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先日pixivにて“感謝の三周年!!!”を投稿しました。その最後で記念作品を用意したと告知したので、今回はそれを御披露目しようと思います。



…が、その前に。


先月pixivの投稿頻度が月曜と金曜のみと普段よりも少なく、しかも月曜に投稿したものが殆ど過去作品のまとめばかりでした。新作イラストなんて境界戦機のケンブとバンイップ・ブーメランのみでした。


理由としてTwitterを見て下さった方々は存じていると思いますが、自分ことマサル改は先月の10月、プラモデラーとしての活動をメインに動いてきました。いつもイラストを描く時間をプラモデル作りに持っていってました。


つまり、記念作品はプラモデルとなっています。ついでに関連したイラストも用意しました。そのプラモデルなのですが……



















オリジナルロボットをフルスクラッチビルドしちゃいました!


という事で、自分が考えたオリジナルロボットをプラ板やらプラ棒等々を駆使して、初めて1からプラモデルを作成してみました。初挑戦だったので、拙い部分が大量にあります。しかも途中で材料不足や、知識不足で完成までいきませんでした。それでもそれなりに形が出来ましたので、御覧になっていって下さい。


先ず材料はこちらとなります。

使用したのは

・プラ板

・プラ棒(丸)

・プラ棒(角)

・真鍮線

・ネオジム磁石

・アルミクランプラン

・絶縁圧着スリーブ

であります。それと画像に入れ忘れてしまいましたが、プラスチック製の透明スプーンとガンプラのビームサーベルのエフェクトパーツのランナー一部も使いました。これ等を切って貼って組んでを繰り返して作っていきました。



そして出来上がったものが、こちらとなります。





装甲開放状態


続いて砲撃戦状態


更に一部装甲を換装





更に更に装甲無し状態





こういったものを作成してみました。イメージとしては、巨大な生物の骨に装甲を取り付けた感じです。なので厳密に言えばロボットで無く、ブレンパワードやエヴァンゲリオン。もっと近い物で言えば、平成ゴジラの3式機龍でありますね。

この3つの作品の設定を参考にして作っていきました。


形状は、装甲無し状態はかなり異質なものにしてみました。人型にはなっていますが、単眼で、腕が大きく、手の指は3本。独特な脚部に存在感がある股間部。股間部については後程に説明します。全体的にカッコ良さよりも不気味さが出ているんじゃないかなと思います。目はガンプラのビームサーベルのエフェクトパーツランナーの一部を切って使用しました。股間部の透明パーツは、プラスチック製の透明スプーンの持ち手を切って貼り付けました


最初の装甲付けた状態のものはシンプルな構造にしてみました。しかし脚部の装甲を大雑把に大きく作り、少しゴツく見えるようにさせてみました。



装甲開放状態は、メンテナンスの表現や砲撃戦状態に変形する為に用意したギミックとなっています。個人的に気に入っている状態です。


砲撃戦状態は、脚部の骨と胴体の骨を変形させ、開放した脚部の装甲と胸部の装甲を動かし、フェイスカバーを上げます。安定した砲撃を行えるように用意した状態となっています。

肩の装甲を換装した状態のものは無重力空間戦闘用となっています。肩の装甲を変えただけですが、大きさがかなり違うので、見た目がだいぶ変わった印象です。



続いて可動域を見ていきましょう。



頭部とと胸部は真鍮線とネオジム磁石を使って接合し

胴体と胸部はプラ棒とネオジム磁石を使って接合しています。

これにより、頭部と胸部は360°回すことが出来ます。


頭部は上下、特に上に非常に大きく動かせます。


肩部ですが、ちょっと工夫しています。胸部と腕を付けるのにプラ棒をしていますが、プラ棒の胸部につける側の先にネオジム磁石を接着しています

そして胸部の方は大きく幅を広げるようにスペースを開けています

胸部の穴を通じて両肩部を付けると、肩部を前後に稼働が可能となりました。


更に肩は360°回すことが出来て、二の腕も360°横回転可能です。

肘は90°以上曲げることも出来ます


指ですが、親指のみネオジム磁石を埋め込んでいてます。掌部にもネオジム磁石を埋め込んでいるので、稼働します。


胴体は回転できない代わりに、上下へ異様に動かすことが出来ます。

先ずは上は天を見上げるほど。

下はうつ向く程に。

この異様な稼働域によって、砲撃戦状態の股間部に胴体を乗せるような形を取れます。


股下には3mmの穴を空けてますので、スタンドを使うことが出来ます。




胴体に続いて脚部も異質になっています。脚は大きく上がり、大腿部は一回り出来ます。この辺りは普通ですが…

ここからが異質です。先ず膝は90°曲がります。更にそこから

上がりーの

下がりーの

と、めちゃ間接があります。この間接を利用して砲撃戦状態に変形できます。


更に更に、なんと言えば良いですかね…。脛から下が左右に別れて動き、爪先と踵も稼働出来ます。四足のような形ですね。

この四足のような形にする事で、どんな足場でも一層安定して体を支えられるとイメージして作成しました。

爪先と踵の稼働も砲撃戦状態時に、より安定した形になるように作りました。


最後に股間部ですが…

取り外しが出来ます。

何故股間部が動くのか…そして何故股間部が大きいのかと言うと、股間部がコックピットとなっているからです。コックピットというよりも、この巨体を動かす場所であります。人間の体で例えるならば、この部分は“子宮”です。

色々と脳内設定はありますが、長くなりそうなので省かせて頂きます。


ただこのコックピットの内部を作ろうとしたのですが、良いアイデアも浮かばず、更に技術不足で失敗するだろうと判断した為に手を付けませんでした。塗装などもしていません。

この部分は完成形が思い浮かび、成功できそうだと決断出来た際に着手していこうと思います。

以上で稼働域の確認は終了します。この可動域は装甲を取り付けた時に、可動域が死んでしまう場所は幾つかありますが、それでも良く動いてポーズを取らせる事が出来ます。


4枚ほどポーズを取った画像がこちらです。








お次は大きさ比較です。

先ずは1/144のVガンダムとナラティブガンダムC装備と比較。

続いて30mmよりアルトとポルタノヴァ。

最後に1/72ケンブを並べてみます。


大体ケンブと同じくらいで、ナラティブより少し高い。Vガンダムと30mmは肩二個分くらい大きいです。




といった感じであります。ガンプラ改造等で一部のパーツをスクラッチしたり、武器のみをフルスクラッチした事は何度かありましたが、最初に述べたように1つのプラモデルをフルスクラッチビルドをしたのは初めてでありました。製作期間は約1ヶ月ほどでした。


作成した感想として、地道に大なり小なりパーツを作っていき、形が出来ていく光景は楽しかったですが、反面にまだまだ技術が低い事が実感出来ました。少しのズレで目茶苦茶バランスが崩れたり、組めなくなりました。何度も修正して組み上げた現状も右側に傾いてしまっています。他にも1パーツ1パーツの作り込みの甘さ(ヤスリ掛けの荒らさ、左右のバランス等々…)。塗装の未熟さ。そして材料不足と技術不足で完成に至らず。本来なら尻尾と大型銃の作成の予定もありました。先述したようにコックピット内部も作ろうとしたのですが断念てしまいました。


結果としては、お世辞にも成功とは言えません。寧ろ失敗作と言っても可笑しくはありません。ですが、非常に良い経験となりました。自分は何処が未熟か、何処が苦手なのか。逆に何処が良かったのか、今の技量を理解する事が出来ました。何だか昔のスポ根とかでやっていた野球の1000本ノックをやった気分でした。

何よりも、経験云々よりプラ板とプラ棒を主に使って1つの形をしたプラモデルが出来上がった瞬間は感動しました。出来具合は置いといて、とても思い入れが強い作品となりました。本当にやって良かったです。


長くなりましたが、これで記念作品の発表を終了させて頂きます。最後に来週の月曜日にpixivで公開する予定のイラストの一部を公開します。


ここまでの御観覧、本当にありがとうございました。

ではでは。。



次回は“キュアブラック&キュアホワイト+壁尻”の予定であります。





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Comments

Anonymous

す、すごい…!! 自分も昔、フルスクラッチに挑戦したことありますが、難しすぎて断念したんですよね…

Anonymous

こういう本格的なロボット模型の組み立ては凄いですね! 自分は子供の頃(…いや、今でも、たまに……w)レゴブロックでロボットとか作ったりして楽しんでいました。

Anonymous

かっこいい! そのようなモデルを最初から組み立てる忍耐力があるかどうかはわかりませんが、特にそれが持っているすべての可動部品で...よくできています!

マサル改

コメントありがとうございます! 自分も難しすぎて何回か苦悩しましたが、取り敢えず下手でも完成させようと思って作り上げました笑

マサル改

コメントありがとうございます! プラモデルにしろブロックにしろ、1つの作品を作って形にする工程が楽しいですし、1つの作品が出来上がった感動は良いですよね笑

マサル改

コメントありがとうございます! 1つ1つのパーツを切り、削り、組み立て。中々に忍耐力を使いました! 可動部分は本当に頭脳を全力使って考えて作りました!そこを誉めて頂けて嬉しいです!!