【ブログ】胃に穴が空きそうです (Pixiv Fanbox)

　先月は更新がロクにできず申し訳ありませんでした。本当でしたらノベルゲーを完成させるつもりでしたが、ストレスで眠れず食べられずでぶっ倒れました。体重計に乗ったら20日ほどで7kg痩せていて、体重計が壊れてるんじゃないかと思って確認したくらいです。これは「やつれた」と言いますね。

　事の起こりは太田啓子弁護士が献血センターの「宇崎ちゃんは遊びたい！×献血コラボ」のポスターを「環境型セクハラしてるようなもの」と言い出したことです。

　環境型セクハラ「のようなもの」は環境型セクハラではないのですが、なぜかこういう話になるとその境界線をやすやすと超えてくる人たちがいます。

　児童ポルノ法改正の時も児童ポルノのようなものを「準児童ポルノ」として規制しようとしたり(そのため児童ポルノは「児童性虐待記録物」と呼ぼうという話にもなった)、青少年健全育成条例の時に至っては非実在青少年という「青少年のようなもの」を規制しようとしたりしてきます。

　私はオタク、かつリベラルフェミニスト(別にそうだとは名乗りませんが、私の考え方をカテゴライズするとそうなります)の立場からそれらに強く反対し、性と性表現に関して可能な限り自由を拡張していくスタンスです。

　「正しい性のありかた」というものを設定すると、必ず反対側に「正しくない性のありかた」ができます。「それは一般的にあまり良くないよね～」という無邪気な「正しい性」の設定が「正しくない性」の規制と排除、差別と迫害を生み出してきた事は、過去にも、そして現在にも枚挙にいとまがありません。そしてその被害を大きく被ってきたのは大抵女性とLGBTQでした。

　もちろん男性も被害を被っています。もしかしたら気づいていない方が多いかもしれませんが「男という性は強くあるべきだ」という「正しい性のありよう」が、弱音を吐く事を禁じ助けを求める事を禁じ、社会との関わりを断ちホームレス化や自殺へ追いやっています。「男という性は異性を獲得すべきものだ」という「正しい性のありよう」が、童貞や非モテ蔑視、結婚していない男性への待遇差を作り出しています。男性同性愛者はそれを避けるために女性と偽装結婚する人がいるほどです。

　そしてそういう「正しい男性」でない男性の代表であり、ヘイトを集めるのが、それらに積極的でなく、自分の趣味にリソースを費やし、フリフリヒラヒラでマスコット的な萌え絵という少女趣味(男らしくない趣味)のイメージのオタクです。

　私は別にオタクではない人も同じことをしている、あるいはオタクでない人の方がよろしくない傾向が高い場合でもやたらオタクにだけヘイトが集まってくる現状をこのように読み解いています。

　私はそのようなものに断固としてNOを突きつけます。

　自分がどうあるか、自分の幸福とは何か、そのために何をするかは全て「個人のもの」です。

　私はあなたに好かれるためではなく、私のために生きている。私のありようを勝手に規定し強制されるいわれは無く、私にはあなたが思う「キモい人」「正しい性でない人」であれる自由と権利がある。

　私の生存権を、幸福追求権を、内心の自由を、表現の自由を、全部まとめて「人権」を侵害するな。

　これがリベラルフェミニズムのベースであり、また個人主義を基本に個人の人権保証を憲法に掲げる日本にあって、当然のことだと私は考えます。

　……と、述べ立てますが、これ本来私のやるべきことではないんです_(:3｣ ∠)_

　私は「論客」ではなく、ひたすらに正しい性のありようのアンチを「こういう男性のありようってステキだよね」という表現で撒き散らし、楽しさとエロさで人々を誘い、それを良いと思う人を集めて踊る「ハーメルンの笛吹き」です。

　それができずにいる、やってはならぬと禁止しようとする輩を相手にすると物凄いストレスがかかり、心も体もズタボロになります。そして「ハーメルンの笛吹き」であれない自分を侮蔑し、さらにストレスに拍車をかけて、さらにやるべきことができなくなってしまいます。

　本当に申し訳ない限りです。

　そしてそれでもなお、私を支援し続けてくださっている方々に、心から感謝いたします。