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こんにちは!

先日公開した『水色花火』はお楽しみいただけたでしょうか!

(https://www.pixiv.net/fanbox/creator/356774/post/831053)

今回から少しずつページをめくりながら、

当時考えてたことや今思うことなど、

オーディオコメンタリー」のように色々お話できたらと思います!


この企画、2018年秋にも行ったのですが

途中で更新を止めてしまいまして…。

今回はしっかり完走できたらなと思います!

また、2年前と今ではまた感想も変わると思うので、

前の記事の文章をそのまま転写するのではなく、イチから書いていきたいと思います!

ちなみに以前のはこちらから読めます〜!(https://www.pixiv.net/fanbox/creator/356774/post/167570)


それではどうぞ!










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モノクロ1pめはタイトルから。

当時はトーンをメインに使っていました。ソフトもコミスタですね。懐…

今はグレスケメインですが、トーンのグラデも綺麗ですよね!


最近、冒頭ページっていつも最後の方の作業にしてて、

締め切りギリギリな中で本文が終わった後に

焦って描いて突貫工事しちゃうとこあるので、

またこうやって最初から丁寧に組み込んで描きたいですね。

「これから始まりますよ」と空気を作るページにもなるので、思えば雑に扱えませんね。

ごくごくシンプルなページですが、お気に入りです!






そして本編1ページめ!!

2年前あんなに探したデータがポッと見つかったり

んだけども1ページ目だけ何故か線画しか見つからないという

アオゾラ亭のテキトーさぶりがすさまじい中で、

昔の線画から塗り直すのもな〜と思い描き直してみたのですが、

原作バージョン(サンプル)と見比べてみていかがでしょうか…!


でもこれはリメイクではなく、「原作がある上でのIF」として描いてます。

ちょろちょろ変えたところがあるのですが、例をあげてみると…


・翔平の部屋のエアコン取った(窓開けてるしエアコン買ってなさそう

・室外機描き直し

・下の階の風鈴消す

・翔平表情を無気力→暑そう


などなどですが、新しい方が正しいといえばそうではなくて、

こういうバージョンもアリかなと遊んで描きました。

風鈴どうやってついてんねんと取っ払いましたが無かったら無かったらで寂しいし、

翔平も無気力も暑そうもどちらも必要な場面だと思うので…

原作は陰を線で細かく描いたり、グラデトーン多用したりと

色々頑張って描いてるのがうかがえます。

でも「暑そう感」は2011年のそらすけに勝ってるかな?ふっふっふ。


データなかったので描き直したという流れで描いた1ページでしたが、

昔の自分と会話してるみたいでとても楽しかったです!

怪我の功名だ〜




ここも高さや背景や陰頑張ってますね。

千夏みたいにベタの多いキャラが初めてだったので

白の線も使って境界線をわかりやすくしようとしました。

けれど、ベタかぶりの全部を白線で説明すると

画面がうるさくなるので、その塩梅が難しかった気も…いや全部描いてるかなコレ。

シルエット感と言うんでしょうか、それは今でも課題です…!




翔平の「恋に慣れてない」感を描くのが好きでした。

ちょっと目を合わせるだけでこんなヘロヘロしちゃうし、

千夏ちゃんをチェックしちゃうのアレだけど、それをわかっていない。

でも千夏ちゃんも好きで見てたから結果オーライで!


翔平ら大人になってからこの日々のこと思い出して

「俺キモかったアアアアアアア」と発狂してそうです。

それを千夏ちゃんは微笑んであげてそう…。




さすがに手渡ししに行くのはアレだなと自覚しつつも、

それ以上に千夏ちゃんがハンカチ無くして

悲しむのがイヤだ!

という気持ちの方が大きくて翔平を動かしました。

最後のコマをとっぱらって空間を広くして、

遠くから声をかけられてる雰囲気にしてるの好きです。




着飾ることなんてできないので、語彙力のない拙い叫びを届けますが、

無気力に生きていた翔平の心からの叫び。

翔平の中でとてもとても価値のある声でした。

そのギャップを作るため、やっぱり1ページ目の無気力描写は必要なシーンでしたね。


さっさと部屋に帰ろうとしているのは

千夏ちゃんがハンカチに困らなくて済んだから良かったと

心配事が済んだ安堵と恥ずかしさから引っ込もうとしてます。

千夏ちゃんと会話したかったわけではなかったですからね。


でも、そんな中で声かけられちゃったから翔平大パニック。

俯瞰も頑張って描こうとしてますね。

俯瞰最後に描いたのい、いつだっけ…




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という感じの第1回でした!

既にストーリーは別の記事で公開してるので、

2年前の時のようにお話を説明しながら

解説する必要が無いのでラクですね…!


『水色花火』はアレコレ頑張って描いた作品なので

こうして改めてじっくり見ると、

9年前の自分に背中を叩かれるような気持ちです。

いま、このタイミングで振り返るのはとても良い刺激なのかもしれません。



始まりました9年前の旅。

よかったら、しばしご一緒にお付き合いくださいませ。



そらすけ


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