Episode002 ちゃんと守ってる?(8頁)(2894×4093) (Pixiv Fanbox)
Published:
2020-08-07 11:51:30
Edited:
2020-09-03 02:14:28
Imported:
2021-04
Content
以前にPixivに投稿したマンガ作品をリサイズして再投稿します。
この作品の原画を探しましたが既にありませんでした。(^^;
各コマのセリフを後述しますので、翻訳などに活用してください。
(第2話) ストラップハイヒールは拘束具
<<1Page>>
1. 試用契約を結んだ優花
試用品は基本的に社外持ち出し厳禁である
2. そのため出社時に専用のロッカールームで試用品を履き帰宅時に返却するルーチンを忠実にこなしていた
3. ところが、初日こそ真面目に履いていたが時間が経つにつれ…デスクワーク時に脱いですごす事が隠れた日課にもなっていた
4. 実は・・・この試用品には様々なセンサーが取り付けられていて日々の運用状況が記録採集されているとも知らずに・・・
・爪先圧力センサー
・かかと圧力センサー
・歩数計測ユニット
・加速度センサー
・三次元測位計
・情報集積ユニット
・リフト圧力センサー
・底部圧力センサー
<<2Page>>
1. 第2話 ストラップハイヒールは拘束具
2. 製品開発戦略会議
紗希 「・・・以上のデータから浅名和優花は正しく運用していないと断言します」
3.人事部「「見えなければ大丈夫よね?」という気持ちはよくわかるわ」
4.人事部「でもそれって重大な契約違反なのよね~」
人事部「勝手に脱ぐならこちらも勝手に脱げなくしてあげるんだから」
<<3Page>>
1.博士 「では、今回は「ステルス拘束」プログラムを試したい」
博士 「つまり本人に気づかれないように靴にカギをかける」
裏の変態天才科学者エリック博士
博士 「技術的には新たに開発した形状固定繊維を投入する」
2. 形状固定繊維ってどういうもの??
布のような柔軟性と鋼鉄のような固形性の二つの特性を切り替えられる特殊金属です
たとえば形状固定繊維を編みこんだロープ
①普通のロープと同じ状態
②固形化波(A)を照射
③見た目はロープだけど鋼鉄並みに固形化
④柔軟化波(B)を照射
⑤再び普通のロープと同じ状態に!
<<4Page>>
1.人事部「ワクワクする性質ね?」
人事部「それ使ってどうやって本人に認識されないようにカギをかけるのかしら?」
人事部「ゆめが広がるわ~」
人事部「ステルス拘束の方法を説明してちょうだい」
2.博士 「その方法はこうだ」
博士 「糸状に成形した形状固定繊維をストラップの止め穴部分に縫い付ける」
博士 「見た目も何も変わらない」
博士 「固形化する部分も限定的なので違和感もないだろう」
3.博士 「後は通用口に設置した固定化波(A)発生装置の前を通過させれば完了」
このドアの向こうがロッカルーム↓
固定化波発生装置(A)→
←柔軟化波発生装置(B)
↓こっちが職場
※画像はイメージです 実際の建物とは異なります
博士 「帰りはロッカールーム入り口の柔軟化波(B)発生装置の前を通れば何事もなく外せる事になる」
<<5Page>>
1.人事部「あの更衣室以外では何故か外せない…」
人事部「このストラップの仕組みを知らない彼女にとってはかなり気味が悪いでしょうね」
人事部「いいわ、早速明日から実施しましょう」
2.博士 「では本日 試用品回収後 速やかにストラップ装着を行う」
3.紗希 「明日からの出社 帰宅時の着脱監視を徹底します」
4.人事部「タネ明かしをしちゃダメよ?」
5.紗希 「ふふふ、わかってます」
紗希 「少しだけからかってあげますよ」
6. そして翌日・・・
<<6Page>>
1. 管理室
浅名和「おはようございます、浅名和でーす」
紗希 「はーい、今行きます」
2.紗希 「浅名和さんは本日よりストラップが追加されたようですよ?」
3.紗希 「これまで使っていた靴に取り付けたので履き心地は同じだそうです」
紗希 「ただし…」
4.紗希 「このストラップには不正検出機能があるそうよ?」
紗希 「話によると 不正をしている人が履くと脱げなくなるとかなんとか」
5.浅名和「へ…へぇ…そんな機能があるんですか??」
<<7Page>>
1.紗希 「もしストラップが反応したらこのまま懲罰委員会に連れて来いと言われているの」
紗希 「・・・試しに脱いでみてもらえるかしら?」
紗希 「カギかけちゃおっと」
2.浅名和(やばい、どうしよう)
3.浅名和「・・・大丈夫っぽいですね」
4.紗希 「そう、よかったわね」
5.紗希 「もし脱げなかったらつるし上げられるところだったのよ?」
※画像は個人のイメージです
<<8Page>>
1.浅名和「で、でも、ストラップが外せたら問題ないんですよね?」
紗希 「そうね、ちゃんと外れたし」
2.紗希 「そもそも不正検出装置なんて本当かしら?」
3.浅名和「…もう…脅かさないでください」
紗希 「でも何かあったら出来る限りの対応はするから相談してね?」
4.浅名和「では、行ってきます」
紗希 「頑張ってね~」
この一連のやりとりにより優花の方から ストラップについて抗議する事は封じられてしまった
優花がそれに気づく事は無断で外そうとした事《懲罰委員会行き》(違反)を自白するようなものだからだ