ピアス先輩に抱いた劣情をぶつけてみた (Pixiv Fanbox)
Published:
2023-10-13 09:00:00
Imported:
2024-02
Content
「ええなぁ。きみ、ほんまにええで」
ピアス先輩が、唇の端を歪めて嗤う。
「うちに劣情をぶつけるため、緊縛まで憶えてくれたんやなぁ。みごとな縛りや、全然動かれへん」
いつもの表情で、私を見る。
「さてさて、うちを無抵抗な状態に貶めて、どんなことをするつもり?」
衝動に突き動かされるように服を剥ぎ取り、先輩を縛りあげた私に、期待の視線を向ける。
そこで、私は先輩の鍵を取り出した。
「うんうん、そうやろな。貞操帯を外して、抵抗できひんうちを凌辱するつもりなんやな」
そう言ったピアス先輩だが、次の瞬間に表情を変えた。
「なんや、自慰防止用のパーツだけしか外さんの?」
それは、いつもすべてを見透かしているような先輩が、初めて私に見せた表情だった。
とはいえ、私の次の行動で、先輩はいつもの表情を取り戻す。
「うふふ……やっぱり貞操帯そのものを外すんやんか」
その言葉には反応せず、先輩の股間を封印していた貞操帯の金属板をゆっくりと下ろす。
「うちのそこを見て、驚けへんの?」
彼女が訊ねたのは、大陰唇と陰核にもピアスが嵌められているからだろう。
だがその程度のことは、私にとって予想の範囲内だった。ピアス先輩は左耳のみならず、鼻中隔や舌にまでピアスを着けているのだから。
むしろ、感情が動いているのは先輩のほうだろう。
彼女は私が取り出してきたものを見て、頬をいっそう紅潮させた。
「それは……うちが買ったものの、一度しか試してなかった貞操帯の追加装備やないか。それに目をつけるとは、やっぱりきみはええ子や。自慰防止パーツを外したのは、それをつけるためやったんやな」
嬉しそうに言ったピアス先輩は、表情は変えないものの、頬を火照らせ朱に染めていた。
貞操帯に追加パーツ――2本の金属製ディルド――を取りつけているあいだも、それを前後の穴に挿入しているあいだも。
そう、先輩はディルドを挿入固定されれば、自分がどうなるか知っている。
そして、私も知っている。装着された2本のディルドを挿入、貞操帯で固定封印されれば、先輩はいつもの表情を保ってはいられない。
しばらくは平静を装っていられても、今まで誰にも見せたことのない表情を、やがて私にだけ見せてくれる。
そう確信しながら貞操帯を元に戻し、施錠してから先輩を見ると――。
「期待以上やわ……きみ、とんでもないサディストやなぁ」
潤んだ瞳を蕩かせながら、ピアス先輩が感極まったように告げた。