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奇妙な腕時計の追加エピソードです。

元自分とのセックス、図書委員のルール改変、教育実習生とのレズプレイ等が含まれます。


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 風紀委員長など記された役職の人間に乗り移り、その役職の範囲で学校のルールを書き換えられる奇妙な腕章を発見したのがおよそひと月前。無策に遊んだ結果、俺の精神は生徒会長である鷺沢セレナ先輩に固定されてしまった。

 おそらく一種の報いか、バグのようなものなのだろう。しかし鷺沢先輩はハーフで、天然アッシュグレイの美しい髪、整った目鼻立ち、グラマラスな肢体を持つ美女。不満はなかった。

 しかも腕章の効力は切れていないので、男子の委員長の身体を借りれば鷺沢生徒会長――いや、俺自身を抱くことだって容易となれば、これほど甘美な罰はなかった。


 霧雨。湿気った大気がスカートの中を通り過ぎ、綺麗な髪もベタつく4月の末。

 あの出来事からおよそ半月が経過し、鷺沢セレナの生活にも慣れてきたある日のこと、いつもどおりに登校した俺を昇降口で出迎えたのは、烏丸《からすま》風紀委員長だった。

 定型的に『おはようございます』と挨拶を交換した後、俺は烏丸さんに尋ねてみた。

「朝からお疲れさまです。委員会の活動でしょうか?」

「はい。不純異性交遊を防止するため、性欲の取締です。もし溜めている生徒が居たら、不純異性交遊に走るかもしれませんからね」

 そう人懐こく笑った烏丸さんの制服の胸ポケットからは、連なったコンドームの個装がはみ出していた。

 もちろん、これも俺が仕込んだものだ。昨日、腕章を使い烏丸風紀委員長に乗り移った状態で、たった今烏丸さんが言ったような活動を開始することにしておいたのだ。

 それは忠実に遂行されている。よく見ると烏丸さんの口には縮れた毛が付着し、左手では精液が入った使用済みコンドームの束をたぷたぷと揺らしていた。都度脱ぐのが面倒になったのだろう、スカートのポケットからはピンク色のショーツがはみ出している。

 俺はありえないような下品な光景ににやりと笑い、会釈をして通り過ぎようとした。しかし、そばに居た人物に目が留まる。

「あら? ええと……あなたは風紀委員の」

「高枝といいます。女子向けですね」

 そこに立っていたのは――高枝という、かつて俺自身だった男子生徒。どういう仕組みか、どういう状態なのかはよくわからないが、俺の精神が鷺沢セレナに定着して以降も『俺』のように振る舞い、生活をしていた。

 改めて眺めてみると、腕章を手に入れるまで彼女なんて出来なかったことも頷ける野暮ったさだ。実直そうといえば好意的だが、地味で面白くなさそうとも言い換えられる。高校生でそんな男を選ぶ女子は希少だろう。

 もはや娼婦同然となっていた烏丸さんに比べ、『俺』はまだ女子生徒相手と何かをした形跡もなかった。女子と男子の性欲の差もあるだろうが、なんだか売れ残っているようで物悲しい。

 そういえば、この腕章で女子に乘り移れるようになってから男とセックスしたことはなかったな。まだ抵抗があったのもそうだが、やはり相手も女の子のほうが興奮するというのが大きな理由。

 しかしチンポの味を知っておくのも悪くない。そう考えたとき、元の自分を差し置いて他に相手はいなさそうだ。

 決めた。俺はにこっと笑って『俺』の手をとる。

「そうだ。じゃあ私の性欲、解消してくれますか?」

「……え、ええ? 生徒会長の、ですか?」

 『俺』はうろたえる。一応童貞ではないが、どのみち経験は大したことない。

「はい。私のアソコ、しずめて下さい」

「あの、俺、あんまりしたことないので、女子同士にはなっちゃいますが、烏丸先輩……はもう相手してるか」

「んっ、んんぅっ……」

 ヘタレにも逃げようとした『俺』だったが、烏丸さんはもう誰かのチンポを咥えていた。俺はさらに押す。

「構いませんよ。私、高枝くんとしたいんです」

「わ、わかりました。じゃあ……えと」

 俺は『俺』がもたもたとしている間に、薄紅色のショーツを足から抜いて、下駄箱に手をつきお尻を突き出す。我ながらスムーズな動作で吹き出しそうになったが、期待しているのは事実だった。

「失礼します……」

「ひゃっ……ぅ」

 そういって『俺』は俺の尻を掴み、鼻先を股間に接近させた。その状態でまだ悩んでいるのか、幾度かぬるい鼻息がおまんこをくすぐったが、やがて生暖かい何かが這い回った。

「んっ……あっ」

 ぴちゃぴちゃという水音とともに、俺はクンニをされていた。舌先で割れ目を開き、膣口付近を中心に舐めている。きっと、挿入しやすくする作戦なのだろう。

 拙い舌使いではあったが、その相手が元の俺だと思うと不思議な感慨があった。女になってモテない俺を救っているような気分もあれば、自分という存在すらも道具に貶め快楽を求める色狂いのようにも思える。

「あぁっ……んっ……っふ」

 そして俺が仕業なのだが、ここは昇降口。二つあるとはいえ、多くの生徒達が出入りするところなので、俺と『俺』の痴態は過半の生徒に見られていることになる。

 刻下行われているクンニをいやらしいとみる人間は俺だけなのだが、真の日常だった光景を思い浮かべると、二度と学校に来なくなるどころか家から出たくなくなるような行為だ。

「やっ……ははっ、俺……あぁんっ!」

 そう考えると、たちまちあそこがどんどん濡れてくる。クンニも手伝って、お腹の芯から熱を持ちとろとろと分泌されるようだった。

 『俺』の舌が離れたかと思えば、指がねちゃりと入れられる。

「んっ!」

「そろそろ入りそう……よいしょっと……あれ?」

 後ろでカチャカチャとベルトを外す音。すぐ来るかと待っていたのだが、振り向いてみると『俺』は勃起したチンポをさらしたままコンドームの装着に手間取っているようだった。

「はぁ……はぁ……貸して」

「あっ」

 まどろっこしくなった俺はコンドームをひったくる。脈打っているチンポを撫でながら、くるくるとコンドームをかぶせていった。

 それも終わると、元の姿勢になっておまんこを指で広げて見せた。

「ほら、入れてください――んあぁあっ!」

「っく……」

 確かに誘ったのだが、『俺』は予告なくチンポを挿入してきた。不意を打たれたこともあるが、情けない声が昇降口に響き渡った。

「っく、入れるときは、あっ、にゃぁぁっ!」

 文句を言ってみようとするが、初めて味わうチンポの熱さに俺の意識はとろけそうだった。これまでレズセックスの時でもおもちゃのたぐいは使わず、指や舌で責めてもらっていたのだが、奥が擦られるのは全然別物だ。

 レズセックスが悪いということではない。ただ奥の奥にある子宮口がノックされると、どうしようもなく身体が発情し精子を求めるのがわかるようだ。

 男にとってセックスが肉体的な繋がりであるなら、女性にとってのセックスは心の繋がりであると何かで見かけた記憶があるが、より身体の深いところに相手のモノがあるというのは確かに満足感が違う。

 ここに恋愛感情があれば、本当に幸せなのだろうという想像は難くなかった。

「あっ、やぁっ、んあっ!」

「っく……先輩、俺……!」

「私っ、もっ、あっ!」

 不意に膣の中で、チンポがびくびくと暴れまわる。子宮口にもぷるりとしたものが当たり、それがコンドーム越しの精液だと認識して――

「あっ、やぁっ、イっ、あぁぁあああぁっ!」

 俺は子宮が、身体が、女が精子を求めるままにオーガズムに達してしまった。

 レズセックスの時とはまた別種の、安心感や幸福感にも似た快楽が全身を灼き尽くす。ふるふると足腰が震えくずおれそうになった俺を『俺』が支えてくれた。

「ふぅ……先輩、どうでした?」

「よかっ……た、ですよ……はぁ、はぁ」

 その後、処理をした俺たちは別れる。

 とてもよかったが、他の男とする気にはならない。また『俺』を借りようと思いつつ、俺は自分の教室に向かったのだった。


 朝っぱらからセックスをしたことで、一旦俺の性欲は落ち着いていた。しかし昼休みになればムラムラとしてくる。

 従業中に昼食を済ませていた俺は、昼休みに入るなり例の空き教室で腕章を装着した。


 次の瞬間、俺は図書室にある貸し出しカウンターの中に居た。着ているのは女子制服、そして左腕には『図書委員長』の腕章。

「――うん、OK」

 俺が乗り移ったのは、図書委員長である木地《きじ》さん。人となりは詳しく知らないが、身長は高く身体もよく引き締まっており、俺とはまた違った健康的なエロさがある女子だ。

「で……これが、買ったばかりの本、と」

 足元には、新しい本が入った段ボール箱。もちろん購入したのはエロ本やエロ漫画ばかりだ。どうやら丁度、木地さんともうひとり図書委員の女子で封を切っていたところだった。

「どうかしましたが、木地先輩?」

「ううん、なんでも」

 隣の物静かそうな女子――高畑《たかはた》さんは、突然独り言をはじめた俺をきょとんとした顔で見つめる。適当に誤魔化すと、高畑さんも作業に戻った。

 さて本来なら、管理用ラベルを印刷し貼り付けるという結構な手間のかかりそうな作業があるのだが、今日からは少し楽な方法に切り替えてもらうことにした。

「さて……と。まずは下準備だな。お、スパッツ」

 妙に股間周りの締め付けが強いと思っていたが、スカートの中に手を入れてみると木地さんは丈の短いスパッツを穿いていた。ぴっちりと密着しており、ナイロン製のようでつるつるとしている。

「へー。結構新鮮かも」

 立ち上がって足踏みしてみたり、少しだけ感触を楽しんでからスパッツと白いスポーツショーツを下ろしてしまった。

 事務椅子の上で足をM字型に開きスカートもたくし上げて、手帳型スマホケースに付いていた鏡でおまんこを確かめてみた。

「お、結構違う」

 俺に比べ、陰毛は多少濃いしおまんこ全体がやや開き気味だ。それがセックスをしまくっているからなのか、木地さんが女子バスケ部で激しい運動をしているからなのかは分からないが、クリトリスもほとんど露出していた。

「そして感度は……おっ」

 目についたクリトリスを指先でつついてみると、ピクリと腰が浮く。そのままくにくにといじっていると、ナカがもどかしくなって湿り始めた。やがて愛液が流れ出てきたら、準備完了だ。

「よいしょ……ううぅんっ!」

 本を手にとって、背表紙以外の辺にあたる、ページが合わさった部分をおまんこにこすりつける。ざらついた紙の束がおまんこを繊細に撫であげ、愛液でページが濡れていく。

 俺が加えたルール改変は、ラベルの代わりに図書委員の愛液を染み込ませるというものだった。

「っんっ……もうこれはいいかな……はぁ」

 都合よく木地さんの身体は愛液の分泌量が多いようで、すぐに本はしわしわになる。俺は次々に本を愛液まみれにしていった。

「んっ……委員長、このくらいでいいですか……っ」

 先程から共に開梱作業をしていた高畑さんも、当然のようにエロ本をおまんこにこすりつける作業をしていた。

 だが本はあまり濡れていない。そもそも愛液が少ないようだ。体質の差もあるから仕方ないのだが、高畑さんが自分のおまんこを使っていたのでは日が暮れてしまう。

 そこで俺はピンとひらめく。

「じゃあ、私はこうやって足開いておまんこ貸すからさ、あなたが濡らしてくれる? 私も他人にやってもらったほうが、多分よくお汁出るから」

「なるほど、分担ということですね」

「うん……遠慮もいらないし、イっても続けてね。仕事優先でいいから」

「わかりました!」

 流石委員長、とでもいうかのように納得した高畑さんは、自分の股間を愛撫していた本を俺のおまんこに擦りつけた。

「お――ぉんっ!」

「わあ、すごい量」

 高畑さんは目を輝かせながら、俺のおまんこを刺激する。俺の注意を忠実に守っており、あまりにいたわりのない激しさでもって本に愛液をまとわせていた。

「おっ、っぐぅ、ふっ!」

「ここまでだと楽しいかも。二つ同時とかできるかな……」

「! んおぉおっ! いたっ、っぎぃっ――イっ、くっ!」

 調子に乗った高畑さんは、両手に持った本でおまんこを開くようにしつつ上下にスライドさせはじめ、俺はイってしまった。ぶじゅぶじゅと情けない音を鳴らしながら潮が噴いて、高畑さんが持っていた本はどちらもびちゃびちゃになった。

「……はぁ、はぁ……」

「いいですね。どんどんイっちゃってください」

「ちょ、ま――んあぁっ!」

 俺が絶頂し、敏感になっていることも意に介さず、高畑さんは次から次へと本でおまんこをいじる。

 やがてやり方は洗練されていき、二冊の本でクリトリスを挟んで乱暴に愛撫して俺をイかせ発射された潮で本を濡らすという流れ作業になっていた。

 もはや俺の、木地さんのおまんこは道具になってしまっていた。

「おっ! ぅぉぉっ! やぁっ!」

「――あの」

 俺が高畑さんのおもちゃにされていると、見覚えのある女子生徒――副生徒会長の日滝さんがためらいがちに話しかけてくる。

「本、借りたいのですが」

「はーい」

「ひゅっ……うぅっ……」

 情けなく息を漏らす俺のおまんこから手を離し、高畑さんは日滝さんの応対をする。しかしここでも、ルール書換を行っていた。

「えーと、これですね。ではマンコ見せて下さい」

「はい」

 カウンターの上に座った日滝さんは、モノトーンのショーツを下ろしてスカートをたくし上げた。高畑さんは何も動じることなくハンドスキャナを取り出し、本の管理ラベルについているバーコード――ではなく、晒された日滝さんの陰毛に宛てる。

「……あれ? うまく読み取れないなぁ」

「んっ……っ、不調……なんですかね」

 高畑さんは首を傾げながら、日滝さんのおまんこ周りにスキャナをぺたぺたとくっつけたり離したりを繰り返す。それは優しい手付きの前戯のようで、日滝さんの顔は紅潮してきた。

「はぁ……ふう、ちょっと貸して」

「あ、はい」

 俺も余韻が収まってきた。立ち上がって高畑さんからスキャナを奪い、角を日滝さんのおまんこに押し付ける。

「ひぃっ……ん」

「一回イかせてあげないと」

「そうなんですね。実は私、この方法になってから初めてやるんですよ。さすがです」

 高畑さんはよく木地さんに懐いていたようで、しきりに頷きながら見学していた。俺も先程さんざん弄ばれた八つ当たりのように、スキャナで日滝さんのおまんこを愛撫しまくった。

 平たいスキャナを縦にして割れ目に突っ込むと、赤い光でナカが照らされ角がクリトリスに当たる。しごくように上下させると、日滝さんは目がとろんとしていった。

「おおっ、んぉぉおっ!」

 不意に日滝さんはぶるりと震え、獣のように叫ぶ。イったようだ。

「おっ……おっ……い、いかが……でしょうか」

「うーん、だめかも」

 言うまでもないが、陰毛をバーコードとしてスキャンすることなどできない。この腕章は物理的に不可能なことでも、それらしい因果関係があればこじつけられるのである。

 そこに常識や倫理は介入しない。あまりにふざけた光景を楽しんだ俺は、満足げに油性ペンを取り出す。

「しょうがないから、本は貸し出すよ」

「分かり……ました」

 俺は少し考えてから、日滝さんの内ももに『正』『ドスケベ副会長レンタル中♡』の文字を書き込む。これもルール改変で、本の貸し出しには図書委員の落書きが必要というもの。できるだけエロいほうがよいとしてある。

「消えないようにね」

「……はい、ありがとうございました」

 日滝さんは脱いだショーツと本を片手に、ふらふらと図書室から出ていった。

 結構な時間がかかってしまったが、貸し出しを待っていた生徒もなくチャイムも鳴ったので、俺は腕章を外し――鷺沢セレナの身体に戻ったのだった。



 午後。朝からの霧雨は強まり、けだるさが蔓延する昼下がりの教室。

「にしてもじめじめしてんな」

 俺はブラウスであおぐように、大きな胸の間へと空気を送る。

 スカートはむしろ涼しいのだが、谷間がとにかく蒸れる。ブラジャーも暑いし、せっかく青磁のように白い肌にあせもが出来てしまいそうなほどだった。

 一応授業を真面目に受けていたが、面倒になった俺はリュックの中から『生徒会長』と記された腕章を腕に通し、ブラウスに留める。

 学校の中においてほとんどの行為が許される立場となった俺は、何のためらいもなく席を立ち教室を後にした。

 目指すはプールそばのシャワー室。俺は職員室で鍵を借り廊下を歩いている最中、ふと思い立つ。

「そうだ。先生もどうにか巻き込めないかな」

 生徒たちに対するルール改変は幾度となく行ってきた。しかし基本的に教師へ影響を与えることは出来ず、たとえ準備運動を乱交に置き換えたとして、それで授業が潰れても文句は言わないものの混ざってくることはない。

 授業内容そのものへの干渉も難しいようで、英語の授業と称して海外のAVを流そうと試みたが却下されてしまったこともある。

「うーん……あ、白鳥《しらとり》先生」

 うろうろしながら考えていると、隣をリクルートスーツ姿の女性が通り掛かる。先生、とは言ったが白鳥先生は教育実習生であり、まだ大学生。

 おっとりお姉さんといった風貌と性格の人物で、北欧の血が入っている今の俺と比べ身長はひと回りふた回り小さいが、胸は負けずにでかい。むしろ背が低い分、おっぱいは大きく見える。合法ロリ巨乳だ。

「先生!」

「はい、えー……っと、生徒会長の子だよね?」

「覚えててくれて嬉しいですね。鷺沢セレナです」

「うん。留学中の子かな? って思って見てたから」

「ハーフなんですよ、私」

 迷わず呼び止め、すっかり慣れた自己紹介をする。

 俺は穏やかに微笑んでいてる白鳥先生に対して、まずは素直に提案してみることにした。

「私、あんまり暑いのでシャワー浴びようと思っているんです。折角ですし一緒に浴びませんか?」

「えーっと……ちょっと恥ずかしい、かな」

 白鳥先生は可愛らしくはにかみながら、少しだけ困ったように眉を下げた。

 なるほどな。俺は少し残念そうに肩を落としてみせ、次の手を打つ。

「そうですか……私は『生徒会長』として、是非とも我が校の施設をご案内し、体験していただきたいと思ったのですが」

「あら、そういうことだったのね。だったら私もちょっとベタついてるし、ご一緒させてもらおうかな。ポーチ取ってくるね」

 一転、白鳥先生の表情は柔らかくなった。

 この策は上手く行くか分からなかったが、有効だった。

 先生に対するルール改変ではなく、生徒会長としての仕事の範疇にすることで従わせることができないかという発想だったが、うまくいくようだ。

 白鳥先生がポーチを手に戻ってきてから、俺たちはシャワー室の方へと向かっていった。


「すごい立派なんだ」

 塩素臭いプールサイドに、白鳥先生の優しい声が反響する。

「温水プールではないんですけど、屋内でオイルヒーターも設置されているので、もう水泳部は使っているんですよね」

「へー。わたし、実は高校生の頃水泳部だったのよ。全然遅かったけどね」

 俺は会話を続けながら、少し嬉しそうな白鳥先生の身体を見つめる。太っているとまでは行かないが、確かにあまり早そうな体型ではない。

 もっともそれは、視点を変えれば美点でもある。俺は舌なめずりをしながら、シャワー室へと入る。

「こっちもすごいや」

 ブースが4つもあり、ひとつひとつもそれぞれの広さがある。こちらはちゃんとお湯も出るし、ロッカーとは別で脱衣所も設けられている。

 俺は白鳥先生の腕を引いて脱衣所に立たせた。

「さて、シャワー浴びましょうか、白鳥先生。お手伝いしますよ」

「さ、鷺沢さん、いいよ。自分で脱ぐから」

「気にしないでください。これも生徒会長の仕事ですから」

「え? そう……そうなのかな」

 俺は口元をだらしなく歪ませ、白鳥先生の服に手をかける。さしもの白鳥先生も少し困惑していたようだが、理屈にもなっていないようなこじつけに押し負け、抵抗はされなかった。

 白鳥先生が着ているリクルートスーツをねっとりと脱がしていく。その最中にも触れる先生の身体はマシュマロ気味だったが、想像よりもずっと細い。どうやらスーツのサイズが合っていないらしい。

「先生、スーツちょっと大きくないですか?」

「昔はもうちょっと、ね。ダイエットしたの」

「へえ、すごいですね」

「んっ! ちょっと、鷺沢さ……んっ」

 白鳥先生を白いスポーツタイプのブラとショーツだけという下着姿にした俺は、いつも女子生徒で遊ぶ時と同じ感覚で胸を揉んでしまう。

 俺は言い訳を考えてみるが、それも面倒になったのでゴリ押してみることにした。

「え? あー……おもてなしです、私からの」

「そっ……んっ、そうなの……あっ」

「ほら。慣れない高校で教育実習なんて疲れるでしょう。私が先生を気持ちよくして、緊張をほぐして差し上げますよ」

「そうだけど……にゃぁっ! あっ……じゃあ、お願い……ね♡」

 なにやら納得したようた。安堵した俺は白鳥先生の後ろからスポーツブラの中に手を差し入れ、硬くなっている乳首をコリコリとつまむ。

「んっ……鷺沢さん、慣れてる……のね……うぅん」

「もちろん仕事ですから」

 白鳥先生は俺の腕の中で色っぽく鳴き、背筋をぴくぴくと小刻みに揺らしている。俺の身体も火照ってきたところで、手早く服を脱いで裸になってしまった。

 それを見た白鳥先生も自らショーツを脱ぎ、おまんこを見せてくれた。

「わ……鷺沢さん、ほんとに身体綺麗……あぁんっ!」

「んっ……先生もですよ……ぃあっ」

 俺は左手で自分のおまんこを、右手で先生のおまんこをいじる。先生のおまんこはとっくに濡れていて、するりと俺の指を受け入れた。

 そのうち快感で力が入らなくなってきたのか、白鳥先生は俺に体重を預け、抱きついてくる。だがこちらも足腰は震えていた。

 どちらともなく、脱ぎ散らかした服の上に寝転ぶ。その時、白鳥先生もこちらのおまんこに手を伸ばしてきて、相互で手マンしている格好となる。

「んぁっ、せんせっ、んぁっ!」

「鷺沢さんも、感じてっ」

 お互い手加減はなかった。白鳥先生は俺のクリトリスを指で挟んでくるいっぽう、俺は中に深々と指を突き刺しGスポットをいじめてやる。

 だが、一応は案内されている立場にあるからか、単純に敏感だからか、白鳥先生の手の動きは鈍く、俺の手は激しくなっていった。

「あぅっ、らっ、ダメっ、さぎさっ」

「先生、イっちゃってください、生徒の手でイくとこ見せてっ!」

「っ、あぁっ!」

 吼えるように叫び、白鳥先生は絶頂した。おもらしまでして、気持ちよさそうな表情で脱力していく。

「うぅっ……あはは、はぁ……生徒にイかされちゃった」

 その後、俺たちは当初の予定通りシャワーを浴びたのだった。

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