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前回→ https://arito-arayuru.fanbox.cc/posts/1632995


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  胸の奥が疼く。

  痛みではなく、熱さを伴った鼓動と──脈動。


「聞こえてるかっ…このエロい音がよっ!」



「あっ……♡あっ♡はぁっ……♡」


 谷間を一突きされる度、ネイフィスの口からこれまでとうってかわった艶のある声が漏れ出す。

 生まれて初めての嬌声。なぜこのような雌の声が自然と出てしまうのか。

 その戸惑いによる動揺と胸部を犯されることでの興奮の波状攻撃で、ネイフィスの脳内はくちゃくちゃにかき乱されていく。


「うおっ……やべっ……♡さっきよりぬちゃぬちゃしてて……っ…もうすぐ射精るっ…♡」


 馬乗りになってあえぎ続ける男──盗賊ドロクは、再度ネイフィスの胸に種付けを行わんとばかりに、パイズリセックスのストロークを加速させていく。


「あっ……♡あっ♡うあっ♡」


 ──ぱちゅっ♡ばちゅんっ♡ばちゅっ♡ばちゅっ♡ばちゅん♡


「うっ……ぐう!いいカオしてんじゃねえかネイフィスちゃんよぉ…!バッチリ効いてくれてるぜっ…!」


 男の首元に飾られた魔の秘宝、【アフロディ・ジアーク】は怪しく光を放ち続け、ネイフィスの行動の自由を奪い、精神攻撃を絶え間なく送り続けている。

 使用者の思念に呼応して周囲の人間の精神を操る禁じられたアイテムは、高い戦闘能力を誇るネイフィスですら無力化に成功していた。


「あっ♡あっ♡うあっ♡ああっ♡」


 抗議の言葉、抗いの感情、克服の気概。それらすべては、思念の芽を少しでも作った瞬間に叩き伏せられる。

 彼女から分泌される汗、快楽に身をくねらせる肢体、初の感覚。

 それらもすべて、己の快楽を加速させる皮肉なフレーバーに成り下がってしまっていた。

 

「あっ♡あうあ♡ぅ♡こ、こん……な……♡あ♡」


 かろうじてひねりだす嬌声以外の台詞も、男の肉棒によりすべてねじ切られる。

 再度、男の肉棒が射精のサインとして醜悪な脈動を繰り返すと、ネイフィスもまたそれをダイレクトに感じ取り、唇を一文字に縛った。


「イクぞっ♡お前のおっぱいマンコを…めちゃくちゃにしてやるっ…!!♡」


──ばちゅばちゅばちゅ♡ばちゅ♡ばちゅぶちゅぶちゅびゅちゅっ♡ばちゅっ……♡


 仕上げの一突きはネイフィスの豊かな胸部を真横になぞりあげ、鎖骨の付近にまで亀頭が到達した瞬間、ダムが決壊したかのような勢いで精液が溢れ出た。


「あっ♡あああ♡うっ…ぐ♡あああああぁぁぁああああっ♡」



びゅぐっ♡びゅぐんっ♡どぶびゅちゅうっ♡びゅっ♡びゅぐううううっ♡


「うぁっ♡ああああああああっ♡あああっ♡あぐっ♡ああぁぁぁあ♡♡♡♡」


 強烈な射精の勢いに連携するかのように、ネイフィスの心臓部分は灼熱のように燃え上がり、未体験の絶頂へ強制的に誘われる。

 男の視界外で、ネイフィスの下腹部──女性としての役割を果たすその内臓器官も収縮を繰り返し、確かな欲情のサインを繰り出してしまっていた。


「うおっ…♡ぐ♡やべ…♡すっげ…射精るっ…♡」


ばちゅんっ♡ばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅ♡


「あっ!?♡うあっ♡あ!?ああああぁぁぁぁ♡♡」


 男は射精の脈動を続けながら、再度強いストロークを繰り返し、精嚢で煮込まれた醜い液体をネイフィスの胸部に流し込み続ける。

 ネイフィスもまた、絶頂の快楽に脳の処理が追いついていないところを何度も突き上げられ、視覚にぱちぱちと閃光のようなものが飛び散った。


「おっ……ぐ♡この胸も…孕ませてやるからなっ……♡」


強く抑え込んでいた胸部を変形させ、今度はインナー越しに乳首を掴み、中央に引き寄せ、谷間を高く形成し突き続ける。


「うぐ♡あっ♡そこっは♡あああっ…あ♡」


 ぐりゅ、ぐりゅと乳首をねじられ、びりびりと電撃のような快楽がねじ込まれる。

 胸部全体だけでなく、乳首も完全に凌辱され、喉の奥に尋常ではない渇きを憶える。

 互いに絶頂を続けながら、数十秒に渡る吐精が続き──


「はぁっ……はあー♡最高だったぜ…♡ネイフィスちゃんよ……♡」


 一段落を伝えんとばかりにネイフィスの谷間に特濃の白濁液を突き込み、ストロークを終え、動きを停止させる男。


「うっ……♡ぐ♡はぁーっ♡はっ♡はっ……はっ♡はぁっ…♡」


──ぐちゅんっ…ぎゅち♡ぐちゅぷ♡ぬじゅう…♡


 一度目の射精と同じように、ネイフィスの胸全体に精液を塗り込み、征服することにより自尊心を満たしにかかるドロク。

 収まりきらぬ量はインナーの隅々から漏れ出て、美麗な腋へと場所を移し、首元へもみだらな染みを作り続ける。

 呼吸が止まりかねない断続的な快楽をぶつけられ、抗議の姿勢を繰り出すこともできぬまま、瞳を閉じ今は一心に鼓動を整えるネイフィス。



「うぁ……♡はぁー♡はっ♡はっ……♡……ぁ……♡」


 その口元は涎にまみれ、髪は乱れ、服装もだらしがなく、普段の凛とした姿勢からは想像もつかないほど淫猥な様相である。


「ふぅー……♡オラ、これだけ射精たぜ…♡見てみろよ♡」


 つぷぷ…と水音を響かせ、ネイフィスの女性器に見立てた胸部から己の槍を引き抜き、眼前に繰り出す男。


「………ぁ……♡くぅ……♡」


 男の肉棒は、二度の射精という重労働を終えてもなお、怒張を収めることなく一層激しさを増していた。

 仰向けに寝転んでいた眼前に見せ槍のごとく掲げられたその先端からは今もなおカウパーと精液がにじみ続け、ネイフィスの鼻先にぽた、と一滴落ちる。

 その一滴が追加のスイッチを押し、ネイフィスの瞳に強い情欲の炎が灯る。


「あっ♡……ぅう♡う……♡すんっ…♡すんっ♡」


 たまらず、鼻を鳴らす。

 ひと嗅ぎする度に、胸の奥に充満する強い不快感。

 しかし──たまらない。動きを止めることはできない。

 小さく整った小鼻からすん、すんと可愛らしい呼吸の音が響くたび、大きな胸が小刻みに上下し、胸の奥の『感情』をひたすらに揺さぶった。

 それを形容することもできず、瞳を閉じながらもネイフィスは顔面に擦り付けられる不細工な形の性器で嗅覚を蹂躙され続けた。


「へへっ…よし…せっかくだし…お前にそのまま掃除してもらうとするか」


 ネックレスが輝きを放ち、ネイフィスの思念へ介入を果たしていく。


「ほら…自分で舐めろ。ついでにその上着も脱げ…」


 直接言語として発さずとも役目を果たす催淫作用ではあるが、男は自らの口で命令し、それに従う目の前のかつて冷徹だった女を見て、さらなる興奮を抱いた。


「オラ…ここだ」


「あっ……♡う♡…は、はい……♡」


 ネイフィスは指示に従う。数刻前のような抵抗力と、メンタルはもう既に忘却の彼方へ消え去っていた。

 側頭部にまとめてアップにしていた髪を解かれ、情欲の瞳をたたえたまま上着を脱ぎ、腰掛けた男へ中腰の姿勢を構えたそれは、彼女自身が無意識のうちに男へ屈服の心を表していた。


「あっ……♡はっ♡はぅ……♡れろ……♡」


 ぴちゃ、ぴちゃ…と初々しい水音を立てつつ、男の肉棒を舐め取りはじめるネイフィス。

あのネイフィス・グラムが見るも無惨な姿へ堕ちてしまったその様子は、男へ絶え間ない興奮作用を及ぼし、竿の動きをもって伝えた。


「へへ………そうだ。いいぞ……」



 たまらずネイフィスの胸を掴み、口淫を楽しむ男。

 先程まで凌辱の限りを尽くしたその柔らかな胸は、インナーを乱暴に揉みしだくたびに「ぐじゅう…♡」と不快な水音を奏で、肢体にまろび出ていく。


「ん……♡くう♡れろっ…♡ぇう…♡」


 気づけば目の前の女は、無意識のうちに手で抽挿を繰り返し、さらなる射精を促そうとしている。

 自発的なその奉仕行動にたまらなくなってしまった男は、先程すべて射精しきったはずだった性欲が再度充填されていくのを身を以て感じていた。


「うっ♡ぐっ♡やべ……いいぞネイフィス……♡もう一回っ…でるっ♡」


 ──ちゅこっ♡ちゅこちゅこ♡ちゅぷちゅぷ♡


「んっ♡んむ♡ふう♡れぅ……♡」



「ん♡ん♡ん♡」


 言葉では表さず、手と口を使って甲斐甲斐しく奉仕を繰り返し、絶頂へ導くネイフィス。

 乱暴に胸の感触を確認しながら、男は再度絶頂を果たした。


「うっ…♡ぐっ♡おおおっ♡」


 ──ぶゅっ♡びゅぐんっ♡びゅぐっ……♡どぷっ♡


「んっ♡んんむ♡んんんああっ♡」


 ネイフィスの顔面は男の精液によってさらに彩られ、粘度の高い液体でパックされていく。


「はーっ……はーっ♡最高だぜお前……♡」





 ここまで効果があるとは。と小声でつぶやきつつ、男は輝きを増し続けるそのネックレスを撫でながらさらにエスカレートさせていく算段を脳内で思案していく。


 ネイフィスの口元に精液をかき集め、無理矢理口を塞ぎ、口内での咀嚼を念じる。

 目をつむり、精液の不快な感度にのみ集中させられたネイフィスは半ば自発的に咀嚼を続け、下品に喉を鳴らして飲み込んだ。


「っ…ぷ……♡はっ……♡はぁ…♡」


「いいぜ……うまかったかぁ?」


 小さな小動物のように体を痙攣させ、脱力した姿勢のまま、ドロクに半ばもたれこみつつ、肉棒をじっと見つめ続けるネイフィス。

 精液に呼応し、どんどん自意識が失われていくのを目で見て判断した男は、これ見よがしにネイフィスの体中に塗りたくってやる。


「あっ……♡あうっ♡ああ…♡」


  腕を上げさせ、腋に挟み込み、数度のストロークで精液を遺し、拭き取る。

 うなじから喉仏へぐるりと首元に指を這わせ、鎖骨に精液をなぞらせる。

 膝の裏にも同様に竿を挟み、熱量を持った人体の急所に塗りたくる。

 さらさらの髪に亀頭を乗せ、ねぶるように巻き込む。

 

 ぶちゅ…ぐちゅ…と。ネイフィスの体が獣臭で覆われていくその様に、たまらない欲情が襲いかかった。

 オナニーで用いるティッシュのように、しかし丁寧な美術品を扱うかのように、引き締まった体は丹念に精子で彩られていった。


「おし……それじゃあ次はいよいよ…下のマンコも楽しませてもらうか……はぁっ……さすがに…三回も連続で射精すのは初めてだからっ……すげえ反動が……来るな……」


 男は眠気と疲れをつぶやきつつ、仰向けに倒れ、そのまま動かなくなった。


「っ…………?」


 ネイフィスは疑問符を浮かべ、立ちつくす。

 燦々と輝きを放っていたネックレスは、男が動かなくなるとともに輝きを停止させた。



******

 

 禁呪宝、アフロディ・ジアーク。

 所持者の思念により、周囲に催眠作用を施す凶悪なアイテム。

 しかしその絶大な恩恵には、それに応じた絶大なリスクが伴っていた。

 『所持者の欲求に応じて動作を果たす代わり、思念力に応じた生気を代償とする』というその一点は、これまでに数多くの人間の命を奪い、呪われたアイテムとして国を密かに渡り続けていた。

 今夜もまた、一人の男の命を吸い、そのネックレスは妖艶かつ禍々しい輝きを放ち続ける──


【Chapter END】



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Comments

ぴろ(元HIRO P)

テクノブレイカー・ドロク() 今回も良きでした。。。

海色

すっかり快楽に屈してしまって、肉棒をこすりながら竿を受け入れる準備万端のネイフィスさんがたまりませんでした! 快楽を知ってしまったネイフィスさんの受難をまた是非・・・っ!

有都あらゆる

男の夢、テクノブレイク 強いアイテムに頼るならちゃんと代償がないとですね!

有都あらゆる

お読みいただきありがとうございます!いまは未定ですが、Ifもので並行してイチャラブも催眠も両方やりたいなっておもってます!

Anonymous

ネイフィスちゃんにテクノブレイクさせられるなら本望

妄想キャベツ

ネイフィスちゃん…もうこれは味を体が覚えちゃってる… 2月の初めにこんなエロいものをありがとうございます!

有都あらゆる

ネイフィスがエロすぎるからますます欲望盛り上がっちゃってオーバーしちゃったなァ!

有都あらゆる

ありがとうございます!1月中に更新すると宣言したのに2分オーバーしちゃってすみません!寝るまでは1月ということで…!(醜い弁明)

きゃんたぬき

快楽の味知っちゃったネイフィスちゃんの今後に期待ッ! 俺たちの戦いはこれからだ―――!!

有都あらゆる

このイベントを味わってないIFなどいろんなのを展開しようと思ってます!おたのしみに!

白丸

イチモツご奉仕に夢中になっちゃうネイフィスちゃん最高でした・・・IFの方も楽しみにしております!

Anonymous

まさかここまで書き切るとは・・ 最高でした!