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「ごごっ、ごめんなさ~~~い!遅くなりましたあ!」


 金色のポニーテールをなびかせ、礼儀正しくノックを3つ。戸を叩きながら慌ただしい表情で待機する少女──ラユルは、額に汗を流し、あわあわと口を開きながら声をあげた。


 とある住宅街の一角、少し豪華な一軒家。

 ここの主に呼び出されていたラユルは、落ち着いた少し低めの男性の許可を扉越しに聞いてから、バタンと勢いよく開き、重ねて同じセリフを放った。


「す、すみません~!夕方までには戻るって豪語しちゃったのに、思いの外あの洞窟にトラップがたくさん仕掛けてあって……っ!」


 出迎えてくれた中年の依頼者を前に、わたわたと身振り手振りで説明する冒険者ラユル。ゆらゆらと追従する髪とたわわに実った胸がほどよく左右に揺れ、健康的なエロスを視覚的な刺激に変換して振りまいている。

 

「今日中でよかったからまったく問題ないよ。ほら、お水でも飲んで落ち着いて」


 差し出された水にぺこりをお礼をしてから、ありがたく飲み干すラユル。

 ごくごくと喉を鳴らし、男性に向き合う時には爽快な笑顔と安堵の表情を繰り出した。


「っふぅ~……ありがとうございます。カンタンにかわせそうな罠から複雑なブービートラップまで散々でしたよぉ……あの洞窟、過去の偉人が遺した財宝がたくさんあるとは聞いていたんですが、同時に勇気を試さんとばかりに様々な障壁が……あっ!でもでも、依頼されてた鉱石はとってきました!これですよね!」


 相槌をうつのも難しい勢いで言葉のシャワーを畳み掛けるラユル。ハキハキとしゃべるところは彼女の魅力でもある。


「おっ!依頼したもので間違いないよ。ありがとう!それじゃあ報酬金は…きっと…今欲しいよね」


「あ…あはは~…お恥ずかしながら」


 ラユルの懐事情を見抜いていた男は、少し待っていてね、と奥の部屋に引っ込む。

 数十秒ほどで戻ってきた男性の右手には、あふれんばかりの金貨が輝きを放っていた。


「お、おお~……!そ、そんなに…本当にいいんですか…!?」


「んふふ、もちろんさ。危険な場所への依頼だったしね。スポンサーからの支援みたいなものだと考えてよ。さ、受け取って」


 右手を体の前に掲げた男に、ラユルはまたぺこりと礼儀正しいお辞儀をしてから受け取る。ラユルの細い手指からあふれんばかりの金貨が今、満額渡ろうとした時…


「ねえラユルちゃん。もう少し……もう少し、追加で欲しくないかい?」


「えっ?」


「おじさんさ…ラユルちゃんのファンだって前も言ったよね。だから…今からおじさんの『個人的なお願い』とか聞いてくれたら、もっと上乗せしてもいいかなって思っていて…」


「え……っと、それ~…は……」


「大丈夫。また採掘してきてとかのキツい依頼じゃないよ。『この前』みたいなことをね………」


 ──“この前”。

 この単語を聞いた瞬間、ラユルの体は小さくぴくんと跳ねる。

 そう、この中年の男性は以前、聖夜の夜に……


「き、今日もさ……いいよね、ラユルちゃん…♡」


 ラユルに変態的な欲望をぶつけたあの、男だったのだ。



******


「あっううう…♡ラユルちゃっ♡ブーツにでるっ♡射精るっ♡よ!」


「えっ!は、はいっ!どうぞ!」


 ──ぶびゅるっ!ぶびっ!ぶびゅっ……!


「(わっ……わわぁあ…すごっ……)」


 時は遡り、聖なるあの日の夜。

 ラユルをオカズに性欲を発散したあのプレイを経て、男の性欲は一切尽きていなかった。

 ラユルの香りに身を包まれながら吐精した直後も怒張がおさまらず、提案してきたのは『ブーツを嗅がせてほしい』といった、これまた変態的な嘆願。今日一日中、ずっと装着して仕事していたラユルの聖夜衣装のブーツをだ。

 今度は下半身にフォーカスした欲望に思わず身じろぎしてしまうラユルではあったが、男のポケットから取り出された銀貨に銅貨、その“上乗せ”の数々に軽く屈してしまった。


「で…でもでも、あの……本当にその……におい、とか……」


「ふふぅ~…♡大丈夫だよラユルちゃん…♡っすぅうう~~っ……♡はぁ……♡汗の臭いとかさ……すごく濃くて……♡気にしてるラユルちゃんもかわいいなあ…」


「えっ……ええぇ~…!」


 という温度差が感じられるやり取りを経て、男はラユルの左足のブーツのみ受け取り、目の前で存分に嗅ぎ散らかしていた。

 そしてさらに欲望がエスカレートしていき、『もう片方のブーツにぶっかけさせてほしい』といった欲が出てきたのだ。

 立っているだけで大丈夫だから。射精(で)るところを見ていて……本当にラユルは立っているだけ。一心不乱に肉棒を手でストロークさせながら、ラユルのあらわになった左の生足と右のブーツに熱視線を送り、左手に持ったブーツの内側を鼻に当て深呼吸を繰り返す。


「っはぁ……♡はぁ…♡気持ちよかった…♡ありがと…ラユルちゃん…♡」


「あっ……あははは…よ…よかったです…!」


 そして、冒頭の発射に至る。

 二度目の射精でも勢いは衰えず、ラユルのブーツと生足にぱたたっ…とかかった精液は、艶かしく肌を伝い床へ。

 適度な温度の湯のような感触を脚に伝えられ、むずがゆさを覚えまくったラユルだが、すぐ目の前で拭ってしまうのは失礼だと考え、交互に重心移動しつつわずかに立ち方を変えるぐらいの動きしかできなかった。

 直接かかってしまった左足指の隙間に精液が入り込み、にゅる…♡と不快な感覚も与えられ、わずかな水音もラユルの足の指の間で奏でられた。


「ふぅー♡…ふぅっ…♡や、やっぱり…ごめんラユルちゃん、最後にもう一回だけ……もう一回…」


「(えっ…お、男の人って…その…一度終えたら、しばらく動けないぐらいって聞いていたのに……)」


 三度に渡る、男の欲望通達。ラユルの持つ通常の性の知識を遥かに上回る事態の連続であったが、同様に

 これも請ければ、最初に提示された額面から約4倍の報酬金という、ラユルが一月で稼げる限界に近い数値にまで膨れ上がっていた。その事実が、ラユルの判断力を鈍らせ、『もう少し』を許可していく。

 大丈夫。これまでのプレイを見るに、もうここまで来たら並大抵のことでは驚かない。なってきたラユルであったが──


「ラユルちゃんの腋で…おじさんのコレ、挟んでほしいんだ…♡」


「っ……へ?」


「う、腕あげて…♡」





「は、はさむ…んですか?わたしの…わきで?」


「そうそう、最後にラユルちゃんの腋を…コッチでも味わいたくて♡」


「そ、それは…んっ」


 ラユルの右腋に己の肉棒をロックオンし、亀頭を腋窩(えきか)に擦りつけはじめる男。

 にゅぐ、にゅぐ…と肉が水分を保持したまま擦れ合う音を奏で、くすぐったさと不快感、人肌の心地よさの様々な感情を急激に叩きつけられる。


「あっ……そ、そんな……それって…気持ちいいんですか…?」


「もちろんだよ…♡ほら、腕をたたんで…♡」


 言われるがまま、腕を畳むラユル。

 腋の最も熱がある中央部分に肉棒を挟む形になり、精液と汗、カウパーが混ざりあった水分をまとった竿が不快な接地を果たし「にゅぐちゅ…♡」と鳴き声を発した。


「んっ…♡」


 思わず、嬌声が漏れてしまうラユル。

 普通は不快感に身をよじり、ため息が出るような温度差のシチュエーションだろう。しかし、これまで断続的に“性欲”を浴びせ続けられ、それも歪曲した一方的な愛のあるプレイ。凌辱行為ではないという意識もある手前、ここの空気に彼女もまた意識をほだされてしまっていた。


「あぁぁ~♡ラユルちゃんの腋っ♡腋まんこっ♡あつっ……♡」


 ぬりゅっ♡ぬちゅっ♡ぱちゅんっ♡ぱちゅ♡


「あっ…ん♡」


 ラユルの腰を女性器に見立て、激しくピストンを始める男。

 ベッドで膝立ちになっているラユルの肩に手を添え、ラユルの腋肉をかき回し、すべすべのぬめりを堪能していく。


「(んっ……すごく気持ちよさそう……本当に……わたし、の……わきで……)」


 自身の予想もつかない場所を性器に見立てられ、性欲発散の道具として使われている。

 一度目は腋窩の香りをエサに発散されたが、ただ舐め回されるだけにとどまらず、度重なる『性欲』を向けられたラユルの肢体は、本人の意識とは別に熱を帯び続けていく。


「あっ……♡はぁっ♡っぐ……!ラユルちゃっ…!腋まんこ、そろそろっ…射精るっ……!」


 にゅぐっ♡ぱちゅんっ♡ぱちゅっ♡むちゅっ♡ぬりゅぐっ♡ぬちゅうっ♡んちゅっ♡


「あっ!あっ…♡は、はい!ど、どうぞ!」


 突然訪れる射精の予告は、自らの腋から感じる脈動で示し合わせていた。

 ストロークはラストスパートに向けて一層激しさを増し、ラユルが肩を少しすくめるように腋を締め上げることで胸の肉も干渉し、男の亀頭部分が腋肉と乳房の両方を犯していく。


「うっ……♡ぐうううっ♡射精るっ♡腋まんこにっ♡膣内射精するっ♡イッッ……く!!」


 にゅぐにゅぐにゅぐにゅぐっ♡ぐりゅっ♡ぬちゅっぱちゅぱちゅぱちゅ♡ぶちゅっ……♡


「んんっ♡」


「ああああっ♡♡ラユっ……♡♡」


 どぷっ♡ぶびゅるっ♡どぷっ……♡


 男のけだもののようなうめき声とともに、ラユルがぴったりと閉じた腋の中央部分に精が放たれた。

 しっかりと密閉されていた部分に文字通り膣内射精と言わんばかりにそそがれたそれは素早く腋窩を犯しつくし、勢いはそのまま右腋から飛び出てラユルの目の前の床に墜落していく。


「んっ…♡あっ!すごっ…い♡」


 激しい伸縮を繰り返す男の肉棒をしっかりと体の熱で感じ取り、急な衝撃に反射で右腋をぎゅうと強張らせてしまうラユル。その行為がさらに男の射精意欲を加速させ、ぐうの音を上げたとともにさらなる追加の白濁液がラユルの腋に押し込まれた。


「うううっ♡ラユルちゃっ……♡腋っ……♡あっ♡あああーっ……っ♡」


 無理矢理押し込まれたホースから水を開け放ったかのような、蛇口をふさいでいた指の隙間から漏れ出るような男の性欲は、数十秒の脈動を経てラユルの体の右側面を犯し尽くし、役目を終えたと言わんばかりに下半身を伝い、これも床へ。

 互いに息をきらし、男はラユルの肩から手を離し、まさに“セックス”を終えたあとのような表情で感謝の言葉を述べる。


「ふっ…ふう♡ふぅ……本当にありがとうラユルちゃん…気持ちよかったよぉ……♡」


「あっ……は、はいっ…気持ちよくなってもらえて、よ、…よかったです…うわぁ…こんなに……」


ゆっくりと右腕を真横にあげていくと、男が吐き出しなすりつけたザーメンが高い粘度を誇るそのしつこさを持ってラユルの腋に居残り、二の腕と腋に大きな橋を架けていた。


「ああっ……エロい……♡ラユルちゃん、もうちょっと腕をあげてくれるかい…」


「えっ……ええ~っと……こうでしょうか…?」






 男は自らの精液で征服を果たした女の体を眺め、悦の表情を浮かべた。

 とても口外できないような、個室での密室接待。

 そのプレイの数々は、ラユルの肢体にまとわりついた白濁液の数々がその欲求の威力を発揮していた。


******


「え~っと…こ、この前みたいな…あれでしょうか…?」


「んふ…♡そうそう。まずはこれだけ上乗せしてあげる」


 もう片方のポケットから、ラユルでも一目瞭然の大金が顔を見せる。


「(………ま、まあ……この前のあれぐらいなら……まあ……それに…あれだけあればしばらく危険なところに行かなくてもよくなるし……まあ…)」


 己の羞恥と利益を秤にかけるが、すでに心はまばゆく煌めくあの大金の虜になってしまっていたことをラユルは無自覚に気づいていた。

 

「んふ……それじゃあ……今日もすっごく汗かいたよねラユルちゃん……この前みたいに…ちょっと確認させてくれるかな」


「え、えぇー………えーっと……こうですか…?」




冷え込む冬の夜。

今夜もまた、一人の冒険者が稼ぎの良い仕事に身を投じていく──


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Comments

なが

armpit s○x thank you

Anonymous

最高すぎます… 普段はSSでは抜けないのですが あらゆる先生のSSは はちゃめちゃにシコリティが高くて… ありがとうございます…! 今回も最高な内容でした!

きゃんたぬき

伏線回収された興奮と性癖の暴力で頭おかしなるで… 大変濃発射了

妄想キャベツ

ラユルちゃんみたいな元気っ娘のこういうシチュ大好きなんですよね… ありがとうございます…!

白丸

もうすっかり腋に精液の臭いが沁み込んでそうですごく興奮します

有都あらゆる

ウワ~ほんとですか!文章がついたことでよりシコ度があがったならこれ以上ない喜びです!ありがとうございます!

Anonymous

射精してるとこ見て「うわっ……すごっ……」ってびっくりしてる女の子大好きです。特に元気っ子のラユルちゃんだと、全年齢版とのギャップで魅力10倍増しくらいで最高です。あらゆる先生、イラストもSSもえっちで、ギャグ漫画もできるって天才です……。いつも素敵な作品をありがとうございます!✨😌✨

有都あらゆる

ナトさんコメントありがとうございます!まさにそのギャップが好きでやってるとこあるので本当に嬉しいです!文章もあわせて楽しんでいただけると幸いです!これからもよろしくお願いします~~~!!☺☺

Anonymous

【Now Loading…】ということは 期待していいんですね・・?

有都あらゆる

お返事遅くなりました!今月中に更新致しますので、もう少々お待ちくださいませ~!