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 昔々、戦国時代の中期に姫比べという風習がございまして、その内容は城主との血縁にある十代半ばの娘同士をぶつけ合い、どちらの血が優れているかを決めるという至って単純なものであり、少女達は自らのお国のためにと日々、女同士の夜伽の練習に励んでおりました。  まあと言っても、戦国の世といえば男性間の恋愛の方が細やかでして、身分の低かった女同士の愛など蔑みと高笑いの対象でしか御座いません。それはいくら地位が髙かろうが関係なく、姫である彼女らも例外ではありません。しかし彼女らは黙らせました。姫比べとは響きだけの殺し合いでしたから。  そんなこんなで弘治1年(1555)で16になる姫が駿河国におりました。名は瀬名姫といい、今川家自慢の姫でした。容姿は「色白の超絶美人」と公家や文化人にもてはやされるほどの美少女で、旦那様を迎えるための花嫁修業も欠かさない真面目な娘でした。  しかし一つ困ったことに、彼女は姫比べに出せるほど強気な娘ではありません。男に守られる性格といえば分かりやすいでしょうか。肉付きはある癖にとにかく内気で、風が吹けば飛ぶような娘でした。  当時、姫比べで猛威を振るっていたのは武田の娘である黄梅院や北条の早川殿、そして当時うなぎ登りに成長する尾張とその姫、名をお市の方。お市に関しては正確には姫ではありませんでしたが、14歳にして瀬名姫と張り合えるほどの立派な雌でして、それはもうお強い御仁であります。  弱気な瀬名姫は同期の姫に対抗する姿勢こそ見せますが、体が他者を虐げることを受け入れません。そして、そんな彼女を影で支えたのは、小京都と呼ばれる町で薬屋を営んでいた同い年の少女。  彼女の名前は不知火えま。瀬名姫唯一の親友でございました。  ◇◇◇ 「んちゅ…んっ……ぷぁ……」 「あっ、あんまり激しくしにゃーでよぉ……。また息出来なくなるぅ」 「ん♡そう言いながらうちの舌べら吸ってるくせにぃ」  短い髪を綺麗に整えた少女と黒髪ロングの少女が城の麓にある小屋で、互いに抱き合うように唇を重ねていました。髪の短い方の少女の小さな胸板を揉みほぐす瀬名姫の指先は震えており、その小さな乳首はピンッと勃起していて、えまの口からは甘い声が漏れています。  瀬名姫がえまとの口づけをやめると、二人の唾液が細い糸を引いて、夜の闇に消えました。 「ねぇ、えま……今日のお仕事どうだっけ?」 「ん♡、上様に頼まれてた生蘇散の調合が終わったで届けてきたところだよ。でもちょっと量が足りにゃーっけみてゃーだで、明日もう一回作り直いてくるんだ、んちゅ」 「はむ♡ちゅぱ」  再び口を塞いできた瀬名姫に負けじと、今度はえまも舌を伸ばします。  舌を相手の口の中に入れ込むように絡ませあい、互いの口腔を犯し合いました。 「ぷはぁ、やっぴゃえまの口の中うみゃ。お米よりずっと甘くて、蕩ける味してるもん」 「ふへぇ?嬉しいけえが、それ褒めてるのか分かんにゃーよぉ。にしても今日はがんこぐいぐい来んね。姫様の仕事も一段落ついたの?」 「うん!だもんでさ、今日の夜はえーかん交じりあいましょ♡」  そう言って瀬名はえまを押し倒します。  月明かりに照らされた少女達の身体は妖艶な輝きを放ち、その肢体は汗ばんでいました。  ──さて、瀬名とえまがこんな関係になったのは一年程前に遡ります。  駿河の姫である瀬名は今年で15を迎え、当時では婚姻していないのが珍しいくらいの年頃でした。  その理由は今川家の政略でしたが、当人はそのことに関して知りえません。また女の好みが現代とは違っていたこともあるのでしょう。瀬名は自身の細身の体を見る度に、私は女としての魅力が無いんだと思い込んでいました。  しかしそんな彼女を支えてくれた者がいたのです。それは町にある小さな薬屋の娘、不知火えまでした。  彼女は元々京で公家相手に商売をしていた実家から追い出されるように駿河に流れ着いた娘でした。当時は薬師=医者と呼ばれるほど薬が重宝されており、少なからずその知識を持っていた彼女は今川家にとっても大変貴重な人材でした。まあ、裳着も迎えていない小娘が薬師であることに不満を漏らす者も少なくありませんでしたが。  二人の出会いは至って単純で、ありふれたものでした。瀬名姫が風邪を引いた時、えまがそのかかりつけ医となったことです。しかし当時の医学は現代よりも未熟で、彼女が処方した薬も大した効果はありません。それでも彼女は甲斐甲斐しく看病を続けてまして、症状は徐々に回復していきました。  同い年だったこともあるでしょう。瀬名姫は自らに尽くしてくれたえまに次第に惹かれていき、それはいつしか恋心へと変わっていきました。  ですが瀬名姫は、自分の気持ちを伝えることは出来ません。何故なら彼女の立場がそれを許さなかったからです。今川家にとって瀬名の婚姻は重要な意味を持ち、何よりも自ら婚約者を決めることはできなかったからです。ですので、彼女はこう言い訳してえまの唇に触れました。 「姫比べの練習だから」と。  こうして二人は秘密の関係を持つようになったのです。最初は浅い接吻から始めましたが、徐々に行為を深めていき、出会って1ヶ月ほどで美斗を使った交わり合いを始めました。俗に言う貝合わせという奴ですね。 「はぁ、はぁ……えまっ、もっと腰振ってぇ……」 「あっ、あんっ!ひ、ひめさまぁ……うちもうイっちゃうぅ!」  えまの膣内がぎゅっと締まると同時に、瀬名も絶頂に達してしまいます。濡れぼそったえまの貝が瀬名の貝の隙間を補って、箱を閉じるようにぴっちりと密着していました。 「はぁ……はぁ……やっぱゃ…えまとの交尾が一番きもちいい……」 「ふへぇ……うちも……んちゅ」  余韻に浸りながら唇を重ねる二人。舌と舌を絡ませあい、重たい水音を立てながら唾液を交換するとまた厭らしい気分になって体が疼き始めます。 「もう一回してゃ」 「うん、今晩ひゃいっぴゃー練習しよ♡」  えまの返事を聞いた瀬名は、彼女の唇を奪いながら腰を前後に動かして快楽を求め続けました。瀬名が彼女のとこうしていられるのは本当に限られた日だけなので、大人しい性格の彼女もこの時ばかりは積極的になります。  故に今回も、その次の夜伽も瀬名は朝方まで激しくえまを求め、えまもそれに精一杯応えようとしました。 ◇◇◇  それから二十二日が経ち、迎えた姫比べの本番。場所は武田信玄の本拠である躑躅ヶ崎館の小部屋です。  えまは瀬名姫の体調管理を名目に、姫比べが行われる部屋で彼女らのまぐわいを見ることを許可されており、見物人として参加していました。  瀬名姫の初戦を飾る相手は上野国金山城の姫、妙印殿。身長、体格は同等、年齢は妙印殿の方が一つ下。さらに姫比べも初めてというのですから、瀬名姫の初戦に相応しい対戦相手と言えるでしょう。  この姫比べではまず両者裸になり、それからお香を使ってお互いの性欲を高め合わなければいけません。瀬名姫はその手順通りに服を脱いでいくのですが、妙印殿は服を脱ごうとしません。その訳を近くにいた侍女に尋ねると、どうやら彼女はこの大勢の前で全裸になることに慣れていないようで、それ故恥ずかしくて脱げないとのこと。  しかし姫同士の戦いには、そのような甘えは通用しません。結局、彼女は泣き落としで無理矢理全裸になる羽目になってしまいました。  その後、いよいよ姫同士の対決が始まりました。瀬名と妙印殿はまず互いの体を愛撫し合って、相手を発情させなければいけないのですが……。 「んっ、あっ、ああっ!!」  瀬名姫の手つきは、明らかに慣れたものでした。それもそのはず、えまと何度も肌を重ねているうちに、彼女は女の弱点を知り尽くしていたのです。  手始めの愛撫は瀬名姫が優位に立っていましたが、やはり初めての姫同士の戦いです。そう簡単に勝てるわけもなく、次第に妙印殿が頭角を現すようになりました。 「あっ、はぁっ、はぁああああん!!!」  瀬名姫は敏感な箇所を攻められて思わず喘ぎ声を上げてしまいました。乳房と美斗の二点攻めは彼女に効果抜群です。このままでは、と冷汗を流して見守っていたえまでしたが、その様子に気づいた隣の若い男にこう言われます。「心配御無用。おぬしはただ拝見してなさい」と。  えまは正座して握り拳を強く握って戦いの行方を見守りました。  二人の女が愛のためではなく、虐げるために接吻を交わす光景を。 「ちゅぱ、じゅる、れろぉ……」 「くちゃ、くちゃくちゃ……」  舌が絡み合う音が部屋に響き渡ります。どちらの姫も手入れの行き届いた美しい黒髪をしていて、顔立ちもとても整っています。まるで湖に映った月のように、二つの唇は妖しく光っています。  そんな二人の接吻合戦を見ていたえまは、つい興奮して股間を濡らしてしまいました。 「あっ、あっ……うちも、あんな風にぃ……」  えまは無意識のうちに自分の胸を揉みしだき、太腿を擦り合わせて慰めていました。幸運にも、他の男たちの視線は広間の中央に釘付けだったので誰も気づきません。えまは親友の痴態を眺めながら、一人寂しく自慰を続けます。 「んっ、ふぅ……んんん!」  やがて絶頂に達して、全身を痙攣させて果ててしまうえま。息を整えて前を見ると、既に二人は口を離して互いに睨み合っておりました。先ほどまで妙印殿に噛みつかれていたであろう唇は遠目で見ても湿っていて、唾液の雫が垂れています。 「次は乳で勝負しましょう」 「ええ、望むところです」  今度は乳房での対決です。まず妙印殿の豊満な乳を両手で持ち上げ、瀬名姫の胸に押し付けます。すると、両者の胸の大きさはほとんど同じであることが分かりました。  妙印殿の胸は柔らかくて、沈み込むような弾力がありました。対して瀬名姫の胸は張りがあって、押し返すように反発しています。  なだらかなに進む乳合わせは、目の前の乳房は大きさは同じでも触感は全くの別物であるということを二人に悟らせているようです。  しばらく互いの胸を押し合い、潰したり、離したりして柔らかさ、硬さを比べをしていた二人。しかし決着がつかないので、瀬名姫から提案がされました。 「お互いに吸い合いましょう」 「はい、よろこんで」  瀬名姫と妙印殿は畳の上で寝ころんで、お互いの乳房が目前にくるようにしました。そして相手の乳首を口に含んだのです。  瀬名姫は口の中で、妙印殿の乳首を転がします。一方の妙印殿は、舌先で瀬名姫の乳頭を舐め回しています。  えまのほうからは瀬名姫の背中しか見えませんでしたが、妙印殿の顔は快楽に染まっていることでしょう。なぜなら瀬名姫の頭部より右に出た彼女の下半身が、ピクピクと震えているからです。  そうして、息を60回ほど吸う時間が経過すると、二人の身体が同時に跳ね上がりました。  今宵の姫比べ、初の絶頂です。  姫比べにおいて勝敗を決めるのは制限時間内にどれだけ多く逝かせたかなので、皆は大盛り上がり。  そんな外野の反応をよそに、二人の姫は体を起して再び熱い接吻を交わそうとします。 「ちゅっ、んむっ、じゅるっ!!」 「んっ、はぁ、れろぉおおお!!」  顎が食べ物を咀砕するように上下に揺れ動き、激しく水音を立てます。唇同士が密着し過ぎて中で絡んでいるであろう舌が見えず、たまに呼吸のために顔を離してもすぐにまた唇を重ね合わせる始末。初めての姫比べとは思えないほど、お二人の揉み合うお姿は情熱的でした。  その後も、お二人の激しい戦いは続きました。  乳や秘所だけでなく、耳をしゃぶったり、足の指を愛撫したり、果てには髪の毛を引っ張り合ったりと、あらゆる方法で相手を屈服させようと奮闘したお二人でしたが……。  残りもう間もなく終了といったところで、ついに引き分けの天秤が崩れ始めました。先に根を上げたのは、瀬名姫の方だったのです。  親友が無様にも、敵の姫に組み敷かれている光景を見て、えまは思わず叫び声を上げてしまいました。  瀬名姫は仰向けになって倒れており、その上から妙印殿が覆いかぶさって接吻の雨を降らせています。さらに股間に手を這わせて愛撫までしている様子。瀬名姫は必死に抵抗するも、えまの目から見ても劣勢なのは明らかでした。 「姫様!! しっかりして下さいませ!」  えまの声に反応したのか、それとも終了の鈴に反応したからか、妙印殿はようやく瀬名姫から口を離して、ゆっくりと上体を起こしました。  敵陣であるえまの方を向くと、ニタリと笑ってこう言います。 「あなた方の姫の負けです」  その言葉を聞いて、妙印殿の方の男どもは歓喜しました。瀬名姫は未だ畳の上でぐったりとしており、えまは慌てて彼女の元へ駆け寄ろうとしますが、 「来ないでください」  妙印殿が手を前に出して制止しました。  瀬名姫は、敵陣の女の一人に支えられて何とか立ち上がります。妙印殿は勝ち誇った顔で、瀬名姫の方に向き直りました。  そうです。ここからが姫比べの恐ろしいところなのです。  敗者は勝者の慰み物として、この場で凌辱される運命にあるのでした。  妙印殿は後ろの女によって羽交い締めされた瀬名姫の正面に立つと、手始めに乳房を鷲掴みにしました。 「ふふ、随分と大人しくなりましたね」  と妙印殿が笑います。  瀬名姫は何も答えません。悔しさで歯ぎしりするだけです。  妙印殿の手つきは次第に厭らしくなっていき、両乳首をつまんでコリコリと弄び始めました。  伸ばしたり、引っ張ったりして、瀬名姫の反応を楽しんでいます。 「さてさて、お次は……」  妙印殿は乳首から指を離すと、今度は瀬名姫の秘部に手を伸ばしました。すると瀬名姫の腰がビクッと跳ね上がります。  勝負事の後でしたので陰唇の周りは十分に濡れており、妙印殿はその割れ目を人差し指と中指を使ってなぞるように往復させていきました。  それからしばらく秘部をいじくり回していた妙印殿ですが、飽きてきたのか、それとも単に我慢できなくなっただけなのか、突然しゃがみ込むと、瀬名姫の股間に顔をうずめてきたのです。 「んんっ! あああっ!!」  瀬名姫は喘ぎ声を上げて身を捩じらせようとしますが、背中から抑えられているため身動きが取れず、妙印殿にされるがままになってしまいます。 「んんっ、じゅる、れろぉおお!!」  舌が瀬名姫の花弁の中に侵入し、淫靡な水音を立ててかき回してきます。十字に固定された彼女の姿はまるで磔刑を受けているかのようで、それを取り囲む男たちは歓声を上げています。 「じゅるるるるっ!!」  妙印殿が激しく吸い上げる音が聞こえてきました。瀬名姫の身体が立ったまま大きく痙攣し、そして…… 絶頂に達しました。 「はぁっ、はぁ、はああ!!」  肩を上下させて息を荒げる瀬名姫。その足はガクガク震えており、今にも崩れ落ちそうなほど疲弊しています。  対する妙印殿は満足げに舌なめずりをして、 瀬名姫を羽交い締めにしていた女に命じました。 「その姫を座らせて、股を開かせなさい」  言われたとおり、女は瀬名姫の両膝に手をかけて左右に開き、股間がよく見えるようにしました。瀬名姫は恥ずかしさに赤面しながらも、秘部を隠すことができません。  そこに妙印殿が股を開いてジリジリと近づきます。  妙印殿は瀬名姫の太ももの内側をさすってから、ゆっくりと自らの貝を開いて瀬名姫の貝と重ね合わせました。 「ああんっ!」 「ふぅ、やっぱりこれが一番です」  妙印殿は熱い吐息を漏らしながら、前後に擦り合わせます。一方の瀬名姫は腰を自由に動かせず、ただ受け入れるしかありません。  二人の蜜壷からは愛液が溢れ、互いの性器を刺激し合っていました。  さらにそれでも足りないのか、彼女は後ろの女を下がらせると瀬名姫の背中に手を回し、抱き合うような形で互いに密着しました。  二つの大きな膨らみは押し潰され、形を変えながら絡み合っております。さらに妙印殿は腰を波打つように動かして刺激を与え続けました。 「ふふふ、気持ちいいでしょう?」 「んんっ!! ひゃいぃ!!」  瀬名姫はまともに喋ることができません。そんな彼女の嬌声に蓋をするように、妙印殿は唇を重ねてきました。  レラレラと舌を絡ませて唾液を瀬名姫に飲ませようとしています。その姿はまるで鷹が獲物を捕らえて食しているかのように見えました。  やがて妙印殿の呼吸が激しくなり、同時に彼女の動きも激しくなっていきました。もうすぐ達しようとしているのでしょう。  対する瀬名姫はもう何度絶頂を迎えたでしょうか? 数え切れません。 「そろそろ果てます♡~~~♡受け止めなさいな!!」  妙印殿はそう言うと腰を強く打ち付け、瀬名姫の中に大量の潮を噴き出しました。  凄まじい物量と勢いで放たれたそれは女の射精と言われるだけあって、噴出音が滝のように聞こえてきます。  そんなものを膣内に受けてしまえばひとたまりもなく、瀬名姫は声にならない悲鳴を上げて、子宮が熱くなる感覚に身を震わせておりました。  それからしばらくの間、二人は繋がったまま余韻に浸っていましたが、妙印殿が貝同士の結合を解くと、瀬名姫の股の間から白濁液が垂れてきました。  全て妙印殿の貝汁です。床に零れたそれを妙印殿は指ですくいとると、畳の上で倒れ込んでいる瀬名姫の顔の前に持っていきました。 「見てください。これが今貴女の子宮を満たしたものですよ。私の潮はとても濃くて、量も多い。ほら、こんなにドロっとしていて、それに臭いも……」  鼻先に近づけられた淫靡な香りを放つ液体に、瀬名姫は思わず顔を背けてしまいました。  しかし妙印殿はそれを許さず、彼女の顎を持って正面に向けさせました。 「よく見てご覧なさい。これが貴女を負かした姫の愛液です。私の体内でコトコト煮られ、濃縮された強い姫の結晶です。とても美味しそうな匂いがすると思いませんか?」  妙印殿の言葉に瀬名姫は目を瞑ってしまいます。すると妙印殿はその反応を見てクスリと笑い、彼女の口の中に指をねじ込みました。  瀬名姫は苦し気に嗚咽を漏らしますが、妙印殿は構わず彼女の顔を掴み上げ、爪の隙間まで舐めなさいと命令しました。  抵抗できない瀬名姫は言われるがままに指をしゃぶると、とろろ芋のような粘度と生臭い味が口いっぱいに広がります。  妙印殿は満足げに微笑むと、ようやく瀬名姫を解放しました。  解放された瀬名姫は口から糸を引きながら深い呼吸をしており、目はどこを見ているのか定まらず虚空を見つめています。  その様子に妙印殿は嗜虐心を刺激され、再び自らの貝を開きました。両手で縫い留められた妙印殿の貝は、魚の開きの如く色濃い肉壁を見せびらかしております。  さらに、先ほど瀬名姫を羽交い締めしていた女にこう言いました。 「その姫の貝をできるだけ広げておきなさい」  命じられた女は瀬名姫に背後から忍び寄ると、何のためらいもなく彼女の大陰唇に指を掛け、左右に押し広げました。当然、中に隠れていた小陰唇までもが丸見えになります。 「ご覧ください皆々様。こちら上野国金山城の姫、妙印殿の雌にございます」  妙印殿はくるりと振り返り、見物人たちに向かって自分の秘所を晒すような姿勢を取りました。  それを見た観客、主には上野国の方々は下卑た笑みを浮かべ、野次を飛ばし始めました。  中には早く犯せと急かす声もあります。  そんな観衆の声に応えるように、妙印殿は腰をくねらせながら、瀬名姫の横に移動しました。 「そしてこちらが只今私の雌に屈した、今川家の姫君である瀬名姫の雌にございます!さあさあ!ぜひこの機会に見比べてご覧になって下さい!」  妙印殿は瀬名姫の横で再び自らの貝を披露します。  十代半ばの少女たちの貝が横に並ぶ光景は非常に魅惑的で、見ていた男性たちの中には我慢できずに己の男根を取り出し、扱き出すものまで現れました。しかしそんなものは前座でしかありません。  妙印殿は観客の視線を一身に浴びると、瀬名姫の真正面に座り直しました。  瀬名姫の貝は相変わらず後ろの女の指で広げられたままで、その奥からは先の凌辱で中出しされた潮が泡立ちながら滴っております。そして、三度自らの秘裂を広げてみせると、ゆっくりと腰を前に突き出していきます。  ここで瀬名姫の意識が現世に帰還しました。  満開の花となった二つの貝が接触するのに、もう時間は残されていません。  なんとか逃れようと体を捻っても、背後からしっかりと抱き着かれている状態では何の意味も成しませんでした。 (やめて……お願いだから、それだけは……)  瀬名姫の目から涙が流れ落ちました。  しかしその願いは届かず、粘膜の壁と化した二つの貝は接合を果たしてしまいます。 「んっ……」  瀬名姫は小さく喘ぎました。  妙印殿はつま先で立ちながら、上から愛液を塗りたくるように腰を動かしていきます。  ぐちゅ、ぬち、じゅぽ、ぐち、じゅぷ、と 二人の股間が擦れ合うたびに淫猥な音が響き渡ります。それはまるで二人の間で濃厚なキスが行われているかのようでした。 「あっ、あんっ、ああ、いい、すごく気持ち良いですわ」  瀬名姫のことなど忘れてしまったかのように、妙印殿は一心不乱に快楽を貪っています。彼女の表情にはもう一切恥じらいの色は見受けられません。  一方、瀬名姫も苦痛に耐えていました。蛙のようにひっくり返りながら腰も陰部も開いたまま固定されているので、強烈な圧迫感に下半身を襲われております。  また膣内に入り込んだ妙印殿の愛液が潤滑油となって滑りをよくしているため、彼女の最も敏感な部分を何度も擦られる羽目になっているのです。  なんて、なんて悪辣なのでしょうと、えまは部屋の中央で繰り広げられる強姦に握りこぶしを震わせながら耐え続けました。  そうして、長い時間が経ちます。  妙印殿の動きが徐々に鈍くなり、やがて完全に停止すると、瀬名姫を拘束していた女が彼女の陰部を開いていた指を離しました。妙印殿が擦り続けていた際もずっと開いていたからでしょう、中の粘膜は妙印殿の貝触手の手に揉まれて真っ赤に染まっておりました。瀬名姫の陰唇はだらしなく広がりきり、時折痙攣しているようにヒクついています。  後ろの女の膝元に頭を置いて、赤ん坊のように寝転ぶ瀬名姫を見下ろすように妙印殿が立ちました。彼女は右手を自らの秘部に添えて、中指と薬指の間をくぱぁっと開きました。そこから粘度の高い液体が糸を引きながら垂れていきます。 「如何ですか瀬名姫。これが上野国金山城の姫、妙印殿の雌にございます。そしてこちらが貴女の子宮を散々蹂躙した私の雌蜜にございます」  妙印殿の言葉に反応したのか、瀬名姫の体がビクンッと跳ねました。同時に、妙印殿の秘所からも大量の蜜が吹き出して、瀬名姫の頭上に降り注ぎます。  観客たちから拍手喝采が巻き起こる中、妙印殿は力なく倒れている瀬名姫の顔に自らの貝を擦りつけ、笑っておられました。  こうして、甲斐の館で行われた姫比べは妙印殿の勝利で幕を閉じました。  後日廊下で聞き耳を立てたのですが、妙印殿はあれが初めての姫比べではなく、初めの恥ずかしがる仕草も演技だったらしいです。なんとも恐ろしい女性でした。  そして、あの日を境に瀬名姫の姫比べに対する関心は目に見えて濃くなっていき、えまを部屋に呼ぶ度に彼女の身体を好き勝手に貪るという日々が続くこととなります。  故に、それが原因でえま。いえ、私が彼女のことを避けるようになるまで、さほど時間は掛かりませんでした。 ☆☆☆☆☆ 書いたはよいものの、世に出すタイミングを逃した作品です。 休止中と告知しておきながら、支援してくださっている親切なそこのお方。 どうかご自分のお金は大切に扱ってくださいませ。

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