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リクエスト品で、『魔法少女リリカルなのはVivid』のキャラクター「ミカヤ・シェベル」が切腹するイラストです。


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静寂の中に佇む道場の横を、一本の細い小径が伸びている。奥には朱色の鳥居が聳えており、更にその向こうには美しい鬱蒼とした森が存在している。


その森に一歩足を踏み入れば、そこにはさながら別世界が広がっていた。


木々が様々に織り交ざり、巨大な杉や松の空高くそびえ立ち、武士の如き威厳を湛えている世界。まるで外界から切り離されたかのようなその空間には、動物や鳥類、昆虫は一切居なく、ただ静寂のみが全てを支配していて。


そしてその森には、清らかな空気が満ちている。


その空気には霊力という特別な力を秘めていると伝えられていた。ここは武道を極めんとする者にとって特別な場所であり、森の中で修練をすることでその霊力を得ることができると信じられていたのだ。


この「聖なる森」に足を踏み入れる資格は、道場と森を所有する抜刀術の流派「天瞳流」から「DSAA総合魔法戦競技」の選手として選ばれた者にのみ与えられていた。他の人間が侵入することで霊力が損なわれることを恐れ、道場の門弟たちはこの掟を忠実に守ってきた。


そんなある日、一人の女性が鳥居をくぐり抜け、森の中に足を踏み入れてきた。



白き着物をまとったその容姿は端整で、風になびいた黒髪の奥には碧い瞳が潜んでいる。その肌は白く透き通り、長いまつ毛に覆われた目元は涼しげであった。背は高く、信じられないほどの爆乳は着物の上からもその存在を主張し歩くたびにたぷんたぷんと揺れていた。


彼女の名前はミカヤ・シェベル。6歳から天瞳流を習い始めた後、すぐに優れた抜刀術の資質を持つ天才少女として名を馳せ、9歳の頃にしてすでに一流の剣士に匹敵する技術を手にしていた。そのため、DSAAの選手に選抜され、「聖なる森」の中で修練に励む機会を得た。


それから10年の歳月が流れる間に、彼女が森に足を踏み入れた回数は数えきれないほど。


19歳の身となったミカヤは慣れた足取りで木立の間を進み、やがて滝壺の側にある岩場に辿り着いた。


そこには、一人の女性――いや、正確には女性の死体が、静かに正座している。


年はミカヤと同じくらいだろうか。柔らかな瞼は閉じられており、人形のように精巧かつ美しい顔は生気を失っているにも関わらず、凛とした雰囲気を感じさせる。


艶やかな髪を後ろで束ね、髪の先は地面に擦りそうなほど長い。真っ白い裸身は瑞々しく色香を発散させており、その胸元では大きな乳房が重力に逆らうように突き出されている。四肢はほっそりとしているものの、腹筋の割れ目や大腿部の肉付きからして、筋肉もしっかりと付いている。


そして何より目を惹くのは、その腹部に走っていた、十字型の大きな傷。明らかに、切腹、しかも十文字腹によるもの。内臓が見えないよう、傷口は丁寧に縫合されていた。よく見ると、首にも縫合した跡が見受けられた。


ミカヤは女性の前に正座し、腰に帯びている二振りの居合刀「晴嵐」を外して横に置き、一礼した。


「お師匠様、ご報告いたします。私は本日をもってDSAA選手を引退いたします」


女性の死体は何も答えず、ただ静かに座っている。


それでもミカヤは話を続ける。


「去年のインターミドルでは不覚にも敗北してしまい、一回戦敗退となりましたが、残念ながら、今年も優勝することは叶いませんでした。申し訳ありませんでした」


再び頭を下げるミカヤ。


「私はもうすぐ20歳になります。来年から出場することは不可能ですので、そろそろ潮時だと思います。ミカヤ・シェベル、生涯の最高成績は都市本戦3位……今年のインターミドルを最後に引退いたします」


ミカヤの言葉に、女性の死体は一切反応しない。


だがミカヤは構わず、まるでそれが当たり前のことかのように、淡々とした口調で報告する。


これは、ミカヤにとって一つの儀式に過ぎない。この女性の耳に届いているのかいないのか、それはもはやどうでもいい。


なぜなら――


「それに――」


ミカヤは立ち上がり、迷いのない流れるような動きで着物を脱ぎ始めた。


一枚ずつ、ゆっくりと脱いでいき、最後に残った下着さえも外して、生まれたままの姿になる。


まだ20歳にもなっていないのに、その身体には成熟しきった女性らしい色香が漂っていた。


特に、胸の大きさと尻肉のボリューム感は圧倒的だった。しかし一方で太りすぎているということもなく、その裸体は全体的にしなやかな筋肉によって引き締まっていた。


目の前の女性と同じように、ミカヤの肉体もまた、美しく完成されていた――


ミカヤは全裸のまま、一歩、二歩と女性に近づくと、地面に座り込み、脚を大きく開いてM字開脚になった。


秘所が丸見えになるような姿勢だったが、羞恥心などない。


むしろ見せつけるように腰を突き出し、自らの指先で肉厚な割れ目を左右に広げた。


すると膣口の奥からどろりと愛液が流れ出てきて、地面に滴る。


「私は、今日……切腹で死ぬことに決めましたから……」


   *   *   *


抜刀術天瞳流には、代々伝えられる一子相伝の秘術がある。DSAAの選手に選ばれし者は「聖なる森」の中で特別な儀式を行い、森に宿る霊力を自身に取り込み、抜刀術の技を魔法の領域に昇華させることが出来る。


ただし、それはあくまでも一時的なものでしかない。一度取り込んだ霊力は、10年くらい経ってから再び身体から抜けていくものであり、その瞬間こそが彼女たちにとっての最期となる。


だから、その前に選手が引退し、森の中で自分の腹部を裂いて、すべての霊力を森に還元しなければならない。これは、一種の感謝と奉仕の行為であり、森との調和を保つための重要な儀式とされている。


切腹して絶命した後、彼女たちの"概念"そのものが森の霊力の一部と融合し、この世から消え去ってしまい、蝉の抜け殻のような死体だけが残される。その死体は腐敗することなく、ミイラ化することもなく、永遠にまるで眠ったまま生きている人間そのもののような姿を保ち続けていた。


例えば、目の前の女性のことを覚えているのは、この世でただ一人、彼女の一子相伝の弟子であるミカヤだけだった。とはいえ、この女性の名前すらミカヤの記憶から抜け落ち、ただ、彼女は代々続く由緒正しい天瞳流の使い手の家系に生まれ、若くして師範代を務める才媛であること、そして、切腹する時は現在のミカヤと同じく19歳であることしか覚えていなかった。


言うまでもなく、ミカヤがこの世を去れば、これだけの情報さえも完全に忘れられてしまう。したがって抜刀術天瞳流の歴史は新たな時代へと引き継がれ、その過去の輝きは森の奥深くに静かに融け込んでいくこととなる。


ミカヤが森を歩くたび、時々女性の切腹死体を見つけた。その総数は恐らく百体に及ぶものだろう。彼女たちはどれも絶世の美女で、それぞれが天瞳流の使い手としての歴史を背負い、とっくにその魂は森に融け込んでいたが、その名前や個々の物語はミカヤには知られていなかった。


しかし、ミカヤも含めて、彼女たちは皆自ら腹を切る未来を恐れていないどころか、むしろ積極的に望んでいた。なぜなら森の霊力を身に取り込んだ後、時間が経つにつれて、彼女たちはますます森に完全に溶け込みたいと思うようになるからだ。


霊力が彼女たちの身体を包み込むと、彼女たちの心は森との調和を求め、霊力との一体感をますます強く感じるようになった。だから彼女たちは枯れることなく時を超えて美しさを保ち続ける森の一部として、永遠に息づくことを願っていた。


切腹することは彼女たちにとって永遠への始まりであり、魂が森に還り、身体の美しさが未来永劫に続くことを彼女達は夢見ていた。彼女たちだった存在が天瞳流の奥義を守り、「聖なる森」の中で輝き続けることで天瞳流は新しい時代へと続いていくのだ――


   *   *   *


……1時間後。


「……お♡ お師匠様♡ 私、またイクぅううッ♡ イッちゃうぅうッ♡ おまんこイッちゃうぅっうううッ♡」


自ら指で秘所をほじくり回しながら、イキ顔を晒してしまい、全身を痙攣させて絶頂したミカヤ。


もう何度目になるかも分からないオーガズムだ。


もはや愛液に塗れた膣穴からは絶えず潮が吹き出しており、足元を見ると小さく水たまりさえ出来ていた。


――森に宿る霊力を取り込む「特別な儀式」とは、自刃した師匠の遺体の前でオナニーして絶頂することだった。この行為だけで儀式は成立した。


10年前、一番大好きな師匠の切腹死体の前でした、人生初M字開脚と、初オナニーと、初アクメ。あれはミカヤにとって一生忘れられない記憶となった。あれから、ミカヤは毎日のように自慰を繰り返して、切腹への期待を募らせていながらこの日が来るのを待ち続けていた。


故に今日のミカヤは、命と魂を森に捧げる前にこうして最後に一度、師匠の前で特に激しく自分の心と体を解放するのだと心に決めていた。


……やがて、少し興奮が落ち着いた。


三つ指をつき、目の前の女性を拝み、立ち上がって、滝壺の中へと歩んでいく。


水は冷たくて気持ちいい。肉感的な肢体についた汗やら愛液やらを洗い流していく。


そして滝壺から出ると、女性の死体に深く一礼した。


「今までありがとうございました。もうすぐそちらへ逝きます、お師匠様」


   *   *   *


再び森に足を踏み入れる瞬間、ミカヤは思わず息を呑んだ。


滝壺から上がった美しい裸体に風が触れると、肌が粟立ち、鳥肌がたつのを感じた。まるで自分の体と魂が微細な振動に包まれ、森の霊力に触れているようだった。


しかし同時に清廉な空気を全身に浴びると、心地よい安らぎが広がり、懐かしさも湧いてきた。森の中に広がる幻想的な雰囲気が、ミカヤの心を優しく包み込んでいく。


「晴嵐」や脱いだ着物を手に持って、ミカヤは全裸のまま森の奥へと進む。彼女は森の中では全裸でいることも珍しくない。木々の間を抜ける風は心地よいし、何より裸の方が開放感があって落ち着くからだ。


歩くたびに、彼女の周りでは不思議な生命の息吹が感じられ、木々が微かに揺れ動いているようだった。森の中でさえ、彼女の足取りは優雅で、まるで舞うように、さらに森の奥深くに進んでいく。


やがて、開けた場所に辿り着いた。そこは木々に囲まれた小さな広場だった。草木は綺麗に刈り取られており、地面も平らになっている。


ここが、ミカヤが自分のために用意した、死に場所だ。


ミカヤは着物を畳んで、岩の上に置き、そして下駄と足袋を脱いで揃えて置いた。


(あぁ……今から死にますね、私は)


自分がもうすぐ死ぬという実感が沸いて、膣の奥にある子宮は快感に脈打つ。


ミカヤは二振りの「晴嵐」を持って広場の中心に歩いていき、そこで佇み、深呼吸をし、目を閉じて、自らの身体で森の霊力を感じ取ろうとしていた。


「私、ミカヤ・シェベルは、天瞳流より選ばれし者。『聖なる森』の力を借り、抜刀術の美と真髄を悟得した者」


ミカヤが静かに呟くと、周りの地面には魔法陣が出現し、その光が彼女を包み込んでいく。これは「聖なる森」がミカヤの魂を受け入れ、彼女から霊力を回収しようとしている兆しであった。


「この身を以て、抜刀術の魂となり、森へ還す。私の存在はここで終焉し、しかし、新たなる時代への門出となる。『聖なる森』よ、私の魂を受け取り、永遠にこの地に留め置け!抜刀術の美と真髄が新しい使い手に継承され、この森の奥深くで輝き続けるように!」


と、ミカヤが宣言する瞬間、森の中で何かが変わったような気がした。彼女の周りの光が輝きを増し、森全体が微細な振動を感じさせる。


森の霊力は、ミカヤという"概念"と融合するため、彼女の魂に触れ始める。ミカヤはその力を感じながら、身を委ね、抜刀術の奥深さへと没頭していく。彼女の心と森が一体となり、森の中に広がる代々天瞳流使い手たちの魂の歌が奏でられる。


やがてミカヤはパッと瞳を開き、身体から青白い炎が燃え上がった。霊力を森に還元すべき秘術の儀式が、ここに始まる――


「天瞳流『嵐鎧』!」


ミカヤが「晴嵐」の長刀の方を天空へ向けて、叫ぶ。


すると、青白い炎が臨界に達し、一瞬爆発したように輝いて、次の瞬間ミカヤの裸体を華麗な巫女武者風の装束が包み込んだ。


彼女が選んだ死装束は、DSAAに参戦する際の戦闘装束だった。


   *   *   *


すべての用意は整った。


着慣れた戦闘装束を身に纏ったミカヤは正座をして、二振りの居合刀を前に置いた。


そして、はらりと上半身の衣装をはだけさせ、サラシを解いて胸と腹部を曝した。



豊満過ぎる爆乳は、まるでメロンのように丸くて大きく、肌の色は白く透き通って見えるほど。その先端にある桜色の乳首はツンと上を向いており、乳房全体も美しい形を保ったまま、重力に従って垂れ下がっている。


臍の下まで晒された腹部は、白く滑らかな曲線を描いてくびれており、腹筋の線が美しく浮かび上がっている。


さらに赤い緋袴の下、処女の肉穴は既にトロトロに濡れていた。


しかし、そんな発情した肉体とは裏腹に、ミカヤの表情は毅然としており、潔い覚悟を窺わせる。


「晴嵐」の短刀の方を取り上げ、鞘を抜くと、ぎらりと光る刃に目をやった。



「ミカヤ・シェベル、切腹つかまつります」


静かでありながらも凛とした声であった。


右逆手に短刀を持ちかえ、切っ先を左下腹に当てる。


二度、三度と深呼吸を繰り返し、息を止めて、一気に押し込む。



ずぶり……!


鈍い音が響き渡る瞬間、しなやかな身体が跳ねた。痛みからではなく、強烈な快楽によってだ。


「ぁあんっ♡」


鋭い快感に、思わず嬌声を上げてしまう。


一瞬、呆けたような顔を浮かべたが、すぐに何かを堪えるように目を瞑って、薔薇のような唇を噛みしめた。


しかし、彼女の意思や表情に関わらず、身体の方は正直だった。


ぶしゅっ!と、股間から勢いよく潮を吹き出すと同時に、ミカヤは数秒間、硬直していた。


(ううっ♡ イク……♡ 切腹で……イックゥ……♡)


絶頂の余韻に浸る間もなく、ぐいと両手に力を込めて右へ引く。


みちり、みちり……。


自分の中に入っていった異物の感触と、筋肉繊維が千切れていく感覚。それはどれも、今まで感じたことのない不思議な感覚だった。


刃物で貫かれるというのは、こんなにも――


(こんなにも気持ちいい♡ なんて……♡)


ゆっくりと、だが確実に自らの肉体を破壊しながらミカヤは自分が死に近づいていることを実感した。


しかし同時に、これまでの自分の人生、生まれた頃から今19年間鍛え上げ積み重ねてきたすべてが、この瞬間を迎えるためにあったのだと彼女は確信した。


ついに、短刀は右脇腹に到達した。



柄を握る手に力を入れると、一気に刃先を引き抜く。


「んっ…んむっ、うぅ…っ!♡ んんっ、んんんっ――♡」


びゅっと血飛沫が噴き出すのと同時にミカヤは再び絶頂を迎えた。


その心地よさに酔い痴れている間に、腹部からは血が流れ出ていき、たちまち白い着物を真っ赤に染め上げていく。


しかし、出血量はそこまで多くなかった。おそらく、臓器の損傷は思ったよりも少ないのだろう。


「これくらい……まだまだ――」


鳩尾の位置を確かめるように何度か刃先で探った後に、見つけ、そこへしっかりと狙いを定める。


左手を柄へ添えて、今度は徐々に刃を押し込んだ。



ぷつりと切れた白い肌から鮮血が溢れ出し、傷口が赤く染まる。そのまま更に力を込むと、刃先が腸を裂いてずぶずぶと潜り込んでいった。


冷たい刃が柔らかい臓器を切り裂いていく感覚に、最初は快感に耐えるかのように眉をしかめた。だが次第に、耐えきれないといった快楽の表情へと変わっていき、まるで惹きつけられるように刃の深さを求める。


「ああっ……♡ もうすぐ、あと少し……♡」


苦しさと歓愉が入り混じった表情で短刀を下腹へ押し続けると、心地よさのあまり、綺麗な肩が震えていく。


ついに刃が横に切り裂かれた傷口に達して、子宮にまで届こうかという時だった。


「お師匠様……代々の先輩方々……天瞳流使い手の逝き方、ご覧くださいませ……」


内臓と共に血液が吹き出て辺り一面に飛び散る中、まるで誰かに語りかけるかのような口調でミカヤは虚ろな目のまま呟いた。


そして、力いっぱいに短刀を押し込むと、子宮ごと下腹まで一気に切り開かれる。



「あ゛ッ♡♡? お゛っ♡ ん♡ お゛ッ♡ イグッ♡♡ いっっぐッ♡♡♡」


遂に堪えきれなくなった刹那、声とは思えない喘ぎ声と共にミカヤの凛々しく素顔は崩れ去り、歓愉に染まった、淫らなメスの顔へと一変した。


豊満な肉体は激しく痙攣し、その秘所からは勢いよく愛液が噴き出して、地面に飛び散る。


白くて滑らかな下腹は真っ赤に染まり、なおも鮮血がとめどなく流れ出ている。


しかし、まだ絶命には至っていない。しばらくすると、身体の震えも治まり、荒い息遣いだけが聞こえるようになる。


「んぅうッ!♡ ああっ……♡ ふーっ……♡ ふーっ……♡」


ミカヤは痛みなどもう全く感じておらず、これまで経験したことのない強烈な幸福感だけが全身を支配していた。もはや瞳に宿っていた理性の色は完全に失われ、まるで夢見心地のような恍惚とした表情で短刀の柄をにぎりしめていた。


柔らかな皮膚が蒼白さを増すにつれ、彼女の体温が確実に下がりつつあることは肌感覚から伝わってきていた。にも関わらず、十文字に切り裂かれ広がる傷口と引き替えに、満たされることのない精神の空虚感が彼女を苛み続けている。淫乱な本能が、いまだに満足を許さないのだ。


いよいよ、最後の仕上げ――


ふわふわとした浮遊感に包まれながら、ミカヤは短刀をゆっくりと抜いた。


血まみれの短刀を地面に落とすと、今度は長刀の方に右手を伸ばし、刀の柄を力強く掴んだ。鞘から抜いた「晴嵐」の刃が、陽光に照らされてギラリと輝く。


まるで自分の欲望に堪えかねたように、ミカヤは長刀を自らの首筋に当てた。



「はぁ♡ はぁ……っ♡ ああ……っ♡」


冷たい刃が皮膚に触れる感覚に、彼女は思わずに荒い息を漏らしながら、舌を突き出している。


そしてそのまま、頸動脈を切っていく。


血飛沫が上がる中で、ミカヤの顔には淫らな笑みが光っていた。


(ぉほん♡♡ んぉおおおっ♡ ぉほお♡ イクッ♡ 逝ッくぅううっ♡♡)


痛みも苦しみもない。ただ、おびただしい快感だけが身体中を満たしていた。


やがて、最後の力を振り絞って、自らの首を両断する勢いで斬りつけた――


(いぐいぐッ♡ イックゥウウッ♡♡ いっっっぎゅぅう゛う゛ッッ――♡♡♡)



グシャリ


鈍い音と共に、ミカヤの首が空へと舞い、地面に転げ落ちた。


勢いよく噴き出す鮮血は、まるで赤い花びらの如く、辺り一面に飛び散った。


それから数秒後、首なし胴体は正座したまま、ゆっくりと前のめりに倒れ伏した。


その様子は、見事な優雅さを湛えていたが――


ぷしゃっ、じょろろろろろ……


その優雅さを台無しにするかのように大量の潮と黄金色の小水が撒き散らされ、股間から太腿にかけて淫靡な染みが広がっていった。


ビクン♡ ビクンッ♡ と胴体が小さく痙攣し、頭部を失っても尚、膣内から噴き出る潮は止まらず、暫くの間、小水とともに延々と噴水のように噴き出し続けていた。


それはやがて地面を濡らすに留まらず、彼女を中心に水溜まりを作った。


その淫らな水溜まりの傍に、ミカヤの首は微笑みを湛えたまま、虚ろな瞳で天を見上げていた。


ようやく噴出が終わり、胴体の痙攣も静まった。


すると、切り裂かれた腹部の傷口から青白い光が溢れ出し、次第に彼女の全身を包み込んでいく。一瞬、光に包まれた亡骸が浮かび上がるかのようにも見えたが、すぐにその浮遊感は消え失せて、光は減衰し、空気中でゆっくりと弱まっていった。


霊力でできた装束も光とともに消えていき、最後は一体の全裸死体と、二振りの居合刀だけが森の中に残されていた。


こうして、ミカヤ・シェベルの切腹は完了した。


   *   *   *


……森の中の小さな広場の中央に、美しい女性の切腹死体が力なく横たわっていた。


立派に十文字腹を割かれており、頭部は綺麗に切断され、その顔には幸福そうな笑みが浮かんでいた。


それは、まさに絵画のような美しさであり、この世のものとは思えない光景だった。


そんな女性の死体の前に、一人の少女が佇んでいた。


まだ9歳、10歳くらいだろう。剣道着を着ており、可愛らしい容姿をしている。


死んだ女性はすでに、この世に存在していた事実そのものが消滅し、その"概念"さえも抹消された。


今では、この世界で彼女を覚えている人は誰一人いない――この少女を除いて。


少女は、目の前に転がる首なし死体に歩み寄ると、静かに両手を合わせた。


そして、瞑目したまま、小さく呟いた。


ありがとうございました、お師匠様、と。


この後、少女は師匠の遺体を洗い清め、腹部を縫い合わせ、首を元の位置に縫い付けるだろう。


しかし少女は、今のところ、そのつもりはない。


地面に転がっている生首を拾い上げて、それを愛おし気に抱きしめた。


まるで恋人のように優しく、妖艶に微笑んで、唇に口づけをし、頬ずりする。


やがて、生首を丁重に地面に置くと、自分の服を一枚一枚、脱いでいき、最後に残った下着も外す。


一糸まとわぬ全裸になった少女は、師匠の全裸死体の前にガニ股で立つと、股間に手を伸ばして自慰を始めた。


最初は恐る恐るという感じだったが、すぐに慣れると大胆になり、次第に指の動きが激しくなっていく。


清楚な愛らしい顔は快楽に蕩けていき、小さな口から舌を突き出しながら喘ぎ声が漏れ始める。


かすかな喘ぎ声と淫らな水音は、森の静寂の中に響き渡っていた。


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Comments

saka8623

このラストシーンは予想できたけれども その上でここまで淫靡に書けるのはカルコサさんの才能あってこそだと思います。

gsd21983

I kind of can't wait to see the English translation for this when it arrives.