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こんにちは、小日向ほしみです。


今回は過去の絵を載せるシリーズでございます。

高校生の頃描いた美術系の絵!当時通っていた画塾で描いたものです。





定番の石膏デッサン。これはマルスですねー。

石膏デッサン途中のものがいくつかあったけど、完成してるものがあんま手元に残ってなかった。そしてこれ下手だな。

決して謙遜とかではなく、それなりの美術大学受ける人の中だったらこれは下手な方ですね…。上手い人はほんと上手いんですよね石膏…。


石膏デッサンでよく言われたのは、全体のバランスを見ること。

絵を描いてると、目を引かれる部分に力入れて描きがちになるんですよね、こういう石膏像とか人の形をしたものだと特に。

髪とか、顔とか、描き込みがどうしても細かくなる部分ってどんどん集中して吸い込まれるようにそこのディティールばっかりやたら時間かけちゃうんですけど、はいもう制作時間終わりって言われて絵の全体を見たとき不自然だったりするんですよね。描き込みに妙にムラがあって。

人の目を引く部分をしっかり描き込んで、他は少し力抜くのって表現として大事で良いことなんですけど、意外と高度なテクニックなんですよね。全体のバランスはちゃんと意識しないとなんだか不自然になりがちで…。

これはわたしのイラストの課題でもあって、イラストでもやっぱり女の子の顔とか髪とかはやたら力を入れて描いて、でも身体は部分的に不自然で…みたいなことが割と起きてしまってたんですが、意識して気をつけるようにしてて近年はだいぶ改善されてきたように思います。絵の全体感を見失わない重要性…!







手のデッサン。紙テープを持ってる手を描くみたいな課題だったのかなたぶん…。

高3のときに描いたものだと思う。

これは割と完成度いい感じだなぁ。あんま覚えてないけど6〜7時間くらいで描いたのかなぁ。

指紋の描き込みとかも良い感じ。今このくらいのクオリティで手のデッサン描けって言われてももう描けないかもしれない…。






これも手のデッサン。

紙コップと手を描けみたいな課題だったんだと思う。

潰した紙コップ割と上手いけど手があんま上手くないなこれは!w






これは静物デッサン。りんご、タオル、レンガ、紙テープ、石膏でできた立方体、コップを自分で良い感じに配置して描くみたいなやつだった気がします。

これ制限時間が短かかった記憶があります。(大体どの課題も○時間以内に描くみたいな制限がある)

なので所々荒くてこれは完成してないです。でもタオルの質感とコップの表現は良い感じだな。


こういう材質の違うものを色々描く課題は苦手だったけど勉強になったなと思います。

今でも仕事のイラストに関して、服の素材を意識して塗った方がいいよとか、材質意識することに関して担当の編集さんとかからアドバイスされたりするので、これも根本的に課題は変わってないというか、こういうデッサンとか基礎的なことと繋がっているのかなぁと思ったりするのです。






これは静物をアクリル絵の具で描いたもの。木のブロックと、金属で出来た球体と、ZIMAの瓶と、ビート板みたいな素材の繋げれるマットみたいなやつ。

描いたの高1のときかなぁ、いや高2か…?

遠目に見るとデジタルで描いたかのような感じだけど、ちょっと拡大するだけで絵の具感すごいな。

もう今ではこういうの描けない気がする!絵の具でこういうの描くの難しいよ、苦手。当時よく描けたなぁ。




とりあえず今日はこんな感じで。

以前も書いたと思いますし、上でも書きましたがお仕事のイラストでもっとこうした方がいいよってアドバイスされた時とか、自分で自分の絵を見てなんだかなぁと悩んだ時とか、高校時代画塾で先生に言われたことを思い出すことが多々あるんですよね。

今回載せたようなデッサンとかとキャラクターイラストとでは題材も画材も何もかも全然違う訳じゃないですか。でも不思議なことに行き詰まる点は類似してたりするんですよね…。

そして別に基礎とか勉強してなくても良いイラスト描く作家さんはたくさんいますが、わたしは特別才能がある訳でもなく頭の硬い人間なのでこういう基礎っぽいことをやっていて結果的に助けられたかなと思います(=▽=;)


画塾ではみんなの前で絵を講評されたりする訳で、その経験も自分を強くしたような気がします。

担当の編集さんとかから絵をダメ出しされて心折れちゃう作家さんもごく稀にいると聞いたことあるんですが、わたしはそういうの一切なかったですね…。

担当さんどころか画塾で大勢の前で先生から何度も自分の絵についてあれこれ言われて来てるんで慣れてるんですよね…w


自分の絵のダメなところを他人からハッキリ言われたり、反省点を大勢の前で自覚させられたり、そういうのも高校生のうちにしていて良かった大切な経験だったなと思います。

絵に関して向上心があるなら、プライドが肥大して絵に関して指摘された時に素直に受け取れなかったりするのって絶対良くないから…。

あまりにも的外れだったり絵に関して分かってないだろって人から何か言われたら流石に「え??」って思うと思いますけどね!w

仕事で関わる人とかで的外れなアドバイスするような人は基本的にいないので、指摘されたことにはきっちり向き合っていきたいなと思っています。





それでは今日はこれで!

また更新します〜!!

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Comments

塚本 久

こひ先生〜! おつかれさまです。 画塾で描かれた作品!ページの雰囲気がいつもと違って感じます。 紙テープを持った手のデッサン、特にかっこいいと思いました。 石膏も静物も全て鉛筆で描くのですよね?(濃い部分、薄い部分を見て思。) 普段、キャラクターのイラストがメインで且つ、デッサンの絵を見る機会が無いためとても新鮮に感じます。 描いた絵を大勢の前で講評される...繰り返していくと心が強くなる...この頃から鍛えられているのですね。 どんどん推したさが増してきました。ありがとうございます!