囚われ聖女の淫ら堕ち (Pixiv Fanbox)
Published:
2023-05-01 09:00:00
Imported:
2023-06
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強大な魔法の力と清廉な精神でもって、この町を護ってくださっていた聖女クリスティーナさまが、邪悪な帝国の手で捕らわれた。
もちろん、正々堂々の戦いに敗れたわけではない。卑劣なる帝国は、私たち町娘やほかの聖職者を人質に取り、聖女さまに投降を迫ったのだ。
そうして囚われの身となった聖女さまが、町の広場を連行されていく。
両腕をひとつに束ねる革袋の拘束具――アームバインダーという名の厳重拘束具だとはのちに知った――を嵌められて、呪文封じの口枷を装着されて、家畜のように首輪のリードを引かれ、私たちの前を引かれていく。
足下がおぼつかないのは、つま先立ちを強制する特殊な拘束ブーツを履かされているからだろう。あるいは厳重拘束具のせいで、バランスが取りづらいのかもしれない。
だが、聖女さまは諦めていない。
悔しさをにじませながらも、毅然としたようすを失っていない表情が、そのことを物語っている。
聖女さまなら、これからひと月のあいだ行なわれる調教にも屈しないだろう。
それがどういうものなのか、私には知るよしもないが、帝国の女将軍の手による調教なんかに、けっして負けたりしない。
私は、そう信じている。
私以外の娘たちも、そのことをけっして疑っていない。
だが、その1カ月後、私たちが見たのは――。
小説版も近日掲載予定です。