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Entyで限定公開されていたものです。 『導かれし者』 「お父さんの仇……」 「バルザックの後ろにこんなやつがいたなんて……」 「なんと脆弱な。この程度で我らに挑もうとは片腹痛いわ」 「お前たちをそのようなもろい生き物に作った神を恨むがよい! そうだ……お前たちがもしや、地獄の帝王さまを滅ぼすといわれる勇者に導かれし者たちなら、早めに芽を摘んでおく必要がある。万が一ということもあるからな……特別に進化の秘法で素晴らしい姿に変えてやろう。寛大なる我の慈悲に感謝するがよいぞ」  そう言うとキングレオの四本の腕から怪しい光がほとばしり、マーニャとミネアはその光に包まれてしまう。 「ちょっと……何よこれ」 「私たちを包んで消えない」 「いいや消えるさ……光はな」  確かにキングレオの言う通りに光は淡く消えていった。だが、マーニャとミネアの体に異変が生じていた。体中産毛のようなものが生え始めていた。まるでキングレオのような剛毛の。 「これは……?」 「嘘……姉さんあそこが!」  姉妹がどんどん濃くなっていく産毛に困惑していると、顔がやや大きくなり始め、鼻が猫科の動物のような三角形で平べったい物になっていき、歯が牙となって鋭く尖っていく。  そして、脇の下と腹部から何かが生えようとしていた。棒状のものは股間からも伸びていて服を持ち上げてしまっている……。 「ど、どうしてあたしの股から男の物なんか生えてきてるの? しかもトゲトゲだし」 「これが男の人の……」  顔がありえないほど大きくなっていき、まるで獅子のような見た目になってしまう。  自分の股間を確認した姉妹だが、二人は性格の違いのように反応が違った。マーニャは妙な形の男性器が生えてきていることに驚き、ミネアは初めて見る男性器をまじまじと見つめてしまっている。  クリトリスだったものがトゲのついた竿として伸びてしまい、女性の割れ目が閉じていき、女性器の周りが丸く膨らんで睾丸になろうとしている。  体毛がより濃くなり全身を毛皮が覆う。脇の下と腹部から小さな獣の前足のようなものが生えてしまい、胴が縮んで腹部が伸びていく。 「ひぃっあたしの顔が!」  頭部は完全に獅子の頭部となり、巨大になっていき胴を侵食し飲み込んでいくほどの大きさになった。  慌てて顔に手を当てたマーニャだが、長くなった獅子の鼻面を四本の獣の前足のような手で触っていたのでぞっとしてしまう。腹部がニョロリと伸びていく……。  その拍子に重たくて巨大になった顔面に耐えきれずに前に倒れそうになるが、とっさに手をついて難を逃れるのだった。 「えっ……嘘でしょ」  しかし、腕は『四本』とも顔を触っている。そう、新しく生えた前足が無意識に動いて手を地面についたのだった。  いつの間にか姉妹の全身はキングレオのような毛皮で覆われてしまっていた。  獅子の頭部は巨大で胴が無くなり、背面から四本の腕が生えている。前脚の生えた根本は胸部のようになり、元から生えている二本の足は四つんばいに適した獣らしい形状に変化していく……。  後足となった股間にはふっくら丸い睾丸がぶら下がり、獅子のトゲの生えたペニスが固く勃起していて、ピクピク跳ねながら先走りを滴らせている。割れ目はもう完全に閉じて、もっこり膨らんだ会陰に痕跡を残すのみだった。  そう、マーニャとミネアはキングレオと同種の魔物になってしまっていた。 「我と同じ魔族になれるなど光栄に思うがいい……さて、さっそくだが楽しませてもらうぞ」  キングレオは満足そうにニヤリと笑う。 「あ、あたしたちをどうするつもり……?」  キングレオの発言に警戒するマーニャだったが、すぐそばから荒い息づかいと、クチャクチャする水音と、ズルズル何かをこすりつける音が聞こえて、そちらを向いた。 「ミネア!?」 「あっ……やだ姉さん見ないで、気落ち良くて止まんないの……」  妹であるミネアが恥ずかしそうにしながら喘ぎ、トゲの生えた逸物を床へこすりつけて腰を振っているのだ。  姉のマーニャですら呆れるほどの妹が、恥じらいながら器用に前足まで使って根を扱い、床オナニーをしているのが驚きで信じらないと同時に、こっちまで恥ずかしくなり……そして妙な気分になるのだった。 「さあ、お前もだ」 「誰があんなことするもんですか!」  自分はああはならないと思いながらも、マーニャの頭の中はエッチなことでいっぱいになってしまう。  エッチ自体は嫌いではないが、どうしてこんな時にと思いながらも……キングレオの命令に勝手に体が動いてしまう。 「我と同じく立派なものが生えているではないか。早く使ってみたいだろう? 仰向けになってよく見せるのだ」 「えっやだ、何で体が勝手に!?」  マーニャの意志に反して、キングレオに言われるままに仰向けになり、天を向く勃起ペニスを晒してしまう。  前足で体を支え、新しく生えてきた方の腕がひとりでに動き出し、その棘付き剛直をしごき始めた。 「あんっ! こらやめなさい! あはっ、やめてえ!」  元からある方の腕でマーニャはペニスをしごいてオナニーをするのをやめさせようとしたが、どうにもならず強制的にオナニーをさせられてしまう。 「うむ、良い眺めである」 「あひゃっ! すごっ! あひぃ!」 「ね、姉さんっ! んっ……男の人のあれがこんな気持ちいいいなんて! あはっ!」 キングレオは王族として魔物化した姉妹の痴態という珍しい見世物を楽しんでいる。  マーニャはなんとか止めようとしながら両手でしっかりしごいてしまい、ミネアは性別に関係なく初めて知る床オナニーに夢中になっている。 「ああっーだめえ、出ちゃうー!」  マーニャは苦悶の表情で、元から生えていた方の腕で頭を抱えて、下の腕でペニスをこすりまくって絶頂し、空中に向かって濃厚な魔物の精液を飛ばした。 「ああっ……何かが来ちゃう……!」  いやらしく、染み入るように自分に酔いながらミネアが恍惚として腰を突き出し、ただの床へ逸物をより強く押し付けて、粘つく白濁の牡汁をぶちまけた。 「で……でちゃった……女なのに……こんな魔物の雄みたいになって……」 「あっ……あはっ……すごい、こんなの知らなかったわ……」  キングレオは新たな同族の誕生に満足そうにしている。 「うむ、なかなか面白い余興であったぞ……」  魔物の王はニヤリと意味あり気に口元を歪ませるのだった……。  その頃ミントスにて。 「姫様どうなさいました、その鼻は?」 「どうかしかしら?」 「姫様、牙のようなものまで……おや、下腹部から妙なものが膨らんで来てますぞ」  アリーナの異変にブライとクリフトが心配そうにしている。 「あら、あななたちも変よ、まるでライオンみたいに……ってなによこれ! 変なものが股から!!」 「姫様! お顔がどんどん巨大に! まるで獅子のようですじゃ!」 「ああっ姫様っ、なんとおいたわしや毛皮まで生えております」 「あなたたちもよ!」    キングレオ城の周辺にて。 「ぬおお! これはわたしの体が!!」  コナンベリーにて。 「おやいったいこれは……まいったな損しなければいいのだが」  山奥の村にて。 「いつまで隠せられるかしら……」 「せめてあのこが今度の誕生日を迎えられるまでは……」 「いいえ、出来ればずっとこのまま平和でいられないかしら。あのこは……」  誰にも知られない山奥の村で、とある少女がいた。  本人も知らないある秘密があり、ひっそりと周りに見守られながら育っていたのだが……。 「ねえ、どうかしたの? 口から牙のようなものが見えるわ」  親友のシンシアが少女を気にかけていた。  どうにも様子がおかしい。顔色もあまりよくなさそうだと思っていたのだが……本当に…というか、濃い色の毛が生えてしまう。 「あなた何が起こっているの!?」  少女も困惑しているようだが、さらに変化は続く。頭部が巨大になりまるで獅子のようになっていく。元からライオンのような髪型だったが、本当に鬣になってしまう。  腕と前足が新しく生えて、毛皮に肉体が包まれ、腹部が伸びていく。 「誰か、誰か来て! 大変よ!」  巨大な顔面に胴が侵食され、腕は四本に。まともに立っていられなくなり、新しい前足と後ろ足で四つんばいになってしまい、奇妙な獣じみた体制に肉体が馴染むと、会陰の割れ目が閉じて無くなり、股間についたトゲつきペニスの先端からネバネバの濃い精液が飛び出したのだった。 「ああっ……そんな……なんてことなの」  いずれ世界を救うはずの少女は、勇者では無く魔物の雄になってしまった……。  その後……デスパレス城門前にて。 「あっあっ、そこっ! ああっイク」 「ぬうっ出すぞ!」  デスパレスの城門の前で八匹の牡の魔物が乱れ盛りまっくっている。一見するとキングレオのようだが、同種というだけで別の魔物である。 「ひぃぃぃっ、出しても出しても終わらないーっ!」  偽キングレオ達は後ろからのしかかり腰を振り、その後ろから更に犯したり……仰向けで正面から犯し、お互いのをしゃぶりあったり、常にいやらしいことを呪いのようにし続けていた。  マーニャとミネアが進化の秘法でキングレオと同種にされると、シンクロして他の導かれし者たちもキングレオに変化してしまったのだった。  そして何かに導かれるようにデスパレスに集合してしまい、魔物としては上位だが完全に魔族でもないためにそのまま門番にさせられてしまっているのだった。 「あーっ! 誰か止めてぇ……イグッ!」  魔物以外誰も来ない城の前で、世界を救うはずだった八匹の魔物は永遠に交尾し続ける運命になったのである……。

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