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こんにちは!

ワカグン本に引き続いて、4月の新刊『君と、縁を。』の

裏話をしていきたいと思います。

イベントから間が空いてしまった形で申し訳ないです、ではでは!


*放サモのネタバレも含みます。ご注意ください



サークルカット。まだぎこちない感ありますね。

そもそもゴウ主2にしたのはかなり突発的なものがありまして。

新春けもケットでゴウ主本に出逢いまして、それがすんんごく良くてですね・・。

会場内で読んでて「ンホッ!!!」とか声に漏れてしまうほどに・・。

2人のやりとりとか、表情とか、読んだあとの余韻とか、

とにかく素敵で素敵で・・・。何度も読み返しちゃって、

ああ、そんな本って良いなあって憧れも生まれたんですね。


そこからの影響から作ろうと思ったのがこの本でした。

また、いつもバタバタギャーギャーしているから

たまには静かめのお話にも挑戦してみたいなって。


た、だ。それまでゴウリョウってそこまで本格的に触れてなくて・・。

海洋冒険もしてなければデザートジャーニーも、お、黄金m・・・

ごめんなさいごめんなさい石投げないで!!!!!!

なかなかイベント回り切れないから、二次創作から

原作に触れることもちょこちょこあります、放サモ・・・


ただ触れなさすぎのまま発車すると怒られると思ったので(誰に

海洋冒険を回って、「縁」の話も描こうと思ったので

サモぺの解説を読んだり自分なりに勉強はしました・・!

イベント後に「原作を大事にしていた」という感想をいただいて、

すごく安心したしすごく嬉しかったです、ありがとうございます・・!


あとは節分のオニワカの特殊クエストも見返しました。

もともと縁の話にしようと思ったのは彼のクエストが印象的だったからです。






練習。

思えば主2って描いたことなかったけどむっずかしい・・・!

前髪がぱっつん気味なんですがぱっつんすぎるとぱっつん感すごいし

バランスとるのめちゃくちゃ難しかったです・・。

何度も主2描かれてる方のイラストを巡って見てました。

女の子をかわいく描かれる方ってしゅごい・・・。



大まかな骨組み。字汚くて申し訳ないんですが・・。

今回は久しぶりの1本のストーリーだったので、

まず描きたい場面から挙げて、そこに繋げるシーンを考えていく流れでした。

あと、ここからクリスタをメインで作成しています。

その理由は




カケアミとトーン削りを使いたかったから!!!!!


はるか昔にコミスタ使ってましたが、その時でも

メッチャトーン削りまくってフンワリさせてました。

主2の髪にカケアミメッチャ使いたかったの!!!!!!

だから隙あらばどんどんフンワリさせていると思います。

楽しかった・・・・。


SAIの時は基本べた塗りばかりだったので

新鮮な気持ちでクリスタ作業してました!

もちろんSAIでもやろうと思えばそういうブラシとか

あるだろうけど・・!




表紙案。無難に横並びか、表と裏で赤い糸でつなぐか。


テーマのひとつとして「桜」を入れていまして。

ふたり見上げて桜きれいだね~ってのも考えてました。



決定稿。「縁」をテーマにしているので、

繋がってる感じにしたいなと手つなぎ。

桜が舞うなかでさぁ行こう~みたいなイメージです。

ただこれだと横長になってしまい、表紙に2人が入りきれないので、

「手つなぎだと距離がでるから腕くみにしたら?」という

友人のアドバイスを参考にしつつ・・・



こんな感じになりました!

フンワリと舞う桜と風に気持ちよさそうな印象が

出ればいいなぁと思いながら描きました。

縁は「えにし」と読んでほしいので、

目立たない程度のルビを。


お話の方は、

ゴウリョウは普段は軟派だけれど、心の底では

本当に好きな人に対しては臆病になっているんじゃないかなと

思い、その雰囲気が伝われば良いなと思いながら描きました。

臆病っていうのは、主人公を失ってしまうこと、

または主人公が自分の道を進んで消えてしまうこと。


「縁」という、不安定なもので自分の存在を握られている放サモの世界。

そんな世界で主人公は自分でどんどん茨の道を進んでいくから

自分を置いていって消えてしまうのではないか、

また、自分がそれを守ろうとしても主人公は自分の使命のために

振り切って進んでいってしまうのではないか・・。

そんな不安が、主人公と「縁」を結んでる人たちにはあると思います。

だから、この本でもゴウリョウが「無理しないでくれよ」と言っても

主2は「ありがとう」とは言うけれど

「わかった、やめるね」とは言っていません。

誰かが願っても、主人公はきっと自分の進む足を止めることはできないと思うから。


ただ、主人公も歩んでいく道のなかで、

たくさんの人と出逢い、縁を紡いでいけたことに

救われているんじゃないかなと思います。

それが今回の本では、ゴウリョウの縁にしました。


いつか縁が、自分の存在が消えてしまう日が来るかもしれない。

それでも、大切な人とのこのひとときがいつまでも続くようにと

願わずにはいられない・・。だってあなたに恋をしてしまったんだから。


そんなお話が「君と、縁を。」でした。



後付けみたいに語ってしまいましたが、そんな雰囲気が

ふんわ~~~りとでも漂っていれば嬉しいです・・・!

綺麗な桜にさらわれてしまいそう、という言葉にちなんで

その暖かさと切なさを出したくて桜を出しました。


それで冒頭から桜が出てくるのですが、


その雰囲気をだしたくて、

今回は遊び紙にピンクのトレーシングペーパーを採用している

印刷所さんにお願いしました。

オプション料金がンッッ・・てなったけど、

やっぱりやって良かったなと思います。


読んだ後、はぁ~・・と余韻のこる本になったらいいなぁと

思いながら描いたのですが、どどどどうでしょうか・・・。


また、今回メインに聴いてた作業BGMは

ペルソナQのEDテーマ「changing me」でした。(アマゾンミュージックにあります!)

君がいる世界をありがとうという歌詞が好きで・・。

生まれてきてくれたから、いま、君と縁があるんだよ、と

大切な人の存在を肯定してくれるような歌詞が今回の本に

良いなぁと思ってひったすら、本当にひたすら聴いてました。




そんな感じでした!

いつもと違うアオゾラ亭でしたが、

少しでも楽しんでいただけたら幸せです!



ではでは!


そらすけ





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