特刑女子寮203 (Pixiv Fanbox)
Published:
2024-04-05 09:00:00
Edited:
2024-04-05 09:13:49
Imported:
2024-05
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特刑女子寮。女子寮と名づけられているが、昨今の法改正にともない新設された、女子強制収容所である。
入寮と同時に氏名は剥奪され、寮生番号が与えられる。
個人にあてがわれるのは、幅と奥行きともに60センチ、高さは2メートルの極小空間。収容者はその独房の中で、ワンピース型拘束衣に鎖をつながれ、立ったまま過ごす。
とはいえ、鎖に身を預け、足を休ませることはできる。
それに、1日24時間、極小独房に閉じ込められっぱなしというわけでもない。
朝と昼の2回、運動の時間がある。その際は拘束衣の首輪部分に鎖をつながれ、その端を担当看守に握られて敷地内を歩かせてもらえる。
さらに、食事と水分補給の時間もある。そのときだけ、口枷を外される。
トイレは適時。やり方は担当看守の判断で、最適な方法を選んで。
加えて、不定期ではあるが、拘束衣を脱がせての身体各所の清掃など、メンテナンスも実施される。
ただし、それは夜間、寮生を眠らせたうえで行なわれるので、本人に拘束を解かれた記憶は残らない。
もちろん、寮の規則を破った者には、懲罰が加えられる。
そのひとつが、呼吸制御罰。
じっとしているだけでギリギリに呼吸量を制限されるこの罰を受ければ、どんな不良寮生でも従順になると言われている。
そんな呼吸制御罰が、入寮後も反抗的な態度を改めようとしない寮生、203番に課せられることになった。
それでは、そのようすを見ていただくとしよう。