【同人誌】突発02 (Pixiv Fanbox)

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　今月の過去同人誌晒しのお時間です。

　今回は先月に続き2000年の夏コミで頒布したコピー誌「突発02」をお送りします。

　古いファイルをサルベージしたら、この本はeps+bmpへのリンクという形式になっていました。懐かしい形式です。22年前のデジタル対応の印刷所はまだマッキントッシュでデータが作られているのが当然、かつあまり多用な形式に対応しておらず、当時最も汎用的だったeps(ベクターデータとビットマップを埋め込める画像形式)が標準でした。

　別にコピー誌で印刷所に入稿するわけでもないコピー誌のデータがepsである必要はさらさら無いのですが、たしか当時出版社でちょっと仕事をしており、出版社で扱うデータ処理に慣れるためにこのようなことをやっていた記憶があります。

　そして本文は端々に当時「ハイエンド系」と呼ばれていた方々、Bladeさん、藤岡建機さん、Chocoさん、撫荒武吉さんらの同人誌作りの影響が見て取れます。こういうのがカッコイイ時代があったなぁ…と見返しながらしみじみしてしまいました。

　まだほとんどの人がケント紙とGペンとスクリーントーンで原稿を作っていて、カラー原稿は水彩やカラーインクで水張りしたマーメイド紙などに彩色、お金持ちはカラートーンや当時やっと一般化してきたアルコール染料のコピック塗り。「コンピューターで原稿を作る」という事自体が珍しく、CGでしかできないグレースケール塗りや鮮やかなグラデーション、焼き込み覆い焼き、ガウスぼかし、ベクターを使った無機質なデザインができるというそれだけで「カッコイイ！」だったんです(´ω`)