【サンプル】『逃亡の代償』【女の手袋、くすぐり、快楽責め、射精直後責め】 (Pixiv Fanbox)
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こんなことやってられるか。
俺は軍に配属になって1か月で既に嫌になっていた。
男女問わず毎日毎日ヘトヘトになるまで訓練をし、上官からは理不尽に慣れるためだとむやみやたらと怒鳴られ、食事も味の薄いメニューばかりで勿論酒やタバコは禁止、しかも4人部屋のせいでオナニーすらまともにできず性欲すら発散できない。
先輩の話だと新人には徹底的に我慢を覚えさせるために特に厳しいらしく、2年目になれば少しはましになるらしいが、先輩を見ても月に一回自由な日があるだけで他は俺達と変わらない気がした。
体力には自信があったから給料も良いし軽い気持ちで志願したが、今となっては後悔しかなかった。
だから俺は、この軍から逃げることにしたのだ。
正面きって上官に辞めると言う度胸は無いし、逃げてしまえば家まで追っては来ないだろう。
後は辞表だけ郵送すれば良いのだ。
そして深夜。
俺はついに逃亡作戦を結構することにした。
部屋内の同僚達には事前に言っているため、俺が出て行っても気付かなかったことにしてくれる手筈だ。
部屋から恐る恐る廊下へ出て、見回りに見つからないようにそっと移動をしていく。
この日のために見回りが何時にどこにいるかもある程度は把握していた。
他の隊員達が眠る部屋の並ぶ長い廊下を進み、角を曲がると今度は役職持ちの上官達の個室が並ぶ廊下へと出る。
上官達は当番制で一人は必ず朝まで起きている奴がいるため、そいつの部屋の前では特に注意が必要だ。
今日当番の上官は、確か氷上中尉だったはず。
正直一番嫌いな上官だ。
数少ない女の上官であるが、下手に美人なせいで怒鳴られると震える程怖かった。
それでいてその見た目が良さを存分に活かし、他の上官達を手玉に取って自分の好き勝手をしているのも腹が立った。
氷上の怒鳴り声を思い出し、嫌な気分になりながら氷上の部屋の前をゆっくりと通り過ぎる。
ここを抜ければもう外へと続くドアへと着く。
俺は逸る気持ちを抑えながら、最後まで慎重に進んでいった。
しかし俺の計画が上手くいったのはここまでだった。
「何をしている」
もうすぐで外へのドアに手が届く。
そう思った瞬間、後ろから女の声が聞こえたのだ。
「氷上っ中将…!!」
振り返った先にいたのは、逆光ではっきりと顔は見えないが間違いなく氷上だった。
「何をしているんだと聞いている。速やかに答えろ」
「ト、トイレに…」
「嘘をつくな!!トイレとは逆の方向だろ。もう全て貴様のことは分かっている。自ら言った方が身のためだぞ」
こんなタイミング良く上官が廊下にいるなんて考え難い。
しかも律儀に隊服まで着用してるのを考えると、俺をここで待ち構えてたようにしか見えない。
つまり、氷上も言った通り既に俺が逃げようとしていたことを知っていたのだ。
「くっ……」
バレてるとは分かっていてもそれを認める発言なんて上官の前でできる訳もなく、俺はただ顔を顰めたままただ立ち尽くすことしかできなかった。
「もう良い!!たった一か月で逃げ出すとは軟弱にも程があるぞ」
「……」
「それと分かっていると思うが、この軍は最低でも3年所属してからでないと辞めることはできない」
「!!!!」
氷上に言われ、入隊した当初に結んだある契約書のことを思い出した。
確か除隊についての説明もされたが、当初は良く確認もせずにサインをしてしまっていた。
「この軍の拠点や取り扱う情報は基本的に国家機密が多い。3年軍で精神を鍛え、その守秘義務を守れるようにならなければ除隊することはできない。いくら貴様が逃げようと、どこまでも探して連れ戻すだけだ」
「ふ、ふざけるな!!そんなの違法じゃねぇか!!」
普段なら決して敬語を取ることは無いが、あまりの云い分に思わず素で言葉が出てしまう。
期間が決まっているとは言え、こんなクソみたいな生活を3年も続けるしかないなんて冗談じゃない。
「貴様はバカか。この軍は国の組織だ。それに違法も何もあるか」
「っ!!」
確かにこの軍は国によって運営されている。
しかしそんな異常な契約をさせるなんておかしいだろ。
「いくら氷上さんが言おうと俺はこの軍を辞める。そんな契約クソくらえだ」
「……そうか。残念だよ」
更に悪態をつく俺に氷上は呆れたようにため息をつくと、片手をスッと上げた。
すると、それを合図に俺が出ようとしていた外へ繋がるドアから、隊服姿の男達が入ってきたのだ。
「なっっ!!」
男達は俺に近づくと、取り囲んでそのまま後ろ手に腕を拘束し、俺の鼻に何かを押し付けてきた。
「んん"んっ!?!?」
ツンとする刺激臭がして頭がスッとした瞬間、俺は意識を手放した。
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「んんっ…」
気が付くと俺は、薄暗い部屋の中にいた。
「やっと目が覚めたか」
声の方を見ると、足を組んで椅子に座ってこちらを見ている氷上の姿があった。
そしてその周りには…
「なんで…お前ら…」
教官の周りには見知った同期の女3人がいたのだ。
皆なぜか隊服姿に着替えており、ニヤニヤと笑いながら俺の方を見ていた。
今の状況をなんとか理解しようと、ぼーっとする頭をフル回転させる。
「はっ!?なっ!!」
身体を動かそうとして、初めて自分が立ったまま拘束されていることに気付いた。
しかも着ていた服まで脱がされており、手足を開かされているせいでナニを見せつけるような状態だ。
「良い格好じゃない」
「隊服よりも似合ってるわよ」
「逃げ出したあんたにはぴったりね」
そんな俺を見て、氷上の周りにいる三人が笑いながら言った。
「お、お前ら…!!」
この三人は氷上のお気に入りの三人だった。
同じ女の隊員の中では三人がズバ抜けて優秀だったのもあるが、こいつらにはある噂があった。
自身の見た目の良さを使って、男の隊員達に取り入って情報を収集する氷上のスパイの役割をしていると。
今のこの状況を見て、その噂が本当だったと確信した。
恐らく同室の誰かがこいつらに話してしまったのだろう。
「くっそ!!てめぇら汚ぇぞ!!」
「はぁ?訓練が嫌だからって逃げ出したあんたが何言ってんのよ」
「てかお前文句しか言わねぇしずっとうざかったんだよねぇ」
「いなくなってくれた方が良かったんだけどさぁ。こっちの方があんたのためだと思ってさ。あははっ!」
「畜生が!!」
馬鹿にするように言う三人に本気で頭にきた。
殴りかかろうとするが、手足は僅かに前後に動くだけで近づくことができない。
「そこまでだ!!ここをどこだと思ってる!!」
「「「はっ!!!」」」
「っっっ!!!!」
氷上の怒声に三人は急にピシッと立ち威勢よく返事をし、俺まで思わず背筋が伸びた。
散々怒鳴られてきたせいで身体が勝手にそうなるようになってしまったようだ。
「おい塚本。お前にはこれから逃げ出した罰を与える」
「罰……」
こんな格好で拘束されている時点で何かあることは察していた。
前に先輩から聞いたことがあったが、何か規則違反や問題を起こした場合、教官から懲罰を受けることがあるらしい。
それがこれなのだろう。
「はっ、鞭でも打とうってか」
氷上の冷たい目に内心めちゃくちゃビビッていたが、今は強がることしかできない。
「鞭か…そんな甘い罰では済ませてやらん。おいお前ら」
「「「はい!!」」」
氷上に言われた三人は一度敬礼をすると、俺の周りを囲むように集まってきた。
鞭も決して甘い罰だと思えないが、氷上はこの三人を使って俺にもっとキツい罰を与える気らしい。
「悪く思わないでね」
「私達だってやりたくてやる訳じゃないんだからさ」
「まぁ痛いことじゃないから安心してね」
そう言いながら、なぜか手をワキワキと動かして俺へと近づけてきた。
隊服をきっちりと着こんだ氷上を含めたこいつらの手には、礼装である白い手袋までぴっちりと嵌められており、手首でボタンが留められ手の甲には三本線が映えている。
「始めろ」
そして氷上が三人に向かってそう言った瞬間、三人の手が俺の腋、脇腹、内腿へと触れた。
「んんっっっっ!!」
スベスベとしたナイロンの指先が身体の至る所に触れ、身体が意図せずビクビクと震えて声が漏れてしまう。
その瞬間、俺は今から自分がされることを察した。
それはまずい!!
「や、やめっ!!!」
俺の拒絶の言葉も虚しく、その身体に触れた指達は俺の予想通り、一斉に細かく動きくすぐり始めた。
続きは7月23日に他プランでも公開予定
全文約13200文字
現在タバコプランにて先行公開中