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「…………間に合った?間に合ったか?」


目につくテキトーなモノを盗んでは売っぱらい、出店の食いもんはサッとパクって胃袋に突っ込む、手癖の悪さには自信がある低俗な盗人の俺、ドロク。


今日は前から目をつけてたサイコーの財宝であり、マジもんのやべえアイテムである【アフロディ・ジアーク】をとうとう手に入れ…たのはいいんだが、このオンナ……ネイフィス・グラムに追い回されてとうとうお縄直前というところまで追い詰められちまった。


この街一帯の秩序だかなんだかを保つための監視?詳しくは知らねーが、公的じゃない自警団みてえな連中に俺もとうとうロックされちまったったワケだ。


んで今まさに、どんだけ体力あるんだよってぐらい執拗に追ってきたネイフィスの、どっからそんな出力だせんだよってぐらいクソいてえパンチで暴力的に制圧…されるのがあまりにイヤだったんで、ダメ元でおもっきり念じて使ってみたワケだ。

このネックレス……【アフロディ・ジアーク】を。


「………まちがいねえ……効いてるぞ、これ」


さっきまでファイティングポーズをとってたネイフィスのヤツが、虚ろな目で俺の目の前に棒立ちしてやがる。

ドッキリに付き合うようなタイプじゃねえはずだ。これまで何度か逃げ回って観察してたからわかる。


「へへ………」


きらした息を整えながら、改めて向かい合う。俺を今まで追い回してた生真面目女が無言で棒立ち。まずはお縄にならずに済みそうなことを喜ぶべきだな。


アフロディ・ジアーク。なんでも催眠・催淫作用がある鉱石を加工してさらに著名な魔術師が手を加えて…ルーツはどうでもいいな別に。


俺がとある祭壇からかっぱらってきたこいつは、なんでも肌身に装着した奴の思念に反応して、周囲の人間の意思を操ることができるとんでもねえシロモノだ。

このネックレスがあれば……どんなことができるようになるかなんて想像に難くない。

まあ、無敵だわな。





効果範囲はどれぐらいだとか、操れる行動の原理やもろもろを検証したかったんだが、まあ手に入れてすぐこの女に見つかったので(おそらくは尾けられてたな)そんなヒマもなかった。

ぶっつけ本番で目の前にかざして「とにかく動きを止めてその場に立て」みたいな願いを込めてみたが…ここまで露骨なのかよとも思う。


「…………右手あげて」


「…………………」





すう…………


「うお……!」


マジじゃねえか…マジじゃねえか!

間違いねえ!もうこの女は……


「俺のもんだ………はは!」


あげられたネイフィスの右手を握る。オープンフィンガーグローブからあらわになった指先をねちっこく撫でてやる。恋人繋ぎもしてやろう。綺麗に整えられた爪だ…。

危機から解放され、目の前にはとんでもねえ美少女が無防備。

即、もたげてきた感情はもちろんドロドロで欲望に満ちたアレだ。決まってんだろ。


「はあ………こうしてしっかり間近で見ることはできなかったが、すげえ可愛いじゃねえか……」


静かに呼吸を繰り返すだけのネイフィスの顔におもいっきり詰め寄る。

ツラは虚ろで人形のような状態だが、もちろん生身の人間だ。体温、熱だってある。

感嘆の声が漏れるような整った顔立ち。引き締まった身体。ハリもあってデカい乳。しっかりと大きなケツ。

ほんのりいい匂いも漂ってきて、俺はたまらなくなった。

「……たまんねえ……失礼!」


サイドテールにしているおかげであらわになっているうなじに顔を寄せて、味わうように深呼吸をする。年頃の生娘の甘くて柔らかな匂いと、清潔な石鹸のような香りが鼻腔を突き、快楽へ誘ってきた。


ねちっこく、いやらしく舌を這わせる。さっきまで白熱の追いかけっこしてたんだ、この鉄面皮の女もそりゃ汗だってかいてる。うなじからのど仏のまわりまで、首すじのすべてを舐め回してやった。


ついでに唇も奪ってやる。へへ…こいつにも相手とかいるのか?

ンなワケなさそう。俺がファーストキスだろ絶対。

ぷるぷるでしっとりとした桃色の唇を舐め上げ、大げさに音を立ててのキス。

ああ……いつぶりだ、こんな若い女の口に貪りつけるなんて。




下品な接吻を楽しみながら目を開くと、ネイフィスの端正で長くしなやかなまつ毛が至近距離で確認できる。小さく高い鼻筋と綺麗なラインを描く目尻にきめ細やかな肌も魅力的だ。

もっとねぶってやるからな。という気持ちが一層強まった。


「おい、もっと腕あげろ」






静かに、ゆっくりとあげられた腕。腕周りだけを覆っている赤い軍服みてえな衣装の裾から、湿度をたくわえた美肌がチラリと見えた。

裾をたくし上げ、キレイなワキを露出させる。


「すぅーーー…………」


とにかく若い女の匂いに飢えていた。ここ最近は盗みの仕事ばっかで全くと言っていいほど女を抱いてなかったからな。胸いっぱいどころか脳にまで女の肌と匂いに浸りてえ。

しっとりと湿った腋に顔を埋め、今日イチの深呼吸をかました。





うなじと同種の甘い女の匂いに、汗でわずかに輪郭をハッキリとさせた柑橘系に近い香りがブレンドされ、これまたとてつもなくエロい臭いだ。

多少は汗をかいてても不快感なんてのが微塵もねえ。なんていい女だ。

服の裾に密閉され、湿度の空間が構成された最高のエリアに顔を配置し、しばらく深呼吸を楽しんでやった。


「はぁーーー…れろっ……」


小さな汗の粒を舐め取り、腋の中央付近のくぼんだ部分である腋窩に舌を這いずり回らせる。時々、とんでもなく下品な音を立てて吸い付き汗を吸ってやる。






もしこいつに意識があればどんな反応しやがるだろうか。考えただけでゾクゾクする。


「はぁ……うめえ……もうおろしていいぞ」


俺の唾液とネイフィスの汗がミックスされ、数分前よりさらに蒸れ蒸れの状態になった腋を、そのまま下ろさせてやる。

わずかばかりだが、「ねちょ…❤」と肌の擦り合わさった音が聴こえた気がした。


「やべえ……もう我慢できねえ」


右手で己の愚息をズボン越しにまさぐりながら、ネイフィスのでけえ胸に左指をまとわせる。

とんでもねえ柔らかさに、見た目よりかなり「ある」質量。俺の脳みその快楽指数へダイレクトに攻撃が届いた。


「おいおい…なんだよお前これ…持ち腐れだろうが……」


慌ただしく取り出したチンポを激しくしごきながら、ネイフィスの顔や首を下品に舐め回し、デカ乳を揉みしだく。

たまんねえ。あの氷のような態度の女が、今俺の目の前で、無防備におかずに成り下がってやがる。この現状が何よりのスパイスだ。


「はあっ……はあっ……っぐ…」


今まで生きてきて間違いなく一番興奮するシチュエーションに、思わず暴発しそうになる。もったいねえ。何度でも射精できる精力には自信があるが、こいつ相手の初めてはここで使いたくねえ。

それに、少し時間も経って効果の程も気になる。一気に済ませちまいたいとこだが、こいつの膂力だと押し返される可能性もある。俺のチンポを顔の前に出した瞬間、正気に戻られて殴られでもしたら一撃でお陀仏だ。息子の方が。


「再度かけ直すのは…いけるか…?」


直前まで性欲に支配されていた脳を急ピッチで冷やす。俺が今日まで生き延びてこれたのはこの冷静さだ。狡猾さを忘れるな。

慌てるなドロク。この首輪が手元にある限り俺は無敵だ。


「マグロ女を抱くのは趣味じゃねえんだ。つーワケで……」


塀を登り、逃走経路を3つ先の通路まで目視で確認。大丈夫、足の速さはわずかに俺が上。

ネイフィスの眼前にふたたびアフロディ・ジアークを掲げ、再度俺の思念を送り込んだ。





「…………っ!?」


ネイフィスの瞳に輝きが戻る。正気に戻ったようだな。


「っ……!…………!?」


よし、効いてる!疑惑の表情になってやがる。

不確定要素が多い中、ある種賭けに近かったが、この勝負は…俺の勝ちだ!


「よお~ネイフィス、おはようさん?で……“体は動くか”?」


「………『使った』のですね、それ…を」


俺がこいつに対して送り込んだ思念は…まあ平たく言えば

「俺の思い通りに動け」とか「俺に攻撃するな」とか、色んな文言を混ぜ込んでみたメッセージだ。保険をかけてさまざまな命令形でな。


「やっぱ理解がはえーな。頭も冴えてるようで」


「…………っ………」




おそらくは必死に、懸命に体を動かして、俺を捕らえようとしているのだろう。

イメージでは飛びかかれているはずだが、思い通りに動かない体に強い不快感も覚えているだろう。


「すげえ便利だよなこれ。だからこそ俺みたいなヤツの手に渡らせたくなかったんだろうけど、よ!」


言うやいなや、ネイフィスの胸に手を伸ばし、ぴっちりと貼り付いたインナーをたわませる。


「っ!……………」


小さく歯ぎしりが聞こえる。俺みたいな下賤の輩に胸を揉みしだかれて、さぞ気持ち悪いだろうなあ?

今すぐにでも俺に殴りかかりたいという気持ちが切れ長の瞳に宿り、軽蔑のまなざしで俺に熱視線を送ってくる。


「このままずっとお前を好きにしてたいが……ココじゃ場所が悪いんだわ。人が通るかもしれねえしな。

もっと“おあつらえ向き”のトコに行こうぜ?」


ゆっくりあとずさり、警戒心は持ったまま「俺のあとを大人しくついてこい」といった旨の思念を送る。

侮蔑の感情をたたえたまま、ネイフィスの体は本人との意思とは無関係に、静かに歩を進めた。



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Comments

白丸

あぁ~これはとても素晴らしい・・・今後の展開にわくわくが止まりませんね あれやこれやの恥辱の限りを是非尽くしてもらいたい・・・

ヒデまる

意識がはっきりしてるのに抵抗できないシチュエーションも素晴らしいですが、真っ先にうなじを舐め、腋を嗅ぐ賊の性癖も素晴らしく…

lack

最高だぜ!竿役の焦り、期待、楽しみが盛り込まれてるのが最高にワクワクします。

なが

おお、ついにこういうシーン来ましたか・・・腋とうなじに特化したシチュ、ご馳走様です 今後もこういうえちシーン見たいです!

妄想キャベツ

素晴らしすぎます…! 期待しかできねぇ…

有都あらゆる

たまたまシチュエーションを大事にする変態が竿役でよかった!これからをおたのしみに☺

yakobi

なんてワクワクする前振り! ウキウキの竿役も可愛いですね...そりゃ嗅ぐし揉むよなぁ...!

Anonymous

キャラもシチュエーションも最高すぎる…! 今後の展開に期待です!!

海色

絶対に負けないはずの女の子がいいように辱められているの堪らないです…! 羞恥と快楽で表情歪めるネイフィスさんを全裸待機します!

有都あらゆる

コメントありがとうございます励みになります!そういったやつもこれから描いていこうと思いますので気長にお待ちくださいませ☺