催眠・催淫・再実験 Prologue (Pixiv Fanbox)
Published:
2020-11-12 16:28:08
Edited:
2021-08-01 16:18:24
Imported:
2023-01
Content
「(理解が及びません。
この男は私の自由を奪い、ひたすらに私の胸をまさぐり続けている)」
「(陵辱しようと言うのなら、すぐにでも衣服を剥き、
行為に及べばいいものを……なにか狙いが?)」
ネイフィス・グラムは基本的な性知識や情操教育は備わっている。
性交、まぐわい、交尾……多種多様な呼び方で称されるそれは、いずれも互いの性器同士を結合させ、交配する行動である。
が、彼女の理解の外の存在───女性の意思や尊厳を狡猾に弄ぶ人種に対し、彼らの行動に対しての理解は最低限の考えしか及ばない。
性行為における効率は度外視。女性側に対する倫理観の消失、そして──
「ずっ………と揉みしだきてえと思ってたんだよなあ~ お前のデカパイをよ……」
しみじみと感慨深く頭上から漏れ落ちる声。ネイフィスに馬乗りでまたがり、夢を叶えたかのごとく顔を綻ばせているのは、以前から追っていた厄介な盗人の男であった。
先程から似たような意味の発言を繰り返しているが、行動は至って単純で、ひたすらにネイフィスの胸を揉み返し、柔らかな液体状の玩具で遊ぶ子どものようにこねまわし続ける。
「っはぁ~~……堪能したし、それじゃあそろそろヤラせてもらうか」
これまではいわゆるこの男なりの『前戯』だったのだろう。
そしてこれから、想像している通りの下卑た『蹂躙』が待っているのだろう。
どちらにしろ、不覚をとり体の自由を奪われてしまったネイフィスに選択肢は無い。
「(失態………ですね)」
諦観の感情で目を閉じようとしたネイフィスの前に……
「………え?」
「聞こえなかったのか?コレで今からてめえを犯してやるんだよ。
まずは……こっちからな」
股間から男性器を取り出し、見せ槍のごとく確認させる男。
秘部にあてがわれるのかと思われた矢先、まさに理解が及ばずネイフィスの思考はわずかにフリーズした。
「……そこ……は…」
発汗によりてらてらと光り、肌同士の密着から離れる際「みちゅり…」と水音をたてて示されたそこは、ネイフィスの胸の谷間の下部であった。
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