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・連続子音に対するアプローチ

CVVCで、そもそも

-za p za t za z-

-pa z pa t pa z-

の様に交差するのは? (ARPASINGのように)

つまり、

[- CV]と[CCV]に関しては考慮するが、

[- CCV]に関しては考慮しないリスト

小さな例

C:kstn、V:ae で考察する。

// ?は何も音がないという指標の代わりに便宜上配置している

[- ?a s ka t sa n ta k na ? -]

[- ka s sa t ta n na k ?a k -]

[- sa s ta t na n ?a k ka s -]

[- ta s na t ?a n ka k sa t -]

[- na s ?a t ka n sa k ta n -]


[- ?e s ke t se n te k ne ? -]

[- ke s se t te n ne k ?e k -]

[- se s te t ne n ?e k ke s -]

[- te s ne t ?e n ke k se t -]

[- ne s ?e t ke n se k te n -]

一見面白そうなリストなのだが、最小限のCVVCリスト

[a ka sa ta na]

[e ke se te ne]

に比べると収録量が5倍になっている。

これはつまるところ、子音の種類倍だけ増えている。(当然)


この小さな例のように子音が少ない場合は総当たりが楽にできる

…が、現実の音素、例として、子音が20種類、母音が8種類としたフィンランド語(*1)でやると、

["- mi ? mi m ni n Ni N pi p bi b ti t di d ki k gi g fi f si s Si S hi h Pi P li l ji j ri r xi x Ci C ?i m-"]

のような20モーラの難解な発音を160行も録って1音階になる。さすがにやってられないのである。

(適当な位置で区切ることは可能だが、例えば半分の10モーラにしたら当然320行になる)


また、これを、日本語で子音31種類、母音5種類とすると

["- ba ? ba b b'a b' Ca C s+5Ca s+5C da d dza dz dz+5Ca dz+5C p+5Ca p+5C ga g g'a g' ha h ja j ka k k'a k' ma m ma m na n Ja J Na N pa p p'a p' 4a 4 4'a 4' sa s ta t ts+5Ca ts+5C tsa ts wa w za z z+5Ca z+5C ?a b-"]

のような感じで、31モーラで165行録らされることになる。

日本語連続音は7モーラで170行程度で1音階、比較するとつまり全くミスが無かったとしても連続音がだいたい4個くらい録れてしまう時間でCCV&VCCを網羅することになる。

だったら4音階録ったほうが良い。

(当然ながらCCV&VCC特有のメリットはあるのだが…)

⇒CCV完全リストはコスパが悪いので録らない方が良い


(*1)

フィンランド語 少なく感じるが、これはキャ行などの考慮がされていない。そもそも、フィンランド語音韻論のページにPalatalizationの項目が無いのでもしかしたらキャなどの発音が無い言語の可能性がある。

実際、フィンランド語音源としてリリースされているUTAU音源にキャ行は無い。…のだが、「ki」を「き」と発音していることを考えるとPalatalizationが発生していないとは言えない。


前回の記事で書いたように、音階至上主義なのでなるべく1音階の回転効率は上げたい。

ここで小さな例に戻り、考察してみると

「s k」のようなCCに関しては、a行とe行で2回録っていることになっている。

なのでa行でCCを網羅した後では、e行は最小限構成の[e ke se te ne]のみの収録で良い、と考えることもできる。

これならば[-C][CV][VC][CC]を考慮出来ていることになる。

(ただ、まとまってしまう関係で[C-]が無くなる点で問題)


~~~ここからまだ未完~~~


メモ

・日本語

「たつのおとしご」を言わせるのに

[ta][a ts][ts n][n o][o s+5C][s+5C N][N o]

とする。多分既にこの世でVCCと呼ばれているものだと思う

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