンプーを使ったのだろうか。髪色に合った爽快な香りに相反する少女特有の甘い匂い。
年頃の女性の薄甘いスイート臭は優しいものであるはずなのに大人に対してはひどく暴力的で、下腹部に集められた血液がより強烈に収縮を繰り返し、ポンプのように脈動する。
首筋に舌を這わせ、さらに堪能すべく表皮を……
「その……さ……まだシャワー浴びてないから……室内とはいえけっこう動き回ったと思うし……」
制止ではない声色だった。
チヒロの首筋に舌を這わせ、ほんのわずかに酸味を含み輪郭をともなった体臭を堪能する。本人は臭いを気にする旨の発言を放っていたが、不快感などまったく感じられないどころか、こちらにとってはとてつもなく興奮するフェロモンである。
手のひらから半分以上も余る大きな胸に指を沈ませ、うなじには顔を沈ませ触覚と嗅覚に暴力的な快感を送り込む。股間にぐんぐんと血液が集まるのを感じる。
「……もう………変態」
シンプルな罵倒の一言だが、声色は先程よりもさらに桃色に近い。『仕方なく許容してあげている』という愛情から来る充足感がこちらの快楽と興奮にバフをかける。
「ん……すんっ……すぅう~……チヒロの髪……本当にいい匂いだよ……汗も……」
「……言わなくてもいいって」
本心からの言葉だが、気恥ずかしさでごまかされてしまう。
証明したい。胸を張っていいたい。徹夜で動き倒して普段あまり汗をかかないチヒロの香り、最高ですと。
行動で証明しよう。変態の大人ですから。
「っ……ちょっと……」
額と後頭部、全方面から髪に自分の頬をなぞらせた後、チヒロの右腕を上げ、カーディガン越しの脇まわりに顔を埋める。
「ぅ………恥ずかしい、んだけど……」
あまり汗をかかず、体温も高くないといっても人体の急所のひとつ。太い血管が通り優先的に発熱を伴う脇はチヒロにとっても蒸されやすい場所であり、額に汗が流れない気温の場所でも密閉された脇まわりは発汗している場合もある。
丹念に深呼吸を繰り返す。トリートメントを含めた髪まわりの優しくまろやかな香りとは違い、こちらは雌としてのフェロモン本来の役割を果たす強烈な甘さ。脇の中心部である腋窩(えきか)に鼻をあわせるように擦りつけ、犬のようにぐりぐりと顔を埋め込む。
柔らかなカーディガン越しに染み付いたチヒロの匂いが内側に浸透し、こちらのパンツの内側が明らかに我慢汁でベタベタになっているのを感じる。
「もう……先生ってば……」
呆れた調子で呟くが、こちらの後頭部に添えられたチヒロの手からは引き剥がそうとする気概は感じられなかった。左手に装着された大きな時計がうなじに当たっている。
「………先生の髪も……いいにおいするね。いいにおいというか……安心する」
『別に嗅いでもいいから早く済ませて』といった諦めに近い、それでもこちらの変態的な欲求を受け入れてあげようという心の広さにこちらの情けない性欲もまた興奮に作用している。
互いのフェロモンを吸引する時間は永久にも感じられた。
「チヒロっ……ここも……嗅いでいいかなっ……絶対……いい匂いだからっ……」
息を荒げながら、チヒロの右胸を優しく触る。
「脇まわりを確認してから、いまさらここで許可を得ようとしないでくれない……?」
年頃の女学生にとって、恥ずかしさの順位は当然逆だろう。余裕がないので気づけませんでした。いや、どちらもいい匂いだと言いた……行動で示させてください。
「………ん」
顔を少し傾け、ネクタイを左手で持ち少し胸を突き出し、こちらに身を預けてくれる。お待ちしておりましたと言わんばかりに両頬が双丘から圧迫される。
「んっ……♡うぅ……♡っすぅぅ~~~………♡♡」
「この……谷間とかさ……溜まっちゃうんだよね、どうしても……汗……」
聞いてないか、という感じでやれやれ顔のまま抱擁してくれるチヒロ。こちらの深呼吸があまりにも余裕のない感じだったからだろうか。
少し前に夢想した『このおっぱいに顔を埋めて眠れたらどれだけ気持ちがいいだろう』という欲求が今、まさに叶えられている。答えを一言でいうならわかりきったことではあるが────
「ふっ……♡んっ……ぐ……♡♡」
眠れるわけがなかった。細かく呼吸をしても長く繰り返しても、絶え間なく襲いかかる甘ったるい乳の香り。
髪にかかる爽やかな匂いとも、脇まわりのストレートにエロい香りのちょうど中間ともいえる、いいとこ取りの薄甘さをぶつけられてしまった。
「ぐっ……♡はぁっ……はぁっ……♡」
我慢の限界と言わんばかりにジッパーを下ろし、締め付けられていた愚息を解放する。視覚と嗅覚はすべてチヒロの乳にジャックされているため確認できないが、人生でも最高位とも言えるほどの怒張を達成しているのはこの感覚からも間違いないだろう。
「……いいよ、直接嗅いでも。ほら」
ブラウスのボタンを2つほど外し、再び抱きしめてくれる。
カーディガンを始めとした衣服越しに染み付いた匂いはいわばフィルターを通したもの──それでも脅威的ではあったが──後からそう言えるほど、生の柔肌に鼻を擦りつけて吸引するチヒロの『乳臭』は犯罪的なエロさだ。
「んっ……く……♡ふっ……ふぅ♡チヒロっ……♡すぅぅうう………♡」
むにゅ…に…と優しくたわみ先生を包み込むチヒロの谷間に我慢ならず、自らの肉棒を右手で扱き始める。
ミレニアムのハッカー集団『ヴェリタス』の副部長、各務チヒロの巨乳を独占し、顔に埋めながらの身勝手なオナニー行為。
メンテナンスのために長時間動き回り、濃密に蒸され密閉された彼女の乳香を鼻いっぱいに吸い込みながらのマスターべーションはとてつもなく甘美で、数秒後にはあっけなく射精してしまうだろうという状態になった。中腰をかくかくと震わせ、大人としての尊厳なんて微塵も感じられない。快楽のみをこの胸の中で貪りたい。
ああ、でもできるなら。できるなら、この胸で。
この豊かなおっぱいに、この怒張した肉棒を挿し入れ、堪能することができたなら────と、思案する間もすぐに中断されるような射精の予感。その直前、
「待った」
「ふぐ!?」
「先生の考えてること、わかるよ」
………………………どれ?
「射精……ここでしたいんでしょ。いいよ。ベッドに腰掛けて」
すっとぼけてみたものの、お見通しでありました。
シてもらえる。チヒロに。パイズリを。
「遠回りになったけど……実は最初からここでスッキリさせてあげようと思ってたんだよね。だって先生、今日もずっと見てたし」
すっとぼけてみたものの、お見通しでありました。
セクハラ視線を謝りつつも、この巨乳でのパイズリを『許可』してもらえたという事実で、このあと遅い来る快感を目算できず既に空想だけで発射しそうになってしまっていた。危なかった。あと2擦り半もしていたらこのフェイズだけで無駄撃ちしてしまっていただろう。
とてつもない速さでベッドの縁に腰掛け、爆速でこちらの衣服を取っ払い、お願いしますと今日一番の声量で発声。この瞬間ばかりはベストコンディション。
呆気にとられつつも、膝立ちの姿勢でゆっくりとこちらの太ももあたりに手をかけ、優しく開いてスペースを確保する。床はカーペットなので膝への負担も少ないかな……という気遣いも吹き飛ぶほど、上から見下ろすチヒロの胸は圧巻そのものであった。
下腹部はおろか、自身の足元も満足に確認できないだろう。少し体をよじるだけで『ゆさっ……♡』と擬音が目に見えるほどの質量。今からこの、胸で────
「えっと……知識はあるつもりだけど、どうしたらいいかとかあったら、教えて」
愚息の跳躍を返事として一瞥し、カーディガンにブラウス……ブラのホックも外し、しゅるりときれいな音を立て脱衣を済ませていく。
このサイズならブラを固定したまま突き出してもらい、縦に挿乳する選択肢もあったが、もう一度装着してもらうのも申し訳ないのでチヒロの動きに注目する。
「……少し落ち着いちゃった?」
いつでも発射できるぞという威嚇にも似た臨戦態勢で耐えていた逸物は先程よりかはわずかに落ち着きを払ってはいたものの、おそらく失礼した瞬間に暴発してしまう可能性は濃厚だろう。
「根性で耐えるよ」
「いや、別に耐える必要とかは……」
「少しでも長くチヒロの胸の感触を味わっていたい」
目の前での事務的なストリップが終わり、上半身のみ一糸まとわぬ姿になったチヒロの薄桃色の乳輪が軽く見えそうになったが、気恥ずかしいのか適度に腕で隠しつつ、またカーディガンまで羽織り始めた。
本音を言うと、隣に置かれた大きなブラに付着した香りを嗅がせてほしいと伝えたかったけど、そこまでいくのはちょっとあれかな……いや、今更か……
「……はぁ。それじゃ……いくね」
ブラに視線をやっていたため、おそらくこちらの思考は読まれていただろう。
今度はブラウスのボタンをひとつだけ開け放ったまま着用し、これより興じるは着衣パイズリであることを強調させる。なぜ着衣(きたまま)でするのか?と本人に確認をとってみたかったけど、チヒロなりにこちらの趣味を理解してくれていたのだろうか。
普通に考えてあまりに非効率かつ理解を得難い性的嗜好であるしチヒロもわかっているはず。そんな状態での質問は無粋だろう。ありがとうございます!
「ん……そのままじっとしててね」
右手の人差し指と親指でパツパツのブラウスの隙間を広げる。秘部を広げ、受け入れる準備は万端。先ほどまで顔を埋めていたので、温度や感触も容易に想像ができる。ブラジャーによる締め付けがなくなった分、先ほどよりもブラウスに生じる横シワの数が増えていた。
左手の人差し指と中指で『つい…』とこちらの竿の中程を上から押し、チヒロの乳に開かれた挿乳口にフォーカスする。必要以上に指で刺激しないよう、最低限の角度調整。
カウパーがまぶされ、てらてらと光る亀頭がついにチヒロの生乳と接触する。
────にちゅっ………♡
「っ……♡♡」
2つの谷間が優しく亀頭と『キス』をし、そのまま乳肉が全身を優しく『ハグ』していく。この乳交に入る前、さんざんチヒロと高めあった行為を今互いの性器でもう一度なぞっていく。
満たされていく幸福感。濡れそぼった鈴口が一瞬で追加のカウパーをどばどばと分泌させ、後から続く長い竿の侵乳への潤滑油として駆け巡る。
「っあ……♡あ♡」
────つぷ、っ…ぷぷ……♡にっ……ちゅ……♡♡
チヒロの普段あまり表に出さない甘えが一気に溢れ出るような優しい邂逅を経て、根本までしっかりと沈み込み、余裕で竿すべてが飲み込まれた。きめ細やかですべすべなチヒロの肌にねりねりと塗り込まれたカウパーと、汗により生じた『もちもち感』が徐々に優先されていき、精液を搾り取るためのパイズリホールを変貌していく。
「……さすがにすぐに射精はしなかったね。別に我慢しなくていいんだよ」
「いっ……や……♡もったい…ないっ……から……♡」
ぬぷ、ぬちゅ…と音を立て、少しずつ両手でのストロークを強めていくチヒロ。
こちらはベッドに腰掛け、膝立ちの彼女がこちらの両脚の合間で己の胸を突き出し、パイズリの姿勢。眼前に広がる圧倒的な“奉仕の景色”は、チヒロへの愛おしさをさらに加速させた。
「っしょ……すっごく熱い。今から色んな方向から力を加えていくから、気持ちいいところは教えて。フィードバックに役立てるから」
機械的で事務的な“処理”の物言いだが、チヒロの内面を知っているので気にはならなかった。言葉に乗せられた声色からも、『気持ちよくなれるよう参考にしたい』という愛情そのもの。
加えて……そう、これは『メンテナンス』の一環でもあるのだ。エリートハッカーと呼ばれるほど努力を重ねてきた努力家の彼女にとっても、勉強のひとつなのだろう。
────にっちゅ……♡ちゅ♡ちゅぷ♡ちゅっ……♡
密室に淫らな水音が響き渡り、宣言通り様々な角度から心地のよい圧力で肉棒を擦り上げてくれる。時間の感覚はとうに消え去っていたので、1ストロークごとの時間経過も完全に不明瞭になった。
意識が混濁するほどキモチがいい、チヒロとの“パイズリセックス”。
「っ……ぐ♡うぅっ……♡いっ……いい……♡♡」
────ぱちゅっ…♡ぱっちゅ♡ちゅぷっ♡♡ぷちゅぷ♡
「……………ふふ……先生の感じてる顔、ここからならよく見えるよ」
足の指を全力で折り畳み、少しでも長くこの乳とのセックスを楽しまんと耐え続けていると、チヒロの事務的だった態度が少しずつ変わってきた。
呆れ気味に、かつ愛をもって接してくれていた先ほどまでと違い、蠱惑的なセリフを投げかけてくるようになってきたのだ。
「さっき教えてって言ったけど、すぐに顔に出るからわかりやすくていいね。データがとりやすい。ねえ……先生。」
「私のバストサイズ……教えてあげようか」
水音にまじり、強烈な言葉が投げかけられる。
グラビア雑誌やアダルト動画で見続けてきた爆乳モノに思いを馳せても、正確な数値はわかりそうにない。そもそもこのコンディションで冷静に確認なんてできない。でも……90は明らかに越えている……
「90は越えてるでしょ、って顔だね。んっしょ……正解。じゃあ……もっと正確な数値、考えてみて」
────にっちゅ♡にちゅ♡ちゅぷんっ♡ぷちゅ♡
「タイムリミットは射精するまで。粘られるのも癪だし、早くしていくよ。ほら」
「っぐあ♡あっ……!うっ……そんっ……な……」
「いくつだと思う?91……92……かな?ほら、先生がよくタブレットで見てるあの動画とか…あの動画。思い出して比較してみて……」
断続的なピストン音の合間を縫ってチヒロの落ち着いたトーンの声がするりと耳に入ってくる。92?93?バストサイズが……ダメだ、意識がまとまらない。
「ほら……95は越えてると思う?96……97……」
時報を読み上げるような淡々としたリズムだが、胸部の動きは激しさを増していき、波打つような弾力が精嚢にまで響いてくる。
「っふ……98……99………」
バストサイズ、98。見下ろした時のあの圧巻具合なら納得だろう。
99は行っているか?冷静に判断できない。もうダメだ。気持ちよすぎる。
だめ、だめだ。
「……100」
ストップウォッチを確認するようなトーンで放たれたその数値はこちらの脳に竹を割ったような音で響き、それが決め手となった。
────ぶびゅっ!びゅぶぅううっ♡びゅぶちっ♡ぶびゅっ♡びゅ♡びゅうううっっ♡♡
極限まで耐え、精嚢で煮込み続けた白濁液が隙間のないほど閉じ込められたチヒロの柔乳を突き抜けて爆発していく。
尿道を突破していく精液の波はひとかたまりごとに「どぐんっ♡」とバーストし、脈動する度に形容できない快楽が熱暴走する。
────びゅぐっ♡びゅぐぅうううっ♡ドビュっ……♡びゅぐっ……♡びゅっ……♡ぐ……♡ちゅっ………♡
チヒロの表情は普段の世間話をする時とほぼ変わらずなのに、こちらの絶頂を眺めるその瞳はあまりにも催淫的だった。
「あっぐ……♡あっう♡♡ああっ!あ!あ゛♡」
乱れ、暴れる竿を逃すまいと見事な角度で抑えつけ、観察を続けられる。
こちらが精液を吐き出すリズムにあわせて根本から絞り上げるように追従し、『残さずすべて搾り取る』という意気込みが態度から伺えた。
こちらの腰がガクガクと震え、チヒロと数瞬だけ目があってから上半身が脱力し、ベッドに倒れ込む。自身の急所だけ湯船に浸かっているような暖かさを感じながら、チヒロのブラウスには数秒ごとにこちらのザーメンを材料とした灰色の染みが彩られていった。
「タイムリミット、だね。……っしょ、っと。」
ゆるゆるとした刺激に切り替えつつ、たぱっ、たぱ……と股間で跳ねる乳肉に優しく労られる。竿だけでなく臍の下辺りから玉のあたりまでチヒロの体温で覆われて、半端じゃない心地よさと射精後の疲労感……それに追い払っていた睡魔が一気にやってくる。
「……私のバストサイズはわかったかな、なんて」
そうだ……チヒロのおっぱいボリューム。100だって全然ありえる。でも幅をもたせて悩ませるためにカウントしただけかもしれない。でもあれだけの大きさでズられたあとはもう細かい数値なんてわかりようがない。
そもそも90台ですら、とんでもないサイズである。ああ…本当にわからない。教えてほしい。いい匂いだったなあ。優しくてエッチな香りで……あんなエロくて大きな胸で擦ってもらって、あまつさえ乳内射精まで……あ────
「う……染みがすごい……ね。ぼたぼたってお腹の方まで……わ……おへそにも溜まってきたかも。……ちょっと
一瞬だけ普通のサイズに戻ろうとしていた私の竿は、チヒロの胸の質感に強く思いを馳せていたらまた勢いを取り戻しつつあった。加えて射精後の精子の行く末を軽く実況されてしまった暁にはもう……完全復活である。
「またすぐこんな大きくなるものなの?……いや、これ……もしかして、あれかな。男の人がすごく疲れた時に逆に大きくなるっていう……」
俗っぽい言い方をすれば疲れマラという状態だろうか。男性にしか理解できず、また男性にも理解ができない謎の現象である。
「うん。前に見たことある。神経伝達物質のカテコールアミンだったかな。危機に瀕した時とか色々な理由で作用して……」
「う……ご、ごめん。今なにも頭に入ってこないかも……」
一連の会話を続けながらも、チヒロのおっぱいでしっかりとホールドされたままの我が分身はにゅくにゅくと喜びの声を上げながらも再び射精前のサイズへと戻っていく。
「……まあ、今言ったのはあんまり関係ないかもね。んじゃ……もう一回してあげるから」
うん。
えっ……
「ん……じゃ……今度は挟み方を少し変えてっと……」
「あっう……♡♡」
倒れ込んでいた上半身が反射的に起き上がり、またチヒロと対面で向き合う。
竿の裏側をなぞりあげるような普遍的な角度のパイズリから、チヒロの体幹とこちらの亀頭が垂直な角度で交わる縦パイズリの姿勢だ。
主に亀頭の横にかかる刺激が厚みを出し、違った快楽が押し寄せてくる。
「あっく♡あう♡やばい、やばっ…これまたっすぐっ」
「一度射精したから敏感になってるのかな?先生の精液でさらに粘度も伴ってるしね」
淡々と淫らな現状を説明し、読み上げる行為がまた興奮を誘う。
「射精を促すために、してあげようと思ったことがあったんだけど……このままでもすぐ終わりそうかな」
「えっぅ……なっ……に?」
ぼうっとした頭で問いかける。
「この体勢のまま、キスしよう。ほら、顔寄せて」
チヒロの両前腕部、主に肘のあたりがこちらの太ももに乗せられ、サイドから両手で肉棒をホールドしつつさらに身を乗り出し、顔をこちらに見上げ唇を突き出してくれるチヒロ。
パイズリしながらのキス。大好きな行為の二乗は未知の破壊力だ。小さく「あっ」と了承にもならない声を上げながらチヒロの唇を捉えにいく。
「んっ……ふ……ちゅ……」
────ぱちゅんっ♡ぱちゅっ♡ぱちゅっ♡ぱちゅ♡
互いの姿勢をほぼ固定していた先ほどと違い、縦パイズリの形で挿乳している今はチヒロの上半身も小刻みにゆらゆらと動いている。頭のみが固定され、乳ピストンと似た水分レベルの接吻を激しく交わす。
チヒロが息を漏らすたび、甘ったるいコーヒーのシュガーや酸味や様々な香りが鼻にまとわりつき、チヒロから醸し出される体臭ともまた違う第三の良さが刺激する。
加えて、髪からトリートメント。真下からは乳汗にカウパー、精液の獣臭。様々な“匂い”が一度目の射精よりも遥かに────
「んっ♡う♡チヒロっ…♡すき♡すき♡だいすきっ……♡」
「っ…!ちゅ……ふ……っん……っぐ……」
二度目のパイズリでも単調にならないように様々なリズムでこちらの気持ちいいラインを見抜いてくれるチヒロ。愛おしさはとどまるところを知らず、何度もチヒロに愛の言葉をささやきながら、互いに舌を挿し入れ合う。
美麗なレンズ越しの瞳で視覚を染め、嗅覚は性臭でかき回され、味覚はチヒロの甘い唾液。
ストローク音とディープキスの破裂音は聴覚を犯し、触覚は言わずもがな、快楽を植え付けられる肉棒と唇。
五感すべてをチヒロに掌握(ハッキング)され、二度目の絶頂の瞬間は一度目よりも半分ほどの時間で訪れた。
「あっ♡んっぐ♡いく♡いぐっ…いぐ♡んっ…♡ちゅ♡チヒロ♡いぐ♡っふ……!!」
「んっ……ひーよ。らして」
愛する彼女の姿を視界に入れたまま絶頂を迎えたかったが、それもかなわないほど強烈なホワイトアウト。
瞳孔がきゅう、と締まるような力みに目の前で火花が散るような衝撃。数瞬送れて竿が飛んでいくかのような快楽と衝撃がチヒロの乳の溝に激突する。
「ふぅぐっ!!ん゛!っぐぅ……っぢゅ♡ちゅうぅううう………♡♡」
「んっ……!ふ、ふぅ……ちゅっ…ちゅぶっ……」
射精の瞬間は自分で力みをコントロールすることができず、無意識に乱暴に吸い付いてしまうが、チヒロは一瞬だけ驚いたような声をあげつつも、こちらの乱暴なキスに応じてくれる。
びゅぐるるるっ!びゅぐちゅっ♡びゅぐんっ♡びゅっ!びゅ~~~っ!!
「っふ…………ん……ちゅ……せん……せ……♡」
ようやく重いまぶたを開くと、しだれ髪が汗に濡れ額に張り付いたチヒロと目が合う。きらきらと輝きを伴いつつも、静寂な海のように深いグラデーションを備えた宝石のような瞳を整列された睫毛が映えさせている。
なんて綺麗で、なんて美しい。静寂が訪れるまで、言葉を交わさないかわりの射精による愛情表現が続いた。
っぴゅ……♡びゅぐんっ……ぷっ♡……っぐ……♡どっ…ぐんっ……♡♡♡
「っぷは………そろそろ落ち着いた?」
射精を受け止めてくれている間、甘い嬌声のようなものがチヒロからも漏れ出ていた気がしたが、こちらがある程度の理性を取り戻すころにはいつもの澄んだ表情を貼り付けていた。
「ん……わ、まずい。カーペットに少しこぼれちゃってる。ティッシュとか敷いておいたほうがよかったな。よい……しょ。ほら、見て」
ブラウスのボタンを外し、先ほどまで結合していた秘部を外気にさらけ出す。
ぶるんっ、と派手な音を深呼吸とともに投げ出された『それ』は、外気ギリギリまで蒸されきった白く輝く肌がザーメンに彩られ、分厚い橋を架けていた。
これが全て、自分の肉棒から発射されたものなのか。自分で孤独にチヒロを想って吐き出すものとは全くもって比べ物にならない、脱水症状が起きてもおかしくない量がこびりついていた。
激しく肌をこすり合わせたので、チヒロの谷間がほんの少しだけ赤みを帯びている。ここまで献身的に乳での性行為に付き合ってくれるなんて……
「っぅ……さすがにここまでベタベタになるなんて、すごいね。ほら……鎖骨のあたり、ちょっと登ってきてる。ここ……と、あとは…横方向にも強めに曲げたりしたから、腋の方にも少し……前面ほとんど、だね」
「あ……えーと……ごめん」
別に怒っているわけではないのに、反射的に謝ってしまう。情緒を感じさせないチヒロの『汚されました報告』がまた強烈にエロティックだ。
「いや、別にいいよ。私も色々試したかったというか。…………やりたくてやったことだし」
「うぅ~……チヒロ、ありが……ありがとう………」
なんて出来た生徒なのだろう。と今だけ先生ぶってはみるが、これまでの流れを思えばどちらか先生かもうわかったものではない。
「じゃ、今度こそシャワー浴びよう」
このあまりに淡々とした態度。これもチヒロらしくてまた愛らしい。
どれだけしれっとした振る舞いをされても、もう心の底で深く繋がっているのがわかっているため、セックスの際に淡白な進行でも私はまったく構わなかった。
そう、思っていたのだけど。
「はは……それが……腰が、抜け……た、みたいになっちゃってさ。チヒロの胸が気持ちよすぎて………先に浴びてきてね」
「………………そう」
「それじゃ、いま先生はどんなウイルスを通されても抵抗できないんだ」
え?と返そうとした瞬間、チヒロに顔を優しく抱えられまたキスをされる。
性を貪り荒らすディープキスではなく、ついばむようなバードキス。
「メンテナンスは済んだけど、私だけの特権でチートコードも仕込んでおく」
一言つぶやくたびに優しいキスを数度。せっかくかき集めたなけなしの理性がまた崩されていくが、欲情させるものではなく相手を気遣う愛情のキスがくすぐったくも気持ちよく、性欲なしに意識が明瞭になっていく。
「私からキスをされると、色んなマクロが起動して実行されるような……そんなコード。……今は……立てるようになるまで……ちゅ……ん、ちゅ…………ん、ちゅ………」
抵抗するすべもなく、ベッドに投げ出した上半身に少しずつ馬乗りになるようにキスを繰り返すチヒロ。
────ちゅっ……ちゅ、ちゅう……♡ちゅっ………♡ちゅ………ちゅ♡
「私も好きだよ、先生」
強烈な“チート”を通され、私はチヒロを抱えるように掴みシャワー室へ飛び込んだ。