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今回はフェイシャルパターンで表情を事前に作るのではなく、ブレンドシェイプの値を組み合わせることで表情が作れるのか実験を兼ねて制作してみました。

01. デフォルトの状態

何も表情を追加していない状態です。

02. 開け口と怒り眉毛を追加

今回は叫んでいる雰囲気にしたいので、口を開けつつ眉毛を少し斜めになるようにしました。ただ、この状態だと口と鼻に距離があるように見えてしまい少し間抜けに見える。


03. 口の高さを調整してバランスをとる

アオリのアングルだと口と鼻が離れた絵になりやすいので口の高さを上げて鼻との距離を調整します。


04. 目力を強くする

もう少し表情に勢いを入れていきたいので黒目(角膜)を少し小さくして、眉毛も少し角度がつくように調整します。


05. 口の開き方を大きくする

勢いを出すためにもう少し口を大きくします。ここで少しアニメ的に見えるような嘘の表現を加えます。

アニメ独特の表現な気がしますが斜めや横からのアングルの場合、口の端が赤い線(鼻からのライン)から飛び出ないような形にすると良いです。

これを行うために口を左右に動かすようにフェイシャルパターンを追加するとか鼻を左右に動かすフェイシャルパターンを用意すると効果的です。

調整後がこちら。

最後の髪型を調整します。


06. 意識に合わせた力の流れを加える

もう少し叫んでいるような雰囲気が欲しいので、相手に向かって意識を飛ばしている感じにしようと思いました。なるべく髪型の印象を変えずに意識の方向(赤矢印)に向かって髪の流れを加えてみました。少しだけ髪を青矢印の方向に傾けるような調整をしたのですが、髪を調整する前より勢いが出ていると思います。


今回の表情で使用したフェイシャルパターン

これらの表情を組み合わせて作ってみました。

その他【制作したフェイシャルパターン集】

Vroidの既存であるフェイシャルパターン

Vroidのデフォルトとして入っている表情パターン。

追加で作成したフェイシャルパターン

眉毛や口を上下に動かすパターンや鼻を左右に動かすパターンなどアングルに合わせた調整が行えるフェイシャルを追加してます。

その他【髪型について】

キャラクターの特徴となる箇所を決めておく

アニメなど予め設定資料で髪型の特徴を決めているように、キャラクターの特徴のなるポイントを意識して画作りをする。

このキャラクターだと赤と紫で書かれた線のところをポイントとしてみた。(元のモデルがあまり良い作りではない。。。そのうち直す)

例えばこのような場合、3Dだとこれで終わらせてしまいそうだけど、先程決めたポイントを確認してみる。

髪の特徴となるポイントを確認すると重なり合っているせいで形状を認識しづらくなっている。

髪のボーンを調整して髪の特徴となるポイントを認識できるようにした。このように調整をすることでキャラクターの印象を崩すことなく見せる事が出来ると思います。

その他【顔の角度について】

3Dモデルは調整しないでアングルを変えた状態

アニメなど手描きしいる場合、脳内のイメージを形にしているので絵として綺麗な部分や描きにくいものは意図的に外して表現されています。ですが3Dの場合は意図的な絵でない部分が表現されやすいです。そのせいで"3Dっぽい"と感じさせてしまう。

良くない絵のアングル

45°のアングルは左右の目で大きさの印象が違ったり目が離れすぎている。30°のアングルも少し調整が必要です。

60°のアングルは奥の目や頬が中途半端な見え方になっている。

90°のアングルは目が隠れて過ぎてよくない。

調整前と調整後

30°:目の位置を調整

45°:左右の目のサイズを同じくらいにした

60°:奥の部分が見えやすいように調整

90°:目に髪が隠れないように調整

調整後のアングル


3Dのままだと良くない絵が表現されやすいので、そこの部分を調整することでよりアニメ的な表現することができると思います。

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