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「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を観て来ました!!!!


会員向けでネタバレ感想を載せておきます↓


(※パンフレット買ったけどまだ読んでない状態で感想書いてるので、

読み終わってから追記で加筆するかもしれません)






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私はTVシリーズ、旧劇場版、新劇場版三部作、漫画版、ゲーム版(育成計画)…

など大体は観ていますが、用語解説できるような

深堀りしたエヴァオタというわけではありません。


ただ、オタクというカテゴリの中で生きてきて

当然のようにエヴァを摂取していただけです。


ある意味、今回の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を

一番フラットに観れた人間かもしれません。


沢山考察して、キャラ萌えして、二次創作をしてきた人々の方が

ショックが大きい内容だったんじゃないかなと思います。


そういう意味では「ダンガンロンパV3」に近い構造の内容だったように思います。

(どちらかというとダンガンロンパがエヴァを踏襲している作品ですが)

(声優さんもキャラ配置も明らかに反映されてますから)


私はエヴァのTVシリーズが一番好きでした。

あの伝説の「おめでとう」エンドはまぁ確かにわけわからねぇと

ブチ切れる内容ではあるんですけども「少年(シンジ)の成長を描く」

という軸は全くブレがありません。


2クールアニメとしては投げっぱなしに見えますが、

私の中ではあれで「綺麗に終わった」と認識できるものでした。


ですが、今回の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」では

「きちんと終わらせた」内容になっていました。


個々人でお好きに解釈してね、というTVシリーズの終わり方と違って、

解釈の余地が無いほど「まっとうに」「きちんと」終わらせた。


ここはもう現実(庵野監督)と完全にリンクしてますから、

25年の間にあった紆余曲折も含まれていて「単体の劇場アニメ」としての

評価をするのは難しいものになってます。


でもこれだけは確かなことで、

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は私へのご褒美でした。


「ここまでずっと観て来た人間に一番深く突き刺さる映画」でしたからね。


でも、その刺さり方は人によっては致命傷だと思います。







========【※ここから具体的な内容のネタバレをします】========


とりあえず箇条書きで思ったことだけ先に書きますよ〜


・冒頭の戦闘シーンやっぱ面白いけどすごい酔うわ

・「これだから若い男は…!!」の伏線回収の仕方が良い

・第3村パート、部分的に宮崎駿作品

・白衣フェチなので医者トウジはかなりツボでした

・メガネフェチなのでケンケン普通に良かった

・お風呂に入るシーンすごい良かった(震災後のオマージュと思うけど)

・綾波(仮)が溶けるシーン普通に泣いたわ

・シンジがどんどん美形になっていく…

・息子にダンナの名前付けてるミサトさんは普通にキモいな…(わからなくもないが)

・アスカ(ヒロイン)との決別シーン良いね

・あの艦隊とか整備とかどうなってんだ…???というのは考えてはいけない

・方舟うんぬんはわかるけどもうちょっと説明欲しかったかも

・バトルシーンもうわけがわからないよ(面白いけど)

・エヴァでマクロスとかヤマトとかしたかったんだなというのはわかる

・CGがきもちわるいです(褒めてる)

・隊員がみんなで頑張ってなんとかするっていうの、なんだかんだ好き

・精神世界パート、これでこそエヴァだよこれだよこれ

・特撮シーン(ネタが)リアルすぎて笑っちゃった

・庵野さんは本当に電車が大好きだな!!!!!!!!!!

・ゲンドウほどめんどくさい男他にいないでしょ

・若い頃のゲンドウまんま庵野さんすぎてまた笑う

・冬月の愛がすごすぎてお前がナンバーワンだ

・「気持ち悪い」が最終的にここに繋がったのもう泣けるんだよなこれ…

・剥き剥きプラグスーツ(旧デザイン)は普通にドスケベでした

・渚司令!?!?!??!?????

・リョウちゃん!!!!!??!?!?!??!(この映画で一番の衝撃)

・シンマリエンドびっくりしすぎた

・神木くんだったのは「君の名は。」オマージュ?




もうオチまで含めた感想になりますが、


アスカとケンスケのカップリング(??)には本当にビックリしましたね。

ケンスケのことを信頼を込めて「ケンケン」と呼んでたのはちょっと笑いました。

あだ名を疑問に思わないくらい長い時間一緒に過ごしてきたってことですね。


ここについては賛否両論どころか猛烈に叩かれてる部分なんですけど、

私はトウジやケンスケのその後をきちんと描いてくれて本当に嬉しかったです。



ヒロインといえばレイかアスカ。(マリは少し俯瞰したポジションのお姉さん)


今回の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」では

そんなオタクの夢をぶち壊してくれました。


「昔好きだった女の子が疎遠になっている内にクラスの男子と結婚してた」

なんてのは良くある話です。


「私、昔はあんたのこと好きだったんだと思う」と言って吹っ切れるアスカ。

シンジもそれほどショックを受けていません。

彼らの中では「過去」になっていて、特にアスカにしてみれば

ケンスケと過ごした時間の方がよほど長いでしょうからね。


とはいえ、ケンスケとアスカの関係は肉体関係とか恋人関係ではなく

親子関係になるんだと思いますけどね。

わざわざ母親(に囚われるアスカ自身)のイメージである人形と

ケンスケを重ねたのは、そういう意味だと思います。


ただまぁ、どちらにも取れる描写をしていたのは「想像の余地」なんでしょうね。


そして、シンジの成長の早さは(三部作だけで見ると)ちょっと早すぎん!?

って気もするんですが、作中の時間を越えて(メタ的に)

彼は25年以上の時間を掛けて成長しています。


最終的にシンジがマリと歩む道を選ぶというのも

(現実も含めて)25年の積み重ねによるものかなと。


少なくとも、三部作が作られる前段階では

シンマリエンドを予想できた人はいないと思います。

(漫画版にフラグ自体はありますが)


でもマリはカヲルとは別の場所から、ずっとシンジを見守って支えて来た人ですから。

実際はシンジの向こう側にいるユイを見ていたわけですが、最後の駅の描写では

お互いのことを見て現実を生きることに決めてるあたり、ハッピーエンドなんだと思います。


こんなに綺麗な終わり方をしてしまって、寂しい気持ちは確かにありますね。

でも、めちゃくちゃに広げまくった風呂敷のたたみ方としては、私は良い終わり方をしたと思っています。



エヴァの最後に「現実を描いた」という意味では、

新海誠監督の「天気の子」にも通ずる物かもしれません。


第3村の描写も完全に震災後の復興を描いてますし、

東日本大震災の前後でエヴァンゲリオンという作品の意味合いも変わったことがわかります。


どちらの作品も賛否両論ありますが、

ポジティブで元気な映画になったことは間違いないです。


セカイ系代表の映画監督2人が行き着くエンディングが同じ方向性だったのは、

平成の終わりを強く感じさせます。


上映時間が長すぎるのでリピートで観に行くことは無いと思いますが、

BDが出たらBOXで買いたいと思っています。


エヴァといえば戦闘シーンと精神セカイの描写ではあるんですけど、

この映画は第3村の復興シーンと綾波(仮)の交流が一番良く描けていたと思います。

Qを観た後のやり切れなさのようなものが、あのシーンで報われました。


ある意味、あの復興シーン以外は予定調和というか

「大体予想通りだった」と言っても良いです(カップリングは予想外でしたけど)


第3村のシーンは完全に予想外だったので「新作映画」として楽しめました。

エヴァ的な面白さでは無いんですけど、普通に「映画として」良かったです。


BDを買ったら解説を読みながら見返したいと思います。




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【リョウちゃんの話】


加持さんが出てきて嬉しかったってだけなんですけど笑

渚司令うんぬんのところはちょっと良くわかりませんでしたが

(パンフに書いてあるかな?)


ただ、それまでずーーーーーっと(それこそTV版の時代から)

シンジに囚われていたカヲルくんが

シンジ以外の人と人間関係を築いていたのは、

寂しくもありますが嬉しいことですね。


アスカに対するケンスケのような感じですかね。

加持さんの畑(跡地)を見守るカヲルの描写が伏線になっていたわけで。

彼らの間にも強い絆があったように思います。


リョウちゃん呼びはビックリしたんですけど、それこそ

「ケンケン」と呼んでたのに近い描写なのかな。


Q以前のエヴァは「主人公・碇シンジ」を中心とした物語でした。

全ての中心にはシンジがいて、シンジのために人々が動いている話です。


「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、群像劇になっていました。

それぞれに人生があって、シンジもそのうちの一人という話です。


この描写を嫌がる、トラウマになる人が大勢いることも良くわかります。


でも、私は単純に群像劇が好きなので。

群像劇になったエヴァンゲリオンも面白かったです。




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