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 先エントリのクオリアカレー(https://macop.fanbox.cc/posts/2021748)は実はスパイスとハーブの組み合わせのプロトタイプで、こちらが完成形です。

 インド風のスパイスカレーを何度も作っていて気づきましたが、インドカレーであってもスパイスはまだ具材やナンを食べるための「調味料」、前景を彩る背景です。

 日常生活における「栄養補給のための食事」としては肉や炭水化物をメインに据えるのが当然なのでそれでいいのですが、私のカレー食べたい欲は栄養補給ではなく「香りと刺激を味わうエクストリーム体験」で、そのためには肉や炭水化物は背景に控えてもらい、スパイスが前景である必要があります。

 もうそういうカレーがあるじゃないですか。北海道スープカレーです。

 スパイスを最前面に押し出し、サラっとしたスープに僅かなご飯をひたして味わうカレー。これを好みのスパイスで作れば私の求めるものになります。

 というわけで、最初に油をひいた鍋でニンニクとバジルを軽く炒めて香ばしくし、玉ねぎを加えて飴色になるまでさらに炒め、鶏肉を加えて炒めたベースに、たっぷりの水と顆粒コンソメを加え、クオリアカレーのスパイスを入れ、人参を入れて30分煮込んだものがこちら。ごはんにはパセリを振ってさらに香りを加えます。

 クドくなくエグくなくとてもクリア。具材や米が主張せず後ろに回り、スパイスとハーブの香りと刺激が最前面。「馥郁」というべきカレーになってきました(・ᾥ・)=3

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