中古ショップで売られていたロボ娘2021【ラフ】 (Pixiv Fanbox)
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東京・秋葉原裏通り。
古いビルの4階にひっそりと存在する中古パーツ店で、オレはそのロボ娘と出会った。
オレ「ロボ娘の胸部だけで約48万かあ。もう少し値引きとかできないの?」
気さくな店員のオニイサン「おー!この胸部に注目されるとはお客さんお目が高いっすねぇ~ちょっと待ってください」
(電卓でカチカチカチ…)
「では2割引きでおまけして10万円値引きで、税込38万でどうっすか?」
「38万……うーん、そのくらいなら…でもまだ少し高いなあ」
「あ、ちなみにヘッドもあるんですがヘッドも一緒に買ってくれたらヘッド込みで59万円というのはどうすか?分割払いもOKっす」
「59万?、ヘッド? 是非見たい!」
店員は一旦レジ奥に引っ込んで、ヘッドを抱えて戻ってきた。
「これっす」
店員は首をコネクタにさしこんで、胸元の電源ボタンを押してロボ娘を起動した。
ロボ娘はしばらく無表情だったが、オレに気がついて懇願するような目でオレを見つめた。
「買った!」
(超短い一話完結『ロボ娘との出会いのエピソード集』(仮)その7 おしまい)
というわけで、年に何回かはたぶん描いてる(と思う)『中古屋で売ってる(…という設定の)ロボ娘』。金額は適当。この設定は僕の性癖でかつ近い将来の未来予測絵でもある(と自分では思ってる)。
出会いの一形態としては、お店で出会うというのもアリなんじゃないかと思ってこのエピソード集に加えた。
何日かしてまた店に来たときは売り切れて無かったりする可能性もあるので、ある意味ロボ娘との出会いは「一期一会」とも言えるかもしれない。中古の商品は特にそうかも…。(らせん)