同人CG集ストーリー④100円プランお試し (Pixiv Fanbox)
Content
前回
fanbox post: creator/34196557/post/2204424
応援プランの方用まとめ(若干イラスト枚数がプラスされてます)
fanbox post: creator/34196557/post/2218449
――その後ろ姿は、とても綺麗だった。
曲線を描いた背筋は、どことなく猫の伸びを想起させる。そうして突き出された臀部は、柔らかさとふくよかさに満ちていて――異性を魅了する色気を帯びていた。
「たぶん……この姿勢だとしやすい、かも……」
ポーズが恥ずかしいと感じているのか、先輩の顔は少し赤らんでいるようだった。
彼女の胸元には――大きく形を変えて、クッションのように広がる乳房がある。その光景が官能的で、自分の中の性欲がさらに強く催された。
先輩の腰まわりに手を添えて、その濡れた割れ目に視線を向ける。分泌液はあふれるほどあるように見えたが――昨夜のことが脳裏をよぎった。
自分の目からは大丈夫そうに見えても、本当は彼女も内心で痛みを感じていたのではないか。
「挿れて……いいよ……?」
不安を抱き、及び腰になっている俺の耳に、先輩の優しい声が響く。
躊躇はしつつも――彼女の言葉を信じて、ゆっくりと自分の性器を差し向けた。
亀頭と、膣口を重ね合わせる。恋人同士が初めてキスを交わすかのように、慎重で丁寧な接触。
彼女の秘所の入り口、その狭まっている部分へと挿れるために――少しだけ力を込めた。
「んっ……」
先輩の声が漏れた。
男性器の先だけを挿入したまま、俺は彼女に声をかける。
「大丈夫、ですか……?」
こくり、と小さく頷く先輩の顔が見えた。
見たかぎりでも、苦痛を感じているという様子ではなかった。
けれど、だからといって激しくすることはせず――落ち着いて、緩やかに、彼女の奥を目指す。
性交が二回目だからだろうか。肉体的な興奮はあれど、心の緊張はそれほどでもなかった。
もしかしたら――先輩も同じような心境なのかもしれない。
そんなことを思いながら……遅々とした進みで、ようやく陰茎が彼女の体内に収まった。
奥まで、しっかりと挿入されていた。
包み込むような温かさと、一体感が、肉体と精神に快楽を与えている。先輩の中は――とても心地よく、愛おしかった。
「動きづらかったりしないかな……? 大丈夫……?」
今度は、彼女のほうが確認の言葉をかけてくる。
口調と雰囲気からすると、挿入自体にはそれほど負担がかかってないようだった。互いに気遣いが多いことに苦笑しながら、俺は彼女に大丈夫だと答える。
「痛かったら……言ってくださいね、先輩」
緩慢な動作で、腰を引き戻す。
彼女の膣内では小さな摩擦が生まれ、器官から伝わった刺激が二人の脳に感覚をもたらす。
「ん……」
小さく漏れた先輩の喘ぎには、穏やかな色が含まれていた。
苦痛とは対極そうなその声色に、俺は安堵しながら――膣口近くまで退いた亀頭を、ふたたび彼女の奥へと挿れ戻す。
情熱的な交わりというよりは、緩やかなスキンシップのようだった。
先輩の顔色や反応をうかがいながら、激しさとは無縁の性行為を続ける。
「んー……。気持ちいい……かも……?」
小さく微笑を浮かべながら、先輩は自分の感覚を口にする。
少し曖昧な言い回しだが、少なくとも快感に近いものを抱いているようだった。
さっきパイズリをしていた先輩は、もしかしたらこういう心境だったのかもしれない。
控えめで優しげな性行為は、強い快感自体はもたらさないものの――
彼女が可愛らしい声を上げるたびに、楽しさや満足感のようなものが俺の胸中に生まれた。
「あっ……ん……」
どこか艶やかさを含んだ声が、鼓膜を心地よく響かせた。
自分の性器の先端が、彼女の子宮口まわりと優しく口づけを交わすたびに、先輩の色っぽくて可憐な声が漏れる。
その様子を眺めているだけで、幸せな気持ちだった。
朝の明るい日差しが差し込む部屋での、穏やかな男女の交わり。
官能的で情熱的なシチュエーションではないが、ただの性感よりずっと尊いものをもたらしていた。
先輩はとろけたような笑みを浮かべて、言葉をこぼした。
「えへへ…………遥人くん、好き」
その甘い声色を耳にして、今までお互いに名前呼びしたことがなかったことに気づく。
もう、ただの後輩と先輩の関係ではないのだ。
だったら――きちんと言葉を返すべきだろう。
「紗姫先輩。……俺も先輩のことが好きです」
はっきりと、率直に、彼女の名前を呼んで伝える。
愛情を示すように、彼女の奥まで挿し込み――その中を自分のモノで満たした。
「んっ……ふふっ……♪」
紗姫先輩は気恥ずかしそうな様子で、照れ笑いのような声を上げる。
それが可愛らしくて、あどけない感じがあって――なんとなく、彼女の新しい一面を目の当たりにした気分だった。
単純な肉体の接触だけでなく、お互いの心がたしかにふれあっている。
その喜びを感じながら、彼女の膣奥を優しくコツと突き上げた。
「あっ……ん……ぁ……もっと、強くしても……いいかも……?」
何かをせつなく求めるように、先輩はそう言った。
わずかに迷ったものの、俺は彼女の言葉どおりに――少しだけ律動を速めることにする。
さっきよりも、少し速く、少し強く。
性行為らしい動きで、先輩との交わりを深めてゆく。
温かい奥のほうへ男根を届けるたびに、自分の下腹部と彼女の臀部がぶつかりあい――その豊かな肉が波打った。
「あっ……ううぅ……ぅ……ん……いい、よ……」
うめくような声に一瞬だけ不安がよぎったが、すぐにそれが痛みによるものではないと知って安堵する。
ふと先輩の上半身のほうに視線を移すと――何かをこらえるかのように、彼女の手がベッドカバーを握りしめていることに気づいた。
彼女の反応を試したい気持ちが湧き上がり、俺は意識的に強めの律動を加えた。
複数回の大きい衝撃が膣の奥で起こると――びくりと先輩の下半身が震え、陰茎の根本のほうに締め付けられるような感覚が生まれた。
「あぅ……ん……っ! うぅー……んっ……すき……っ」
――気持ちよくさせられている。
その事実の認識は、彼女との性行為をより甘美なものへと変化させた。
もっと熱く、とろけるような交わりを――そう求める心が、肉体の動きを力強くさせる。
これまでより大きい動作で、勢いをつけて――先輩の中に衝撃を与える。
伝えた力は、まるで彼女の肉体を貫いたのようだった。びくん、と顔までうつ伏せた先輩は、悲鳴のような声を上げる。
「あっ……! うぅっ……! だ、め……あぅ……っ」
漏れた否定の言葉は、行為を嫌ったことによるものではない――
そう確信した俺は、与える衝撃をあえて緩めなかった。返ってくる膣の圧力に誘われるかのように――硬い男性器を彼女の内部にぶつけつづける。
亀頭と膣奥の激しい接触を繰り返すたびに――彼女の豊満な尻肉が揺れ、全身が不随意に動き、膣の入り口が陰茎をきゅっと締め付ける。
攻め立てるかのような律動は、先輩の理性も徐々に奪っていくかのようだった。
「ひぁ……あ、ぅ……っ! ぃ……いじ、わるぅ……!」
泣くような声を上げる先輩の姿に、むしろ興奮と愛おしさを覚えて――もっといじめたくなる。
性感と感情が入り混じるなか、俺も本能に突き動かされはじめていた。
「紗姫先輩……っ!」
もっと彼女とふれあい、体を交わらせあい、快感に身を委ねたい。
そんな願望によって、自然と体が動き――先輩の左手を掴まえた。
「あぁ……んっ……! ぅ、あぅっ……! い、やぁ……!」
彼女が乱れるほど、自分の股間は熱くなり――さらなる官能を求めるようになる。
二人の性器の摩擦とぶつかりあいを……もっと情熱的に、もっと激しくしたい。
抑えられない気持ちが、肉体に籠める力を強くさせた。
彼女のすべてを求めるように、こちら側へと引き寄せる。
先輩の半身がわずかに上を向き、その肉感的な乳房が揺れ動いていた。
視覚的な興奮がさらに増して――知らずしらず自分の腰の動きが加速する。
「ぁ、いやっ……! あ、うぅ……! す……き……ぁ、んっ……!」
もはや喘ぎと叫びの区別はつかなくなっていた。
その熱を帯びた、言葉にならない本能的な声をもっと聞きたい――
欲望が肉体を動かし、彼女の体内をもっと強く激しく突き上げる。
衝撃が、尻と乳房の豊かな肉を揺らす。
先輩の肉体は、快感に呑まれるたびに痙攣を繰り返し――まるで子供が泣き叫ぶかのように声を上げた。
「ぁ……だ、め……っ! ん、あっ……! いやぁ……! やだぁ……いっ……」
その乱れきった様子に、俺の興奮はかつてないほど高められる。
陰茎を欲しがるように締め付ける膣圧、艶めかしく肉感的な体の動き、そしてそそられるよがり声――それらが相乗して、もはや男の限界を超えるモノを生み出そうとしていた。
「先輩……そろ、そろ……!」
ぎりぎりのところで踏みとどまりつつ、なんとかそう口にする。
終わりを察したのだろうか。先輩は呂律の回りきらない状態ながらも、優しさを含んだ言葉を返した。
「う、ぁ……! え、へへぇ……ぃ……一緒に……いこっ……?」
――もう我慢する必要もなかった。
彼女の腕をしっかりと握って、腰を動かして、強い摩擦と衝撃を生み出す。
先輩の、嬌声と悲鳴が混ざり合ったような喘ぎが響き――
――自分の精が解き放たれた。
勢いよく体内を駆け抜けるモノが、尿道を通って外へと向かう。
膣の奥に押し付けた陰茎は、幾度も脈打ち――余すことなく体液を射出していた。
熱い。
彼女の体内も、自分の精子も、情熱を反映しているかのような温度を持っていた。
その熱は愛情をも表しているようで――幸福な感覚だった。
乱れた呼吸音が、お互いの口から漏れ出る。
心地のよい疲労感と達成感だった。
一転して静止した世界の中で、余韻に浸っていると――
「うー…………えへっ…………」
何か恥ずかしがるように、先輩は笑った。
そして嬉しそうな、幸せそうな、温かい雰囲気の笑顔を浮かべて――
「大好きだよ……遥人くん」
「……俺も大好きです、紗姫先輩」