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20190401/ 00:00/ - 00:08/ 幕間をはじめましょう。 きっと。そう、きっと。 全ては許されることだから。 幕間を、はじめましょう。 00:52/ 彼女じゃなくてごめんなさいね。 01:26/ 嘘を吐く為ではなく、ただ少しだけ、いたずらをしにきたの。 ええ。今はいない彼女へ。 02:33/ 折角彼女もいないのだから、楽しい話をしましょう。 今度だって、誰にも邪魔はされないわ。 11:25/ 外は今頃明るいのだろうけど……ここでは光は見られないわね……残念だわ。 12:40/ 午前中だけだと思った? 残念、今日一日付き合ってもらうわ! 14:18/ 「彼女とケーキ食べてる」 >素敵な夜をありがとう。 14:21/ 淑やかに、淑やかに。 16:19/ 彼女がいないからって思い切って飛び出してきてしまったけれど、案外ここも窮屈ね。満足に身体も伸ばせないなんて。 16:23/ ねえ、ねえ。 彼女はちゃんと幸せに生きているのかしら。 あなたには彼女はどう映っている?ここは問えば答えが帰ってくる場所なんでしょう? 17:31/ 「メーカーの力もありますがやっぱ美人ですよね分かる……」 >何年経っても変わらないわね。あなたのそういうところが好きよ。 22:34/ 彼女の発言を見返していたのだけれど、ええ、そうね。 とても幸せそうだわ。 22:50/ 幸せであるのならそれでいいわ。 22:58/ 絶対に、絶対に、絶対に。 彼女は幸せでいなければいけない。 22:59/ 物語はいつだって、幸せな結末を迎えなければいけないの。 23:27/ ハッピーエンドでない物語なんていらないわ。 絶対、絶対、絶対、幸せに終わらなければいけない。 そう、絶対に。 23:40/ さて、今日はもう終わってしまうわ。 23:48/ 永遠なんてものは存在しないわ。 23:50/ 飛べない蝶の出番は終わり。 狼さんに鍵を渡しましょう。 23:54/ 当然わたしの痕は消すけれど、もし彼女が、わたしがここにいたと知ったら、どんな顔をしてくれるかしらね。 23:55/ 可愛らしい子だもの。 きっと喜んでくれるわ。 23:59/ そろそろ帰らないとね。 今日は一日ありがとう。 23:59/ それと、 23:59/ 好きよ、透子。 00:00/ それでは、ごきげんよう。 また会いましょうね。 最後の記録を打ち込み、背もたれへと体重をかける。 酷い頭痛がする。 やはり慣れないことはするものではない。 幸いにも観測できない間も存在は証明できていたようだ。それで良しとしよう。 「──幕間1、ですか」 次回を仄めかすナンバリングに不安を覚える。 “彼女”が画策しているのか、或いは。 いや、今は考えても仕方のないことだ。 既に数値は安定している、今はただ、ゆっくりと身体を休めたい。 誘われるように意識が沈んでいく。 悪夢のような一日が、漸く終わりを告げた。

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