TIPS【負の感情】 (Pixiv Fanbox)
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A:「負の感情」を利用しましょう
結論から言います。嫉妬の感情は無くせません。
羨ましい、妬ましい、怒りなど負の感情を持つことは止められません。
だから「負の感情」を利用しましょう。
どんな感情であれ、あなたを突き動かすエネルギーには変わりありません。
順番に説明するので、しっかり読んでください。
▶感情は止められない
相手を羨ましいと思ったり、妬ましいと思うことは悪いことではありません。
むしろ人間として普通の感情です。誰でも持っています。
わたしだって同じです。
もしかして、わたしがドス黒い感情を持っていないクリーンな人間なんだと勘違いしていませんか?そんなことないですよ?
最近はかなり減りましたが、普通に嫌いな人は居るし、妬ましい人も居ます。
ただ、わたしはその感情を無くそうとは思いません。
それが無くせないものだと知っているからです。
「あくびが出た」「くしゃみが出た」と同じレベルの生理現象だと思ってください。
負の感情を持つのが人間です。
▶感情は変えられないが行動は変えられる
じゃあ、どうするのか?
妬ましい相手をずっと呪って生きていくのかというと、そうではありません。
嫉妬しても良いですが、行動は変えてください。
今まで嫉妬で苦しんでいるときにどんな行動をとっていましたか?
暴飲暴食をしていましたか?
ネットで友人を検索して惨めな気持ちになっていましたか?
それとも悪口を描き込んでいましたか?
もしこれに類することをしていたのなら、今すぐ辞めてください。
これからは嫉妬する度にやる行動を決めてください。
「イライラする➡モノに八つ当たりする」
ではなく、
「イライラする➡深呼吸をする」
などです。
あなたはその友人のことを引きずり下ろしたいと思っているかもしれませんが、実際にはやらないですよね?
これは「感情」と「行動」が切り分けられるからです。
感情は変えられませんが、行動は自由に変えることができます。
つまり、行動の選択肢はあなたにあります。
▶「負の感情」は最強の起爆剤
負の感情とセットにする行動はできるだけ
「自分にプラスになるもの」「今まで逃げてきたこと」などが良いと思います。
なぜなら、簡単に過去の自分から生まれ変わることができるからです。
それだけの力が「負の感情」にはあります。
「ついカッとなって殴ってしまった」などよく聞きますが、怒りの感情や負の感情は人間を行動させる強い力があります。最強の起爆剤です。
これを犯罪に使うのはダメですが、自分に使うならOKです。
上手く利用して自分のステータスアップに使いましょう。
オススメは変化が分かりやすい筋トレです。
例えば「嫉妬する度にスクワットを10回する」とルールを決めます。
道具も必要無いし、場所も選ばず1分程度でできます。
仮に1日10回嫉妬したら1日100回スクワットをすることになります。
気付いたら、あなたのスタイルが良くなってます。
下半身のたるみが取れて、キュッと引き締まってきます。
さて、スタイルが良くなったらどうなるのか?
自分の身体の変化に興味が移ります。
「あれ?これってもっと頑張ったらもっとスタイル良くなるんじゃない??」と思ってくるわけですね。
この時点で、友人のことはどうでも良くなります。大切なのはあくまで自分です。
スクワットはあくまで例えなので、他のモノでも大丈夫です。
勉強や習い事に関わるものでも良いですよ。
わたしもめちゃくちゃ怒ったときとか、思いっきり作業するようにしています。笑
これがまた捗るのでやめられません。
負の感情も使い方次第で素晴らしい結果をもたらします。
そして、それを選ぶのはあなた自身です。
▶自分が成長したら見える世界
自分が嫉妬に明け暮れてるときは気付かないものですが、自分の負の感情を受け入れて成長すると見えるものが変わります。
そうなったら「友人の人生」をもう一度、客観的な目で見てください。
たぶん、あなたが思っている以上にボロボロですよ。
イラストレーターの仕事は想像以上に過酷です。
わたしもイラストレーターに憧れた時期があったので色々調べていましたが、なかなかのモノですよ。
わたしが尊敬しているイラストレーターさん2名は鬱を発症しました。
わたしが知っているイラストレーターさんはフリーランスになってから毎月の収入が不安定になり、原稿料がいつ振り込まれるのか心配していました。
〆切前に急にキャンセルされて仕事がなくなることもあるらしいです。
納品したのに企画が流れて支払いが無期限延長されることもあるみたいです。
フリーランスになると支払いを踏み倒されることもあります。
競合のイラストレーターとの価格競争に巻き込まれて収入が下がることもあります。
次々に才能あふれる新人イラストレーターが参入してきます。
自分の仕事がどんどん奪われます。5年後も同じ量の依頼が来るかわかりません。
めちゃくちゃ不安定です。
ざっと調べただけでコレだけ出てきます。
あなたの友人が該当しているとは言いませんが、そういう業界です。
業界に生き残ってる人は毎日のように技術を磨いて、工夫して、流行を調べて必死に描いています。一度プロになったら一生安泰なんてものじゃありません。
だからわたしは業界で頑張っている人を尊敬しています。
わたしにはできないことを人生を賭けて頑張っているからです。
自分のメンタルが安定してくると、そういう部分まで冷静に見れるようになります。
たぶん友人の努力も認められる日が来るのではないでしょうか?
▶最後に
わたしは鬱病を受け入れている質問者さんの事を尊敬しています。
普通は「鬱さえなければ、わたしの人生はもっと良かった」って否定しますよ。
この先もずっと続く治療生活を受け入れて「鬱も自分の一部」と言う風に捉えられたのはスゴイと思います。(もしかしたら捉え方は違うのかもしれませんが)
そんなあなただからこそ「負の感情」のコントロールも可能だと思いました。
鬱と同じように負の感情も受け入れて「発症したらこうやって対応する」と決めてしまえば上手く付き合っていけると思います。
わたしも「自分がプロになれない」と悟ったときは受け入れがたいものがありましたが、今ではむしろ良かったと思います。
受け入れたからこそ「画力に頼らないイラスト活動」を見つけることができました。
あなたにもぜひ新しい選択肢を見つけてほしいと思っています。
少しでも早く友人のことを認められる日が来ると良いですね!
※最悪、距離さえ取れれば良いとは思います
お疲れさまでした!