『首無しアンドロイド』(仮)第3話 (Pixiv Fanbox)
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充電ガ完了シマシタ…起動ボタンヲ押シテクダサイ
機械音声がリピートされていて、その音で目が覚めた。
「おっ!起動してみるか」
スイッチを押す。
「当機は初期化されています。音声によるマスター登録をしてください」
剥き出しになっている首の内部を覗き見ると、機械音声用の内臓スピーカーが組み込まれていて、オレにそう呼びかけていた。
オレは自分の名前を言ってみた。
「声紋認証完了しました。ただいま各身体部位をチェックしています。ヘッドパーツ、上腕パーツ、脚部パーツがみつかりません。接続してください。」
「そうか。無いことは分かるんだな」
「当機のヘッドコネクタは汎用型のUSB7.0規格となっておりますので、現在流通しているヘッドのほとんどの機種との接続が可能です」
(オレにヘッドを買ってこいってことか…)
「ボディだけでもと最初は思ったが、やっぱりヘッドもつけるといろいろと楽しみが増えるかもな……」
オレはヘッドパーツを扱っている店をネットで検索して、秋葉原に出かけることにした。事前に調べておいた店に入ると、ヘッドパーツが棚にいくつか並んでいた。
『首無しアンドロイド』(仮)第3話 おしまい
・・・
※ちなみに首の接続端子はUSB7.0規格が主流という近未来という設定。
前回の第2話に引き続いて、今回もメカバレプレミアムプラン&メカバレ伯爵プラン限定(or先行)公開にしてみました。
ここ最近どういうわけか、スタンダードプランよりもメカバレプレミアムプラン以上の方が人数が上回ってしまったので、内容がほとんど同じなのもそろそろどうかと思い、プレミアム以上じゃないと見られないコンテンツを模索中です。
とりあえず、まだ試し段階だけど、徐々に限定コンテンツ(あるいは先行公開)を増やしていきたいなと思ってます(らせん)