【第17回】ロボ娘作品レビュー(ラフ画付き) (Pixiv Fanbox)
Content
今回は「羞恥心インストール」という漫画(アダルト電子書籍¥330)。
性処理用のアンドロイドに、羞恥心を持った感情プログラムをインストールすることで、今まで動作や反応が不自然だったロボ娘が、人間らしい反応を示しながらエッチしてくれる…そんな感じ話。
漫画としてはまあまあ面白かったんだけど、疑問に感じる点が一つ。
ロボ娘(性処理用のアンドロイド)に人は何を求めるのか?
この漫画だと最終的に人間そっくりな女の子としての反応(恥ずかしがったり、マスターのことを好きと言ったり)が見られるような展開で、主人公の男子もロボ娘に対して「自我か芽生えているようだ」と人間らしい女の子の反応(下図Aのような表情)に感激している。
人間そっくりな反応を示すロボ娘が良いの? じゃあ人間の女の子でいいんじゃね?
って思った。
ページ数が32ページ程度と短いので、この後の話があるとテーマを深く掘り下げることができたかもしれないけど、この状態で終わるというのはちょっとロボ娘好きとしては納得しかねる結末だと感じた(個人的感想)。
・・・
人間そっくりの反応を示してくれることもあってはいいとは思うけど、それはメインではなく、むしろ人間には無いAIならでは反応(ロボ娘ならではの反応)も搭載して、その反応を見たかった。
たとえば、下着を着けていないことを恥ずかしがるセリフがあったんだけど、そうじゃなくて、裸の状態でもおっぱいを揉まれてもさほど気にせずに、胸ハッチが開いてしまった時に内部フレームが見えてしまって初めて恥ずかしがる……といったシーンがあったら良かったのにと思った。(下図B→Cのような感じ。個人的な脳内妄想を絵にしてみた)
本編にこれといったメカバレは無く(イメージカットで顔メカバレがあったかな)、性行為漫画で収まっているので、読者ターゲットはエロ絵目的の人が中心なのかもしれない。
とまあ後半の結末への流れは個人的には疑問だったけど、導入に関してはなかなか興味深いと思った。
(※あと個人的な性癖としては性行為ロボ娘もいいけど、最初の絵のようなインストール中のロボ娘の方が好きだな…)
以上、レビューおしまい(らせん)
・・・
タイトル「羞恥心インストール」
著者 : 天原 昼沖太 穴乱
出版社 : KATTS
発売日 : 2016/12/2
※32ページほどの短いアダルト漫画
↓冒頭数ページが無料で立ち読みできるっぽい。