遊撃隊長の受難 後編 (Pixiv Fanbox)
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前編→ https://arito-arayuru.fanbox.cc/posts/1967877
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「む……胸を借りるとは、どういう事だ?」
「言葉通りの……意味です…!隊長の……こちらに……自分の……コレを……」
レネイズの衣服の中央下部に露出された素肌部分。衣装の通気性を保つために開けられたその部分は現在、レネイズの高い代謝から発汗され谷間で蒸された水分が垂れてくる秘部と化していた。
「そっ……それを、どうするつもりだ?」
「こ…こちらに……挿入し……挟ませていただく行為です!」
両の親指でレネイズの下乳部分を少しこじ開け、細かく蠢く竿をあてがうようにして馬乗りになる部下隊員。レネイズの体幹を圧迫してしまわないよう、いたわるようにしっかりと腰は浮かせていた。
「そ……挿入……?挟む……?どういうことだ…?」
「っ………不快でしたら、跳ね飛ばしてください!隊長の膂力なら、余裕でしょう…!失礼しますっ!!」
ゆっくりとイチから説明していては時間がかかってしまう。目の前に転がる意中の女性の豊満な胸を前に、男の理性は限界値を振り切ってしまっていた。
「っ……んぅ!あっつ……!」
──つぷっ…♡にゅっ♡にゅにゅう♡にゅぷちゅぅ……♡
「あっ……ぐ♡隊長のっ……胸っ……♡」
柔らかく、しかし密度は高く、そして湿度も携えたレネイズの谷間に、隊員の肉棒がゆっくりと入り込み、隙間をこじ開けていく。
長く蒸され丹念に揉み転がされた胸部は最早女性器と見まごうような仕上がりを見せており、亀頭を射し入れただけで男の背筋に強烈な電撃が走った。
「っ……ぅ……お、おいっ……これは……何をしようとして、いるんだ…っ」
「す…すみません、隊長の…む、胸で……いつも見ていたこの…胸で……自分のを……挟んでみたく……幾度も…夢想しておりました……っ…♡隊長の、おっぱいで!!」
「!?おっ……おっぱ…って…おま…!!?」
「ぐぅ…♡す、すみません、隊長、うご、きます……!嫌なら、嫌なら…抵抗を……!」
──っ…にゅぐっ…♡ずっ…♡ちゅぅ♡むちゅっ♡にゅっ……じゅ♡
「んぅ♡なんっ……だっ……これっは…!」
レネイズの胸を女性器に見立て、竿のストロークを始める男。手で掴んでも有り余るそのボリュームは、男の勲章を根本まで咥え込み精嚢近くにまでぬるくあたたかな感触を与えた。
「(あつっい……この男は、一体…何をしているのだ……!?このようなまぐわい方が、存在しているのか…!?)」
鍛錬一筋に生きてきたレネイズは、性の知識も最低限のものしか備えていない……と言えるのも怪しいというラインで男性器への理解が乏しかった。
女性経験の無い男性が女性の体の特性や性器の仕組みに理解を得られる機会が与えられないように、進んで自身から知識を吸収することを選択してこなかったレネイズは、先程握りしめ暴発に至った布越しの吐精も射精行為と判断できたかどうか難しい状態であった。
そのため、女性の胸を使っての奉仕──パイズリという行為は当然、生まれて初めての体験である。それも、本来は女性側が両手で乳房を操作し、男性の竿に擦りつけて快感により射精に導くという正しい形からは派生した、男性主導でのパイズリ行為。レネイズは寝転がっているだけで、胸を男に好き勝手に“使われて”いる状態である。
男女の営みの雰囲気からゆったりと導かれる流れであったならば、推測もできたかもしれない。しかし、今置かれているこの状況。男は一心不乱の自分の胸と腹の上で腰を振り続け、ペニスを打ちつけている。これにより快感を得られているのだろうか。という疑問が先走るのも無理はなかった。
「ぅぐっ…う…♡レネイズ隊長っ……♡隊長のっ……おっぱいっ……♡すごいっ…ですっ……♡」
顎をぶるぶると震わせ、レネイズへ感謝の言葉を述べつつ、腰のピストンを少しずつ早めていく男。
レネイズは己の谷間を這う異物感と生暖かな感触に最初は眉をひそめたものの、男から向けられる求愛の台詞と時折布地が乳首を擦れる感覚に、少しずつ桃色の感情がもたげてきた。
「んっぅ…♡ほ、本当に…気持ちいいのか……?」
にゅぷぷぷっ♡ぱちゅんっ♡ぱちゅちゅぷっ♡ぱっ…ちゅぅ♡ぷちゅう♡
「うっぅ…♡は、はいっ……ありがとうございま、すっ…♡」
肉棒の先端から根本を以て、レネイズの谷間は蹂躙され尽くしていく。亀頭から絶え間なく漏れ出るカウパーはストロークにあわせてぬるぬると広げられ、始めは鎖骨の中央部分から谷間の中央部、そして入り口である下乳の結合部まで、まんべんなく刷り込まれるようにピストンされる度、互いの汗と混ざって徐々に芳しい性臭がレネイズの鼻を突いた。
「(っ……ぅ……すごい臭いだっ……男の汗が、据えたような…し、しかし……なぜだ……決していい香りと言い切れないのに……嗅ぐのを、やめられない……っ♡)」
「っくぅ…♡すんっ……すぅ…♡っふ……!っ……はぁっ……はぁ…♡」
ミックスされた愛液は潤滑油の役割を果たし、ピストン行為のグラインドが非常になめらかにレネイズの谷間を貫くようになり、さらにストロークの間隔は狭く加速していく。
レネイズの大きな乳房からはすっかり男女の性行為の音と遜色のない、卑猥な水音が奏でられるようになってしまった。
「うっぐ…♡隊長、そろそろっ……で、でまっす……♡動き、早くします…!ちゃ、ちゃんと外に射精しますっ、ので……!」
ぶぷちゅっ♡ぱじゅんっ♡ばちゅっ♡ばっちゅ♡ばちゅんっ♡ぶちゅっ♡
「んっ♡っくう♡はっ…はげしっ……♡んっあ♡」
一転して繰り出される過激なピストンは、レネイズの胸のすべてを堪能しつくさんとばかりに暴力的に突き出され、竿の下腹部をなぞり、カリ首を乳肉でなぞり、にゅこにゅことこね上げていく。
本物の女性器さながらのうねりを男性器に与えるその柔肉は、愛液のローションにまみれた物量で強く包み込み、男の両手で圧迫されることによって本来の柔らかな刺激から「搾り取るためのオナホール」へ変貌を遂げる。
「っおいっ……もっ…♡もうっ……射精っ…するのかっ…?」
「っ♡は、はいっ……すみません、もうでますっ…♡もう少し、もうすこっ…しっ…だけ…この感触をっ……♡」
明らかなラストスパートに向け、胸を両側に寄せ付ける。加えて、レネイズの方にも少しでも気持ちよくなってもらおうと、二つの指で乳首をはさみあげ、少しばかり乱暴にこねあげはじめた。男のささやかな気遣いが、レネイズの背と首元に快感の電流を走らせる。
「っぅうあ♡ああ♡まっ…まてっ…♡こねあげるっ…なぁ…♡んあっ♡はぁっ♡はっ♡うぅっぐ……♡あ゛♡」
絶頂直前、未体験の衝撃が乳首を経て体幹に貫通し、甘イキのようなオーガズムが突然やってくる。上半身を強く跳ね、男の腰に強く打ち付けてしまった結果、乳房にもダイレクトに衝撃が伝わり、男の射精直前の肉棒へトドメを下してしまった。
「あっ!?ぐっ…あ!?!あ!」
不意打ちのような胸の揺れに男の竿に蓄えられた精液のダムは決壊し、どぐん…と強烈な脈動をした瞬間、レネイズの谷間の奥深くに放流され始めた。
「んぅ♡んあっ♡なっ!?なんっ……♡」
どぐんっ♡ぶっ……びゅう♡びゅぐんっ……♡どぷちゅっ……♡びゅぶっ♡ぶびゅるるるるるるぅっ………♡ぶびゅっぶぷりゅるっ……ぶびゅちゅっ……♡
「うぁぁああっ……あっ……ああぁぁぁ……♡♡♡ああ♡♡す、すみ、あ、すみま…たい……ちょぉ……♡♡」
「んっう♡あつっ…♡ああっぅ♡あぁっ……♡あうぅ………♡うぅっ……♡♡」
レネイズの頭髪を嗅ぎ、うなじを嗅ぎ、首筋から腋を丹念に舐め取り体臭を堪能し、胸元に顔を埋め香りすべてを吸引し、男のフェチが叶えられていく過程でぐつぐつを煮え込まれた特濃の白濁液は、中断することなど不可能な勢いでレネイズの谷間から押しひろがり、結合部の下乳にまで「ぷちゅ…♡」と音を立てつつ漏れ出てくる。
快楽に脳のリソースすべてを占領されてしまった男に竿を引き抜くというのも無理な話であり、小声で謝罪の言葉を連ねつつ、レネイズの衣服に卑猥な染みを浮き彫りにさせていく。
「ぅぅう…♡ぅあ…♡い、い……いつまで、だすつもりっ……だ……っ♡」
ごぷっ……♡ぷちゅぅ…♡びゅるるっ……♡びゅぐんっ……♡びゅぐっ……♡
「うぁぁあ……♡す、すみまっ……すみませんっ……隊長……隊長のおっぱいっ…に……射精してるとっ……おもうっ、と……♡♡」
鍛え抜かれた部下隊員の体は屈強という形容詞がこれ以上なく見合うものであり、フィジカルを養う側面で蓄えられた精力は射精行為に大きなブーストをかけていた。
一分間ほど、互いの嬌声のみが訓練所に響き渡り、ついに射精の鼓動がおさまりを迎えてきたころ………
「はっ……はぁっ……♡はぁっ……♡ぅ……♡すべて……射精…しきったか…?」
亀頭から精液が送られるたび、心臓の鼓動すら犯されるような脈動がレネイズの情欲の扉を強く叩き、ぴくん、ぴくんと小刻みに震えてしまう。
瞳を閉じ、射精の余韻がすべてなくなるまで、レネイズは無抵抗の姿勢のまま男に胸を差し出し、自身にも訪れる未体験の快感を享受してしまっていた。
「はぁっ……は、はいっ……す、すみません……なかに、だしちゃっ…て……」
二度の射精を終え、すっかりと萎えた肉棒がみっちりと閉じられた乳肉から引き抜かれると、出立を惜しまんとばかりに亀頭とカリ首にへばりついた精液が「ぷちゅ…♡」と嬌声を奏で、亀頭と下乳に白濁液のブリッジを作る。
荒い呼吸を整えつつ、タンパク質を吐き出された自身の胸に手を添えるレネイズ。少しでもインナーを動かすだけでぬるぬるの液体が谷間を中心にランダムに広がっていき、清潔な白の隊服はわずかな黄ばみと大量のカウパー、それに自身の汗ですっかり汚れきってしまった。
「(っ……なんという量だ……♡これが、普通の射精…量、なのか…?)」
自身の下乳に人差し指を差し込み、うつむいた顔のままぐちゅぐちゅと精液をかきだそうとする。手のひらにべったりと張り付いた精子は歓喜の声をあげんばかりに粘液の音を立て、レネイズの細く綺麗な指それぞれに糸を引いた。
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「まあ………つまりだ。……今後、鍛錬に著しい支障をきたすような……その、だな……溜め込むようなことがあれば、だ。私に伝えろ」
「はっ……え、ええっ……!?!よ、よろしいの…ですか……!?」
「部下の体調管理は隊長の務めと言っただろう。お前がその……かつてのコンディションに戻るまで、私ができる範囲で力を貸してやる」
「いっ……いいいいえ、そ、そのような恐れ多い……自分は……!!」
数刻経ち、正午の休憩時間近く。
本来の謙虚で真面目な態度に戻った男は、目を泳がせつつ隊長の発案をありがたく遠慮しようとする。が………
「『私』が途中で投げ出したような気分になってしまうから!お前を一時の迷いで隊から切り離す訳にはいかん!……わかったな?返事!!」
男の腕を掴み、顔をこちらに向けさせ、有無を言わさぬ勢いで返事をさせる。
レネイズ・ソルネースは、『真面目で几帳面』を体現したような女性である。それに加え、生来の優しい世話焼きの一面がブーストとして加わり、完遂までやり遂げる気持ちを強く固めてしまっていた。
「~~~~~!?は、はいっ……!!」
平和なサインカ王国。その訓練所の外れで、遊撃隊同士の荒れた天候のようなやり取りが晴れやかな昼下がりにひとつ確認された──