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通勤の道で、コンクリートの坂道がありまして。道の片側は山になっているんですが、そこもコンクリで覆われていまして。



うまく情景を伝えられないのですが、とにかく言いたいことは、そのコンクリとコンクリの間に野草が道なりに生えていることです。あれホントどこから生えてるのって感じの。



その景色、いままで特に気にしていなかったのですが、冬になるとそのあたりが枝というか、棒っきれ達だけになっていまして。


たしか秋の頃は何かしら葉っぱをつけていたよなあとおぼろげな記憶をボンヤリ思い出しながら、やっぱ冬は葉っぱが落ちるもんだなあ殺風景だなと思ってたんですが、




ある日、学校帰りの子供んズがその枝の先っちょをパキイ折って遊んでたんですね。



その様子を見て、あの殺風景は自然の摂理でなったのではなく、人がいじったからできちゃった景色なのかな、そしたらもうあそこはずっと棒っきれのままなのかなあと特に悲しみもせず眺めてたのですが、




3月入った頃かな、暖かい日が増えてきたあたりに、折れた枝の先から、ピョキ、っと赤緑の葉っぱが出ていました。





それも一本だけではなく、どの枝からも先端から等しく新しい色が顔を出していました。



そしていま、その先端からどんどん葉っぱの家族が増えていき、冬は茶色と灰色だったコンクリ山のふもとが、今では緑色でキラキラし始めています。



いやあ、自然ってすげーなって、ベタな感想ながら思っちゃいました。水道管かよってくらいS字にまがり折れった枝もちゃんと葉っぱをつけてます。



最近は見るたびにどんどん景色が変わっていくので、朝の通勤でその坂を登るのがちょっと楽しみになっています。明日の朝はどれくらい成長しているのだろう。









植物って面白いなあとしみじみする最近でした。ホントはもうちょっと語りたいんだけど、パスタが茹であがっちゃったので今夜はここまでで。



そらすけ

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