『首無しアンドロイド』(仮) 第2話 (Pixiv Fanbox)
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首無しアンドロイドを自室に運んだ。寝かせておくと場所をとるので、ためしに太ももを折り曲げてみると、座っているような格好でボディを自立させることができた。
太ももを触ってみると適度に弾力性があって柔らかい。でも放置されていたせいか、幾分表面がカサカサと乾燥気味であった。
乳房の方は太ももよりも人工皮膚層が厚いせいか、むにゅっとした感触だった。
「胸元にあるのは電源ボタンっぽいな…」
試しに押してみると下腹部の人工皮膚にバッテリー切れを知らせる文字が淡く表示された。
「まあ、そうだよな……」
首無しアンドロイドの太ももを立たせ、背中を見るとコネクタのようなものがいくつか並んでいた。カバーのようなものを開けてみると、スマホと同じくらいの大きさの着脱式バッテリーが入っていた。
「もしかしたら、手持ちのUSBケーブルでも充電できるかも…」
オレは試しに普段使っているケーブルを背中に差し込んでコンセントにつないでみると、お腹のマークが充電中になった。
規格がスマホと同じだったのか。しばらく待って充電が終わってから起動してみよう……
とりあえずオレは軽く昼寝をすることにした。
(おしまい)
・・・
お話というよりは首無しアンドロイドを自室に持ち込んでじっくり眺めている様子、みたいな感じです。
話はあくまでオマケで、絵がメインなので、「ふーんそうかあ」くらいに読み流してもらえるとありがたいかな~(らせん)
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