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兄に女装趣味があるのではー?


ある日、兄・翔也宛てに届いた荷物を間違えて見てしまい、

洋輔はそんな疑念を抱いたー。


しかし、深夜に洋輔の部屋を覗くと、そこにいたのは

謎の美少女。


一体、どういうことなのかー。

意味も分からぬまま、夜な夜な喘ぐその美少女にドキドキ

してしまった洋輔は、

兄が部屋を出た隙に兄の部屋に突入したものの…!?


☆前回はこちら↓☆

<女体化>兄貴の部屋から喘ぎ声②~深夜~

兄の翔也が、隠れて 女物の服やメイク用品を大量に買い込んでいることを 知ってしまった弟の洋輔。 ”兄貴に女装趣味があるのかー?” どうしてもそれが気になってしまった洋輔は、 ある日、深夜に兄の部屋をこっそり覗いたー。 がー… 兄の部屋にいたのは”女装した兄”ではなくー ”可愛らしい美少女”ー。 「え?誰ー…?」 ...

・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「女装じゃないよー」

兄の翔也がそんな風に呟くー


洋輔は困惑するー。


この部屋の中にいたチャイナドレスやセーラー服を着ていた

謎の美少女は、”俺だよ”と、言っていたー


でも、女装ではないー

それは、どういうことなのかー


「い…いやいやいやーー

 ーーってか、アレ誰だよ!?」


洋輔が思わずツッコミを入れるー。


「ーーーいや、だから俺だってー」

気まずそうにそう言い放つ翔也ー


「ーいやいやいや無理があんだろー?

 あんな声、兄貴が出すのか?

 兄貴が女みたいに喘ぐのか?


 っていうかー、顔も見たけど、

 どう考えても、あれ兄貴じゃないよなー?


 体格も違ったしー

 物理的におかしいっていうかー」


洋輔が困惑した様子のまま、そう言うとー


「た、体格!?ってー、え???どこから見たんだよ!?」

と、兄の俊也が困惑するー


”いけねっ!喘ぎ声が聞こえただけってことにしてたのに

 つい姿まで見たって言っちまったー”


洋輔はそう思いながら、慌てた様子で

目を逸らすと、「ーーい…いやー…そのーなんというかー」と、

誤魔化すような言葉を口にしたー


「ーーーー」

翔也は、そんな洋輔を見ると「ふぅ」とため息をついてからー

「まぁ…要するに、全部見られたってことなんだなー」と、呟くと

顔を赤らめながら、翔也は「いいよ。別に洋輔には隠すようなことじゃないし」

と、言葉を口にしながら立ち上がったー


「まず、洋輔が見たのは、俺だー。」

翔也が改めてそう言葉を口にするー。


「ーえぇっ?」

困惑する洋輔ー。


「で、でもー…あ、あんなー…

 身体まで細くなってー


 えっ…???

 えぇぇ…?」


洋輔は混乱しながら、そんな言葉をやっとの思いで吐き出すー。


すると、翔也が「はは…だよな」と、洋輔の

困惑振りに納得した様子で、

「でも、できるんだー」と言葉を口にしたー


「ーーあ、兄貴の女装スキルやべぇ…」

洋輔が驚きながら、そんな言葉を口走るー。


すると、翔也は「言ったろ?女装じゃないって」と、

笑いながら机の方に向かうー。


そして、机から取り出したのはー

”女体化”するための注射器だったー


「注射ー…?なんだよそれー…?」

洋輔が少し警戒したような表情を浮かべながら

座っていた椅子から立ち上がろうとするー


「ははー、びびるなってー

 別に”口封じのためにぷすっ!”とかやらねぇからさー」


翔也はそれだけ言うとー

「これはまぁ…説明するより、見てもらった方が早いな」と笑うー。


その言葉に、洋輔が心の準備をするよりも早くー

翔也は、自分の首筋にいきなり”プスッ!”と注射器を打ち込んだー


「はぁ!?あ、兄貴?」

洋輔は兄の意味不明な行動に思わず声を上げるー。


”この注射器が”何か知らなければ、

洋輔がこんな風に騒ぐのも当然と言えば当然のことだったー。


だがー

次の瞬間ー

兄の翔也が突然、うめき声のような声を上げ始めてー

その目を真っ赤に充血させたー。


「ひっ!?」

イスから転がり落ちる洋輔ー。


「ーーあ、兄貴が…も、モンスター化!?」

まるで、怪物映画が何かで、

人間が怪物化するようなー

そんな前触れに見えた洋輔は思わずそんな言葉を

口走りながら、情けない声を上げるー。


「ーーーおいおいおいー何びびってんだよー」

翔也が笑いながら言うー。


髪が伸びー、

顔立ちが変わりー、

胸が膨らみー

体格が一気に女性的になっていくー


「俺を化け物みたいな目で見てー」


そんな言葉を発した声が、途中から急に可愛らしくなってー

”女の子”の声へと変わるー。


「ーー!?!?!?!?」

洋輔が怯えた表情を浮かべながらも、

”えっ!?”というような驚きの表情に、表情を変えていくー。


目の前にいた兄・翔也が昨夜、窓の外から見た美少女の姿に

変わったからだー。


ドキッとしてしまう洋輔ー。


「はははー…だから言っただろ?女装じゃないってー」


ものすごく可愛い声でそう呟く翔也ー。

その言葉に再びドキドキしてしまいながら洋輔が

「え…え?でも、こんなことー」と、戸惑いの表情を浮かべると

「俺も最初はビビったよー」と、

美少女ボイスで、注射器を掴みながら言うー。


「でもさー、この注射器を使えば、性別を変えることができるんだー。」

翔也のそんな言葉に、

「あ、兄貴ー目が血走ってたから、怪物になるのかと思ったぞー」と、

洋輔が困惑した表情で呟いたー


「え?女になるとき、そんな風になってんの?」

翔也が意外そうな表情を浮かべながら言うー。


”女体化する瞬間ー”

翔也は”自分がどんな風に女体化しているのか”を、

鏡で見たことはないー。


そのためー、

目が血走ったりすることまでは知らなかったー


「ーーー…はははー ビビらせて悪かったなー」

翔也が何気なく洋輔の肩を叩くー。


「ーーーーあ……」

洋輔は、翔也の綺麗な色白の手が触れてドキッとしてしまいー

露骨に顔を赤らめるー


「な、なんだよー」

翔也が戸惑いながら洋輔のほうを見ると、

「な、なんだよ、じゃねぇよー

 そんな可愛い姿で触れられたらー…だ、誰だって!」と

顔を真っ赤にしながら反論する洋輔ー。


「いやぁーははは…なるほどぉ~

 もしかして洋輔ー…この姿だと、俺のこと好きになっちゃう?」


翔也が笑いながら言うと、

洋輔は「や…やめろ!頭がバグる!」と、目を逸らしたー


少しして、ようやく落ち着くと洋輔は

「ってことはー、女物の服を買ったり、メイク用品を買ってたのはー

 このためってことかー」と、

ようやく自分の中での謎が全て解けたことに、

満足そうな表情を浮かべたー


「ーそ。この前届いた服、まだ全部試してないけどー

 洋輔も見るか?


 自分で言うのもなんだけど、滅茶苦茶可愛いぜー?」


翔也はニヤニヤしながらそう呟くー

バニーガールの格好や、ラバースーツ、巫女服、

スクール水着ー

色々な服がダンボールの中に未開封のままーー。


「ーーう、うぉっ…」

洋輔はドキドキしながら、そんな服の数々を見つめるー。


”兄貴は女装趣味ではなくー

 そうー…女体化趣味だったんだー”


そんな、予想の斜め上を行く”答え”に洋輔は戸惑いながらも、

「な…なんかすげぇ…」と、

目をキラキラさせながら翔也のほうを見つめたー。


「ーーーへへへ…だろ?

 一度女になってみると、病みつきになるぜ?


 別に誰かを傷つけているわけでもないし、

 誰かを騙してるわけでもないからー 

 何にも悪いことしてるわけじゃないしなー」


翔也が可愛い姿のまま言うと、

「ーこれが他人の身体なら、勝手に色々なことをするのは

 ダメだけどー俺の身体ならー

 何しても、誰にも迷惑掛からないしー」

と、言葉を続けたー


「確かに」

洋輔が頷くと、

「ってか、その可愛い声でそういう言葉遣いも

 興奮するんだけど!?」と、少し困り果てた様子で叫ぶー。


「ーーはははー…ま、そういうことだからー

 声が聞こえちゃったならごめんなー

 今度からは気を付けるよー」


そう言うと、翔也は再び自分の首筋に注射器を打ち込みー、

そのまま男の姿へと戻ったー。


翔也が注射器をしまいながら、

洋輔に女体化のことを話しかけていると、

洋輔が「兄貴ー…あのさー」と、神妙な面持ちで言葉を

口にしたー。


「ん?」

翔也が首を傾げながら振り返ると、

洋輔は「ーーーその…それー…」と、

注射器が入った容器のほうを指さしながら呟くー。


「ん?」

翔也がなおも首を傾げるー。


そんな様子を見て、洋輔は

「そ、それ…俺もできるのか?」と、

顔を赤らめながら言葉を口にしたー。


そんな洋輔の言葉に、翔也は

「あ!……あ~~~なるほど~」と、

ニヤニヤしながら笑うー。


「洋輔も、やりたいんだな?」

翔也の言葉に、洋輔は顔を赤らめながら

「ーーー…い、いやー…そ、そのー

 興味があるっていうかー体験してみたいっていうかー

 ほ、ほら、男と女の違いをー」

と、恥ずかしそうに言葉を口にしたー


「はははー照れるな照れるな!

 別に全然構わないしー

 

 あ、ただ!あんま人には言うなよ?

 さすがに噂が広まりすぎちゃうと、

 ”その注射器よこせ!”みたいなやつも出て来るかも

 しれないしー


 洋輔だから、話したんだからな?」


翔也がそう確認するように言葉を口にすると、

洋輔は「分かってるよー。誰にも言わない」と、

笑いながら返事をしたー


翔也はそんな洋輔の反応を見て「よし」と、安心すると、

注射器の使い方を洋輔に説明したー。


使い方、と言ってもそれほど難しいことではないー。

自分の首筋にぷすっ!と打ち込むだけだー。


「ーーーそれにしても…

 まさか兄貴だったとはなぁ~


 部屋にいるあの可愛い子、誰なんだ!?

 って、一目惚れしてたのにー」


洋輔が笑いながらそんな言葉を口にするとー

「兄に惚れるな!」と、翔也が笑いながら返事をするー。


「ーーー兄貴だと分かってたら惚れねぇよ」

洋輔はそんなことを口にしながらー

兄の翔也と同じようにー

”女体化”を楽しむためー、

自分の首筋に注射器を打ち込んだー。


その直後ー

身体中に変化が現れるー。


まるで、泡に包まれたかのようなー

何とも言えない、刺激を感じるけれど、

心地よい、そんな感じの不思議な感覚ー


髪が伸びるのを感じるー

胸が膨らむのを感じるー

体格が変化していくのを感じるー

アレが縮んでいくのを感じるー


急速に身体が変化していく感覚はー

もはや言葉では言い表すことのできないような、

人生で初めての、不思議すぎる、としか言いようのない

そんな感覚だったー


「ーーーおぉ…」

女体化が終わり、洋輔がその刺激の余韻に浸るー。


そして、自分の声が変わっていることにも気づくー


男としての声ではなくー、

少し低い感じの声ー


「ーーあ…」

兄の翔也は、そんな洋輔の姿を見つめながら苦笑いしたー


「ーえ…?な、何その笑いはー?」

洋輔が、自分の口から自分の声じゃない声が出ていることに

違和感を感じながらも、翔也の方を見るとー

「その…なんだー…うんーまぁ、そういうこともあるさ」と、

洋輔の肩をポン、と叩いたー。


そしてー

部屋の隅に置いてあった姿見のほうを指さす翔也ー。


洋輔が困惑しながら、鏡のほうを見るとー

そこにはーーー


あまりに特徴的過ぎる顔立ちー

太った体格ー

お世辞にも綺麗とは言えない生足ー

そしてー、傷んだ髪ー


そんなー

”美少女”とは程遠いー、

太った少女の姿があったー


「人間、見かけが全てじゃないから」

翔也がそう言葉を口にすると、

洋輔は呆然としながら

「え…な、なんで?」と、言葉を口にするー


「し、知らねぇよー

 確かに説明書には”性別が変わる”としか書いてなかったしー

 まぁ、そういうこともあるんだろうなー」


翔也がそう呟くと、

洋輔は「何で兄貴だけ美少女なんだよ!ずるい!」と、

悔しそうに言葉を口にしたー


「ーーなんでなんだろうなー…

 特に設定とかできるわけじゃないしー…

 俺と洋輔、どっちかって言えば、洋輔の方がイケメンだしー」


翔也はそう言いながら

「ま、俺はラッキーだったってことだな!」と、

笑いながら言ったー。


翔也によれば”毎回”同じ姿に女体化するためー、

この注射器は恐らく

”もしも自分が別の性別で生まれたら”の姿を再現するもの”

なのではないか、とのことだったー


と、いうことはー


「くそっー!俺は兄貴みたいに美少女姿で

 お楽しみはできないのかよ!」


洋輔がさらに悔しそうに声を上げるー。


「ーーーははは…まぁまぁ…」

翔也は少し苦笑いしながら、そんな洋輔を慰めるー。


「くっそ~~~!

 このポンコツ注射器め!」


洋輔は、何気なくー

ちょっとムッとして、注射器を思わず壁に投げつけたー


するとーー

信じられないことが起きたー


壁に投げつけた注射器がー

音を立てて砕けてー

そのまま床に落下したのだー


「ーーーえ」


「ーーーーは???」


思ったよりも脆くー

注射器が壊れてしまったー


「ーーーーえ????」

洋輔は唖然としたまま、壊れた注射器を見つめるー


「ーーーーは…?????」

兄の翔也は呆然としながら洋輔のほうを見つめるとー


「ーー洋輔ーー

 お前ーーー…


 やらかしたなー…」


翔也はそんな言葉を口にするとー、

”女体化したままの洋輔”を見つめながらー

「ーー元にー…戻れないぞお前ー」と、

困惑の言葉を口にしたー。



おわり


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


コメント


比較的平和な(?)女体化モノでした~!


洋輔くんも、これから自分磨きをすれば

何とか美少女ライフを楽しめる…かもしれませんネ~


お読み下さりありがとうございました!!

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