Aチップ (Pixiv Fanbox)
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▪︎お仕事
メガハウスさんのデスクトップアーミーで大型商品の案図を担当しました。
アヤナミ+アダムスの器
アダムスの器はEVAらしさを残しつつ、 DTAと組み合わせるためのパワーローダーとしての構造を、メカメカしさとEVA的なヌルっとした生物的なイメージが残るように留意してデザインしました。
剥き出しのフレーム部分側面にハードポイントを出来るだけ開けるデザインにしたので、様々なものを接続できるようになっています。
自分は玩具業長いんですけど、金型については素人なので、
イメージイラストを元に、分割や実際の成型上のアレンジはP.D氏と原型師さんにすべてお任せしています。
とてもいい感じのディフォルメ感になっております♡
こちらウェブ限定商品で明日から受注開始になります。
EVAコラボ、こちらも案図担当しています。
3人がつけているジェットパックや一部武器はP.D氏と原型師さんによるもので、
自分は3体の素体デザイン案図+全翼機デザイン案図を担当しています。
バンダイ ヒーリングっどスイング2
スイング1から引き続きこちらもSD案図担当しています。
今週発売のようです。
■Aチップ
ちょっとここからは技術論というか関係のない話になります。
題名のAチップは最近のAppleのタブレットに採用されてるCPUのAシリーズの事。
今回の「アダムスの器+アヤナミ」はほぼすべてをipad pro第一世代のみで描いてます。
最後の仕上げのフォトショップが必要な部分だけPCを使ってます。
A9X、このチップです。
約5年前のチップなんですけど、イラスト描く分にはすでに十分な性能を持っていたわけです。
とはいえ流石にクリスタ作業が重いのは否めない。
自分的にはもう少しサクサク感のある性能がほしいチップです。
これが現行のipadproに搭載されている新しいA12Zバイオニックチップ。
コア数も違うし、性能が根本的に上がってるんですが、バイオニック=ニューラルエンジンを積んでるので、本質的にもうA9Xとは別モノという感じのもの。
単純にもう比較できないモノになってる感じ。
今までは全部SAIで描いてたんですが、今回のパッケージは通常のA4サイズで描くとアヤナミが小さくなってしまうので、大きめのサイズで描いてるんですが、SAIは描けるキャンバスサイズに限界があるんです。
そこで試しにipadproのプロクリエイトでやってみた所、大サイズキャンバスで描けた。
で、ipadproのクリスタに持っていって、最近アクアバレットの色塗りしてる要領でぶっつけ本番でやってみたら出来ちゃった。
これ、個人的に物凄く衝撃で、ipad proとAppleのAチップCPUの性能の高さを垣間見た気がした。
今まで雑誌の表紙やパッケージってPC+SAIじゃないと自分は不安だったんですけど、どこでも持ち運べるこの電子の板でここまでやれちゃうんだって確信のようなものが持てた。
そして先日MacのCPUがインテル製ではなく、iPadと同じAチップを使う独自の「Appleシリコン」になるという報道があって、今後ipadとmacがソフト面もハードウェア面でもより連携するのが分かったので、今PC環境一新のタイミングをかなり真剣に考えている所です。
フリーは電子デバイス類は特にシビアに見ておかないと、すぐには買い替えができないので、情報を疎かにすると下手すると数年単位で我慢しながら使うことになる。
仕事道具にカネの糸目はつけないって言うのはカッコいいけど、それは仕事の対価がそれなりに良い業種だけ。
少なくても自分の仕事はかなり自制して倹約しないと続けられないレベルなので、アンテナ張ってコツコツ貯金です。