巨人族の花嫁のこぼれ話 (Pixiv Fanbox)
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あけましておめでとうございますITKZです、昨年は大変お世話になりました。
本年も本年とてマイペースに日記倉庫的なものとしてここを使っていこうと思いますのでどうぞよろしくおねがいします。
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書店特典関連の作業をしていろいろ読み返していてそういえば言ってなかった話が一つあるなと思ったのですが漫画のネタとしてまとめるには長いし面白くなりそうにもないので折角だからここに書き残しにまいりました。
晃一が持っていた寄せ書きバスケットボール、あれは晃一にとってとても大事な者なのですが3巻で幽界に行くときに晃一は所持していない
また同じく3巻でバロとバスケットボールをする時に別のボールを使用している
という感じである時を境にパタッと消えているんですが
あれは存在を忘れているわけではなく「大事にしまってある」んですよね
まず幽界に行くときですが、これは晃一が元の世界に帰る意志を固めた時なのですが
晃一は自分を愛してくれたカイウスに何かを残せないかということで自分の身の回りのものの中で一番大切なボールをあげたという設定にしてあります(=カイウスの部屋に置いてある)
もののけ姫でよく「形見の品としてもたされた黒曜石のペンダントをサンにあげるのかよ!!!」っていって揉めてるのを見るんですが
でも身一つしかなくて、大事にしたいとか守りたいという人に想いや願いを込めて最も大切なものとしてそれを託すというのは
その物体やそれに込められた想いを大切に思っているからこそと思えばそんなに不思議ではないかな と個人的には思うんですよね。
物がそこにある事よりもその想いやおくりびとをどれほど思っているかのほうが重要というか(ろくろ)
そんなわけで晃一は自分の身体以外で上げられる唯一の大事なものをカイウスに与えた
カイウスはそれを大事に部屋の奥にしまっているから幽界にボールは持ってきていない。 という感じです。
次にバロとのバスケットでボールを使用していないのは、これは単純に普段使いすると文字がはげていくからです。
記念サインボールで普段のキャッチボールするか???っていったらまあしないと思うので……
晃一は地球ではいなかったことになってしまったし元の世界に戻る手段もない
陣との思い出のボタンは幽界に流して陣の元に送ってしまった
そうなると晃一が陣やバスケ部のみんなと一緒にいたという思い出をとどめるのは自分の記憶とボールだけになってしまう。
そうなるとやっぱりボールは使わずに、脱ぐことを決めた学生服と一緒に劣化しない様に大事にしまっておくことになるんじゃないかな……と。
まあ作画的にあのボールを描くのは面倒くさいとか、アレを見るたび「バスケットボールにあんなにびっしり細かく文字描くよせがきとかせんやろ」という過去の自分に対するツッコミを抑えきれないとかそういう理由もあるんですが(台無し)
ともあれそういう理由で大事なサインボールは作品中の表側から姿を消しているのでした。
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書店特典の方はやっとネームが終わりそうな感じです
以前アイディアを募ったときにいただいたネタのうち二つほど使わせていただきました
ネタ出しにめちゃくちゃ困っていたので大変助かりましたありがとうございます!
3月18日単行本発売に合わせて特典の作品や書き下ろしなどまたドバっと巨人族関連の新しい作品が発表されますので今しばらくお待ちいただければ嬉しいです
それではまた!