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 以前も言った気がしますが私は色弱です。一般的な色覚の人と見えている色が違います_(:3」∠)_


 なので一般色覚の人が見て普通に見える彩色をするためには色を選ぶ時に自分の色覚ではなく「他人が見た時どう見えるか」という翻訳を挟んで作業します。

 これが非常につらい。異言語の人と通訳を挟んで会話するようなものでテンポは悪くなるわ細かなニュアンスは分からないわでそこまでしなきゃいけないならもう会話しなくていいんじゃね?ってなります。

 で、この苦痛を続けるのはもうイヤなのでスッパリやめることにしました。


 というわけでまずはレトロアメコミ印刷調でカラーリングしてみました。

 昔のアメリカの印刷はCMYK(シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック)なのは変わりませんが、緑がかったくすんだシアン、イエローというより辛子色、赤茶けた黒が使われており、印刷技術的にグラデーションが難しかったので、20%50%の網点とベタで各色の版を作りそれを重ねて印刷しています。私はこの様式が好きです。


 この絵には使っていませんがアメコミというと毒々しい濃い赤とビリジアンっぽい緑が特徴的ですが、あの毒々しい赤は印刷用語で金赤というM100Y100の版を重ねた色、ビリジアンはC100Y100を重ねた色です。


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