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A:いちばん効率的なのは「描かない」ことです

幸せ過ぎる悩みですね。楽しそうで羨ましいです。笑

わたしも同じように会社員をしながらコミケ参加してたので、気持ちはよく分かります。もっと楽しめる方法があるなら試してみたいですよね。


結論から言うと「描かない」ことが一番効率的です。

好きな気持ちが爆発しても「描かない」でください。


「好きなのに描いちゃダメなの!?」と嫌な気持ちになったかもしれませんが、そうじゃありません。詳しく解説しますね。


▶早く描いても状況は変わりません

描くスピードを上げる小手先の方法は色々ありますが、たぶんどれを採用しても無駄だと思います。

なぜならスピードが上がるほど、描く量が増えるからです。

絶対に増えます。質問者さんはそのタイプです。

(めちゃくちゃ良いことですよ!)

どこまでいっても「スピード<量」のバランスは変わりません。


とても良いことですが、いつか限界が来ます。

この描き方をしていると、体力が尽きたときに描けなくなってしまいます。

それがいちばん悲しい未来だと思います。


あなたがこれからも楽しく、推しへの愛を爆発させ続けるためには

ちょっとだけ「愛情表現」を変える必要があります。


▶推しの愛し方を変える

これからは「量」ではなく「密度」で愛情表現してみてください。


今までは「推しへの愛の大きさ」を「ページ数の多さ」で表現するような描き方でした。わたしの経験やプロの同人誌のページ数を考慮しても「50Pを超える原稿」は異常な多さです。これが実現できてるなら描くスピードは相当早いですよ!


これからは「ページ数は1/2、密度は2倍」を目安に描いてください。

もちろん「量」で表現することが悪いわけではありません。

ただ、逆に言えば「量」が減ったからといって、あなたの推しへの愛情が減るわけでもありません。

それよりも「量」を増やすことで愛情表現が薄まってしまう方が怖いです。


「10分やったら終わってなくても次のコマをやる」など、〆切のせいでクオリティよりスピードを優先しないといけない場面は必ず出てきます。

ファンの為にも新刊は落としちゃダメです。


これからはページ数を絞ることで作業時間に余裕を持たせて、

そのぶん内容をぎゅっと濃縮させてください。


例えるならリッチ系のお菓子みたいな感じです。

リッチ系は個数が減る分、味が濃厚でクオリティが高くなってますよね?


ページ数が減るので、今までよりもページの使い方、コマの使い方に気を遣う必要があります。だからこそ表現方法を工夫します。

もっと推しの良さを伝えるためにはどうしたら良いかな?

この角度の推しがカッコいいから、めちゃ描き込んじゃおう!

などなど、これからは「1ページの密度」に注目して描いてみてください。


▶なによりも楽しむ方法を!

ぜひ「楽しい」を優先して描ける方法を探してください。

既に十分楽しんでいるみたいなので、たぶん余計なアドバイスですね。笑

とても羨ましいです。


たぶん、あなたにとっていちばん「楽しい」のは

推しへの愛を爆発させてる瞬間だと思います。

その幸せな時間ができるだけ長く続くような選択をしてください。


お疲れさまでした!

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