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  • イフウエディング_序幻.mp4

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イフウエディング_序幻



「あ、あなた……」


愛しい女がいた。


「なんだマリアン。今さら恥ずかしがってるのか」


「だ、だって仕方ないじゃない……こんな形で愛し合うなんて……想像してなかったんだもの」


朱がさした顔を背けるマリアン。

薄いウエディングドレスから透ける女性らしい丸みを帯びたメロンは。上気した頬には羞恥と期待が交わっている。


もじもじと体を震わせる度にプルプルと大きな乳が震える。その純真な所作はまるで無垢な少女を思わせた。


「なに今更恥ずかしがってるんだ。お持ち帰りしてからさんざん――」


「い、いわないで……! 思い出したら……体また変になっちゃうから」

可愛くうめくマリアンに嗜虐心を刺激される。


「こんな風にか?」


マリアンの胸に手をおく。

そして――揉む。


「あんっ!?」


むにゅううううううううう♥


信じられない位やわらかな乳が指にズブブブブゥ♥っと沈んでいく。

俺はマリアンの乳を強く揉んだ。


「あっ♥あっ♥あっ♥」


乳につまったミルクじみたフェロモンがパフンっと溢れるように、マリアンの体から匂う甘いフェロモン。


「あんあんあんあん♥」


乳を揉まれ、あんあんと喘ぐ様は淫乱の一言。


最後にぎゅっと花嫁の巨乳をぎゅっと掴む。


「あぁうっ♥」


ビクンっと、仰け反るマリアン。そしてギュっと掴んだ巨乳をパッと離した。


「はぁぅっ♥」


ブルン♥


マリアンの巨乳が揺れた。

乳をもんだだけで、エロい反応を返す花嫁に俺は呆れたように言う。


「やはりヘルヘブンの女だな。表面的におとなしくなろうと……淫靡さは変わらない」


「うぅっ…………」


マリアンが涙目になる。


「や、やっぱり私なんか駄目だよね……」


「……ん?」


「所詮は使い捨てだし……いっぱいいるし……」


「……おいっ」


「あなたとこうしてるのなんて本当は……」


「……」

「んんっ!?」


俺はマリアンの口を唇でふさいだ。


「んっくちゅっ……んむっ……♥」


キスを交わす。


「あっ、ちゅっ……ちゅむっ……」

はじめはゆっくりと。


「んっ♥ んっ♥ んんんっ♥」

徐々に激しく――愛情を示すように。


「くちゅっ……あむっ……ん……くちゅちゅっ……んっ♥」

深いキスを交わす。


「ふぁっ♥」


プハッ……と唇をはなす。


「あぁっ……」


キスをした後のマリアンの頬の朱は艶を増していた。


「どうだっていい。俺がお前を欲しいといったんだ。拒否権はない」


「あなた……」


抱きしめると熱があった。かすかに震えていたマリアンの体が徐々におさまっていく。


「……本当にあなたとこうなるなんて思ってなかったわ」


「いやか?」


「ううん、あなたとこうしていると……とっても嬉しいの」

マリアンは静かに語る。

「任務に失敗しても殺されてたわ。私はあの時私達は……■■■■の命令であなたを襲っていたの」


「そこで俺はお前を持ち帰って……」


「……うん」


「色々、ヤりまくって……こうなってるわけだが」


「うっ、うんっ……!」

恥ずかしそうに顔を背けるマリアンのウエディング巨乳がパルンっと震える。


「俺が殺さなかったらどうなってた?」


「失敗して帰っても魔生物の餌にされていたかもしれないわ……。

どのみち私達に生きる道はなかったのかもしれないけど……ヘルヘブンでは当たり前の事だった」


だって、と続ける。


「使い捨ての女戦闘員だもの」


ウエディングドレスを身に纏ったマリアンが微笑む。

諦観、自虐の色は希薄だった。


あの洞窟で容赦なく屠っていたはずのヘルヘブン女戦闘員マリアン・ノーバ。


「こうなってる状況はありえないって事か」


「そうね……。

でも……ありえない事をやるのが……あなただって事もわかってきたわ」


「只の日本人だけどな」


「そ、そうかしら……やっぱりそれは違う気がするんだけど」


焦るマリアン。


「私、あなたを受け止めきれるかな……」


「セックスで死ぬって事か?」


「そ、それもあるけど……」


あるのかよ……


「だって私、ザコだし……」


直球だな。


「力じゃ絶対叶わないし……あの時の戦いもあなたが殺す気で戦ったら……」


「戦ったら?」


「私まっさきに殺されちゃってたと思う」


「じゃあ今頃は魔物の餌だな……いや、処分かな」


「うぅっ……」


マリアンが泣き出す。

こういう真っ当な感情を出せるようになったのはやはりいい事だと思う。


「冗談だ」


少しいいすぎたな、と反省し再びマリアンを抱きしめ、不安そうな彼女を安心させる。


「そんな事、俺がさせないさ」

誠実に、この気持ちが届くように。


「……うんっ♥」

髪をなでるとマリアンは安心したように微笑む。

そして――


「あの、その……ウエディングドレスを着てるって事は私……あなたの……ものになるのよね」


目を真っ直ぐ俺に向けてきた。


「そうだ。お前は俺のものだ」


「……うん」


「あの、その……エッチ……するよね」


「三日三晩ずっと休まず本気で種付けしてやる」


「うぅっ……」


顔を赤らめながら、ヒクヒクと、イヤらしくマリアンの秘部が蠢く。

体は正直に反応しているらしい。


「赤ちゃんできちゃうかも……」

「そうだな……嫌か」


「そんなわけ……ない!」

潤んだ瞳を俺に向ける。

「あなたとの赤ちゃんなら私、絶対に幸せにするわ」

マリアンは聖女のように微笑んだ。


「それはいい事だが……気が早いな。

まずは……お前を幸せにしないとな」


「えっ……」


「ある意味、お前達には最も縁遠いもんだろう。お前は俺の■■になったんだ。幸せにするのは当たり前だろう。なんせ俺は■■を守る■■だからな」


「……あなた」


「お前は、俺が守るよ」


「あっ……」

優しい風が吹かれたように彼女がほぉっと息を吐いた。

「あぁっ……」

女の瞳は蒼き生を写し出していた。

希望ある生。

希望の風に吹かれたように、マリアンの根底に横たわっていた不安や畏れが消えていく。


「私に本当の女の悦びを教えてくれたのは……あなた……」

目には涙が浮かんでいた。


「愛してるわ……あなた」


満面に幸せをたたえたマリアン。


俺は彼女と――




「――!!」

目の前には死体があった。

女の死体だ。

マリアン・ノーバ。

先ほど屠った女戦闘員の死体だ。

只戦い、只屠った女の姿があった。


その瞳はただ「虚無」を写し出していた。

未来がない――無だ。


グラマラスな肉体。女の発育は本来

セックスしても子供など生まれるはずはない。


「……この感覚は」

力が流れる。そんな感覚があった。

幻現と共に力が流れ込んできた様な。

だが夢でも妄想でもない、確かな現実感があった。

まるであれも一つの世界の現実のような。


「……今は今だ」


思索を断ち切る。

この感覚も今更だった。


屠った。

その選択が草薙の現実。

何かの可能性を振り切った。

今までと同じように。

あの時もあの時もあの時もあの時もあの時もあの時もあの時もあの時も。

別の道はあった。選ぶ事はできた。

だが選ばなかった。だから今ここで一人ここにいるのだ。

振り切ったもの。それが一つ増えた、それだけの事ではあった。


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