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以前にPixivに投稿したマンガ作品をリサイズして再投稿します。 この作品の原画を探しましたが既にありませんでした。(^^; 各コマのセリフを後述しますので、翻訳などに活用してください。 I have converted the conversations of each scene into text, so please use it for translation etc. if necessary. (第4話) VRって凄い! <<1Page>> 1.   :一人暮らしの真美にとって、寺井紫音はまさに理想の家政婦だった  柴理月「いつも朝食ありがとう♪」     :家事全般は手早く丁寧 2.   :気遣いも出来て従順でとにかく真美好みでカワイイ     :試用手当をもらってさらにこの好待遇とは本当に至福の契約だ 3.   :……ただ……着ているものは少し変だが     :これは自宅内での仕事着として着用を指定されているらしい 4.   :そんな下女《しもべ》と一緒に暮らし始めてから、1ヶ月が経過したころ……     :紫音が会社から新たな試用品を預かってきた <<2Page>> 1. 柴理月「せくしードレス(Sexy Dress)……ね  寺井紫音「はい。「自宅で構わないので、グラビアポーズで写真を撮るように」だそうです」 2.寺井紫音「もし撮影がダメなら業務中の試用姿《しようすがた》を楽しみにしている」とも言ってました  寺井紫音「いかがしますか?」 3. 柴理月「……わかったわ」   柴理月「絶対 着なきゃいけないみたいね」 4. 柴理月「着替えついでに、お風呂入ってくるわ」   柴理月「その後、撮影よろしくね」 <<3Page>> 1.   :入浴中  柴理月「ふぅ♪いいお湯❤」 2.柴理月「さて……と……」 3.柴理月「なにこれ?紐??」  柴理月「これで何を隠せと?」 4.柴理月「しかも小さいし」  柴理月「ファスナー、壊れないよね?」 5.柴理月「うわっ!?エロい…これは恥ずかしい」 <<4Page>> 1. 柴理月「お待たせ」   柴理月「恥ずかしいから早く終わらせましょう」 2.寺井紫音「かしこまりました」  寺井紫音「とってもお似合いですよ」  寺井紫音「ただ……先ほどは話の途中だったのですが、実はもうひとつ電子機械の試用品があるんですよ?」 3.寺井紫音「こちらのVR装置つまりHMD※です」       ※HMD:ヘッドマウントディスプレイの略 4.寺井紫音「ルールはVR内で指定された3か所のスポットで決められたポーズをする」  寺井紫音「……と言うのがクリア条件との事です」  寺井紫音「今日は止めときますか?」 <<5Page>> 1. 柴理月「Okey。よく分からないけど、どうせやるなら一緒に終わらせるわ」   柴理月「顔が隠れていいかも!?」 2.寺井紫音「…では…」  寺井紫音「装着しますので髪を捲《まく》って下さい」  寺井紫音「もう少し上ですね」  寺井紫音「そうです」 3.寺井紫音「装着完了です。どこか痛みますか?」   柴理月「ううん?大丈夫」   柴理月「でも真っ暗」 4.寺井紫音「さっそく起動します」   柴理月「…はい…あっ……締め付けられる……」 <<6Page>> 1. 柴理月「あれっ」   柴理月「何も聞こえない??」   柴理月「紫音?」   柴理月「まさか??本当にどこかに転送された?」   柴理月「ちょっ……ちょっとまって」 2. 柴理月「いちどはず…っ!?外せない?」   柴理月「紫音?」   柴理月「返事して?ねえ紫音?」 3.寺井紫音「真美さま聞こえますか?」   柴理月「あっ、紫音っ?」   柴理月「このHMD外せないわよ?」   柴理月「どうなってるの!?」 4.寺井紫音「起動中は構造上ロックされるそうです」  寺井紫音「とにかく落ち着いて下さい」  寺井紫音「大丈夫☆私は隣にいます」   柴理月「わ…わかった」 <<7Page>> 1.寺井紫音「ついさきほど 一時的に何も聞こえなくなったと思いますが」  寺井紫音「強力なノイズキャンセラーの働きで外部からの音は一切聞こえなくなります」      :この部分で骨伝導の音すら打ち消してしまう 2.寺井紫音「私の声は専用のマイクを通す事で、真美さまに聞こえています」 3. 柴理月「わかったわ」  寺井紫音「真美さまの声は普通に聞こえていますのでご安心ください」 4.寺井紫音「それでは映像が出ます」  寺井紫音「広い場所に見えますが、実際は自宅のリビングですので、むやみに動かないでください」 <<8Page>> 1.寺井紫音「場所移動完了です。さあ着きましたよ?」 2. 柴理月「凄いわっ!!!」   柴理月「本当にこの場所にいるみたい!?」 <<9Page>> 1.寺井紫音「次に手足の動きを制御するセンサーを装着しますね」   柴理月「あそこ触れるかしら?すごい」      :既に現実世界を忘れかけている 2.寺井紫音「少しお体に触れますが、ご容赦くださいませ」   柴理月「あっ、はいはい❤センサーね」 <<10Page>> 1.寺井紫音「次は…」  寺井紫音「視界右側に見えるマークの位置まで歩きます」   柴理月「こっちね」   柴理月「わあぁ❤歩く音も本物みたい☆」 2.    ※VR真美視点  寺井紫音「ここで、真美さまの姿をお見せします」  寺井紫音「要するにアバターですね」 3.寺井紫音「正面に鏡が現れます」   柴理月「これが私!?」 4. 柴理月「ほんとうだっ♪」   柴理月「私の動きに合わせて動いてる!?」 <<11Page>> 1.寺井紫音「それでは最初のポイントに向かいます…よ?」   柴理月「このポーズもかわいい❤」  寺井紫音「……真美さま聞いてますか?」   柴理月「あっ…ゴメン」 2.寺井紫音「一箇所目は『お城』です」   柴理月「わあ~」  寺井紫音「あの階段までゆっくり歩いて下さい」 4.寺井紫音「そこで止まって下さい」  寺井紫音「まだ階段まで距離がありますが、実際の部屋ではこの先は壁になります」   柴理月「そうか」 5.寺井紫音「そのため部屋に合わせて向きを変えていきます」  寺井紫音「今回は右を向いて下さい」   柴理月「はい、はーい」 <<12Page>> 1. 柴理月「あれっ!?」  寺井紫音「目瞬《まばたき》きのタイミングに合わせて映像が切り替わります」 2.寺井紫音「この方向転換の繰り返しで目的地を目指しますね」   柴理月「どうしよう?超楽しい❤」  寺井紫音「次は二歩進んで今度は振り向いて下さい」 3.寺井紫音「少し歩きます」 4.寺井紫音「そこで左を向きます」 5.寺井紫音「目的地に到着しました」  寺井紫音「最初のポーズのテーマは「格闘」です」   柴理月「おおっ、突き抜ける。突き抜ける。」  寺井紫音「目の前のお手本に重なるように同じポーズをとってください」 <<13Page>> 1. 柴理月「こんな感じかしら?」  寺井紫音「イイ感じですがもう少し腰を低く、ですね」 2. 柴理月「えっと…こんな感じ?」  寺井紫音「はい バッチリです私がOKと言うまで、その姿勢を維持してください」 3.寺井紫音「それではコミットします」   柴理月「ばあーん」  寺井紫音「はいOK ポイントクリアです」 <<14Page>> 1.寺井紫音「二箇所目は『英国っぽい街並み』です」 2. 柴理月「うわぁ☆これは嬉しいかも」   柴理月「一度旅行してみたい場所なのよ」  寺井紫音「目的地まで少し歩きますので途中 観光案内しますね」 3.    :こうして真美は現実世界の意識が薄れ、完全にVRの世界に没入していった 4.    :現実では自分がいまどんな衣装だったのかを忘れ 5.    :大胆な動きでスカートが開《はだ》けている事や 6.    :巧みに家の外へ誘導されている事にも全く気付けなかった <<15Page>> 1.    :真美の部屋の隣家《りんか》      :実はひと月前、紫音の所属グループに売却され改築されていたのだが…… 2.    :なんと、真美は 知らない間にその隣家の一室に連れ込まれてしまっていた 3.寺井紫音「最終ポーズのテーマは『太陽の恵み』です」  寺井紫音「夕陽からのエネルギーを体全体で浴びるイメージですね」 <<16Page>> 1. 柴理月「最後が一番簡単ね」  寺井紫音「流石です」  寺井紫音「では私がいいと言うまで、その姿勢を維持してください」   柴理月「はーい☆」 2. 柴理月「??」   柴理月「センサーが何かにひっかかってる?」 第4話(終)

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Comments

ガリタル

このシリーズ最高に好きです。

gachidom

ありがとうございます。またネタが整ったら登場するかもしれません(^^