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最初のOP(色は匂へど)から、咲夜の時止めを使った大量のナイフ攻撃に対して、霊夢がスライディングで避けつつナイフを弾くカットです。

原画担当はBOSSさん。

いまだにあれはかっこよかったという声を聞くカットです。


まずはBG原図、背景のもとになる絵です。

紅魔館のエントランスホールで、床の上にカメラがあって、広角のアングルで迫る霊夢を撮っているという構図。

もうこれだけで上手いのがわかる絵です。

単純に消失点を使って描いてあるのではなくゆがみがあるのが迫力を増してますね。

手前の床が「BOOK」と描いてありますが、これは別レイヤーという意味です。

これが霊夢のセルの手前に置かれるという設計になってます。


次はるなむーさんによる作監修正。

この頃はるなむーさんもあまり細かく修正を入れていなかったというのもありますが、このカットは原画担当BOSSさんが上手いのでざっくりとしか修正されていません。



それでもスカートからのぞく太ももはきっちり修正を入れているあたり、作画監督としての仕事がしっかりしてると言えるような言えないような。

(ページ下部の画面写真を見ればわかりますが、実は大半が床BOOKで隠れてしまうのです)





こちらが原画。

けっこうな枚数が描かれてます。

低い姿勢からスタート。


手前に走ってきて、



飛来する咲夜のナイフを目視。






このカットはナイフが描き込まれてます。

(他のナイフは別の紙に描かれています)


ここでお祓い棒でナイフを弾いて、すぐスライディングで回避。




るなむーさんが修正したきわどい太もも部分。

画面では見えません。



もう一回はじいて手前に跳躍。




右足で踏み切ってジャンプ。



飛んでくるナイフ、後ろに針山のように刺さっていくナイフも全部作画なのです。

一部しか載せてませんが。


実際の画面写真がこれです。





















時間にして1.5秒の短いカットですが、すごい熱量で描かれてますね。

それが見た人にも伝わるのでしょう。


次回もお楽しみに。













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Comments

ドジラ

滑らかに細かい動きを描かれたアニメーションに魅力的な霊夢の脚など全部素晴らしかったです