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「ーーよっしゃ!次は西崎(にしざき)先生の授業だぜ!」

「ーお前、本当に西崎先生好きだなぁ…」


とある高校の昼休みー

男子生徒たちが、そんな会話を繰り広げていたー。


西崎 琴美(にしざき ことみ)ー

2年前からこの高校で社会科を担当している先生で、

20代中盤の若い先生であることから、生徒たちとの距離感も近く、

優しく、真面目なことから、生徒たちからは

”お姉ちゃん”のような感じで慕われているー。


教師の中での評判も悪くなく、

怠けている先生がいると”西崎先生を見習え”と

言われることもあるほど、”お手本”になっているー。


そしてー


「いやぁ~だって、クラスの女子より西崎先生のほうが

 可愛いしさぁ~」


男子生徒の一人、篠原 智樹(しのはら ともき)が

笑いながら言うー。


そうー

西崎先生はとても”美人”と言える容姿の持ち主でもあり、

一部の男子生徒たちからは”そっちの理由”でも人気が高かったー


「ーーお前…今、窓際の女子から睨まれてたぞ」

クールな性格の男子生徒・譲司(じょうし)が、苦笑いしながら言うと、

智樹は「だってホントだろ!」と、笑うー。


そうこうしているうちに、社会科の西崎先生がやってきて

笑顔で挨拶をし始めるー


西崎先生は新任の先生としてこの学校にやってきた時から

ほとんどずっとスーツ姿だが、

スーツの上からでもわかるスタイルの良さに

智樹は今日もニヤニヤしていたー


「せんせ~!篠原がまた、西崎先生見てドキドキしてる!」

と、揶揄うクラスメイトの声が響き渡るー


「ーーえ~?本当に~?」

苦笑いしながらも、西崎先生は、

「でも、今は授業に集中してね!」と、智樹に言い放つと、

智樹は「し、し、し、してません! ドキドキ してません!」と、

顔を真っ赤にしながら首を小刻みに何度か、

横に振るのだったー。



いつも通り、授業は進みー、

授業の終わりの時間が近づいてくるー。


生徒たちが楽しく授業をできるように、

ユーモアを交えながら説明しつつ、

しっかりと教えなければいけない部分、

締めるべき部分はしっかりと締めるバランスの良い授業を行う

西崎先生ー


先生自体だけではなく、先生の授業自体も、生徒たちからの

評判は良かったー。


「今度のテストでは、今日やった部分が出る… ”かも”

 しれないので、みんな気を付けてね~!」

西崎先生が最後にそう言うと、

「ーでた!”かも”」と、一人の男子生徒が笑うー


「ー前回、西崎先生がそう言ってたから勉強した場所、

 テストに出なかったんだよなぁ~」


お調子者の男子がそう言うと、

西崎先生は「”かも” だから ”かも!」と、笑いながら

「テスト範囲の部分を全部、テストに入れたら1000問ぐらいに

 なっちゃうかもだし」と、呟くー


「そ、それは嫌だなー…」

男子生徒が笑いながら首を振ると、

西崎先生は「じゃあ、今日はここまでですー。お疲れ様でした」と、

この日の社会科の授業は終わりを告げたー。


休み時間に入り、片付けをしながら

女子生徒たちと雑談をしている西崎先生ー


特に、生徒会副会長の松川 恵(まつかわ めぐみ)は、

西崎先生にとてもよく懐いていて、西崎先生とよく会話を

しているのを見かけるー。


「ーーあぁ~絵になるなぁ~」

智樹が笑いながら呟くと、

近くにいた譲司は、

「ーお前、顔が歪んでるぞ」と、ツッコミを入れたー。


教師の中でトップクラスの美人である西崎先生と、

クラスメイトの中で一番可愛い…と、智樹が思っている恵が

話をしているー


それだけで絵になるし、

智樹はそれだけで、ご飯を12杯は食べることができる、と

そんな風に思いながらニヤニヤしてその光景を見つめるー


やがてー

西崎先生は「じゃあ、次の授業も頑張ってね」と、恵や他の女子に

声をかけてから立ち去っていくー。


女子からも慕われていて、男子からの人気も高いー。


西崎先生は、そんな”評判の良い”先生だったー


今日ー

この日まではー。


5時間目の授業を終えて職員室に一度戻るため、

廊下を歩く西崎先生ー。

そんな彼女の反対側からやってきた、少し薄汚れた服装の男ー


「ーこんにちは」

西崎先生は、嫌な顔一つせずに、愛想よく挨拶をするー


「へへ…どうも」

男は別に不審者ではないー。

この学校で用務員として働いている

鷲海 大輔(わしみ だいすけ)という男だー。


大輔とすれ違いざまに挨拶を交わした西崎先生は、

特に何も思わず、そのまま職員室の方に向かって歩いていくー


だがー

大輔は、西崎先生とすれ違ったあとに立ち止まって

振り返ると、下品な笑みを浮かべたー


「ーーーへへへ…今日もエロイねぇ…」

と、呟きながらー。


そして、彼は今日”最悪の計画”を実行に移そうとしていたー。


薄汚れたポケットから小さな容器を取り出すと、

ニヤァ…と、口元を歪める大輔ー


その手に握られているのは、憑依薬ー。

何も知らずに職員室の方に向かっていく西崎先生の

後ろ姿を見つめながら、目を細めた大輔はー

”そのエロイ身体…俺が貰っちゃうよー”と、

興奮を隠しきれない様子で、静かに囁いたー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


放課後ー


西崎先生が職員室で、放課後に残していたやることを終えると、

帰宅の準備を始めるー。


「ーーお先に失礼しますー」

西崎先生が頭を下げると、

「ーお疲れ様ー」と、主任の男性教師が穏やかに返事をしたー。


他の残っている先生たちにも会釈したり、

挨拶しながら職員室の外に出た西崎先生は、

いつものように、学校の出口に向かって歩いていたー。


既に、下校の時間になってから1時間以上が経過しているため、

部活などで残っている生徒たち以外は、

下校している時間帯だー。


普段の賑やかな校舎とは”また違う顔”を見せている校舎内を

歩きながら、西崎先生は

”先生として”ではなく”自分のこと”を頭の中で

考え始めるー。


西崎先生は現在、一人暮らしー。

大学時代からの付き合いで、お互いに結婚を考えている彼氏が

いるものの、”お互いに生活が安定して、落ち着いたら”という

約束を二人でしているため、まだ、結婚には至っていないー。


”今日は帰ったらまず、晩御飯の支度をー…”


どんなに人気の教師だって、人間だー。

西崎先生も、24時間365日ずっと”先生”なわけではないー。

彼女にも、ちゃんと自分の生活があるー。


「ーーあのーーすみません!」

その時だったー

背後から、少しかすれたような独特な響きの声が聞こえるー


「ーーあ、はい」

西崎先生が振り返ると、そこには用務員の大輔の姿があったー


「あ、鷲尾さんー。お疲れ様です」

西崎先生が頭を下げると、

「実はーちょっと困ったことがあってー…こっちなんですけどー」

普段、使われていない教室のほうを指差す大輔ー。


「ーーどうか、したんですかー?」

西崎先生が少し不思議そうにそう尋ねると、

大輔は「えぇ、えぇ、ちょっと、見慣れないものが落ちてましてねー」

と、西崎先生を、少子化により使われなくなった”元教室”の一室へと

招き入れるー。


「ーーー…」

だがー

その教室に入っても”今はもう使われていない机”が

並んでいるだけで、特に変わったところはないー。


「ーーあの…見慣れないものっていうのはー…?」

西崎先生がそう呟いて振り返ると、

後からその教室に入ってきた大輔が、教室の扉を閉めて、

内側から鍵をかけたー。


もう一方の扉は使われていない机で封鎖されていて、

すぐに開けるのは、難しいー。


「ーーえ…?」

西崎先生が途端に困惑した表情を浮かべると、大輔は

笑みを浮かべたー。


「ー先生さぁ、エロすぎるんだよー

 そんなスタイルのいい身体で、そんなスーツを着られるとさ…

 えへへへ…

 俺さ、毎晩、先生で抜いてるんだよねー


 だってさぁ、エロイんだもんー。

 仕方ねぇよなぁ」


大輔の言葉に、西崎先生は「な…何を言ってるんですか?」と

困惑の表情を浮かべるー。


「ーーへへへへ そういう真面目で初々しいところもいいねぇ

 ゾクゾクするなァ…」


ペロリと唇を舐めて「げへへへへへへへ!」と笑う大輔ー。


「ーー……ちょ……な、何なんですか!?やめてくださいー!」

壁際に追い込まれていく西崎先生ー


「ーーへへへへへ…

 怖がらなくていいのさァ…!

 ちょ~っと、先生のそのエロイ身体を借りたいだけだからさー」


迫り来る大輔ー。


西崎先生は、乱暴をされると思い、悲鳴を上げたー。


だがー

大輔はそんなこともお構いなしに

西崎先生の目の前までやってくると

「ま、返すかどうかは、分かんねぇけどな!」と、

言い放つとー、

そのまま西崎先生に無理やりキスをしたー。


もがく西崎先生ー。

大輔の身体が突然不自然な光を帯びてー

”吸い込まれる”ようにして、西崎先生の中に入って行くー


「ーーー…あ… ぁ… あ…」

ピクピクと震えながら、しばらく苦しそうにしていた

西崎先生は、やがて、ガクッと首だけ下を向くと、

少ししてから、ゆらりと顔を上げたー。


「ーーーへへ… へ…へへへへへ…」

恐怖に歪んでいた表情に、途端に笑顔が浮かび、

西崎先生は、スーツの上からお尻を触り始めるー


「ーふぁぁぁぁ…エロイケツだぜ…げへへへへへ」

西崎先生の”声”で、とんでもない言葉を口にするー。


歪んだ笑みを浮かべながら、自分のお尻を触り、

しばらく興奮していると、やがて西崎先生はペロリと

唇を舐めてからー

廊下に向かって歩き始めるー


「ーー西崎 琴美 げぇ~っと…♡」

西崎先生は、小声でそう呟くと、笑みを浮かべながら

学校の正門をくぐり、そのまま何事もなかったかのように、

外に向かって歩き始めたー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


帰宅した西崎先生は、スーツの上から胸を揉み始めるー


「はぁぁぁ…ずっと触りたかったんだよなぁ…

 ぐへ…ぐへへへへへへへ♡」


鏡の前で蟹股になって両手で胸を揉みながら、

しかも下品な笑みを浮かべているー


普段の西崎先生からは、信じられない姿だー。


もちろん、先生として振る舞っている時と

プライベートの西崎先生は、全く同じ振る舞いではないが、

少なくとも、こんなことはしないー


「ーーすげぇなこれ…へへへへ…」

嬉しそうに、噛みしめるように胸を揉み続ける

西崎先生ー。


やがて、お尻を触ったり、

指を舐めたりー

髪の毛をいじったり、

散々、身体の色々な部分を弄ぶと、

鏡の前で、お願いするようなポーズを取りながら

「鷲尾さん…わたし、鷲尾さんが大好きです♡」と、

甘い声で囁かせてみたー


「ーーうっ…うへええええええ♡」

西崎先生は、自分の口から出た言葉で

顔を真っ赤にして興奮するー。


興奮しているのは、西崎先生に憑依した大輔だが、

今、その身体は西崎先生の身体ー。

大輔の意思に従って興奮するのは、大輔の身体ではなく

西崎先生の身体だー


「ーわたしと、結婚してください…♡」

西崎先生にそう言わせて満足そうに笑みを浮かべるー


さらにはー

「ーーわたしは鷲尾 琴美ー」と、

勝手に”大輔の名字”を名乗らせて

結婚したつもりになるー


「ーーふへっ♡ えへっ♡ えへへへへへへへっ」

下品な笑みを浮かべると、西崎先生は、

「さ~て…たっぷりオナる前にー」と、

コンビニで買ってきたホットスナックの焼き鳥と

ビールと枝豆を手にして笑うー


「ー華奢な先生でも、やっぱ腹は減るんだよなぁ~」

と、髪を掻きむしってボサボサにしながら、

ビールの缶を開けて、

焼き鳥を口にし始めたー


”普段、こんなモン食うのかな?”と

思うだけで興奮してはー


”こんな汚い食べ方はしないんだろうなァ”

などと思いながら興奮するー


何をさせても興奮しながら

限界までゾクゾクを高めると

ようやくビールを飲み終えて

顔を赤らめながら、西崎先生は呟いたー


「ーへへへへ すぐ酔っちゃうんだなこの女ー

 まぁ…ちょうどいいやー」


今夜はたっぷり西崎先生でお楽しみー


そしてー

明日はー


”帰りに買ってきたもの”が入っている

大きな紙袋を見つめながら、

西崎先生は不気味な笑みを浮かべたー


「ガキに、保健体育の授業、してあげなくちゃね♡」


と、呟きながらー。



②へ続く


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


コメント


今月最初のお話は先生が憑依されるお話デス~!☆

ゾクゾク要素が多めな作品なので、

たっぷり皆様の欲望を満たしてくださいネ~(笑)


お読み下さりありがとうございました~!

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