キーボードのこと (Pixiv Fanbox)
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皆さんいかがお過ごしでしょうか、くすのせです。
今回は趣向を変えて機材についてのたまいます。
今メインで使ってるキーボード、NativeInstrumentsのKOMPLETE KONTROL A49なんですが、大変良いキーボードです。おわり。
ではなく、ここに至るまでけっこういろんなキーボードを渡り歩いてきました。
渡り歩く・・・というのは、その時々で制作スタイルが変わってるからですね。
最初の頃はYAMAHAのMOTIF、DX7、中期はALESISの型番忘れた、そこからNovation信者になって、結局NativeInsurumentsのAシリーズになりました。
この変遷は、だいたいiPadオンリー〜どんどん音芸増やす〜DTMの流れですね。
これらの機種の共通点といえば"かっちり鍵盤"です。
いや、勝手にそう呼んでるだけですけど、少なくとも上に述べた機種たちは程よいかっちり感、程よい弾き心地をもっております。
DX7とかは、触ったことある人多いと思うので、わかるんじゃないかな。
あの鍵盤が個人的には最高だと思っております。
キーボードって大まかに3種類あります。
①ハンマー
②ペコペコ
③かっちり
です。
ハンマーってのはいわゆる普通のピアノフォルテのハンマー構造を模したものであり、お高い電子ピアノとかフラグシップモデルに採用されます。重いので嫌いです。
ペコペコはペコペコした弾き心地の鍵盤で(でもレスポンスはしなやか)、NordLeadとかガチめのシンセサイザーに採用されています。最高に演奏しやすいです。
かっちりは上記2つ以外です。世の中のMIDIキーボードはだいたいかっちりなんです。
まあ、かっちりでも幅はあって、やけに弾くときの抵抗が少なかったり、ひたすらベコベコ音がしちゃったり、ダメ方面が強いです。
また、同じシリーズ内でも、例えばNovationのLaunchKeyだとほぼかっちり系なのに、ミニ鍵盤だけペコペコしてたり。というか、ミニ鍵盤は総じてペコってます。
しかもいかにもスイッチライクなダメペコです。もはやベコベコです。度し難い!
NativeInstrumentsのKOMPLETE KONTROLシリーズはSシリーズとAシリーズがありますが、Sの方は(良い方の)ペコ、Aのほうがかっちりしてます。
この辺は好みだと思うんですけど、確かにSシリーズの方が上級機能満載で良いんですけど、作曲で一番使うインターフェースって鍵盤じゃないですか・・・触った感じだとAシリーズの方がベロシティとかは狙った値が入りやすい。
なので、あえて・・・と言うわけでもないですが、上級SシリーズではなくAシリーズを愛用するようになりました。安いからぶっ壊れても泣かないで済むし。
あとはメイン環境がDTMになる際に、今までタッチで音作りをしてたので、なるべく物理的に音がいじれる機構が欲しかった・・・
そうしたらKOMPLETEで揃えるしかないじゃないか、と言う感じです。
決め手は8つのノブです。
8つのノブがなぜ重要か。
それはメインで使ってるソフトシンセMassiveのマクロコントロールが8個だからです。
・・・ほんとそれだけです。
*Massive以外でもだいたい使えますよ
ほかにもMASCHINEでも同じくマクロコントロールがありますが、自分の使ってるやつMASCHINE MIKROがノブが1個しかないので、代わりにノブってくれます。
初心者さんでも、だいたいノブ8個と録音再生ボタンくらいはついてるやつを選んだ方がいいとは思います。
DAW付属のコントロールでも、だいたいパラメーターは8系統だし、業界標準みたいなものだと思います。
あとノブは絶対360度回るやつ(ロータリー)にしときましょう。ミキサーとかの270度とかのやつだと、分解能(0〜99は100段階だけど、こいつが高いと1000段階とかにできる)で損することになりますので。
あと、フェーダー付きキーボードとかもありますけど、要らんと思います。
ムービングフェーダーならあってもいいんですけど、最近のDAWはトラック数も多いので、手動フェーダーだとたぶん扱いづらくなっちゃう。
割と個人の主観で進めちゃいましたけど、キーボード選びってDAW選ぶよか重要だと思っているので何かの参考になればいいかな、と。
とくに鍵盤のタッチとかは好みの世界だし、無理して高価なペコペコ鍵盤で初心者さんスタートしたら間違いなく指が筋肉痛になるし、それで機材手放すとか目も当てられないし・・・
なので自分に合ったものを、触って、お財布と相談して選んでください。
キーボード、高ければいいと言う世界ではないので!